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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
10月が来ても杉山清貴&オメガトライブ「ふたりの夏物語」
ネットニュースを見るようになったせいでなく、昔から新聞は、
出勤前に、まずテレビ欄で目ぼしい番組を確認し、それから、
1面と3面の見出しを流し読みする程度だが、9月の半ばに、
テレビ欄に、杉山清貴&オメガトライブの広告が大きく載る。

5月にオリジナルメンバーでライブをして、そのブルーレイが、
発売される予告で、来年には全国ツアーとも書かれているが、
「再集結ライブ」とあり、再結成ではないのは、新曲は出さず、
このライブ、ツアーのみに集まるからという意味合いだろうか。

オメトラの集結は、これまたDVD化された2004年にもあり、
この時は、著作権の関係か、オメトラとは名乗れなかったし、
それ以前、WOWOWが中継した杉山のライブのアンコールで、
サプライズでオメトラが登場、2曲演奏して驚いたことがある。

このご時世にあって、オリジナルメンバーが1人も欠けずに、
再び集まれるのは、奇跡に近い気もして、2014年の野音は、
スケジュールの都合で、ギターの高島を除くメンバーが集まり、
数曲演奏したそうだが、今回は全員で、しかも全国ツアーまで。

この十数年、ポール・マッカートニーが来日しようが、ユーミン、
山下達郎が全国ツアーをしようが、まったくライブには行かず、
オメトラも見に行く予定はないが、どの曲を野音でやったのか、
全国ツアーはどこを回るのか、興味があったのでネットで検索。

すると、ライブ情報や発売したブルーレイ、ベスト盤CD以外に、
「杉山清貴&オメガトライブ 35年目の真実」という本がヒット、
杉山本人はもちろん、大半の曲を作・編曲した林哲司はじめ、
今剛、村上ポンタのインタビューに、全曲トラックシートも付く。

「真実」などと銘打って、あたかも暴露本のようなタイトルだが、
内容はサウンド分析が主で、ただ、実際に演奏していたのが、
スタジオミュージシャンというのは、ある意味、暴露に近いから、
「ファンは、私たち騙されていたの?と思わないで」だそうだ。

オメガトライブのメンバーが、レコードで演奏していないのは、
公然の事実だと思っていたし、全曲ボックスセットの付録には、
発売当時のアルバムにはなかった、スタジオミュージシャンが、
各曲でクレジットされていると聞いていたが、違ったのだろうか。

「35年目の真実」には、ボックスセットのためのインタビューで、
藤田プロデューサーが、スタジオミュージシャンに言及した際、
スタッフが何度も、それをブックレットに掲載して本当に良いか、
念を押したと書いてあり、そこまで秘密なのか、大袈裟な気も。

オメガトライブがデビューした時、杉山の歌声を聴いて、すぐに、
これは、ポプコンに出ていた「きゅうてぃぱんちょす」の人だ思い、
テレビからカセットに録音した関東甲信越大会のテープを出し、
曲名紹介で、作曲者として杉山の名前が呼ばれるのを確認した。

杉山のボーカルがずば抜けていたのはもちろん、バンド演奏も、
AORの最先端に近いアレンジで上手かったが、オメトラとなって、
デビューした曲「サマー・サスピション」と聴き比べると、差は歴然、
ライブハウスで鍛えたとは言っても、ここまでの演奏は無理だろう。

自分がギターを弾くので、特にギタリストは厳しくチェックしていて、
テレビでは、レコードのギターソロが弾けてないし、ツインのハモも、
フレーズを簡単に変更していて、さらにアルバムが出ると、こちらは、
どう聴いても、松原正樹や今剛だろうというソロにカッティングの音。

オメトラの演奏が下手なのではなく、昔から、新人バンドになんか、
高額な録音スタジオを、延々と使わせるわけにはいかないという、
レコード会社の事情があるから、スタジオミュージシャンの起用は、
当然で、その分オメトラは、その時間をメディア露出に向けたとか。

ビートルズは、自作自演にこだわったから、デビューアルバムでも、
楽曲提供はなしで、自作曲とカバー曲を4人で演奏させてもらうが、
先行シングル以外の全曲を、1日でレコーディングしたのは有名で、
新人バンドがスタジオで時間をかけるなんて、ほとんど無理な話。

それでも、ビートルズは売れたから、次第にスタジオを自由に使い、
後期には、レコーディングバンドとなっていくし、オメトラでも同様で、
4枚目あたりからは、リズム隊のベーシックトラック以外は自分たち、
解散が決まった5枚目は、基本的にメンバーが演奏だと思っていた。

ところが、この本によれば、最後まで演奏はスタジオミュージシャン、
そのうえ、コーラスも、デビューから解散まで、メンバーは参加せず、
杉山がソロデビューした際に、クレジットされている木戸やすひろ、
比山貴咏志が歌っていて、これじゃあメンバーも嫌気がさすだろう。

杉山の公式サイトには、こうしたプロジェクト形式に納得できないと、
ベースの大島が、デビュー当日になって、解散を切り出したとあり、
ギターの吉田は途中で脱退、杉山がソロになり、カルロス・トシキを、
新ボーカルに迎えたオメトラに残ったのは、高島と西原の2人だけ。

昔からバンドの脱退劇や解散は、音楽性でなく金か女だよと言われ、
ビートルズのパロディ番組の「ラトルズ」でも、ミック・ジャガーが出て、
ラトルズの解散理由を「女さ。」と言ってのけるが、オメトラの場合は、
音楽性だったり、影武者と逆のライブのみの存在の是非だった模様。

金や女でなく、喧嘩別れでもないから、杉山のデビュー10周年には、
アンコールで演奏し、20周年には、数か所でライブ、さらに35周年、
今年の野音と来年の全国ツアーが可能だろうし、ギターの高島が、
「きゅうてぃぱんちょすは一度も解散していない。」と言うのもわかる。

とまあ、新聞の広告記事から刺激されて、かなりの長文になったが、
実は、それだけ自分はオメトラの大ファンだったわけで、アルバムは、
リアルタイムで5枚とも買ったし、LP時代の1~3枚はCDで買い直し、
ビデオクリップと解散ライブのVHSも持っているマニアの一歩手前。

ユーミンや達郎のニューミュージックが好きな自分は、その一方で、
フュージョンやAORも好きだから、フュージョン系のパラシュートや、
AB’s、パラダイムシフトのメンバーによる演奏は気に入って当然、
そこに、日本人好みの哀愁メロディに、杉山の歌声と来た日には。

そんな杉山清貴&オメガトライブの楽譜は、ヒット曲集のピアノ譜を、
持っているだけで、バンドスコアを買ってないのは自分でも不思議、
渋谷河合楽器の発表会でやるならば、ベース、ドラム譜が必要だが、
1人自宅でやるなら、安いギター譜、ピアノ譜で十分だったのだろう。

現在入手可能なバンドスコアは、シンコー「大人の邦楽ポップス」に、
「ふたりの夏物語」が1曲だけ出ているくらい、ダウンロード販売の、
アットエリーゼには、4枚目の曲を中心にリストアップされているが、
やりたいのは「ふたりの夏物語」くらいで、この1曲だけなら400円。

ただ、「大人の邦楽ポップス」は、山下達郎が7曲、竹内まりや5曲、
角松敏生3曲に、稲垣潤一、南佳孝、KAN、LOOKなどが1曲と、
けっこう盛沢山なので、買っておいても損はないかと、こちらを購入、
このブログで初めて、杉山清貴&オメガトライブの曲に取り組んだ。

杉山時代のオメガトライブでは、デビュー曲「サマーサスピション」が、
今でも一番好きだし、アルバムもファーストは全曲演奏したいのだが、
楽譜のネット販売がないのは、自分の評価が世間とずれているのか、
歌番組の懐かしのコーナーや物まね番組は、「ふたりの~」ばかり。

4枚目のアルバム「アナザー・サマー」の先行シングル盤として出た、
「ふたりの夏物語」は、アルバム収録に際して、ミキシングを変更し、
「ネバー・エンディング・サマー」の副題も加わるが、前アルバムの、
タイトルにして、B面全部を使った組曲の名を冠したのは、なぜか。

作曲・編曲は、どちらもオメトラの大半の曲を手掛けた林哲司だが、
歌詞は、「ネバー~」組曲は秋元康で、「ふたりの~」は康珍化と、
別の作詞家なので、タイトルの著作権とかは、どうなっているのか、
藤田プロデューサーの号令で、アルバムに繋がりを持たせたのか。

杉山清貴の歌は、きゅうてぃぱんちょす時代から、抜きんでていて、
透明感あふれる爽やかな中にも、芯の通った硬い音も含んでいて、
唯一無二というか、YouTubeのカバーでは、声質が似ている人が、
何人かいるものの歌唱力は及ばず、上手い人は声が似ていない。

それを、中学時代、歌が音痴だと、音楽の成績が2だった自分が、
歌おうとすること自体、身の程知らずなのだが、歌ものの場合は、
なるべく自分で歌入れして、歌詞も伝えたいから、コーラスも含め、
ボーカルは2回重ねたダブルトラックで、エコーも風呂場並みに。

演奏は、キーボードの音色が、なかなか同じ音がギターシンセで、
再現できず、ベースの打ち込みサウンドは、ギターシンセで弾くが、
そこにからむ富倉安生のチョッパーベースも、タイミングは難しいし、
今剛のギターも、サウンドから絶妙の間合いから、とにかく難しい。

これが、一流のスタジオミュージシャンの実力なのだと、感心するし、
完コピまでいかないが、ライブで再現していたオメトラの力量も見事、
録音に苦労したものの、サウンドがそれっぽくなってくると嬉しくなり、
これが宅録のやりがいで、パズルのピースをはめていく感覚に近い。

もう季節は秋というくらい朝晩が冷え込み、この曲は時期外れだが、
歌詞の中に、「襟なしのシャツに10月が来ても夏は終わらない」と、
あるので、この10月中にできれば許容範囲でしょうと作業を早めて、
杉山清貴&オメガトライブ「ふたりの夏物語」を、何とかアップです。





フュージョン定番の決めリズムが連発する角松の「押し倒したい」
熱中症になる猛暑日が続いたのが嘘のように、このところは、
朝晩めっきり冷え込むようになり、「暑さ寒さも彼岸まで」とは、
よく言ったものだと思っていたら、日中には暑くなる日もあり、
まだ夏は終わらないさと、角松などの夏っぽい曲に手を出す。

角松敏生の初のインストアルバム、「シー・イズ・ア・レディ」は、
歌ものを作曲してきた角松ならではの、珠玉のメロディに加え、
フュージョン通を自称するのにふさわしく、おいしいとこ取りで、
どの曲も、ニヤリとするフュージョンのエッセンスに満ちている。

「押し倒したい」は、曲名がきわどいせいか、ローマ字表記され、
何だか石川啄木の「ローマ字日記」みたいだが、曲そのものは、
昔のリー・リトナーやカシオペアの、これぞクロスオーバーという、
決めのリズムのユニゾンフレーズで始まり、アドリブ合戦となる。

角松は、このインストアルバムを、丸ごとリメイク、やり直していて、
YouTubeには、「押し倒したい」のスタジオライブがアップされて、
かつて6分だった曲は、各楽器のソロが倍になり、14分の大曲、
フュージョンというよりクロスオーバー時代の長尺な演奏になる。

ジャズにしても、ライブではアドリブが長くて、LPの片面45分に、
収まらずに、CDになり、やっと通して聴けるようになった曲とか、
けっこうあり、そういうアドリブ大会は昔から自分は好きなのだが、
角松を聴くような人には、10分を超える曲は、どうなのだろうか。

さらに言うと、途中、パーカッションソロ、ドラムソロも延々と続き、
自分は、パープル「ミュール」、ツェッペリン「モビー・ディック」の、
ドラムソロが延々と続く曲は、とばして聴いてしまうことが多くて、
この曲でも、何で角松がパーカッションのソロまでやるかなあと。

YouTubeだと映像だから、ドラムソロは多少長くてもまぎれるが、
角松のパーカッションが2分近く、それに続き1分強のドラムで、
ドラムだけで十分だろうに、まあ、角松ご自身の曲で、ご自由に、
自分が目立つようにやってかまわないのだろうが、ちょっと不満。

ただ、こういうのって反面教師というか、自分にも言えることで、
渋谷河合楽器の発表会で、ギターのアドリブを延々とやろうとし、
聴いている方は長すぎてつまらないよと、ドラムに忠告されたし、
今でも、フェイドアウトを伸ばしては、アドリブすることが多く反省。

この春、ドラマー、ポンタの45周年ライブで、この曲が演奏され、
ポンタがイントロを間違えると、角松が、「チャーのスモーキーと、
勘違いしたんじゃ?」とからかったそうで、この裏拍が続いている、
イントロの決めは、チャーからパクっていたと白状したようなもの。

そう思って聴くと、途中の角松のアドリブに、まんまスモーキーの、
ギターソロのフレーズがあって、角松はフュージョンだけではなく、
ロック、AORのいいとこ取りも上手で、自分と同い年の角松だから、
高1の時にチャーがデビューして、同じように衝撃を受けたと思う。

ポンタの間違いが、実際スモーキーと勘違いしたのかは不明だが、
イントロで間違えるのは、今に始まったことではなく、30年近く前、
横浜アリーナで、角松のバックに鈴木茂、ポンタら豪華メンバーで、
ライブを行った時も、「ごめーん!」とドラムを叩くのをやめてしまう。

「この人たちは一流のスタジオミュージシャンなので、椅子に座って、
楽譜を見ながら演奏すれば、ミスなんてしないが、そういう人たちが、
あえて立って、一緒にライブをしてくれた気持ちをわかってほしい。」
みたいに、角松がアンコールで語り、なんで蒸し返すかなと思った。

ベテランがミスをしたのでフォローしようと、それだけ真面目なのか、
ただ、アルバムに自ら書く解説を読んでも、理屈っぽいことが多くて、
何を言いたいのかわからないし、このミスを上塗りするような発言も、
同じステージ上にいたポンタや鈴木は、どう思って聞いたのだろう。

自分の場合は、もちろん、「押し倒したい」を録音しているのだから、
他の曲と間違えることはないが、16分音符の裏拍から始まるリフ、
曲の途中も出てくる決めのリズムは、わかっていてもずれてしまい、
各楽器がバラバラになるので、それだけでも、何週間かやり直した。

まだまだ、リズムがタイトでないが、今の自分にはこれが精一杯で、
サックスソロ、ピアノソロも、楽譜どおりに弾いても、ノリが悪くって、
かろうじて、ギターソロだけは自分の得意なフュージョンフレーズで、
何とかなるが、実は、メロディの裏でくったフレーズが危なっかしい。

ニューミュージック、J-POPの旗手、角松敏生が、フュージョン好き、
ギター好きが高じて演奏したインストアルバムから、決めのリズムや、
裏ノリがけっこう難しい、「押し倒したい」は、週末更新をやめたので、
時間をかけれたものの、かなり手こずり、このあたりで妥協しました。






角松のインストから「ナイト・サイト・オブ・ポート・アイランド」
角松敏生というと、山下達郎に次ぐ夏男という印象があって、
自身のギターをメインにしたインストアルバムを出した時も、
歌詞はついていないけれど、これこそ夏だというサウンドで、
その曲をカバーしようと思うと、当然、季節を選ぶことになる。

3年前、角松のインストアルバム「シー・イズ・ア・レディ」から、
「ミッドサマー・ドライビング」を演奏した際、そのまま続けて、
「ナイト・サイト・オブ・ポート・アイランド」をやるつもりだったが、
ドラム入力がけっこう面倒で、いつのまにか季節は秋から冬。

翌年も同様で、ドラム入力し、ベースを録音したら、これまた、
シンコペーションが難しくて、練習しているうちに秋になって、
昨年はピアノパートが大変で、やはり断念するという繰り返し、
夏以外でも構わないのだろうが、モチベーションがわかない。

今年は、毎週の更新をやめたこともあり、じっくり取り組めて、
ドラムだけ一部利用したが、ベースもピアノも一からやり直し、
ギターシンセのダビングを繰り返し、オケを少しずつ完成させ、
ようやく今日になりリードギターを録音して、ミックスまで完了。

角松のインストは、歌もので慣らした極上のメロディーのうえ、
フュージョン通を自他共に認めるほどの、これぞという編曲で、
すごく演奏していて気持ち良いと言うのか、ツボを心得ていて、
そのうえ、ギターがおいしい箇所を持っていくようになっている。

角松と自分は同学年なので、クロスオーバー、フュージョンを、
その黎明期から、日本でのクロスオーバーギタリストのブーム、
お茶の間へ浸透していく、イージーリスニング系フュージョンと、
リアルタイムで経験していて、いかにもという編曲にしてくれる。

ただ、角松本人のギターの実力はとなると、下手ではないが、
当然というか、本職のギタリストには、残念ながら及ばないし、
さらに、自分と同様な、フュージョン世代のアマチュアに多い、
チョーキングが甘かったり、ビブラートがちゃんとかけられない。

角松は、自分なんかよりも、音楽的には早くから目覚めていて、
日本のロック、はっぴいえんどに注目したり、山下達郎のバンド、
シュガーベイブの追っかけをし、解散ライブも最前列にいたとか、
レベルが違うが、ギターに関しては、大差ないように思っている。

ロックギターをきちんと覚える前に、クロスオーバーが流行して、
チョーキングやビブラートのテクニックを極めずに、ジャズ系の、
ノンビブラートでスケールを弾く、モード奏法をやったりしたので、
フレーズの終わりで、語尾の処理がうまくできないところがある。

クロスオーバーギターの第一人者といえるラリー・カールトンも、
77年来日時のヤングギターのインタビューで、過去を振り返り、
「クルセイダーズと活動し始めた頃、ビブラートが音楽的でなく、
非常に聴きづらいサウンドを出していることに、気づいたんだ。」

そして、クラプトンやベックのサウンドも意識したが、ブルースの、
B.B.キングやスタジオミュージシャンのルイ・シェルトンを参考に、
ビブラートを一生懸命に練習したと語っていて、今読み返しても、
カールトンでさえそうだから、自分はもっと練習しなければと思う。

自分のギターは、渋谷河合楽器に通っていた頃が全盛期であり、
16分音符だらけの難しい曲でも、初見でガンガン弾けたのだが、
やはり、ビブラートは発表会のテープを聴いても、すごくお粗末で、
ブログで演奏を始めて、意識するようになり、今の方が多少まし。

角松にしても、昨年出した「シー・イズ・ア・レディ」のセルフカバー、
ほとんど同じレパートリーをやり直していて、その是非はあるが、
ギターに関しては堂々たるプレイだし、前作のエフェクトだらけで、
厚化粧した音に比べて、ストレートでガツンとくる音で格好良い。

角松は、昔からリミックスやセルフカバー、再録音を繰り返して、
最初のベスト盤「T’sバラード」でも、曲をメドレーでつないだり、
ボーカルを歌い直していて、その後も、そうしたアルバムが多く、
自分などは普通のベスト盤が欲しい方なので、再録だと迷惑。

本人が納得いくまで、やり直すのは、好きにしてもらって良いが、
ベスト盤はボーナストラックの形で、新録や別テイクをつけても、
もともとのアルバムのまま収録してほしいと思うし、それと別に、
セルフカバーでも、再録音ベストでも出してくれればという感じ。

それからすると、「シー・イズ・ア・レディ 2017」は別物として、
ライブ盤を聴くような感じで良いだろうし、実際スタジオ盤より、
インストライブのツアーをやって、ライブCDやDVDを出すとか、
やり方もあるだろうし、それはそれで、いずれ出すのだろうか。

「ナイト・サイト・オブ・ポート・アイランド」は、バンドスコアでは、
角松自身のコメントで、「これは海ではなく、夜の空港の~」と、
何でもかんでも海のイメージではないよと、強調してはいるが、
海ではなくても、間違いなく夏のイメージがするなあと笑える。

イントロから、フュージョンらしく、リズム隊とピアノ、ギターとが、
16分音符の裏から、ひっかけていくユニゾンフレーズだらけで、
リズム音痴の自分には厳しく、サビで、シンバルがアクセントで、
叩く部分も、ベースもギターもずれてしまい、何度もやり直した。

エンディングの繰り返しでも、ドラムの決めのリズムが目立って、
以前ラジオで、2拍3連など決めのリズムで曲を盛り上げるのを、
どれだけしつこくやってるか聴き比べ、笑いのネタにしていたが、
この「ナイトサイト~」なんかは、それらを上回るほど決めだらけ。

毎週末の更新にしていたら、今年も延期になっていたというほど、
タイミングが合わずに何度も録音し直したし、他の楽器を重ねて、
これまた合わないと思ったら、肝心のシンバルがずれていたとか、
最後の最後で、またドラム、ベースをやり直したりと、苦労だらけ。

バンドスコアがあるのだから、そのまま演奏すれば良いだけだと、
かつての初見に強い自分だったら、ベースもピアノも数回やれば、
リズムを間違えるなどなかったはずだ、寄る年波には勝てないと、
あきらめつつ、待てよ、リズム音痴は昔からで年のせいじゃない。

それこそ、自分が全盛期だったと、半ば自惚れの河合楽器の頃、
発表会でエイジアの曲の伴奏を頼まれたが、決めのリフがずれ、
練習中に、「ギターずれてるぞ」と何度も怒鳴られたり、ブレイクで、
ギターだけになった際、ドラムの入りと合わないことも多々あった。

自分のリズム音痴も、ギターのビブラートが下手なのも昔からで、
一安心というわけでもないが、今に始まったことじゃないからと、
言い訳にしつつ、そのうえで、こうして演奏・録音を繰り返したら、
この歳になっても、まだまだ上達できるんだよと、自分を励ます。

週末更新を投げ出して、今回もかなり間があいてしまいましたが、
それだけに、じっくり取り組んで、多少はましになったというところ、
角松敏生のインスト、「ナイト・サイト・オブ・ポート・アイランド」を、
まだ夏のような暑さがある9月中に、何とか今年はアップしました。





シャッフルの伴奏がスクエアみたいなゴンチチ「レイ・オブ・ホープ」
ゴンチチといえば、その代表曲となる「放課後の音楽室」は、
いかにもギターデュオらしく、ガットとアコギの二重奏だが、
2人のギターだけの演奏はリメイクで、最初に発表されて、
「イマージュ」に収録されたのは、シンセが多用されている。

以前にブログに書いたが、ゴンチチのベスト「ワークス」の、
楽譜とCDを買って、二重奏の曲を演奏しようとしたところ、
全14曲のうち、ギターのみの曲は、たったの5曲しかなく、
あとは、リズム隊やシンセに、ストリングスが加わっていた。

図書館には、ゴンチチのアルバムが20枚近くあったので、
いろいろ借りてみると、初期の演奏は、環境音楽というか、
打ち込みシンセサウンドの方が、ギターより主役の感じで、
同じヒーリングミュージックの範疇だが、だいぶ印象が違う。

アルバムデビューから、今年で35年、ベスト盤を含めると、
40枚以上出しているから、サウンドの変遷もあるだろうし、
たった1枚の「ワークス」でも、二重奏、ストリングスをバック、
歌もの、打ち込みにバンドサウンドと、演奏スタイルは様々。

自分が演奏する場合、二重奏だと楽で、すでに4曲は演奏、
次はバンド形式がやっていて楽しく、フュージョンっぽい曲、
以前に「プラティパス」をアップしたし、今回も似たような曲、
シャッフルリズムが軽快な「レイ・オブ・ホープ」をやることに。

タイトルだけ見ると、昨年末カロリーメイトのCMに使われた、
山下達郎の「希望という名の光」の英語タイトルと、同じだが、
ゴンチチは、96年のアルバム「イージー・ビジー」に収録で、
達郎のは2011年だから、ゴンチチが便乗したわけではない。

ゴンチチ「レイ・オブ・ホープ」は、メロディこそアコギ演奏だが、
もろにフュージョンの王道みたいな曲、まるでスクエアのよう、
スクエアのアルバムに、必ず1曲は入っているシャッフル系で、
テーマをリリコンにし、間奏をエレキに変えれば、まんまだろう。

シンセベースが左右に分かれて、かけあうようになっていて、
センターには普通にベースが位置して、けっこう凝っているし、
途中でも、左右からシンセの和音が鳴ったり、SEがパンしたり、
打ち込みかは不明だが、当然、自分はギターシンセの手弾き。

シンセベースは左右で音色を変えていて、左はフェイザーか、
フランジャーをかけているが、自分のギターシンセにかけると、
ノイズばかり目立ってしまって、シュワシュワとうるさくなるので、
控えめにコーラスでうねる程度にしたが、迫力に欠けてしまう。

アコギは、メロディはマイク録音にしたが、自分のいつもの癖、
演奏中に体をゆすってしまうので、アコギの箱がこすれる音が、
時折鳴ったり、マイクに微妙に近づいたり遠ざかったりしていて、
音量も安定しないが、やはりアコースティックだと生音にしたい。

ただ、サイドギターは、コーラスやディレイで加工している音で、
エレキに近いサウンドなので、ケーブルをつないでライン録音、
自分の嫌いなガチガチの硬い音にならないように、調整したが、
これだったら、曲によっては、メロディの方もラインでいけそう。

そのメロディーラインは、休符と思っていた箇所にも記載があり、
バッキングに埋もれ、自分には聴き取れてなかったのだろうと、
譜面どおりに弾くが、ずっと勘違いして覚えていたせいもあって、
どうも違和感だし、どう聴いても違う気がして、自分なりに弾いた。

いろいろ書きたいこともあるが、やはり夏バテで演奏がやっと、
あまり文章を書く気力がなくて、言葉足らず、説明不足のまま、
ゴンチチの「レイ・オブ・ホープ」は、本当スクエアの曲みたいで、
演奏していて、すごく楽しかったと言い添え、何とかアップです。







月が変わる前にとデパペペ「激情メランコリック」からの3連発
夏バテの一言で片づけるには、あまりに単純すぎるのだが、
今年の夏の異常なほどの猛暑で、気力が出ないというか、
帰宅すると何をする気もおきずに、ゴロゴロしてしまう毎日、
結果的にブログの方も、20日も放置してしまうこととなった。
 
ギターは枕元にエレガットをたてかけているから、数分程度、
スケール練習、アルペジオ練習をするが、集中力に欠けるし、
すぐにまた横になったりして、ブログ更新に向けたオケ作りも、
週末に多少手をつけても、すぐに面倒くさくなっては、ごろ寝。

SMOさんから、デパペペ「激情メランコリック」のリクエストを、
いただいたので、これ幸い、ギター二重奏でささっと弾けると、
たかを括っていたら、けっこう難しく、じっくり取り組んでみるも、
この暑さじゃ無理かなあと、自分に甘く、さぼり癖が出てくる。

それでも、せっかくアコギの弦も久々に張り替えたことだしと、
デパペペの他の曲にも浮気しようと、「激情メランコリック」は、
フラメンコ調だから、同じ路線の「ロージー」も練習、ちょうど、
楽譜は3冊あるから、残った1冊からも候補を探し3連発に。

何とか3曲とも形になったので、それぞれの曲の解説だとか、
フラメンコのうんちくを披露したいが、文章を書くのもおっくう、
とりあえず、8月のうちには何とか更新しておこうという体で、
「激情メランコリック」「ロージー」に「オーバー・ザ・シー」です。

















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