僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
この8月末に、惜しまれつつ閉演したとしまえんは、
山下達郎が「さよなら夏の日」の題材にしたという、
流れるプール以外にも、数多くの施設があるから、
各人に様々な思い出もあるようで話題はつきない。
先日、職場の上司が新聞の切り抜きを持ってきて、
今の若い子らは、これを読んでも何とも思わないと、
寂しそうに見せてくれたのが、たしか東京新聞で、
としまえんが閉演したことを書き綴ったコラム記事。
最後の部分で山下達郎「メリー・ゴー・ラウンド」の、
歌詞が引用されていて、上司は感涙にむせぶが、
若い連中は、そもそも、としまえんに関心もないし、
曲のことも知らないから、ピンとこなかったそうだ。
「この記事が何か?」的な反応にがっかりとして、
CMで流れる「クリスマス・イブ」は知ってるくせに、
同じアルバムに収録の「メリー・ゴー・ラウンド」は、
聴いたこともないみたいだと、愚痴をこぼしにきた。
上司は、結婚するまで豊島区に住んでいたそうで、
近くだから幼い頃は何度も出かけた、としまえんは、
「としま」と言いながら豊島区じゃないんだよなどと、
すごく懐かしそうに、昔の思い出をひとしきり語った。
あいにく自分は、としまえんに行った記憶はないが、
達郎の曲はすごく好きだし、渋谷の西武デパートが、
できた当時は、屋上に回転木馬やモノレールがあり、
毎週のように出かけたので、その思い出と結びつく。
達郎自身が、「さよなら夏の日」は、としまえんだが、
「メリー・ゴー・ラウンド」は違うと、リスナーに答えて、
どことは言ってないが、「色褪せた水玉のベンチ」は、
Wiki情報では後楽園ゆうえんちにあったものだとか。
歌詞のとおりだと、錆びついた金網から忍び込めて、
もう一度動き出して欲しい幻のメリーゴーラウンドが、
古びたまま残っているか、もうそこにはなくなったか、
そんな遊園地は、達郎の想像の世界の中だけでは。
「メリー・ゴー・ラウンド」のバンドスコアは、2冊ある、
ドレミ出版の公式バンドスコアには載っていないが、
90年のドレミの達郎ベストや、2000年のドリーム・
ミュージック・ファクトリーの達郎セレクションに収録。
ドリームの方が活字の譜面で、コーラスやシンセの、
段を分けて書いてあるので見やすいが、カウベルや、
コンチコンのコーラスはドレミ版だけで、スクエアでも、
リットーとドレミとが一長一短で、見比べるのと同様。
コーラスは4声に、サビのコンチコンという呟きもあり、
本当はそれぞれを最低2回ずつ重ねたいところだが、
トラックを取られてしまうので、声がかすれ小さくなる、
上の2パートだけ重ねて、メインボーカルも1トラック。
ベースとドラムから始まるイントロは、カウベル2個が、
右チャン、左チャンとずれて加わるから2トラック使い、
ドラムと合わせ、24チャンネルしかないMTRのうち、
8トラックをリズムに取られ、残るトラック数は8のみ。
コードカッティングのリズムギターは左右にしたくて、
ダブリングでなく2トラックを使って、それぞれ演奏、
単音のリフ、サビの和音フレーズも別トラックとなり、
ベース、エレピ、シンセを重ねていくと、トラック終了。
イントロは、赤ちゃんの玩具、起き上がり小法師や、
ガラガラで鳴るチャイム音で、さすがに我が家には、
もう取っていないから、いつもツリーチャイムの音に、
代用している水族館みやげの風鈴を鳴らしておく。
いつもながら、肝心のボーカルは声が枯れていて、
ファルセットが出なかったので、長く中断していて、
少し良くなると、コーラスの1パートだけ録音したり、
コツコツと仕上げていくが、それでも高音は厳しい。
ギターシンセのボイス音を試すが、すごく違和感で、
それなら、多少かすれたり音程がずれたりしても、
自分の肉声の方がましな気がして、最後の最後、
メインボーカルも途中でかすれては、翌日やり直し。
わざわざ記事にまで書いた「色褪せたベンチ」を、
「錆びついたベンチ」と間違えて歌っているのを、
記事をアップする前に聴き返して気づきましたが、
YouTubeにアップ済なので、今回はこのままで。
山下達郎の83年のアルバム「メロディーズ」収録、
「メリー・ゴー・ラウンド」は、本人が否定してもつい、
としまえんと結びつけたくなるし、他の思い出とも、
シンクロさせ歌いましたが、演奏とギャップ大です。
山下達郎が「さよなら夏の日」の題材にしたという、
流れるプール以外にも、数多くの施設があるから、
各人に様々な思い出もあるようで話題はつきない。
先日、職場の上司が新聞の切り抜きを持ってきて、
今の若い子らは、これを読んでも何とも思わないと、
寂しそうに見せてくれたのが、たしか東京新聞で、
としまえんが閉演したことを書き綴ったコラム記事。
最後の部分で山下達郎「メリー・ゴー・ラウンド」の、
歌詞が引用されていて、上司は感涙にむせぶが、
若い連中は、そもそも、としまえんに関心もないし、
曲のことも知らないから、ピンとこなかったそうだ。
「この記事が何か?」的な反応にがっかりとして、
CMで流れる「クリスマス・イブ」は知ってるくせに、
同じアルバムに収録の「メリー・ゴー・ラウンド」は、
聴いたこともないみたいだと、愚痴をこぼしにきた。
上司は、結婚するまで豊島区に住んでいたそうで、
近くだから幼い頃は何度も出かけた、としまえんは、
「としま」と言いながら豊島区じゃないんだよなどと、
すごく懐かしそうに、昔の思い出をひとしきり語った。
あいにく自分は、としまえんに行った記憶はないが、
達郎の曲はすごく好きだし、渋谷の西武デパートが、
できた当時は、屋上に回転木馬やモノレールがあり、
毎週のように出かけたので、その思い出と結びつく。
達郎自身が、「さよなら夏の日」は、としまえんだが、
「メリー・ゴー・ラウンド」は違うと、リスナーに答えて、
どことは言ってないが、「色褪せた水玉のベンチ」は、
Wiki情報では後楽園ゆうえんちにあったものだとか。
歌詞のとおりだと、錆びついた金網から忍び込めて、
もう一度動き出して欲しい幻のメリーゴーラウンドが、
古びたまま残っているか、もうそこにはなくなったか、
そんな遊園地は、達郎の想像の世界の中だけでは。
「メリー・ゴー・ラウンド」のバンドスコアは、2冊ある、
ドレミ出版の公式バンドスコアには載っていないが、
90年のドレミの達郎ベストや、2000年のドリーム・
ミュージック・ファクトリーの達郎セレクションに収録。
ドリームの方が活字の譜面で、コーラスやシンセの、
段を分けて書いてあるので見やすいが、カウベルや、
コンチコンのコーラスはドレミ版だけで、スクエアでも、
リットーとドレミとが一長一短で、見比べるのと同様。
コーラスは4声に、サビのコンチコンという呟きもあり、
本当はそれぞれを最低2回ずつ重ねたいところだが、
トラックを取られてしまうので、声がかすれ小さくなる、
上の2パートだけ重ねて、メインボーカルも1トラック。
ベースとドラムから始まるイントロは、カウベル2個が、
右チャン、左チャンとずれて加わるから2トラック使い、
ドラムと合わせ、24チャンネルしかないMTRのうち、
8トラックをリズムに取られ、残るトラック数は8のみ。
コードカッティングのリズムギターは左右にしたくて、
ダブリングでなく2トラックを使って、それぞれ演奏、
単音のリフ、サビの和音フレーズも別トラックとなり、
ベース、エレピ、シンセを重ねていくと、トラック終了。
イントロは、赤ちゃんの玩具、起き上がり小法師や、
ガラガラで鳴るチャイム音で、さすがに我が家には、
もう取っていないから、いつもツリーチャイムの音に、
代用している水族館みやげの風鈴を鳴らしておく。
いつもながら、肝心のボーカルは声が枯れていて、
ファルセットが出なかったので、長く中断していて、
少し良くなると、コーラスの1パートだけ録音したり、
コツコツと仕上げていくが、それでも高音は厳しい。
ギターシンセのボイス音を試すが、すごく違和感で、
それなら、多少かすれたり音程がずれたりしても、
自分の肉声の方がましな気がして、最後の最後、
メインボーカルも途中でかすれては、翌日やり直し。
わざわざ記事にまで書いた「色褪せたベンチ」を、
「錆びついたベンチ」と間違えて歌っているのを、
記事をアップする前に聴き返して気づきましたが、
YouTubeにアップ済なので、今回はこのままで。
山下達郎の83年のアルバム「メロディーズ」収録、
「メリー・ゴー・ラウンド」は、本人が否定してもつい、
としまえんと結びつけたくなるし、他の思い出とも、
シンクロさせ歌いましたが、演奏とギャップ大です。
スポンサーサイト


![]() |
|
![]() こんにちは。
またまた大好きな曲のアップありがとうございます。ギターのカッティングに耳を奪われました。正確なノリと、いつものギターマジシャンさんの音源では聞き慣れない、85年頃のUKニューウェイブのような、やや無機的なかっこいい音色だと思いました。 達郎のインタビューを当時から読んでいますが、自分の知る限り、この歌詞については、何か経験から来ているとかいう話はなかったと思います。歌詞に登場する実話で有名なのは、学生時代お世話になった北朝鮮人の先輩のことを歌った「DANCER」と、竹内まりやと結婚する時に騒いだマスコミを皮肉った「Hey!Reporter」ですね。 実は恥ずかしい話ですが、この曲が出た当時、ギターはコピーしなかったくせに、ベース猛練習したんです(笑)今も少しは弾けるような・・・懐かしいです。 上司の方のお話ですが、自分なんかは、特に達郎ファンでなければ、若くなくてもこの曲知っている方が珍しい・・・と、最初から期待しない少し冷めた考えです(笑) 2年前この曲を生で聴けたときは「生きてて良かった」と思いました(笑) ![]() カッティングが良く切れていてかっこよかったですね。
スネアの音をもうちょっと強調した方がバックビートのノリが出しやすいかなと思います。 ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> こんにちは。 またまた大好きな曲のアップありがとうございます。ギターのカッティングに耳を奪われました。正確なノリと、いつものギターマジシャンさんの音源では聞き慣れない、85年頃のUKニューウェイブのような、やや無機的なかっこいい音色だと思いました。 達郎のギターは、コーラスをかけてないように聴こえるので、 いつもとは違って、軽いコンプ程度の生音の感じにしました。 > 達郎のインタビューを当時から読んでいますが、自分の知る限り、この歌詞については、何か経験から来ているとかいう話はなかったと思います。歌詞に登場する実話で有名なのは、学生時代お世話になった北朝鮮人の先輩のことを歌った「DANCER」と、竹内まりやと結婚する時に騒いだマスコミを皮肉った「Hey!Reporter」ですね。 SMOさんは筋金入り(?)の達郎マニアでしょうし、 昔からのエピソードをご存じでしょうから、この曲は、 自身の体験とではなくて、創作の世界なのでしょうね。 > 実は恥ずかしい話ですが、この曲が出た当時、ギターはコピーしなかったくせに、ベース猛練習したんです(笑)今も少しは弾けるような・・・懐かしいです。 当時フュージョンを演奏していた音楽教室の仲間が、 ベースが格好良いと言うので、自分も練習しました。 > 上司の方のお話ですが、自分なんかは、特に達郎ファンでなければ、若くなくてもこの曲知っている方が珍しい・・・と、最初から期待しない少し冷めた考えです(笑) 「ベスト盤にも入っていないんだ」と嘆いていて、 実際には、それが世間一般の反応なのでしょうね。 > 2年前この曲を生で聴けたときは「生きてて良かった」と思いました(笑) ライブ盤にも入っていますが、実際に聴くと違いますよね。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2020/10/19/Mon 19:37 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> カッティングが良く切れていてかっこよかったですね。 山下達郎は、「スパークル」をはじめ、カッティングが見事で、 この曲もそこが聴かせどころなので、近づくよう練習しました。 > スネアの音をもうちょっと強調した方がバックビートのノリが出しやすいかなと思います。 おっしゃるとおりで、原曲は、もっとスネアの音がきいていて、 自分も迷ったのですが、うるさい気もして絞ってしまいました。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2020/10/19/Mon 19:41 [編集]
![]() おはようございます♪
達郎サウンドの、あの爽やかでありながらどこか哀愁を感じさせる曲調 雰囲気がとてもよく再現されていて心地いいカバーになっていますね。 ギターのカッティングもいい感じで最後まで気持ちよく聴かせて頂きました。 ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> おはようございます♪ 達郎サウンドの、あの爽やかでありながらどこか哀愁を感じさせる曲調 雰囲気がとてもよく再現されていて心地いいカバーになっていますね。 達朗サウンドは、達郎自身のギターもさることながら、 鍵盤やリズム隊も強者揃いで、スコアどおり弾いても、 なかなかノリや抑揚が出せなくて、かなり苦労します。 > ギターのカッティングもいい感じで最後まで気持ちよく聴かせて頂きました。 多重録音をしていて、ギターだけは自分の専門だからと、 何日間か練習しては何度も録音し直しているところです。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2020/10/20/Tue 18:48 [編集]
![]() これは若い人に限らず、知らなくてしょうがないかもしれませんね。
「メロディーズ」の名曲だと思いますが、かなり玄人好みの曲だと思うので。 このダークな雰囲気は今でも最高だと思います。 青山ー伊藤コンビのグルーブは、どうやっても再現できない。 カバー、お疲れ様でした。 AKISSH | URL | 2020/10/21/Wed 20:59 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> これは若い人に限らず、知らなくてしょうがないかもしれませんね。 「メロディーズ」の名曲だと思いますが、かなり玄人好みの曲だと思うので。 同じアルバムでみても、あの「クリスマス・イブ」や、 「高気圧ガール」のシングルヒットとは別ものですね。 > このダークな雰囲気は今でも最高だと思います。 これもまた時代をこえた名曲、名演だと思います。 > 青山ー伊藤コンビのグルーブは、どうやっても再現できない。 達朗のバックバンドでも、史上最高のコンビでしたね。 > カバー、お疲れ様でした。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2020/10/21/Wed 22:29 [編集]
![]() ギターマジシャンさん、こんにちは!
山達チャンのサウンドは洋楽R&Bの香りがプンプン!しダンサブルな楽曲も多いので、腰が自然に動いてしまいますよ。 『 練馬区に在るのに何で?』については、当方小学生時代(半世紀以上前)の『 なぞなぞ?』でしたが、閉演の為に最近ソノ話題がネタにされる事、多くの人々の名残惜しい気持ちが伝わってきて、少年期は近隣施設だった為か?ナンダカ嬉しい懐かしさを感じます。 惜しまれつつ閉演する寂寥感を表現したかの様な、失礼ながら意図的ではない『しゃ枯れ声』に感謝!! ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> ギターマジシャンさん、こんにちは! 山達チャンのサウンドは洋楽R&Bの香りがプンプン!しダンサブルな楽曲も多いので、腰が自然に動いてしまいますよ。 おっしゃるとおり、洋楽、リズム&ブルースの下地があって、 ダンサンブルなファンクの楽曲がアルバムに必ずありますね。 > 『 練馬区に在るのに何で?』については、当方小学生時代(半世紀以上前)の『 なぞなぞ?』でしたが、閉演の為に最近ソノ話題がネタにされる事、多くの人々の名残惜しい気持ちが伝わってきて、少年期は近隣施設だった為か?ナンダカ嬉しい懐かしさを感じます。 千葉にあるのに東京ディズニーランドといったように、 施設名称あるあるのうち、元祖に近いかもしれません。 > 惜しまれつつ閉演する寂寥感を表現したかの様な、失礼ながら意図的ではない『しゃ枯れ声』に感謝!! いつもながら、声が枯れての無理やり歌唱ですが、 哀愁のハスキーボイスになれば、怪我の功名です。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2020/10/25/Sun 16:06 [編集]
|

| ホーム |