僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
何度となくこのブログに書いていることだが、自分にとって、
日本の三大フュージョンバンドは、プリズムに、カシオペア、
スクエアで、プリズムはプログレで、カシオペアはディスコ、
スクエアはニューミュージックだと、勝手に分類している。
プリズムは、プログレ風の変拍子もあり、何よりテクニカル、
カシオペアは、本人たちも踊るくらいダンサンブルなビート、
スクエアは、口ずさめるような親しみやすいメロディに加え、
間奏のギターやサックスと、まるでニューミュージックのよう。
まるで歌もののようなスクエアは、実際歌入りの曲も出して、
さらにニューミュージックの御大ユーミンのバックを務めたり、
楽曲提供を受けたりして、歌番組によく出たカシオペアとは、
別の形で、お茶の間へと浸透していく基盤があったと思う。
そうした彼らにとり、シャカタクの「ナイト・バーズ」のヒットは、
自分たちの目指していたところは間違っていなかったという、
確信につながり、「トラベラーズ」や「オーメンズ・オブ・ラブ」、
さらに、F1テーマ曲「トゥルース」のヒットへと至ったと思う。
シャカタクがヒットしたときに、二匹目のドジョウというのか、
それに続けとばかりに、日本の各レコード会社がこぞって、
海外のフュージョンバンドを発掘して、アイスランドからの、
メゾフォルテ、オランダのフルーツケーキなどのLPを出す。
それらは面白いくらいヒットして、自分も嫌いじゃないから、
どちらもLPを買ったし、単に国内盤が出てなかっただけで、
「幻のファースト」と銘打ったシャカタクのデビュー作だとか、
すぐに消えてしまったキリマンジャロというバンドも買った。
そうしたフュージョンバンドの流行には、当然にスクエアも、
意識しただろうし、パクリ寸前と言ったら語弊もあるのだが、
ボーカルこそ入っていないものの、まんまシャカタク路線の、
生ピアノでの、わかりやすく繰り返すメロディの曲を出した。
シャカタクのヒットが82年で、海外バンドのラッシュが83年、
そのブームを受けて84年、スクエアの「アドベンチャー」が、
録音、発売となり、そこに収録された「ナイト・ドリーマー」は、
前述のように、和泉のピアノをフィーチャーしたシャカタク風。
てっきりピアノの和泉が作曲だと思っていたら、リーダーで、
ギターの安藤の曲で、もともとはサックスがメロディのところ、
伊東が遅刻して、代理でピアノが弾いたら、これがはまって、
ピアノにしたそうで、「おお、シャカタクじゃん」となったのか。
もともと、ピアノメインの曲は、アルバムには必ずあったが、
「ナイト・ドリーマー」に気をよくしたのか、この路線が続き、
次の「スターズ・アンド~」は、「クライ・フォー・ザ・ムーン」、
さらに「リゾート」には、フルーツケーキっぽい「チャンス」が。
フルーツケーキは、シャカタクよりもイージーリスニングに、
近いサウンドで、より単純なメロディとアレンジで聴きやすく、
番組のテーマ曲や天気予報などのBGMに重宝がられて、
誰の曲だとか題名はわからなくても、お茶の間に浸透した。
スクエアの場合、メロディや雰囲気とかは似ているものの、
サックスやピアノのアドリブは、さすがジャズ研出身という、
ビバップフレーズが散りばめられ、ギターのバッキングも、
ジャズのテンションコードで、演奏している分にも楽しめる。
この曲は、ギターのアドリブはなく、もっぱらバッキングで、
それでも、コードが複雑だったり、単音リフも出てきたりと、
けっこう一筋縄ではいかなくて、昔、リズムギターなんて、
フォークの初心者がやることだよと、なめていたのを反省。
それでも、ちょっとはリードギターを弾きたいと、欲が出て、
エンディングで、サックスがアドリブしてのフェイドアウトを、
途中からギターのアドリブにして、今回、本当のアドリブ、
一発録音というか、ギターのダビングはテイク1のみに。
スクエアが、売れ線フュージョンで、どんどんと突き進み、
シャカタクやフルーツケーキっぽい、いかにのもピアノ曲、
「チャンス」は、シンセの音の再現は、かなり微妙ですが、
生ピアノはそれっぽくできたのではと思って、アップです。
日本の三大フュージョンバンドは、プリズムに、カシオペア、
スクエアで、プリズムはプログレで、カシオペアはディスコ、
スクエアはニューミュージックだと、勝手に分類している。
プリズムは、プログレ風の変拍子もあり、何よりテクニカル、
カシオペアは、本人たちも踊るくらいダンサンブルなビート、
スクエアは、口ずさめるような親しみやすいメロディに加え、
間奏のギターやサックスと、まるでニューミュージックのよう。
まるで歌もののようなスクエアは、実際歌入りの曲も出して、
さらにニューミュージックの御大ユーミンのバックを務めたり、
楽曲提供を受けたりして、歌番組によく出たカシオペアとは、
別の形で、お茶の間へと浸透していく基盤があったと思う。
そうした彼らにとり、シャカタクの「ナイト・バーズ」のヒットは、
自分たちの目指していたところは間違っていなかったという、
確信につながり、「トラベラーズ」や「オーメンズ・オブ・ラブ」、
さらに、F1テーマ曲「トゥルース」のヒットへと至ったと思う。
シャカタクがヒットしたときに、二匹目のドジョウというのか、
それに続けとばかりに、日本の各レコード会社がこぞって、
海外のフュージョンバンドを発掘して、アイスランドからの、
メゾフォルテ、オランダのフルーツケーキなどのLPを出す。
それらは面白いくらいヒットして、自分も嫌いじゃないから、
どちらもLPを買ったし、単に国内盤が出てなかっただけで、
「幻のファースト」と銘打ったシャカタクのデビュー作だとか、
すぐに消えてしまったキリマンジャロというバンドも買った。
そうしたフュージョンバンドの流行には、当然にスクエアも、
意識しただろうし、パクリ寸前と言ったら語弊もあるのだが、
ボーカルこそ入っていないものの、まんまシャカタク路線の、
生ピアノでの、わかりやすく繰り返すメロディの曲を出した。
シャカタクのヒットが82年で、海外バンドのラッシュが83年、
そのブームを受けて84年、スクエアの「アドベンチャー」が、
録音、発売となり、そこに収録された「ナイト・ドリーマー」は、
前述のように、和泉のピアノをフィーチャーしたシャカタク風。
てっきりピアノの和泉が作曲だと思っていたら、リーダーで、
ギターの安藤の曲で、もともとはサックスがメロディのところ、
伊東が遅刻して、代理でピアノが弾いたら、これがはまって、
ピアノにしたそうで、「おお、シャカタクじゃん」となったのか。
もともと、ピアノメインの曲は、アルバムには必ずあったが、
「ナイト・ドリーマー」に気をよくしたのか、この路線が続き、
次の「スターズ・アンド~」は、「クライ・フォー・ザ・ムーン」、
さらに「リゾート」には、フルーツケーキっぽい「チャンス」が。
フルーツケーキは、シャカタクよりもイージーリスニングに、
近いサウンドで、より単純なメロディとアレンジで聴きやすく、
番組のテーマ曲や天気予報などのBGMに重宝がられて、
誰の曲だとか題名はわからなくても、お茶の間に浸透した。
スクエアの場合、メロディや雰囲気とかは似ているものの、
サックスやピアノのアドリブは、さすがジャズ研出身という、
ビバップフレーズが散りばめられ、ギターのバッキングも、
ジャズのテンションコードで、演奏している分にも楽しめる。
この曲は、ギターのアドリブはなく、もっぱらバッキングで、
それでも、コードが複雑だったり、単音リフも出てきたりと、
けっこう一筋縄ではいかなくて、昔、リズムギターなんて、
フォークの初心者がやることだよと、なめていたのを反省。
それでも、ちょっとはリードギターを弾きたいと、欲が出て、
エンディングで、サックスがアドリブしてのフェイドアウトを、
途中からギターのアドリブにして、今回、本当のアドリブ、
一発録音というか、ギターのダビングはテイク1のみに。
スクエアが、売れ線フュージョンで、どんどんと突き進み、
シャカタクやフルーツケーキっぽい、いかにのもピアノ曲、
「チャンス」は、シンセの音の再現は、かなり微妙ですが、
生ピアノはそれっぽくできたのではと思って、アップです。
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![]() いつもながら、いい演奏!楽しみました。
私が全く通って来ていない世界、日本のフュージョン。(ニューミュージックも) いつも知らない事ばかりです。 "プリズムはプログレで、カシオペアはディスコ、スクエアはニューミュージックだと、勝手に分類している。" これ、物凄く納得しました。大変理解しやすいです。これからはこの考え方を利用させて戴きます。 リズムギター、難しいです。レゲェの場合ですが.... 同じ事をキッチリやりながら、アクセントも付けつつ、リズムが揺れる様な感覚を聴く側に感じさせる... 演奏中にドラムとベースが遊びだしたりすると、サイコーに楽しいです。 コタパパ | URL | 2019/10/14/Mon 12:17 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> いつもながら、いい演奏!楽しみました。 私が全く通って来ていない世界、日本のフュージョン。(ニューミュージックも) いつも知らない事ばかりです。 コタパパさんのブログでは、ブルースやジャズ、レゲエに、 ワールドミュージックの、それもマニアックなものが多く、 自分は、そちらの方に疎くて、いろいろと教わっています。 > "プリズムはプログレで、カシオペアはディスコ、スクエアはニューミュージックだと、勝手に分類している。" これ、物凄く納得しました。大変理解しやすいです。これからはこの考え方を利用させて戴きます。 かなり、こじつけに近い、自分だけの印象でして、 それぞれのファンからは、何を言っているんだと、 怒られそうなので、あくまでもご参考程度までに。 > リズムギター、難しいです。レゲェの場合ですが.... 同じ事をキッチリやりながら、アクセントも付けつつ、リズムが揺れる様な感覚を聴く側に感じさせる... 演奏中にドラムとベースが遊びだしたりすると、サイコーに楽しいです。 レゲエだと、それぞれの空間を探るよう対話しあったり、 自分など裏拍のノリが苦手なので、すごく難しそうです。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2019/10/14/Mon 14:23 [編集]
![]() こんにちは。
「RESORT」が発売された週のNHK-FMの「セッション~」でこの曲が演奏された時にすぐ思ったのがやはり前々作の「NIGHT DREAMER」でした。CASIOPEAもSQUAREもピアノ系のキーボード曲の作曲者は意外と向谷や和泉ではなかったりしますよね。CASIOPEAだとこれ系のキャッチーな曲はほとんど神保でした。 音源ありがとうございました。前回サックスの感想書きましたが、こういう曲のカッティングギターをデジタルビートに合わせて弾くのって大変ですよね。すごいです。久しぶりに原曲聴きたくなりました。と・・・「RESORT」持っていないことに今気づきました(笑)当時LPはもちろん買いましたが、CDで買い直していません(泣) SMO | URL | 2019/10/15/Tue 08:52 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> こんにちは。 「RESORT」が発売された週のNHK-FMの「セッション~」でこの曲が演奏された時にすぐ思ったのがやはり前々作の「NIGHT DREAMER」でした。CASIOPEAもSQUAREもピアノ系のキーボード曲の作曲者は意外と向谷や和泉ではなかったりしますよね。CASIOPEAだとこれ系のキャッチーな曲はほとんど神保でした。 NHK-FM「セッション~」は、プリズム、カシオペア、スクエアや、 他のフュージョンバンドもけっこう出ていて、貴重な番組ですよね。 ピアノメインの曲が、ピアノ以外の人の作曲というのは不思議です。 > 音源ありがとうございました。前回サックスの感想書きましたが、こういう曲のカッティングギターをデジタルビートに合わせて弾くのって大変ですよね。すごいです。久しぶりに原曲聴きたくなりました。と・・・「RESORT」持っていないことに今気づきました(笑)当時LPはもちろん買いましたが、CDで買い直していません(泣) もともと、あまりバンド活動をしていなくて、メトロノームを友に、 孤独に演奏していたので、わりと性に合っているのかもしれません。 LPからの買い直しをこの数年やっていますが、よくよく考えると、 ツタヤでも良い気もして、大人借り(?)をしようか悩んでいます。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2019/10/15/Tue 19:14 [編集]
![]() こんにちわ♪
見事な演奏 ギターもですが、ピアノがよく再現されてて心地よかったです。 それにしても、ギターやキーボード など多岐に渡って演奏 打ち込みされて、それがうまくアンサンブルしてて凄いなって思います。 ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> こんにちわ♪ 見事な演奏 ギターもですが、ピアノがよく再現されてて心地よかったです。 バンドスコアがきちんとしていると再現度も高くなりますし、 耳コピする手間がないだけ、演奏の方に時間をかけられます。 > それにしても、ギターやキーボード など多岐に渡って演奏 打ち込みされて、それがうまくアンサンブルしてて凄いなって思います。 地道な作業というか、一つ一つの楽器を重ねていきますが、 パズルのピースが揃うように音が集まると楽しくなります。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2019/10/17/Thu 22:24 [編集]
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