僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
お盆休みを利用して、退職者向けのセミナーを受講するよう、
職場から勧められて、自分が定年退職するのは再来年だが、
何でも、来年の夏は東京オリンピックが開催されているから、
退職セミナーどころではないので、今年のうちに行くようにと。
いったい何がどうセミナーどころでないのか、オリンピックで、
セミナーの会場が確保できないのか、関連のイベントが多く、
主催者も手が回らないのか、交通機関がすごいことになって、
出かけるどこではないのか、自分も何かと駆り出されるのか。
あれこれ考えつつ、セミナーには参加したが、会場に着いて、
周囲を見渡すと、これは老人会の寄り合いかと思うくらいに、
禿げ上がった人や、白髪の人だらけ、女性も皺が目立って、
ほとんど同い年、同学年なはずなのに、ものすごいショック。
若い若いと思っているのは自分だけで、はたから見てみたら、
自分も同じように老け込んでいたわけで、疲れて帰る時など、
電車の窓に映りこむ自分の姿に、どこの年寄りかと愕然とし、
せめて猫背を直そうなどと思ったが、寄る年波には勝てない。
「すぎゆくは若き日々」という、オフコース「愛の唄」の歌詞を、
自然と口ずさんだが、オフコースには彼らが20代の頃から、
過ぎ去りし日々とか、青春に別れを告げる内容の歌があり、
鈴木の「青春」しかり、小田には「老人のつぶやき」まである。
「愛の唄」は、オフコースの75年発売の3枚目のアルバム、
「ワインの匂い」に収録され、この頃は、後にメンバーとなる、
3人がバックバンドでの参加もしていない、純粋に2人きりで、
イントロのハーモニカも、クレジットを見る限り、鈴木が担当。
ギターの松尾、ベースの清水、ドラムの大間が、次のLPの、
「ソング・イズ・ラブ」に前後して、ライブやレコーディングで、
バックバンドとして加わるが、当初は松尾はライブの場合も、
ギターは弾かずに、ハーモニカとパーカッションを演奏した。
小田と鈴木の2人オフコースの曲は、コーラスはダビングし、
凝っている曲が多いが、鍵盤楽器は生ピアノとシンセ程度、
ギターにしても何本も重ねることは少ないので、ライブでは、
レコードを再現するのに、松尾がギターを弾く必要は少ない。
なまじ、そんな知識があったので、「愛の唄」はイントロから、
ハーモニカが加わり、途中、ずっとマラカスも鳴っているから、
てっきり、この曲は松尾が参加して、ハーモニカ、マラカスを、
担当したと思っていたが、自分の知ったかぶりを反省する。
イントロと間奏のハーモニカは、丁寧にメロディックに奏でて、
ブルースハープでやるような、コードを鳴らすのでないから、
クロマチックハーモニカで、♯記号にはスライドバーを使うが、
かなり練習しないと無理なので、ここはギターシンセで手抜き。
ピアノとストリングスもギターシンセで、ピアノは左手と右手は、
別々のトラックに録音して、右手も、和音が密集しているので、
ギターで弾くために、さらに2トラックに分けて、ストリングスは、
一部が3声になるので、3トラックを使い、左右にも振っておく。
いつもドラム入力では何かと苦労して、小節数を間違えたり、
リピートをとばしてしまっては、やり直してばかりいるのだが、
この曲のバンドスコアは、ダルセーニョの位置が間違ったり、
フィルインの箇所が違ったりして、録音中に気づき、やり直す。
ドラム以外のパーカッションは、マラカスやタンバリンが聴こえ、
ストリングスは3声、コーラスは右チャンネルに3声のハモリ、
左チャンからは、サビのメロディのハモリが一部は2声になり、
ピアノとアコギ以外に、けっこうダビングしているのがわかる。
YouTubeには、ライブ音源があって、80年ということなので、
もう5人体制になっての演奏だが、ハーモニカはシンセだし、
何よりも、コーラスは小田と鈴木の2人だけで、初期の頃の、
レコードとアレンジを変えて、2人でハモっていたのにも近い。
教育テレビで、「オーバー」のレコーディング風景を中心に、
ドキュメンタリーが放送されたとき、「愛の中へ」のハモリは、
3人は加えずに、小田と鈴木で入念にダビングを繰り返して、
完成させる場面があって、2人の声質にこだわるのを感じた。
言い方は悪いが、松尾や清水の声が加わると、2人の声に、
不純物・異物が入って、透明なコーラスが壊れてしまうので、
曲によっては松尾らに歌わせるが、ハモリを重要視する曲は、
小田は、自分と鈴木の2人だけでやると決めていた気もする。
オフコースの初期ベスト「セレクション」は、全曲やりたいほど、
名曲だらけで、その中の小田による「愛の唄」では、ハモリが、
後半になると、どんどん加わっていき、曲を盛り上げますが、
自分の場合、高音がきつかったり、かなり厳しいハモリです。
職場から勧められて、自分が定年退職するのは再来年だが、
何でも、来年の夏は東京オリンピックが開催されているから、
退職セミナーどころではないので、今年のうちに行くようにと。
いったい何がどうセミナーどころでないのか、オリンピックで、
セミナーの会場が確保できないのか、関連のイベントが多く、
主催者も手が回らないのか、交通機関がすごいことになって、
出かけるどこではないのか、自分も何かと駆り出されるのか。
あれこれ考えつつ、セミナーには参加したが、会場に着いて、
周囲を見渡すと、これは老人会の寄り合いかと思うくらいに、
禿げ上がった人や、白髪の人だらけ、女性も皺が目立って、
ほとんど同い年、同学年なはずなのに、ものすごいショック。
若い若いと思っているのは自分だけで、はたから見てみたら、
自分も同じように老け込んでいたわけで、疲れて帰る時など、
電車の窓に映りこむ自分の姿に、どこの年寄りかと愕然とし、
せめて猫背を直そうなどと思ったが、寄る年波には勝てない。
「すぎゆくは若き日々」という、オフコース「愛の唄」の歌詞を、
自然と口ずさんだが、オフコースには彼らが20代の頃から、
過ぎ去りし日々とか、青春に別れを告げる内容の歌があり、
鈴木の「青春」しかり、小田には「老人のつぶやき」まである。
「愛の唄」は、オフコースの75年発売の3枚目のアルバム、
「ワインの匂い」に収録され、この頃は、後にメンバーとなる、
3人がバックバンドでの参加もしていない、純粋に2人きりで、
イントロのハーモニカも、クレジットを見る限り、鈴木が担当。
ギターの松尾、ベースの清水、ドラムの大間が、次のLPの、
「ソング・イズ・ラブ」に前後して、ライブやレコーディングで、
バックバンドとして加わるが、当初は松尾はライブの場合も、
ギターは弾かずに、ハーモニカとパーカッションを演奏した。
小田と鈴木の2人オフコースの曲は、コーラスはダビングし、
凝っている曲が多いが、鍵盤楽器は生ピアノとシンセ程度、
ギターにしても何本も重ねることは少ないので、ライブでは、
レコードを再現するのに、松尾がギターを弾く必要は少ない。
なまじ、そんな知識があったので、「愛の唄」はイントロから、
ハーモニカが加わり、途中、ずっとマラカスも鳴っているから、
てっきり、この曲は松尾が参加して、ハーモニカ、マラカスを、
担当したと思っていたが、自分の知ったかぶりを反省する。
イントロと間奏のハーモニカは、丁寧にメロディックに奏でて、
ブルースハープでやるような、コードを鳴らすのでないから、
クロマチックハーモニカで、♯記号にはスライドバーを使うが、
かなり練習しないと無理なので、ここはギターシンセで手抜き。
ピアノとストリングスもギターシンセで、ピアノは左手と右手は、
別々のトラックに録音して、右手も、和音が密集しているので、
ギターで弾くために、さらに2トラックに分けて、ストリングスは、
一部が3声になるので、3トラックを使い、左右にも振っておく。
いつもドラム入力では何かと苦労して、小節数を間違えたり、
リピートをとばしてしまっては、やり直してばかりいるのだが、
この曲のバンドスコアは、ダルセーニョの位置が間違ったり、
フィルインの箇所が違ったりして、録音中に気づき、やり直す。
ドラム以外のパーカッションは、マラカスやタンバリンが聴こえ、
ストリングスは3声、コーラスは右チャンネルに3声のハモリ、
左チャンからは、サビのメロディのハモリが一部は2声になり、
ピアノとアコギ以外に、けっこうダビングしているのがわかる。
YouTubeには、ライブ音源があって、80年ということなので、
もう5人体制になっての演奏だが、ハーモニカはシンセだし、
何よりも、コーラスは小田と鈴木の2人だけで、初期の頃の、
レコードとアレンジを変えて、2人でハモっていたのにも近い。
教育テレビで、「オーバー」のレコーディング風景を中心に、
ドキュメンタリーが放送されたとき、「愛の中へ」のハモリは、
3人は加えずに、小田と鈴木で入念にダビングを繰り返して、
完成させる場面があって、2人の声質にこだわるのを感じた。
言い方は悪いが、松尾や清水の声が加わると、2人の声に、
不純物・異物が入って、透明なコーラスが壊れてしまうので、
曲によっては松尾らに歌わせるが、ハモリを重要視する曲は、
小田は、自分と鈴木の2人だけでやると決めていた気もする。
オフコースの初期ベスト「セレクション」は、全曲やりたいほど、
名曲だらけで、その中の小田による「愛の唄」では、ハモリが、
後半になると、どんどん加わっていき、曲を盛り上げますが、
自分の場合、高音がきつかったり、かなり厳しいハモリです。
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![]() おはようございます♪ いつもありがとうございます!
愛の唄 オリジナルも聴いてみました。いい曲ですね。 歌詞と曲調 メロディラインが絶妙にマッチしてて・・ そのあたりの雰囲気とアンサンブルを打ち込みで仕上げられたマジシャン さんのご苦労や思いを歌と演奏からしっかり感じとることができました。 今回もナイスなカバーを聴かせて頂き、ありがとうございました。 ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> おはようございます♪ いつもありがとうございます! 愛の唄 オリジナルも聴いてみました。いい曲ですね。 歌詞と曲調 メロディラインが絶妙にマッチしてて・・ おっしゃるとおりで、このメロディにして、この歌詞、 このアレンジ、このコーラスというくらいに良いです。 > そのあたりの雰囲気とアンサンブルを打ち込みで仕上げられたマジシャン さんのご苦労や思いを歌と演奏からしっかり感じとることができました。 今回もナイスなカバーを聴かせて頂き、ありがとうございました。 YouTubeには、本物のようなオケを作られる達人の方々や、 弾き語りながらも、歌は小田本人かと思う名人も数多くて、 まだまだだと思いつつ、高みを目指してカバーを続けます。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2019/09/08/Sun 12:37 [編集]
![]() こんばんは。
聴かせていただきました。「セレクション」全曲いきそうな勢いではないですか? 今後が楽しみです。 オフコースのコーラスについては、おっしゃる通りというか、松尾&清水のコーラスはライヴでカバーするためであって、レコーディングでは小田&鈴木がやるのが合理的なんでしょう。達郎なんかもレコーディングで他人使うことほとんどないですもんね。 オフコース一番聴いていた若い頃は、歌詞なんてどうでもよかったんですが、50代半ばをこえて、ふとこの頃の曲を聴くと、歌詞がすーっと入って来たりするのが不思議です。 SMO | URL | 2019/09/09/Mon 21:19 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> こんばんは。 聴かせていただきました。「セレクション」全曲いきそうな勢いではないですか? 今後が楽しみです。 機会を見つけては、全曲制覇しようと思っています。 > オフコースのコーラスについては、おっしゃる通りというか、松尾&清水のコーラスはライヴでカバーするためであって、レコーディングでは小田&鈴木がやるのが合理的なんでしょう。達郎なんかもレコーディングで他人使うことほとんどないですもんね。 山下達郎はアカペラも含め、全部を1人でやることが多く、 これこそ、混じりけのない純粋なハーモニーになっていて、 逆に別の要素の化学反応もあればと、欲が出てしまいます。 > オフコース一番聴いていた若い頃は、歌詞なんてどうでもよかったんですが、50代半ばをこえて、ふとこの頃の曲を聴くと、歌詞がすーっと入って来たりするのが不思議です。 若い頃の自分は、オフコースの恋愛の歌詞に涙していて、 今では、青春とか過ぎ去りし日々に心を打たれています。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2019/09/10/Tue 01:40 [編集]
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