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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
フュージョン定番の決めリズムが連発する角松の「押し倒したい」
熱中症になる猛暑日が続いたのが嘘のように、このところは、
朝晩めっきり冷え込むようになり、「暑さ寒さも彼岸まで」とは、
よく言ったものだと思っていたら、日中には暑くなる日もあり、
まだ夏は終わらないさと、角松などの夏っぽい曲に手を出す。

角松敏生の初のインストアルバム、「シー・イズ・ア・レディ」は、
歌ものを作曲してきた角松ならではの、珠玉のメロディに加え、
フュージョン通を自称するのにふさわしく、おいしいとこ取りで、
どの曲も、ニヤリとするフュージョンのエッセンスに満ちている。

「押し倒したい」は、曲名がきわどいせいか、ローマ字表記され、
何だか石川啄木の「ローマ字日記」みたいだが、曲そのものは、
昔のリー・リトナーやカシオペアの、これぞクロスオーバーという、
決めのリズムのユニゾンフレーズで始まり、アドリブ合戦となる。

角松は、このインストアルバムを、丸ごとリメイク、やり直していて、
YouTubeには、「押し倒したい」のスタジオライブがアップされて、
かつて6分だった曲は、各楽器のソロが倍になり、14分の大曲、
フュージョンというよりクロスオーバー時代の長尺な演奏になる。

ジャズにしても、ライブではアドリブが長くて、LPの片面45分に、
収まらずに、CDになり、やっと通して聴けるようになった曲とか、
けっこうあり、そういうアドリブ大会は昔から自分は好きなのだが、
角松を聴くような人には、10分を超える曲は、どうなのだろうか。

さらに言うと、途中、パーカッションソロ、ドラムソロも延々と続き、
自分は、パープル「ミュール」、ツェッペリン「モビー・ディック」の、
ドラムソロが延々と続く曲は、とばして聴いてしまうことが多くて、
この曲でも、何で角松がパーカッションのソロまでやるかなあと。

YouTubeだと映像だから、ドラムソロは多少長くてもまぎれるが、
角松のパーカッションが2分近く、それに続き1分強のドラムで、
ドラムだけで十分だろうに、まあ、角松ご自身の曲で、ご自由に、
自分が目立つようにやってかまわないのだろうが、ちょっと不満。

ただ、こういうのって反面教師というか、自分にも言えることで、
渋谷河合楽器の発表会で、ギターのアドリブを延々とやろうとし、
聴いている方は長すぎてつまらないよと、ドラムに忠告されたし、
今でも、フェイドアウトを伸ばしては、アドリブすることが多く反省。

この春、ドラマー、ポンタの45周年ライブで、この曲が演奏され、
ポンタがイントロを間違えると、角松が、「チャーのスモーキーと、
勘違いしたんじゃ?」とからかったそうで、この裏拍が続いている、
イントロの決めは、チャーからパクっていたと白状したようなもの。

そう思って聴くと、途中の角松のアドリブに、まんまスモーキーの、
ギターソロのフレーズがあって、角松はフュージョンだけではなく、
ロック、AORのいいとこ取りも上手で、自分と同い年の角松だから、
高1の時にチャーがデビューして、同じように衝撃を受けたと思う。

ポンタの間違いが、実際スモーキーと勘違いしたのかは不明だが、
イントロで間違えるのは、今に始まったことではなく、30年近く前、
横浜アリーナで、角松のバックに鈴木茂、ポンタら豪華メンバーで、
ライブを行った時も、「ごめーん!」とドラムを叩くのをやめてしまう。

「この人たちは一流のスタジオミュージシャンなので、椅子に座って、
楽譜を見ながら演奏すれば、ミスなんてしないが、そういう人たちが、
あえて立って、一緒にライブをしてくれた気持ちをわかってほしい。」
みたいに、角松がアンコールで語り、なんで蒸し返すかなと思った。

ベテランがミスをしたのでフォローしようと、それだけ真面目なのか、
ただ、アルバムに自ら書く解説を読んでも、理屈っぽいことが多くて、
何を言いたいのかわからないし、このミスを上塗りするような発言も、
同じステージ上にいたポンタや鈴木は、どう思って聞いたのだろう。

自分の場合は、もちろん、「押し倒したい」を録音しているのだから、
他の曲と間違えることはないが、16分音符の裏拍から始まるリフ、
曲の途中も出てくる決めのリズムは、わかっていてもずれてしまい、
各楽器がバラバラになるので、それだけでも、何週間かやり直した。

まだまだ、リズムがタイトでないが、今の自分にはこれが精一杯で、
サックスソロ、ピアノソロも、楽譜どおりに弾いても、ノリが悪くって、
かろうじて、ギターソロだけは自分の得意なフュージョンフレーズで、
何とかなるが、実は、メロディの裏でくったフレーズが危なっかしい。

ニューミュージック、J-POPの旗手、角松敏生が、フュージョン好き、
ギター好きが高じて演奏したインストアルバムから、決めのリズムや、
裏ノリがけっこう難しい、「押し倒したい」は、週末更新をやめたので、
時間をかけれたものの、かなり手こずり、このあたりで妥協しました。




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こんばんは。
この曲も好きですけど、このギター、リズムに乗って弾くの大変そうです。
今夜もいいもの聴かせていただきありがとうございました。
二週間後は久しぶりの東京です。いつもの通り一泊強行で、またヘトヘトニなりそうです。ほんと東京の方はうらやましい・・・(笑)
SMO | URL | 2018/10/15/Mon 22:06 [編集]
角松氏は、決してファンではなかったですが、勿論?
代表作はほぼフォローしました。あの時代のリスナーとして。
ギターもアレンジも超一流という訳では決してなかったですが、
時代の波に上手く乗ったという印象ですね。

>おいしいとこ取りで、どの曲も、ニヤリとするフュージョンのエッセンスに満ちている。

そうそう、この感想が的を得てると思います。
ポップス的な曲はキャッチーなメロディの佳曲も多かったと思いますが、
インスト、特にギターのアドリブを延々聞かされると、今、誰の曲を聞いているの?という感じになり、ちょっと勘弁という印象でした。

ギターマジシャンさんが、あえてその線をカバーされたのは、敬服します。
サウンドはとてもまとまっていると思いました。
AKISSH | URL | 2018/10/15/Mon 23:16 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。


> こんばんは。
この曲も好きですけど、このギター、リズムに乗って弾くの大変そうです。


ドラムのスネアが2・4拍以外に叩いてきたり、全体にシンコペしたり、
伴奏を聴いてしまうと、つられてしまう仕掛けだらけの曲で大変でして、
何度もやり直して、まだミスもあるのですが、とりあえず形にしました。



> 今夜もいいもの聴かせていただきありがとうございました。


こちらこそ、お聴きいただき、ありがとうございました。


> 二週間後は久しぶりの東京です。いつもの通り一泊強行で、またヘトヘトニなりそうです。ほんと東京の方はうらやましい・・・(笑)


ポール・マッカートニーの東京ドームのチケットを入手されたと、
以前のブログ記事で拝見しましたが、その件での東京旅行ですね。
当日の会場の様子やセットリストの記事など楽しみにしています。
ギターマジシャン | URL | 2018/10/15/Mon 23:23 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。


> 角松氏は、決してファンではなかったですが、勿論?
代表作はほぼフォローしました。あの時代のリスナーとして。
ギターもアレンジも超一流という訳では決してなかったですが、
時代の波に上手く乗ったという印象ですね。


ニューミュージックがAORの影響でシティポップスとなり、
山下達郎がブレイクした頃、絶妙のタイミングでデビューし、
そのうえ、達郎のアルバムが2年に1枚と寡作になっていき、
その隙間を埋めるように何枚も出し、上手く乗った印象です。



> >おいしいとこ取りで、どの曲も、ニヤリとするフュージョンのエッセンスに満ちている。

そうそう、この感想が的を得てると思います。
ポップス的な曲はキャッチーなメロディの佳曲も多かったと思いますが、
インスト、特にギターのアドリブを延々聞かされると、今、誰の曲を聞いているの?という感じになり、ちょっと勘弁という印象でした。



インストアルバムについては、ヒット曲のご褒美という感じで、
一流のミュージシャンをつけてもらい、好き勝手にやっていて、
延々と弾くギターは正直下手ですし、曲もパクリだらけですが、
自分らの年代のフュージョン好きのギタリストの代表というか、
偉大なるアマチュアだと思い、やや上から目線で楽しんでます。


> ギターマジシャンさんが、あえてその線をカバーされたのは、敬服します。
サウンドはとてもまとまっていると思いました。


昔、ワンコードや簡単なコード進行のアドリブ練習オケがあり、
けっこう楽しんでいたのですが、それに近い感じでやれました。
お聴きいただき、ありがとうございました。
ギターマジシャン | URL | 2018/10/15/Mon 23:51 [編集]
16分音符だらけ
こんばんは、いつも拝見(拝聴)させて戴いております。
一人でこれだけの物を作るなんて 本当に想像できません。
完成度がいつも高い。真似できませんが勉強させて戴いてます。
そして今回は、16分音符だらけ....
日頃16分音符から遠い世界にいる者なのでクラクラしちゃいそう。
角松さんはラジオで聴いた程度。ヒュージョンと思っていなかった。
AORに近いPOPsかな程度と...。メロディ良いですよね。

「ギターキッズなら、きっとここらも角松さんは聴いてたんじゃないかな」
なんて風に今回の曲でLes DudekのZorro Rudes Againを思い出しました。
コタパパ | URL | 2018/10/15/Mon 23:55 [編集]
Re: 16分音符だらけ
いつも、コメントありがとうございます。


> こんばんは、いつも拝見(拝聴)させて戴いております。
一人でこれだけの物を作るなんて 本当に想像できません。
完成度がいつも高い。真似できませんが勉強させて戴いてます。


MTRにコツコツとドラム入力から始め、ベース、シンセと、
時間をかけてダビングを重ね、何とか形にしているところで、
YouTubeや各ブログの達人の方々には、まだまだ及びません。


> そして今回は、16分音符だらけ....
日頃16分音符から遠い世界にいる者なのでクラクラしちゃいそう。
角松さんはラジオで聴いた程度。ヒュージョンと思っていなかった。
AORに近いPOPsかな程度と...。メロディ良いですよね。


おっしゃるとおり、角松はAOR影響下の正統派のJ-POPで、
ギターのインストアルバムだけは、フュージョン系になりますが、
そのメロディも、一般的なフュージョンよりは歌ものに近いです。


> 「ギターキッズなら、きっとここらも角松さんは聴いてたんじゃないかな」
なんて風に今回の曲でLes DudekのZorro Rudes Againを思い出しました。


レス・デューデックというと、オールマンブラザースつながりで、
南部の泥臭いギターのイメージですが、ディッキー・ベッツとの、
「ジェシカ」は軽快なインストですし、デュアン時代のイントス、
「エリザベスリードの追憶」は、クロスオーバーっぽいですよね。
レスの怪傑ゾロは知らなかったですが、弾きまくってすごいです。

お聴きいただき、ありがとうございました。
ギターマジシャン | URL | 2018/10/16/Tue 02:01 [編集]



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