fc2ブログ
僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
スポーツをテーマにしたアルバムから「オーバーヘッド・キック」
サッカーのワールドカップのせいで、このところの我が家は、
昼夜が逆転した状態で、夕食がすむと家族は寝てしまって、
そうなるとギターの練習や録音は、ついはばかってしまうし、
夜中に起きてテレビを見る頃では、時間的にギターは無理。

自分はサッカーマニアでないが、一般的なお茶の間と同様、
4年おきにテレビ中継は見ているし、それはオリンピックとか、
正月の駅伝もしかり、いわゆるにわかファンだが、かれこれ、
ドーハの悲劇以来だから、筋金入りのにわかファンと言える。

ただ、野球は「巨人の星」の影響もあり、少年野球をやったし、
「柔道一直線」や「紅三四郎」など見て、柔道着を買ってもらい、
「おれは男だ」の森田健作に憧れ、中学は剣道部に入ったが、
サッカーに関しては、サッカーボール一つ買うこともなかった。

「赤き血のイレブン」は原作もアニメも見たし、「おれは男だ」の、
続編というか同じ放送枠の「飛び出せ青春」も夢中になったが、
それで、片桐君のバナナシュートに憧れて、真似することもなく、
今考えても、どこに差があるのか、自分でも不思議な気がする。

テレビや映画の影響を受けるのは、大人になっても相変わらず、
「私をスキーに連れてって」で、スキーウェアと板、ブーツを揃え、
「メッセンジャー」では、マウンテンバイク、メッセンジャーバッグ、
ヘルメットやウエアと、ほとんどコスプレに近いくらい夢中になる。

主人公と同じ格好をしたがる癖だろうか、巨人のユニフォームに、
柔道着、剣道着がそうだったし、これまた大人になってからでも、
「トップガン」の革ジャンや、「踊る大捜査線」のフード付きコートに、
「スピード」の防弾チョッキを、ミリタリーショップまで出かけて買う。

そんな自分が、やはりワールドカップの時期になったからといって、
サムライブルーのユニフォームを着たことはなくて、本当に基準が、
自分でもわからないが、まあギターという楽器に今も夢中なのも、
なぜピアノや管楽器でないかと尋ねられたら、明確な答えはない。

それこそ、「おれは男だ」の中で、志垣太郎がトランペットを吹いて、
すごく格好良く思えて、母にねだり1年間レッスンも受けたものの、
続かなかったのに、「人造人間キカイダー」が変身で弾くギターが、
赤いギターで格好良いと欲しがって、こちらは、今でも続いている。

それを考えると、漫画家や手品師を目指して、今も手品はやるが、
画家や彫刻家、サーカスの一員になろうとは思わなかったわけで、
何かしら、自分でもできそうなことと、無理なことを見分けていたし、
趣味の世界一つとっても、相性はあるんだろうなと、漠然と感じる。

そんな、すごく夢中になるわけではないサッカーだが、このところは、
家族と一緒に夜中に見るので、ついつい、寝不足で出勤するうえに、
早起きする愛犬の相手もするから、自分も早く寝てしまうことが多く、
結果、ブログの更新、ギターの演奏は、丸々1週間さぼってしまう。

先週の土日は出勤ではなかったから、多少疲労回復で昼寝しても、
日曜の夜くらいまでには、1曲仕上がるかと、高を括っていたところ、
これまた宅録あるあるで、ドラム入力がおかしくなったり、演奏自体、
もう少し弾きこんだ方が良くなるので、無理に仕上げることはしない。

耳コピができない分、バンドスコアに頼っているが、楽譜がある以上、
超絶技巧の曲でもない限り、初見は無理でも、何とか弾けるわけで、
それでも、ただ単に音符を追いかけるのでなく、原曲をじっくり聴いて、
ノリも含めて流れるように弾けないと、聴き返していてきついものが。

最近の演奏が完璧に近いとは思わないが、数年前に比べてみると、
かなり進歩しているのが自分でも感じて、それはギターを弾き続け、
テクニックが戻ったこともあるが、オケ作りに時間をかけるようにし、
雑に仕上げていたギターシンセのパートを、きちんとやったからかと。

ただし、時間をかければ、より良い仕上がりになるのはわかったが、
同じ曲だけ延々と取り組むのは、自分でも飽きてくるし、ある程度は、
ブログ更新を理由に見切り発車も必要で、先週やっていた曲は中断、
多少早めに仕上がりそうな曲に、この月曜から取り組み今日に至る。

ワールドカップのサッカーにちなんで、スクエアの「スポーツ」の中の、
「オーバーヘッド・キック」で、ベースの田中豊雪が作った数少ない曲、
ロックンロール風の伴奏に、ちょっとおどけたメロディという、もともと、
スクエアのアルバムに1曲はあるパターンで、すごくとっつきやすい。

アルバム「スポーツ」は、スクエアの過渡期の作品と何度か書いたが、
リズム隊が田中・長谷部から、須藤・則竹へと移行する橋渡しの時期、
この1枚だけは田中と則竹で、そのうえ、安藤がシークエンサーに凝り、
打込み主体の曲が多いこともあって、リズム隊の変貌の狭間に感じる。

スクエアを取り上げたブログや、Amazonのレビューによると、こうして、
リズム隊が入れ替わったことで、8ビート主体から16ビート主体になり、
当然ながら、以前でも16ビートで叩いているし、「トゥルース」以降でも、
8ビートの曲は演奏しているが、確かに、そうした変化が感じて取れる。

この「オーバーヘッド・キック」は、則竹は参加したばかりだし、作曲が、
ベースの田中だから、昔ながらのスクエアの8ビートにしたのだろうが、
サビで、ドラムがシンバルを1拍ずつ叩くのは、以前のアルバムの曲、
「オーメンズ・オブ・ラブ」のまんまで、新人はつらいよと微笑ましいほど。

この曲のバンドスコアは、エンディングのギターソロは丸々省略されて、
8小節のリピート&フェイドアウトに、ギターの段には「Solo」と書かれ、
せめて、最初の8小節分だけでも、アドリブをコピーすれば良いだろうに、
ドレミ出版は、他の曲もエンディングの省略が多く、頁を減らす目的か。

Amazonのアルバムレビューに、リマスターでギターソロがカットとあり、
ギタリストにとっては、エンディングの弾きまくりが聴かせどころなのに、
一般向けには不要と言うことなのか、自分は、どうでアドリブだからと、
小節を長くし、ひたすら早弾きにしたが、世間とのずれを感じるところ。

話はとぶが、プレイヤーというアメリカのAOR系のロックバンドがあり、
フュージョンのプレイヤーズも日米にそれぞれあって混同しやすいが、
こちらは一発屋に近くて、「ベイビー・カム・バック」という曲が大ヒットし、
それが、エンディングでギターソロを弾きまくっているパターンだった。

ラジオでよくかかり、曲も良かったし、最後のアドリブにも感動したが、
LPを買う程でもないかと、シングル盤を買ったことろ、エンディングは、
ギターソロが始まるなりフェイドアウトしていて、シングルヒット狙いに、
ギターの弾きまくりは不要なのかと、すごく複雑な気持ちになった曲。

そうしたことを思い出しつつ、「オーバーヘッド・キック」のエンディング、
安藤の端正なフレーズを少し取り入れつつも、自分が得意としている、
スケール練習のパターンの上昇下降の早弾きで、音符を詰め込んで、
これは一発録音の方が勢いがあるので、ミストーンでもやり直さない。

逆に、イントロのリフや途中のカッティングは、何度もやり直したうえに、
音がスカスカすぎるからと、ユニゾンでもう一度演奏して、左右に分け、
本来なら、ディレイで左右に振ったり、ダブリングするところを、自分で、
ダブリングするという、ボーカルのダブルトラックみたいにやっておいた。

ところで、アルバムのジャケ写真は、プールでの競泳っぽい場面だが、
「スポーツ」のタイトルのわりには、「オーバーヘッド・キック」以外では、
野球の「ヒット・エンド・ラン」と、ラグビーの「ドロップゴール」しかなくて、
トータルアルバムでも何でもなく、この曲も、どこがサッカーなのか不明。

これまた、話がとぶが、スタローン主演「栄光への脱出」という映画は、
捕虜がサッカーの試合をする話で、ロードショー公開のテレビCMでは、
「ペレのバイスクルシュートがさく裂」とゴールシーンが流れ、これって、
オーバーヘッド・キックと違うのか、呼び方の違いなのか、ポカンとした。

サッカーワールドカップで、寝不足かつ、ギターを弾く時間も制限され、
更新があいてしまったが、そのサッカーをテーマにスクエアが演奏した、
「オーバーヘッド・キック」は、リズム隊の移行期に、脱退するベースが、
置き土産とばかり作った曲で、何とかオケを仕上げて、アップしました。










スポンサーサイト








管理者にだけ表示を許可する


スポーツは同感
今回、「事」スポーツ関連は私も同感。全てがにわかファンでして、文章を読みながら「そうそう・・・」と頷いて読むばかりでした。

「おれは男だ!」の話は、懐かしくて苦笑して読んでしまうくらい、私達同じ時代を生きてきたのも事実ですね。

私は人生の前半戦は音楽にだけにしか、「心を開けなかったのかも」・・・その点は最近痛切に感じています。なのでスポーツは見るだけの物になってはいましたが、その感動は感じて来た自負は持っていますから、ある意味始末に負えないですね。

演奏にはもうコメントがいらないくらいの・・・安定感を感じます。先々私のオリジナル曲をギターマジシャンさんいは演奏していただきたいです。譜面はクラウドに預けて置きますので(いつになるか?先の話で申し訳ないです)

今回もお疲れ様です。ワールドカップを見て、もう既に個の力では完全に勝てない事。凄くそこの部分を感じました。バンドも一緒だなと思いました。
kamiyo.m | URL | 2018/07/09/Mon 00:40 [編集]
Re: スポーツは同感
いつも、コメントありがとうございます。


> 今回、「事」スポーツ関連は私も同感。全てがにわかファンでして、文章を読みながら「そうそう・・・」と頷いて読むばかりでした。


自分は何かにつけ、テレビの前での一般的なパターンを、
「お茶の間」と表現しますが、大半の方はそうですよね。



> 「おれは男だ!」の話は、懐かしくて苦笑して読んでしまうくらい、私達同じ時代を生きてきたのも事実ですね。


これらは、まさに同世代ならではのエピソードです。


> 私は人生の前半戦は音楽にだけにしか、「心を開けなかったのかも」・・・その点は最近痛切に感じています。なのでスポーツは見るだけの物になってはいましたが、その感動は感じて来た自負は持っていますから、ある意味始末に負えないですね。



音楽とスポーツの両立は、今でこそ多少あるのでしょうが、
昔は背反とまで行かずとも、別個のものとされていました。
それこそ、柔道一直線の中で近藤正臣がピアノを弾くのは、
ありえない話として半ばギャグにされることでしたし・・・。


> 演奏にはもうコメントがいらないくらいの・・・安定感を感じます。先々私のオリジナル曲をギターマジシャンさんいは演奏していただきたいです。譜面はクラウドに預けて置きますので(いつになるか?先の話で申し訳ないです)


本家本物の見本があり、完コピ譜に助けられての演奏でして、
オリジナル曲にどこまで対応できるか、かなり未知数ですが、
そうしたことにも挑戦できたらと、腕を磨いておきたいです。


> 今回もお疲れ様です。ワールドカップを見て、もう既に個の力では完全に勝てない事。凄くそこの部分を感じました。バンドも一緒だなと思いました。



よく日本のサッカーは組織力だと言われましたが、全体的にも、
スーパースターだけでは勝ち残れない、そんな流れでしょうね。

お聴きいただき、ありがとうございました。

ギターマジシャン | URL | 2018/07/09/Mon 02:47 [編集]
SCOREについて
クラウドよりブログにアップします。タブ譜は書けないのでその辺はギターマジシャンにお任せです。一ヶ月以内には何とかいたします。今ブログではロックの歴史観を長文で書いていますので、少し時間が掛かります。よろしくお願いします。
16ビートモノ1曲だけです。
kamiyo.m | URL | 2018/07/09/Mon 07:33 [編集]
Re: SCOREについて
いつも、コメントありがとうございます。


> クラウドよりブログにアップします。タブ譜は書けないのでその辺はギターマジシャンにお任せです。一ヶ月以内には何とかいたします。今ブログではロックの歴史観を長文で書いていますので、少し時間が掛かります。よろしくお願いします。
16ビートモノ1曲だけです。



ご期待にそえるかどうか、何とか取り組んでみますし、
執筆中のロックの歴史観の記事も楽しみにしています。

ギターマジシャン | URL | 2018/07/09/Mon 23:00 [編集]



トラックバック
TB*URL





Copyright © 僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ. all rights reserved.