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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
各楽器でソロを回すスクエア「アンエクスペクテッド・ラヴァー」

先週は、毎土曜日の週末更新が日曜にずれ込むどころか、
水曜に延期となり、以前の丸々1週間飛ばすような事態は、
何とか回避できたが、もうそろそろ、土曜日にこだわるのも、
やめておかないと、精神的な負担も大きいのかと反省する。

そんなわけで、昨日の土曜日は延期の言い訳ブログもなし、
これからは、ゆっくり更新することにするが、そう言いつつ、
サボり虫が顔を出しかけているのが、ちょっと心配でもあり、
とりあえず、土日を使って、保留にしていた曲を完成させる。

スクエアの「アンエクスペクテッド・ラヴァー」は、大ヒットした、
F1テーマ曲「トゥルース」を収録した同名のアルバムの曲で、
スローでしっとりとした曲で、ピアノとサックスのイントロから、
ギターがメロディを奏で、ギター、ピアノ、サックスとアドリブ。

安藤の作曲で、いつも安藤はすごく良いメロディを書いても、
惜しげもなく、サックスの伊東だのピアノの和泉にメロディを、
任せて、下手したらアドリブもなしに、バッキングに徹するが、
この曲は、ギターがテーマを弾き、サビでサックスとユニゾン。

そのまま、最初のアドリブソロは、ギターが担当して、これまた、
珍しいくらいに長いソロで、32小節というのは、過去の曲でも、
各アルバムに1曲くらいあったかどうか、続くピアノは16小節、
エンディングのサックスはフェイドアウトで、多少32小節超え。

ギターは終始クリーントーンで、歪ませていないからといって、
生音ではなく、コンプレッサーにコーラス、ディレイをかまして、
広がるような音にしていて、自分もMTR内蔵エフェクトを使い、
それらしい音にはできるが、元々のストラトの音がかなり貧弱。

それとストラトをクリーンで弾く時、自分はこもった音が好きで、
モコモコしたジャズギターのようにしたくなるが、この曲の場合、
かなりエッジの効いた音色で、そのさじ加減がかなり難しくて、
パキパキの硬い音になってしまい、ミキシングで少し補正した。

ギターのアドリブは、クリーントーンというせいか、ジャズっぽく、
モード奏法的なスケールや、コードチェンジに沿ったラインなど、
安藤が大学のジャズ研出身なのも納得できるが、それ以上に、
ペンタトニックフレーズも多用していて、このあたりフュージョン。

自分が弾くにはアドリブよりも、サックスとのユニゾンが難しくて、
楽譜どおりのラインではなく、ギターもサックスもスラーを使って、
流れるように歌っているのを、なかなか再現できず、スライドで、
装飾音をつけようとすると、メロディごと間違えてしまったりする。

伊東はリリコンでなくサックスで、やっぱりサックスの方が良いと、
その音色に惚れ惚れするが、自分の場合ギターシンセなので、
リリコンのほうが、それっぽい音にできて、サックスとなってくると、
いかにもシンセで真似たという音色で、弾いていて気がひける。

ピアノは、ギターシンセのサンプリング音は、かなり良い感じで、
ただ、音域が狭く6本弦のギターで、そのまま弾けるわけはなく、
右手も左手も、2トラックに分けて和音を弾くことになり、その分、
録音の手間も時間もピアニストに比べ、4倍かかるわけで面倒。

ただ、その分、けっこう良い感じで仕上がったなと自負していて、
この曲の場合、ギターよりも、ピアノの方が弾いていて楽しくて、
もちろんギターシンセだから、実際にはギターを弾いているが、
シャカタクっぽい、転がるようなフレーズも、いい感じで弾けた。

間奏は、そのサンプリング音の生ピアノだが、イントロの場合は、
ローズのエレピとも違う音で、先日、河合楽器の仲間に会って、
DX7の音で、FM音源のピアノ音色を使えばよいと教わったので、
ギターシンセのエレピのパッチで、音をFMピアノに変えてみる。

さらに、ユニゾンで、ホーン系の音とベルのような音もするので、
別のトラックに、それぞれホーンとベルで、音をなぞってみると、
イントロもわりと似てきて、さらに打ち込みっぽいアルペジオは、
ギターのスイープ奏法で、ベンベラベラっと弾いて雰囲気を出す。

スクエアの第二の黄金期とでもいうか、全盛期と呼んでも良い、
リズム隊を一新した「トゥルース」の布陣による、バラード曲の、
「アンエクスペクテッド・ラヴァー」は、ピアノパートが面倒くさくて、
保留にしていましたが、楽譜とにらめっこで何とか演奏しました。




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かなり恰好いいです
いやぁ~、自分自身のブログでも簡単に1ケ月半も放置状態にしてしまう程
で、この期間なら6曲も更新するマジシャンさんはもはや怪物です。
身体と精神のバランスをとりながら、過ぎたるは及ばざるにならないように
して下さいね。私もふと気づくとヤバいと思うことありますし、、。

音源は素晴らしいです。もぉ~トレースしたいくらい好きなラインでもありま
す。記事を読みながらテイクの中でどうやったらこの時間で作れるのか、行動
と判断の速さがないと出来ないと感心します。

FM音源、、あれはあれでいいですよね!耳から離れない音がありますよ。
最近は生アンプとの格闘に入りました。エフェクターについても生音レベル
で格闘に入りそうです。DAWのバーチャルアンプやTHR10のプリセットで
お手軽な感じでしたが、ギターとアンプの各ツマミとのバランスで七転八倒し
そうです。


ロッシー | URL | 2018/06/25/Mon 22:55 [編集]
Re: かなり恰好いいです
いつも、コメントありがとうございます。


> いやぁ~、自分自身のブログでも簡単に1ケ月半も放置状態にしてしまう程
で、この期間なら6曲も更新するマジシャンさんはもはや怪物です。
身体と精神のバランスをとりながら、過ぎたるは及ばざるにならないように
して下さいね。私もふと気づくとヤバいと思うことありますし、、。


週末更新が遅れがちだったりしていますが、何とかやっています。
ロッシーさんは、ライブ活動がものすごくて、キーボードに加え、
ギターやドラムでもバンドをかけもちされているのに驚きました。
自分は自宅にこもっていて、体力より精神面が問題(?)ですが、
ロッシーさんは外へと出ていますので、お身体にご自愛ください。


> 音源は素晴らしいです。もぉ~トレースしたいくらい好きなラインでもありま
す。記事を読みながらテイクの中でどうやったらこの時間で作れるのか、行動
と判断の速さがないと出来ないと感心します。


自分の音源は、オリジナルでもなければ、耳コピをするわけでもなくて、
バンドスコアに頼り切りの宅録ですから、多少の時間をかけさえすれば、
何とかなるレベルでして、その積み重ねで向上していければと思います。



> FM音源、、あれはあれでいいですよね!耳から離れない音がありますよ。


こちらは、宅録の達人でキーボードが本業のロッシーさんのジャンルですね。



> 最近は生アンプとの格闘に入りました。エフェクターについても生音レベル
で格闘に入りそうです。DAWのバーチャルアンプやTHR10のプリセットで
お手軽な感じでしたが、ギターとアンプの各ツマミとのバランスで七転八倒し
そうです。



ライブハウスの活動は、キーボードやアコギの弾き語りに加えて、
アコギのサポートやバンドのドラムと、幅が広がってきたうえに、
ジャズギターを購入されたそうで、生の音作りが大変そうですね。

お聴きいただき、ありがとうございました。


ギターマジシャン | URL | 2018/06/26/Tue 02:26 [編集]
素晴らしいです
今回は早めのアップだったのでしょうか?さすがに気合の入ったギターを弾いていて・・・聴いている私も気分が良いです。もう既に当時の安藤さんおレベルいじょうかと思います。

私も少し音楽の仕事が夏場忙しくて大変です。譜面起こしから伴奏まで・・・何でも屋ですね(笑)。
kamiyo.m | URL | 2018/07/01/Sun 13:18 [編集]
Re: 素晴らしいです
いつも、コメントありがとうございます。


> 今回は早めのアップだったのでしょうか?さすがに気合の入ったギターを弾いていて・・・聴いている私も気分が良いです。もう既に当時の安藤さんおレベルいじょうかと思います。



実は更新はおせおせになっていまして、こちらの演奏は、
先々週の予定が周回(週回)遅れになっていたものです。

ギターシンセでサックスやピアノを再現するのに比べて、
ギターそのものを演奏する方が、やっぱり得意なわけで、
それでも、安藤さんには到底及ばないと自覚しています。


> 私も少し音楽の仕事が夏場忙しくて大変です。譜面起こしから伴奏まで・・・何でも屋ですね(笑)。



ジャズの演奏をされるみたいにブログにありましたが、
いろいろと本格的な活動が始まるようで、すごいです。

お聴きいただき、ありがとうございました。
ギターマジシャン | URL | 2018/07/01/Sun 15:29 [編集]
こんにちわ♪ いつもありがとうございます!

この "アンエクスペクテッド・ラヴァー" 聴くほどにしっとりと滲みてきて 安藤さんのメロディメーカーとしての力量を改めて感じる曲ですね。

マジシャンさんのカバー 特にマイルドで拡がりのあるギターの音がなかなかいい感じで再現されてて心地よく聴かせて頂きました。 これはコンプを使ってらっしゃるのでしょうか。

オリジナルを聴いてみましたが、おそらく コンプとコーラスを使い、ディレイをかけて拡がりのある音を創り出してるのかなと思いました。

クリーントーンのアルペジオやカッティングの際にコンプをかけると音の抜けがよくなり、ギターソロなどでは音圧感が出てサスティンも伸び、より存在感のある音に変化させることもでき、特にフュージョンサウンドでは使い勝手のよいエフェクターだなって思います。
過去、松原正樹さんが、PEC-2 というスイッチャーを紹介している動画を記事で紹介したことがありますが、今 手元にあるエフェクターを、このPEC-2を使ってどう音づくりに生かしていこうかと試行錯誤中です;^^

https://www.digimart.net/magazine/article/2015092001591.html
ももPAPA | URL | 2019/07/09/Tue 16:36 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。


> こんにちわ♪ いつもありがとうございます!
この "アンエクスペクテッド・ラヴァー" 聴くほどにしっとりと滲みてきて 安藤さんのメロディメーカーとしての力量を改めて感じる曲ですね。


本当に、安藤はメロディメーカーとして素晴らしく、
初ソロアルバムのタイトルを「メロディブック」と、
名付けたのも、そうした自負があったかと思います。


> マジシャンさんのカバー 特にマイルドで拡がりのあるギターの音がなかなかいい感じで再現されてて心地よく聴かせて頂きました。 これはコンプを使ってらっしゃるのでしょうか。


MTR内蔵エフェクターで、コンプを深めにかけています。



> オリジナルを聴いてみましたが、おそらく コンプとコーラスを使い、ディレイをかけて拡がりのある音を創り出してるのかなと思いました。



この頃は、プロの方はラックマウントのエフェクターを使い、
何段にも積み重ねていたので、ディレイもショートディレイ、
ダブリング、ロングディレイと幾重にもかけていた気がします。


> クリーントーンのアルペジオやカッティングの際にコンプをかけると音の抜けがよくなり、ギターソロなどでは音圧感が出てサスティンも伸び、より存在感のある音に変化させることもでき、特にフュージョンサウンドでは使い勝手のよいエフェクターだなって思います。


最初にコンプの音を意識したのは、高中正義ですが、
とにかく、クリーンで伸びがあり、良い感じでした。


> 過去、松原正樹さんが、PEC-2 というスイッチャーを紹介している動画を記事で紹介したことがありますが、今 手元にあるエフェクターを、このPEC-2を使ってどう音づくりに生かしていこうかと試行錯誤中です;^^
https://www.digimart.net/magazine/article/2015092001591.html



松原正樹は、トランクケースに組み込んだエフェクター類を、
自在に配線する形を、かなり早い段階からやっていましたし、
こうしたスイッチングで音作りするのもお手の物でしょうが、
自分はけっこう苦手で、目で見て繋がっている方が安心です。

お聴きいただき、ありがとうございました。
ギターマジシャン | URL | 2019/07/09/Tue 19:27 [編集]



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