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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
早弾きの連続で教則本のようなヴィニー・ムーア「N.N.Y」
あと数年もすれば定年退職という、いい年をした大人というか、
もう中年から老人へと向かっているので、少しは落ちつくべきと、
いろいろと自制はしているが、ことギターということになってくると、
ますます盛んになっているし、早弾きへの憧れは尽きることない。

最初に早弾きを意識したのはいつのことだろうか、中学時代は、
ビートルズばかり聴いていて、もちろんリードギターを練習したし、
「タックス・マン」や「ジ・エンド」は、早いフレーズで難しかったし、
すごく格好良いソロと思ったが、早弾きという感覚ではなかった。

高校に入り、同級生にギターの上手い連中がゴロゴロしていて、
ディープパープルの「ハイウェイ・スター」を弾いて見せてくれて、
それに圧倒されたのが、早弾きを意識した最初になるのだろうか、
ドレミファソラシドを、ひたすら早く弾いて見せる友人にも驚いた。

ビートルズを全曲コピーするまでは、他の曲には脇目もふれず、
なんて思いつつ、ウイングスのジミー・マックロウのギターソロに、
感動して練習していたが、もっと上手いギタリストを聴かないと、
ビートルズばかりでは、ギターそのものが上達しないと方針転換。

ディープ・パープルやレッド・ツェッペリンは、友人たちが得意にし、
何だか真似するみたいで、それにギターがうまくなりたいのなら、
歌もので短いギターソロでなく、全面弾きまくるインストが良いと、
ギター誌のレコード評で目星をつけ、ジェフ・ベックのLPを買った。

その「ギター殺人者の凱旋」は、16ビートの早い曲ばかりだったし、
変拍子のリフをひたすら早く弾いていく「スキャッターブレイン」が、
アドリブも早弾きの連続で、一方スローな「哀しみの恋人たち」は、
泣きのギターに、盛り上がっての早弾きと、とにかく大満足だった。

77年のクロスオーバーブームでも、ギタリスト中心に聴いていたし、
リー・リトナーの「キャプテン・フィンガー」の早いユニゾンのリフ大会、
ラリー・カールトンでは、クルセイダースでの「スパイラル」の早弾き、
翌年出た「夜の彷徨」でも、「ポイント・アップ」の32分音符に興奮。

和田アキラのプリズムがデビューし、バンド名をタイトルにした曲を、
雑誌プレイヤーのラジオ番組で聴いたときは、もう大興奮していたし、
その和田アキラが薦めるギタリスト、しかも「ベックより良いかも。」と、
自分が食いつく名前も出たアル・ディメオラもLPを買い、大ファンに。

アラン・ホールズワース、ゲイリー・ムーアというジャズロック出身や、
ジャズからフュージョンへと道を切り開いたジョージ・ベンソンに加え、
純粋なジャズギタリスト、ジョー・パスとハーブ・エリスのギターバトル、
早いと有名なタル・ファーロウやパット・マルティーノのLPまで集めた。

クラシック音楽のフレーズ、バッハやパガニーニのフレーズを使って、
これまでにないくらいスピードの早弾きで、圧倒的テクニックを誇る、
イングヴェイ・マルムスティーンが出てきた時も、すごく嬉しかったし、
それを真似て大量に出てきたギタリストのアルバムも、かなり買った。

イングヴェイをスウェーデンからアメリカへ呼び、デビューさせのが、
マイク・ヴァーニーという人で、シュラプネルレコーズを立ち上げると、
トニー・マカパイン、ヴィニー・ムーア、ポール・ギルバートらを発掘、
多少の違いはあるものの、ほとんどイングヴェイに近いスタイルの、
ギタリストを次々とデビューさせ、ネオ・クラシカルブームを作り出す。

早弾きギタリストのオンパレードで、自分にうってつけだったのだが、
イングヴェイと比べると、シングルコイルとハムバッキングの違いか、
シュラプネルのギタリストは、誰もが、音が歪みすぎて、すごく汚いし、
音色もエッジがきつくて、イングヴェイの太く甘い音色には及ばない。

そうやって、イングヴェイと比べられるのが、嫌だと思うのは当然で、
ほとんどのギタリストは、よりフュージョン系のインスト路線になるか、
クラシック色のないメタルや、よりポップな歌ものと変わっていったし、
日本でも有名なマーティ・フリードマンは、演歌と共演するようになる。

何でも昔が良かったとなる自分は、イングヴェイでも、最初に聴いた、
グラハム・ボネットと組んだバンド「アルカトラス」や、初ソロアルバム、
「ライジング・フォース」が一番気に入っていて、シュラプネル関連でも、
トニー、ヴィニーに、ポール加入の「レーサーX」ともファーストが良い。

特にヴィニーのファースト「マインズ・アイ」は、バンドスコアを入手して、
渋谷河合楽器のアンサンブル・コンサートで、いくつかを演奏したので、
イングヴェイよりも練習した曲で、インギーは半音下げチューニングで、
いちいち下げるのが面倒で、それもあり、ヴィニーばかりを弾いていた。

それと、イングヴェイのアドリブは、5・7・11連符という奇数の連符が、
けっこうあり、独特のタイム感覚で、弾こうとする音程を詰め込むから、
結果的に楽譜にすると、端数になるのも多いだろうが、それに比べて、
ヴィニーはフレーズも機械的、教則本のスケール練習みたいのが多い。

ジャズギター教室のテキストだった、バークリー教本に出てくるまんま、
やはり教室で特訓した、バッハの無伴奏バイオリンにも似ていたりで、
これは、習ったまんまだよと、当時だと、けっこう初見で弾けたのだが、
今スコアを出してくると、指がもつれるし、まったく楽譜に追いつけない。

高校になった時、ビートルズばかりだとギターが上手くならないと思い、
ジェフ・ベックとかを聴くようになったのと同様、近年宅録をやりながら、
ビートルズや歌ものばかりやっていたら、早弾きの方がどんどん衰え、
初見にも弱くなったり、クラシックギターのレパートリーも弾けなくなる。

今でもビートルズについては、やはり一番好きだし、全曲のコピーは、
何とか達成したいし、単に毎日のギターの練習をさぼっていただけで、
ビートルズのせいでも、歌もののせいでもなく、ギターに気合を入れて、
かなりの難曲にも、めげずに取り組もうと、新たに決意し直した次第。

ヴィニー・ムーア「N.N.Y」は、メインのリフから教則本的フレーズだが、
ハモリが5連符だったり、ドラムやベースとユニゾンの11連符まであり、
けっこうやっかいで、なめていた教則本フレーズも、かなり練習が必要、
この1週間練習したものの、まだまだ指がもつれ、ハモリもずれてます。







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私には絶対弾けないです
ギターマジシャンさんのこの手の曲は凄いと思います。
私は正直速弾きが苦手です・・・(悲)。
同年代のギタリストがここまでのギターを弾かれると参ったとしか言えません。

確かに世の中には星の数ほど速弾きギタリストがいますね。
私はメタル系は全く聴いてこなかったので、絶対にのこの手のサウンドは弾けません。羨ましいです。

ハイウェイスターは私は中1の終わりにはマスターしていました。今とほとんど変わらないレベルで弾けたのは・・・プチ自慢です。

速弾きが苦手な私が言うのもなんですが、やはりそこに音楽性がないと聴いていてつらいですよね。
私の中での最速ギタリストは誰なんだろう・・・考えてみました。
日本人の横関 敦さんかなと思います。

私も先日YouTubeにアップ出来る機材を揃えました。
練習しない事には宝の持ち腐れなので・・・頑張って練習します。

今回も演奏は素晴らしい出来です。
kamiyo.m | URL | 2018/01/21/Sun 00:54 [編集]
Re: 私には絶対弾けないです
いつも、コメントありがとうございます。


> ギターマジシャンさんのこの手の曲は凄いと思います。
私は正直速弾きが苦手です・・・(悲)。
同年代のギタリストがここまでのギターを弾かれると参ったとしか言えません。


昔から速弾きに憧れていて、今でもそれは変わらないので、
ひたすら指を動かすことだけを考えて、練習していますが、
それでも、若い頃に比べると、指がもつれてばかりいます。



> 確かに世の中には星の数ほど速弾きギタリストがいますね。
私はメタル系は全く聴いてこなかったので、絶対にのこの手のサウンドは弾けません。羨ましいです。


ヴァンヘイレンの登場後に、ライトハンドが当たり前になったように、
イングヴェイの登場後は、速弾きするのも普通になった気がしますし、
YouTubeを見ても、10代の子たちのレベルはすごいものがあります。


> ハイウェイスターは私は中1の終わりにはマスターしていました。今とほとんど変わらないレベルで弾けたのは・・・プチ自慢です。


自分が中1の時は、ドレミファを覚えただけで挫折していたので、
同い年のkamiyo.mさんがハイウェイスターとは、すごいことで、
高校に入るまで、そのレベルの人は、周りにはいなかったです。



> 速弾きが苦手な私が言うのもなんですが、やはりそこに音楽性がないと聴いていてつらいですよね。
私の中での最速ギタリストは誰なんだろう・・・考えてみました。
日本人の横関 敦さんかなと思います。


おっしゃるとおりで、単に指が速く動くだけでは意味がないですし、
アル・ディメオラやイングヴェイでさえ、そうした批判を受けつつ、
他の速弾きギタリストとは違う第一人者の地位を築いたと思います。

横関ジェットフィンガー敦さんは、日本のイングヴェイみたいに、
デビュー当時言われていたような記憶で、山本恭司、高崎晃に続き、
日本のロックギタリストにも、すごい人が出てくると思いましたし、
「くそう、俺だって速弾き練習しているのに、すごすぎ」でした。



> 私も先日YouTubeにアップ出来る機材を揃えました。
練習しない事には宝の持ち腐れなので・・・頑張って練習します。



kamiyo.mさんの練習や、公開される音源のレベルは半端ないので、
フジゲンレスポールの音色も含めて、すごく楽しみにお待ちします。


> 今回も演奏は素晴らしい出来です。


お聴きいただき、ありがとうございました。
ギターマジシャン | URL | 2018/01/21/Sun 09:35 [編集]
敬意
ギターマジシャンさんのギタープレイ遍歴がリアルに伝わってきました。
77年のクロスオーバーブームあたりまでは一緒の道筋のような気がします。
私はその辺りから、ソウル系というかボーカルも含めたサウンドメイキングに行ってしまい、テクニカルギターには、それほど夢中になれなくなってしまいました。
カバー曲は知らない曲でしたが、早弾きの練習をされているギターマジシャンさんに敬意です。
AKISSH | URL | 2018/01/21/Sun 18:19 [編集]
Re: 敬意
いつも、コメントありがとうございます。


> ギターマジシャンさんのギタープレイ遍歴がリアルに伝わってきました。
77年のクロスオーバーブームあたりまでは一緒の道筋のような気がします。
私はその辺りから、ソウル系というかボーカルも含めたサウンドメイキングに行ってしまい、テクニカルギターには、それほど夢中になれなくなってしまいました。


AKISSHさんとは同年代なので、クロスオーバーがブームになったり、
ニューミュージックやAORの誕生を、同じように体験されていて、
かなり共通するところがあると思いますが、ネオクラシカルの場合、
自分の同級生や河合楽器にも、好んで聴く人などいない状況でした。

ギタリスト中心に偏った聴き方をしているのを反省して、ジャズでも、
ピアノやサックスを聴いたりしましたが、やっぱり早弾きばかりして、
教室の先生から、もっと全体のサウンドを捉えるよう注意されました。


> カバー曲は知らない曲でしたが、早弾きの練習をされているギターマジシャンさんに敬意です。


早弾きも含めて、今からでも上手くなりたいと、あがいています。
お聴きいただき、ありがとうございました。
ギターマジシャン | URL | 2018/01/21/Sun 19:40 [編集]
凄っ!
そう、マジシャンさんは速弾き、これなんですよねぇ~と実感。
1週間という枠組みの中で楽譜ひとつでここまで出来る、想像を
絶します。電車の中で痴漢と間違われないように記事ネタを書か
れる姿も浮かんで、その情熱もさることながら、状況を見極めて
コンスタントに作業が出来ることにも尊敬します。

この曲は知らなかったのですが、スネアとギターの同期する中盤の
フレーズが格好良くていいです。

ロッシー | URL | 2018/01/21/Sun 23:41 [編集]
Re: 凄っ!
いつも、コメントありがとうございます。


> そう、マジシャンさんは速弾き、これなんですよねぇ~と実感。


好きこそものの上手とまではいかないかもしれませんが、
速弾きが一番得意というか、昔取った杵柄になります。


> 1週間という枠組みの中で楽譜ひとつでここまで出来る、想像を
絶します。電車の中で痴漢と間違われないように記事ネタを書か
れる姿も浮かんで、その情熱もさることながら、状況を見極めて
コンスタントに作業が出来ることにも尊敬します。


バンドスコアがあるから、何とか仕上げられている状況でして、
耳コピされる方やロッシーさんのように作詞作曲される方には、
到底及ばない安直なやり方ですが、更新を続けたいと思います。



> この曲は知らなかったのですが、スネアとギターの同期する中盤の
フレーズが格好良くていいです。


クロスオーバー、初期のフュージョンによく出てきたパターンで、
テクニックをひけらかすユニゾンリフにすごく近い感じですね。
お聴きいただき、ありがとうございました。
ギターマジシャン | URL | 2018/01/22/Mon 00:26 [編集]



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