僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
小胎剛のギター二重奏編曲で「イフ・ウイ・ホールド・オン・トゥゲザー」

先日、〆切(?)に追われて、短時間でゴンチチを仕上げた際に、
やはりギターが2本だと、ソロギターのようにメロディーと伴奏を、
同時に弾かなくても良いから、右手はすごく楽だなあと実感したし、
メロディと伴奏の音程が交錯しても、別々に聴こえてわかりやすい。

自分は、趣味としてもギターが一番だし、楽器の中でも一番好きで、
レコードやCDもギター中心に買ったり、聴いたりしてきてはいるが、
実は、ギターという楽器にすごく劣等感を感じていて、ピアノに比べ、
音域は狭いし、同時に鳴らせる和音も6弦ギターでは6音と少ない。

ピアノは両手で弾くから和音は10音だし、半音で密集した和音も、
両手を広げて、低い音と高い音との和音も弾けるという利点があり、
左手で伴奏、右手でメロディを同時に弾くのは、初心者でもできるし、
ペダルを使えば音も伸ばせて、強弱のダイナミズムもレベルが違う。

サックスなどの管楽器に対しても、向こうは単音で、こっちは和音が、
鳴らせるんだという優越感よりは、人の声に近い表現力の見事さや、
息の続く限り音は伸ばせるし、伸ばしている間も強弱がつけれるしと、
ないものねだりではないが、どうもギターにできないことに目が行く。

そんな劣等感を抱きながら、ギターの二重奏になると、少し回復して、
ピアノに連弾はあるが、友人同士、ピアノを持ち寄って合奏するのは、
まずできないし、サックスにしても、バイオリンにしても、2人だけでは、
よほど編曲を工夫しない限り、音がスカスカになってしまうように思う。

手軽に持ち寄って合奏できるのは、ギターの強みなんだろうと思って、
考えてみれば、ビートルズにしても、インストのベンチャーズにしても、
基本的にリードギターとリズムギターという、2本のギターがメインだし、
クラシック、ロック、フォークを問わず、二重奏は定番だと強引に解釈。

ゴンチチを演奏しつつ、そんなことを考えていたのだが、安直な自分は、
ギター二重奏の曲集があれば、何かとレパートリーには困らずにすみ、
ソロギターほど難しくもないだろうし、ドラムとベースの伴奏もいらなくて、
毎日でもブログに曲をアップできると、何冊か買っておこうということに。

ところが、リットーやシンコー、ドレミ出版やAmazonで調べてみたところ、
ギター二重奏の楽譜は、そんなに出ていなかったうえに、絶版ばかり、
南澤大介が「ソロギターのしらべ」を出して、ソロギターがブームとなると、
ソロギの楽譜は、各社すごく出しているが、二重奏は逆に衰退したよう。

「ソロギターのしらべ」の姉妹編として、「デュオギターのしらべ」も出たが、
シリーズ化して10冊以上もあるソロギに比べて、たった1冊出て廃刊で、
これは、自分が愛用する「華麗なるギターソロアルバム」の江部賢一が、
編曲しているので、是非とも再販してほしいと思うが、ブームは来ないか。

現行のギター二重奏の楽譜は、ドレミ出版に「魅惑のギターデュエット」、
「クラシックギターで楽しむギター二重奏曲集」があり、編曲は小胎剛に、
吉田光三と、どちらもクラシックギターの教則本・曲集を出している人で、
「魅惑~」の方が、ポピュラー曲を多く含んでいるので、そちらを買った。

小胎剛は、10代の頃から愛読して、今でも時折出しては読み返している、
「ギター教室ただいまレッスン」の著者だし、ジョージ・ウィンストンの名曲、
「あこがれ・愛」の唯一のギター編曲と思われる楽譜を収録している曲集、
「魅惑のギターソロアルバム2」の著者だから、二重奏でも間違いはない。

ただ、購入した楽譜自体は、2015年の発行だが、クラシックの名曲とか、
文部省唱歌のような愛唱歌が多くて、この手のポピュラー曲集によくある、
かなり昔に出版したものに、曲を入れ替えながら、版を重ねているようで、
曲名や音符の活字も何種類か混在していて、つけたしているのがわかる。

「アニー・ローリー」や「河は呼んでいる」なんて曲は、ギターを始めた当時、
もう40年以上前だが、その頃でさえ、古い曲を入れているんだなと思って、
今も載っているのは、70~80歳の人には欠かせないレパートリーなのか、
逆に、自分の好きなビートルズあたりも、今の若者には、そう思われるのか。

ギター二重奏を最初に意識したのは、中学時代に見た「ギターをひこう」で、
荘村清志の時の卒業発表会で、ソルの練習曲「月光」にメロディをつけて、
二重奏で演奏するのが、すごく良くって、自分で旋律を聴きとり、カセットに、
元の練習曲のアルペジオを録音し、その上にメロディを弾き悦に入っていた。

クラシックギターでは、元々練習曲として、二重奏になっている曲もあって、
こうした曲は、今でも現代ギター社から、いくつも楽譜は出版されているし、
バッハの「2声のインベンション」をギター二重奏にしたり、ハープシコードや、
ピアノの曲の2段譜をギター用に編曲したものも多く、何冊かは持っている。

海外のクラシックギタリストも演奏する「さくら変奏曲」で有名な横尾幸弘が、
ギター二重奏の編曲も数多く残していたそうで、「ギター二重奏選集」として、
これも現代ギター社から現行で出ているので、ものすごく演奏したい曲が、
入っているわけではないが、廃刊になる前にと買い、コレクションが増える。

以前、月刊現代ギターを定期購読していたので、今もメルマガが届いていて、
かなり前から、クラシックギターのデュオ「いちむじん」の名前を見ていたが、
その楽譜が出ていたので、これまた廃刊になる前にと、調子づいて購入して、
彼らの曲をAmazonで試聴すると、かなり良いので、CDも3枚買い練習開始。

横尾編曲も、いちむじんも中級~上級レベルで、すぐには弾けそうにないが、
せっかく二重奏の楽譜を買ったのだから、1曲くらいは演奏しないと損だなと、
小胎編曲で初級~中級レベルの曲をパラパラと見て、メロディも知っているし、
演奏して自分が楽しめる曲はないか探し、ダイアナ・ロスの曲がちょうど良い。

「イフ・ウイ・ホールド・オン・トゥゲザー」は、トレンディドラマが華やかなりし頃、
今井美樹と石田純一の主演だった「想い出にかわるまで」の主題歌だったが、
もともとは、アニメ「リトルフットの大冒険」の曲らしく、シングルCDを買ったら、
恐竜の漫画のジャケットに、テレビ主題歌と印刷した別の紙を重ねてあった。

時間のないときに、ササっと仕上げるギター二重奏なんて、なめてかかったが、
きちんと弾くには大変で、伴奏は苦手はm7thがあり、音が鳴らなかったりし、
エレキばかり弾いて、左手の握力が弱まったと反省しつつ、ダイアナ・ロスの、
「イフ・ウイ・ホールド・オン・トゥゲザー」を、締め切りギリギリでのアップです。










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落着き
この年末にとても落ち着いた良い演奏ですね。

アコギの伴奏は弦の音もキレイに出ていますし、いい音しています。
この手はメロより伴奏の側の方が厳しかったりしますからね・・・素晴らしいです。

メロの方は若干コンプが掛かった感じで、少々抜けが不足して聴こえました。
でもそれが落ち着き感を出しているので、良かったのかも知れません。

ギターの全然練習していないので、本当に頭が下がります。毎週のアップ本当にお疲れ様です。私はすでにギターは趣味ではなくなってしまった感があって、反省している始末です。
kamiyo.m | URL | 2017/12/17/Sun 04:57 [編集]
Re: 落着き
いつも、コメントありがとうございます。


> この年末にとても落ち着いた良い演奏ですね。


ゆったりとしたバラード曲にしてみました。


> アコギの伴奏は弦の音もキレイに出ていますし、いい音しています。
この手はメロより伴奏の側の方が厳しかったりしますからね・・・素晴らしいです。


生音をマイクで拾いましたが、弦のこすれる音が大きかったり、
セーハ部分でミュート気味になってしまい、反省点も多いです。


> メロの方は若干コンプが掛かった感じで、少々抜けが不足して聴こえました。
でもそれが落ち着き感を出しているので、良かったのかも知れません。



エレガットをどれだけ生っぽい音にするか、いろいろ工夫していますが、
今回はおっしゃるとおりで、コンプでつぶれたような立ち上がりになり、
甘い音色のつもりが単に音抜けが悪いだけで、次回への課題になります。



> ギターの全然練習していないので、本当に頭が下がります。毎週のアップ本当にお疲れ様です。私はすでにギターは趣味ではなくなってしまった感があって、反省している始末です。



kamiyo.mさんは高校生の頃から、プロギタリストとして演奏されていて、
趣味で演奏するのとは練習するレベルも全然違うので、お仕事される中、
納得できる演奏にもっていかれるのは、時間的に厳しいのかと思います。
お聴きいただき、ありがとうございました。
ギターマジシャン | URL | 2017/12/17/Sun 07:25 [編集]
まいどです
とっても端正で、簡素すぎるほど簡素なアレンジにまず驚きました。
ちょっとゴンチチっぽい感じもしますね。
もちろん深い意図あってのこのアレンジなのでしょうが、その意味を
考えて夕べは眠れなくなってしまいました(ウソです!)。

ご承知の通り、自分はギター弾きなのに、ギターがそんなに好き
じゃなくて、出来れば。他の....ドラマーやってみたかったなあとか
すぐに思ってしまうタイプで、今も仲間にバンドやろうぜって誘われますが
リードヴォーカルならやってもいいぞ!ギターは弾かねーぞ!って
そんな感じの情けないヤツですから、ギターマジシャンさんの
このとても新支那までに抑えた感じの演奏が、自分のアホさ加減を
せせら笑ってる感じで、なんだかいろいろ反省しなくちゃ
イケナイな自分?!って、ついつい自制させられてしまうほど説得力ある
簡素さ....凄いです。
pipco1980 | URL | 2017/12/17/Sun 11:59 [編集]
Re: まいどです
いつも、コメントありがとうございます。


> とっても端正で、簡素すぎるほど簡素なアレンジにまず驚きました。
ちょっとゴンチチっぽい感じもしますね。
もちろん深い意図あってのこのアレンジなのでしょうが、その意味を
考えて夕べは眠れなくなってしまいました(ウソです!)。



この演奏は、小胎剛の編曲のままで、曲集全体が初級レベルの想定のようで、
基本パターンのアルペジオによる伴奏が大半になっていますが、自分とかが、
メロディ譜を元に考える伴奏よりは、音のつながりがきちんとしていますし、
ある意味、簡素さの中で、説得力のある音を求める編曲なのかもしれません。



> ご承知の通り、自分はギター弾きなのに、ギターがそんなに好き
じゃなくて、出来れば。他の....ドラマーやってみたかったなあとか
すぐに思ってしまうタイプで、今も仲間にバンドやろうぜって誘われますが
リードヴォーカルならやってもいいぞ!ギターは弾かねーぞ!って
そんな感じの情けないヤツですから、ギターマジシャンさんの
このとても新支那までに抑えた感じの演奏が、自分のアホさ加減を
せせら笑ってる感じで、なんだかいろいろ反省しなくちゃ
イケナイな自分?!って、ついつい自制させられてしまうほど説得力ある
簡素さ....凄いです。



おそらくプロの方は職業として演奏されるから、ギターだけに満足せず、
たまには、他の楽器が良いという発想になったり、もう一生分弾いたと、
ギターから離れることもあるのでしょうが、自分は他に趣味が少なくて、
いまだに、昔取った杵柄とばかり、ギターにしがみついている状態です。
お聴きいただき、ありがとうございました。
ギターマジシャン | URL | 2017/12/17/Sun 12:37 [編集]



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