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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
「パリ~」に次ぐゲイリーの泣きのギター「スパニッシュ・ギター」
7年前の夏、NHK「中高年のブログ入門」を見て、ブログを始め、
コメントいただく方々に背中を押される形で、ギター演奏もやり、
すぐに調子づく自分は、今度は何を演奏しようかと楽譜を集め、
気づけば、枕元はAmazonの箱だらけで、70冊は超えたろうか。

まあ、単純計算してみると、毎月1冊買っているより少ないから、
節度ある買い方と言って良いだろうが、昔の楽譜も大量にあり、
ブログのレパートリーに困らない以上に、一生かけても弾けない、
積ん読状態に近いだろうし、自分のレベルを超えた楽譜も多い。

それでも、今も、ちょこちょこ、シンコーやリットーの新刊を探して、
最近の音楽にはついていけないが、昔の曲が再販されないかと、
こまめにチェックすると、けっこう見落としていたり、出た当初は、
さほど興味なかったのに、急に欲しくなると、売り切れていたり。

シンコーミュージックは、以前は直販をやっていたが、数年前に、
Amazonに委託したようで、購入は、Amazonへのリンクになって、
そのうえ新刊でなく、中古の出品ばかりになっている楽譜も多く、
廃刊本がメーカーHPに残り、古本にリンクするのはどうなのか。

先日は、イエスなんかも1冊くらいあって良いかとクリックすると、
古本のみで定価の倍以上していて、さすがに買う気にはならず、
近所の楽器屋は、棚の上の方に、古い楽譜が背表紙が変色して、
売れ残っていることがあるので、覗いてみるがイエスはなかった。

カーペンターズやゲイリー・ムーアの古いバンドスコアもあるなと、
目をつけて、早速シンコーからAmazonを見ると、どちらも出品のみ、
そんなに欲しいわけでなかったが、せっかく、新品があるのだから、
買っておく方が良いなと、ある意味、変な理屈で買ってきてしまう。

シンコーは、人気のスコアは数年たつと、曲目を変え再販したり、
最近では、中高年向けか、「ワイド版」と称してサイズを大きくして、
再販するので、イエスが出ないか、見ていたが、その気配はなく、
逆に、定価以下の古本が出品されたので、そっちで買っておいた。

そうこうするうちに、イエスの新刊が出てしまうと、悔しくなるから、
さっさと演奏して、ブログにアップすれば、買った甲斐もあるさと、
大曲は避けて取り組むが、それでもドラム入力が大変な曲ばかり、
妥協して(?)、「ロンリー・ハート」なら楽だろうと、ドラムは簡単。

オケもそこそこ作れたが、よくよく考えると、昔の曲にしたところで、
「ロンリー・ハート」にしても、ジョン・アンダーソンはキーが高くて、
けっこう口ずさんでいた曲も多いが、いざ歌うと難しく、それに加え、
風邪で喉を痛めて、当分の間はイエスの曲は保留することになる。

同じ理屈で、カーペンターズは、余程のことがなければ歌えないが、
ゲイリー・ムーアは、「スパニッシュ・ギター」や「サンセット」といった、
歌のないインスト曲がバンドスコアに載っているので、これだったら、
声が出なくても平気だし、無理やり買った楽譜をすぐ有効活用できる。

ゲイリー・ムーアは、1969年、10代で、スキッド・ロウでデビューして、
ゲイリー・ムーア・バンドでアルバムを出したり、ジャズロックのバンド、
コロシアムⅡや、盟友フィル・リノット率いるシン・リジイに参加したり、
知る人ぞ知るギタリストだったが、自分が知ったのはソロデビュー時。

78年「バック・オン・ザ・ストリート」が出た時に、雑誌「ロッキンF」では、
丸々1ページを使って、対談形式のレコード評が掲載され、その中で、
「ジェフ・ベックみたいな」という言葉があり、これはビートルズと並ぶ、
自分にとっての、キラーフレーズ、殺し文句で、すぐ食いついてしまう。

高中正義のセカンドアルバムは、ヤングギターのレコードレビューで、
「ベックに聴かせたい」と書いてあり買ったし、アル・ディメオラにしても、
和田アキラがロッキンFで、「ベックよりすごいかも」とあおってくるから、
買ってしまうという、高校時代の自分には、ある意味、神のようだった。

運良く、ゲイリーの曲が、NHKFM「軽音楽をあなたに」で数曲かかり、
そんなにベックみたいとは思わないが、「甘い言葉に気をつけろ」では、
レッド・ツェッペリン「貴方を愛しつづけて」のマイナーブルースみたいで、
気に入って、LPを買うと、まさにベックのようなインスト曲が何曲もある。

ベックというより、もろにジャズロックで、当時、クロスオーバーギターに、
やたらと夢中だった自分には、ものすごくぴったりだったが、その路線で、
ゲイリーが参加していた「コロシアムⅡ」は、国内盤どころか輸入盤さえ、
入手不可能な状態で、もっとインスト曲が聴きたいと、飢餓感を覚えた。

その後、ゲイリーは、シン・リジイでアルバムを出すと脱退して、80年に、
「Gフォース」を結成するも、すぐに解散、グレッグ・レイクと組んでみたり、
「ギターを抱いた渡り鳥」と揶揄される状態だったが、ファンが多いのか、
おそらく日本限定のベスト盤「モア・クレイジー」が、81年に発売される。

そこには、自分が聴きたくて聴けなかった、コロシアムⅡの曲も4曲あり、
さらに、日本未発売のシングル盤「スパニッシュ・ギター」まで入っていて、
この曲は、歌入りとインストの2種類あるそうだが、インスト版だったので、
ディメオラみたいなフラメンコ調の早弾きには、夢中になって聴きまくった。

このベスト盤は、限定盤だったのか、すぐにジャケットと曲目を変更して、
別のベスト盤が出たが、大人の事情というか、ゲイリーが参加していない、
タイガーズ・オブ・パンタンの「タイガー・ベイ」を勘違いして収録したので、
なかったことにしようと、慌てて廃盤にしたのではと、つい勘ぐってしまう。

後にシン・リジイやホワイトスネイクにまでも加入する、ジョン・サイクスは、
ゲイリーのファンで、タイガーでそれっぽく早弾きして、デフ・レパードの、
フィル・コリン(ジェネシスのフィル・コリンズではない)も、ガール在籍時に、
やはりゲイリーばりのソロを弾き、ゲイリーがゲストで弾いたと言われた。

それだけのフォロワーがいるゲイリーは、ベックのフォロワーとよく言われ、
「ベックのように弾きたいという少年の心のまま、プロになって~」などと、
馬鹿にしたような言い方までされたり、ジャズロックのバンドにいたから、
同じに見られがちだが、そんなに言われるほど、似ているとは思わないが。

2人ともブルースに根差して、泣きのギターと早弾きのどちらも得意として、
レスポールとストラトを使い分けるなど、共通点は多くて、こうしたところは、
ゲイリーがベックを意識したかもしれないが、ゲイリーの方が無茶苦茶に、
弾きまくって、あだ名の「クレイジー」どうりで、チョーキングもしつこいほど。

この後、大ヒットする「大いなる野望」は、ハードロックの売れ線の曲となり、
これは、ベックとは方向性も違うだろうし、その後のブルースへの回帰も、
ブルースでもひねってくるベックに対し、正統派ブルースロックと言ってよく、
一時期影響はあっても、単なるフォロワーからは80年代に脱却している。

せっかくゲイリーのスコアを買ったから、スマホでゲイリーの曲を聴こうと、
とりあえず、CDの2枚組ベストをAmazonで買うが、買ったその日のうちに、
国内盤なのに500円も値下がりして、輸入盤にしても、為替レート以上に、
変動が激しいことがあり、朝と晩に値段をチェックする癖がついてしまった。

追悼盤として出た「メモリアルコレクション」は、コージー・パウエルのソロや、
コロシアムⅡの曲も含んだマニアを納得させる選曲で、当然のことながら、
「スパニッシュ・ギター」も入っているが、これはボーカルバージョンで、単に、
インストに歌をかぶせたと思ったら、後半のギターソロが一部違っている。

もともと、編集でつないだのではという感じで、インスト版でも、アドリブ中に、
ギターの音色もリバーブのかかり具合も変わって、わざとらしすぎるのだが、
その部分が歌入りとインストでは、さらに間に数小節分加えた形だったり、
フェイドアウトの長さが違い、元々A・B面だから、あえて差別化を図ったか。

実は昔からすごいファンだった、ゲイリー・ムーア「スパニッシュ・ギター」は、
アルペジオのバッキングとエレキのメロディを、2回演奏し左右に振ったが、
けっこうずれてしまって、譜面があっても、安定しない演奏だと反省しつつ、
最後のアドリブは気合を入れて、フェイドアウトを伸ばし、弾きまくってます。






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毎度です
正直云って、「うーむ、ギター演歌だよなあやっぱガリムア」さんは!
何て不謹慎にも思いつつ、そう云えば昨日、ジェッフベックの
「恋は水色」をたまたま聴いていて、こりゃあやっぱ「黒歴史」だよなあと
思いつつ、それにしてもギターマジシャンさんは相変わらずうまいなあ!
何て悲喜交々な思いで聴いていたら後半の16連に最後の方は
32連!??ス、凄いぜ!って啞然として、いやいや感心して聴いてました!.
キチンとピッキングもしてますしね(自分は殆ど誤摩化しですけど)。
いやはや、圧巻でした。

でもやっぱ、ガリムア....演歌だなあ....。
pipco1980 | URL | 2017/11/26/Sun 02:00 [編集]
Re: 毎度です
いつも、コメントありがとうございます。


> 正直云って、「うーむ、ギター演歌だよなあやっぱガリムア」さんは!
何て不謹慎にも思いつつ、そう云えば昨日、ジェッフベックの
「恋は水色」をたまたま聴いていて、こりゃあやっぱ「黒歴史」だよなあと
思いつつ、それにしてもギターマジシャンさんは相変わらずうまいなあ!
何て悲喜交々な思いで聴いていたら後半の16連に最後の方は
32連!??ス、凄いぜ!って啞然として、いやいや感心して聴いてました!.
キチンとピッキングもしてますしね(自分は殆ど誤摩化しですけど)。
いやはや、圧巻でした。

でもやっぱ、ガリムア....演歌だなあ....。




おっしゃるとおり、ゲイリーの泣きのギターは演歌の世界で、
曲調によっては、もろにムード歌謡にありそうな感じですね。

マーティー・フリードマンは、演歌に憧れて日本に移住して、
さらに紅白歌合戦では、石川さゆりのバックまでやっていて、
哀愁の曲は、フラメンコにしても、どこかしら通じるのでは。

ジェフ・ベック「恋は水色」は、こんなことやってたのかと、
歌までやらされた「ハイホー・シルバー・ライニング」同様、
黒歴史なのですが、ベスト盤には入れられてしまう悲哀です。

エンディングのギターは、「クレイジー」ムーアを意識して、
半ばでたらめに弾いたアドリブで、かなりいい加減です・・・。

お聴きいただき、ありがとうございました。
ギターマジシャン | URL | 2017/11/26/Sun 03:50 [編集]
泣きのギター
今回の演奏素晴らしい出来ですね。速弾きには感動しました・・・私にはとても弾けません。

途中聴けるガットの音も凄く良いですね、ソロの音も完璧です。

やっぱり泣きのギター・・・特にゲイリームーアの演奏は好きですね。全盛期の彼の演奏は大好きでした。

最近の演奏ではナンバーワンの出来だと思います。お疲れ様でした。
kamiyo.m | URL | 2017/11/26/Sun 07:16 [編集]
追記です
バンドスコア70冊以上ですか・・・金額は凄い事になっていますね(笑)。

私は耳コピ専門なのでバンドスコアは買った事がありません。何とか今迄それでやって来たので仕方がないですね。
kamiyo.m | URL | 2017/11/26/Sun 07:20 [編集]
Re: 泣きのギター
いつも、コメントありがとうございます。


> 今回の演奏素晴らしい出来ですね。速弾きには感動しました・・・私にはとても弾けません。


ジェフ・ベック、和田アキラ、アル・ディメオラにゲイリー・ムーア、
さらにイングヴェイと、ひたすら練習してきたので、何とか弾けました。



> 途中聴けるガットの音も凄く良いですね、ソロの音も完璧です。


ガットはエレガットなので、ピックのあたる空気感が出せなくて、
その分、甘い音色で弾き、ゲイリーと違った感じになっています。



> やっぱり泣きのギター・・・特にゲイリームーアの演奏は好きですね。全盛期の彼の演奏は大好きでした。


ハードロックの頃やブルースに回帰した頃、それぞれ名演があり、
YouTubeにあるモントルーの演奏も見事で、自分も大好きです。



> 最近の演奏ではナンバーワンの出来だと思います。お疲れ様でした。


お聴きいただき、ありがとうございました。
ギターマジシャン | URL | 2017/11/26/Sun 07:49 [編集]
Re: 追記です
追記のコメント、ありがとうございます。


> バンドスコア70冊以上ですか・・・金額は凄い事になっていますね(笑)。


スコアを買わなければ、ギターが買えたかもしれませんが、
目立ってしまい、財布を握る方から許可がおりないですね。


> 私は耳コピ専門なのでバンドスコアは買った事がありません。何とか今迄それでやって来たので仕方がないですね。


自分は、単音のフレーズを耳コピするのもやっとで、コードは取れず、
まして鍵盤はお手上げなので、昔から楽譜を頼ってやってきましたが、
高校時代から自分でコピーする癖をつけたら、人生が違ったかも(?)
ギターマジシャン | URL | 2017/11/26/Sun 07:55 [編集]
2.5流感
リアルで聞いていた時は、早弾きのところだけに耳が行って、凄いとか
友達と言ってましたが、今聞くと、凡庸なメロディーにとって付けたような早弾き。
これがゲイリームーアですね、いい意味でも悪い意味でも。
でも、このある種、ダササがムーアの持ち味だと思っています。2.5流感というか。
ギターマジシャンさんの、後半の早弾きが、昔のことを思い出させてくれました。
AKISSH | URL | 2017/11/29/Wed 18:26 [編集]
Re: 2.5流感
いつも、コメントありがとうございます。


> リアルで聞いていた時は、早弾きのところだけに耳が行って、凄いとか
友達と言ってましたが、今聞くと、凡庸なメロディーにとって付けたような早弾き。
これがゲイリームーアですね、いい意味でも悪い意味でも。
でも、このある種、ダササがムーアの持ち味だと思っています。2.5流感というか。
ギターマジシャンさんの、後半の早弾きが、昔のことを思い出させてくれました。




とにかく早い、無茶苦茶なくらいに弾きまくっている、というのが、
ゲイリー・ムーアの売れだした頃の特徴で、コージー・パウエルや、
ゲイリー・ボイルのアルバムの客演も、思い切りはじけていました。

早弾きが大好きな自分は、もう、それでゲイリーが気に入ったので、
メロディも曲もそっちのけ、今思えば本当B級グルメの世界ですが、
「大いなる野望」のシングルは、売れ線でメロディも良い感じです。

お聴きいただき、ありがとうございました。
ギターマジシャン | URL | 2017/11/29/Wed 22:02 [編集]



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