僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
横浜の公園の秋の情景を歌にしたオフコース「秋の気配」
7月の猛暑、真夏日が嘘のように、8月は雨模様の日ばかり、
気がつくと、9月になっていて、朝晩の肌寒さから、もう秋か、
そういえば、オフコースに「秋の気配」なんて曲があったなあと、
録音し始めると、なぜか更新する今日に限って、また暑くなる。

これなら、山下達郎や角松敏生の、夏全開の曲の方が良いが、
今さら、別の曲をオケから作り直すのも無理な話で、予定通り、
オフコース「秋の気配」を仕上げることにし、何とか夕方には、
ミキシングも完了するが、動画作成に戸惑い、数時間かかった。

ビートルズばかり聴いていた中学時代、ビートルズの特集記事、
ちょっとした楽譜が出ていると、月刊ヤングギターを買ったので、
レコードレビューや広告で、オフコースの名前だけは見ていたが、
実際に曲を聴いたのは、テレビ主題歌の「ロンド」がヒットした頃。

この曲の楽譜もヤングギターに出ていたので、歌詞もわかって、
今なら、「母はいつまでも子どもに追いつけない。」というだけで、
ウルウルきてしまうが、当時は、何だか、グレープが「無縁坂」で、
母を歌ったのをパクった感じだ、それに同じ2人組だし、と思った。

LPの帯だったか、ヤングギターのレコード広告ページだったか、
「和製カーペンターズ」のコピーがあり、カーペンターズだったら、
女性ボーカルと、もう1人はピアノだし、同じデュオということでも、
S&Gだったら、ボーカルとギタリストだし、別物だろうにと思った。

いわゆるフォークグループでなく、ポップス路線の2人組なのだと、
レコード会社はアピールしたくて、カーペンターズにたとえたのか、
自分の場合、安易にビートルズの文字を使われると反発するが、
カーペンターズのファンはオフコースをどう思ったのか、気になる。

79年、大学に入ると、オフコースの後輩になる聖光学院出身の、
同級生同士が、やたらと、教室でオフコースのハモリを練習して、
ちょっと異様な風景だったが、別の仲の良い同級生も大ファンで、
彼のアパートへ遊びに行くと、いつでもオフコースが流れていた。

そのうち、「さよなら」がヒットして、FMでライブを聴くと、AOR系、
TOTOとかボストンみたいなロックサウンドで、わりと気に入ると、
従妹までが大ファンでピアノを弾いてくれて、半ば洗脳されるよう、
自分もLPを買ったりレンタルし、ギター弾き語り曲集まで買った。

バックバンドが正式メンバーになり、「スリー&ツー」を出したが、
そのベースは、自分が憧れた日本一のビートルズコピーバンド、
バッドボーイズのポール、清水仁で、それも気に入った理由で、
結果的には、これ以降のアルバムを全部リアルタイムで買った。

初期の曲はベスト盤「セレクション」で、とりあえず聴いていたが、
これは、捨て曲なしの名曲揃いなので、バンドスコアを買ったし、
カセット式のMTRを買ったときには、ロックやクロスオーバーより、
オケが作りやすいと、オフコースや山下達郎を中心に録音した。

ビートルズやサイモン&ガーファンクルの、全曲をオンエアした、
FM東京の同じ番組だっただろうか、オフコースの全曲も流れて、
ベスト盤に比べれば、当然ながら、全部が気に入るということは、
さすがにビートルズとは訳が違うが、それでも名曲は多かった。

ただ、それでアルバムを買ったり、改めてレンタルすることはなく、
LPとしても、「スリー&ツー」と「ウイアー」は、ほぼ全曲が良いが、
「オーバー」「アイ・ラブ・ユー」は、気に入ったのは、半分くらいで、
赤盤・青盤ではないが、前期・後期の「セレクション」でも十分か。

それと、鈴木康弘が抜けた後のオフコースは、CDで2枚買ったが、
小田一人では、どれもが同じというか、色が1色になったというか、
それでいて、小田の初ソロとも違い、どこか中途半端な感じがして、
ほとんど聴かないまま、iPod時代になっても、取り込んではいない。

いまでも歌詞カードを見ずに全曲歌える、2枚の「セレクション」は、
レンタルして90分テープの裏表に入れ、ウォークマンで聴いたし、
CD時代に購入して、ディスクマンで持ち歩いて、やはり聴きまくり、
さらにiPodやスマホに取り込んで、今でも機会があれば聴くほど。

最初の「セレクション」のラストの曲が、「秋の気配」で、その前の曲、
「潮の香り」とは、LP「ジャンクション」時代から、つながった曲順で、
作詞・作曲にボーカルも、小田、鈴木ときれいに分かれているので、
双子のようにセットで捉えているが、とりあえず「秋の気配」を演奏。

「秋の気配」は、歌詞の冒頭、「港が見下ろせる小高い公園」とあり、
2人の出身は横浜なので、港のそばは山下公園かなと思っていたら、
そのもの「港が見える丘公園」というのがあるようで、小田もライブで、
「港が見える丘公園をテーマに作った曲です。」と、曲紹介していた。

YouTubeには、そのMCが聴けるライブ音源などが、数多くあって、
特に、「日立ミュージック・イン・ハイフォニック」という番組が多いが、
「ゴールデン・ライブ・ステージ」や「ローディー・ライブコンサート」を、
自分はよく聴いたが、「ハイフォニック」は番組自体が記憶にない。

そのライブ音源で、いくつか「秋の気配」があり、バンド形式ながら、
レコードほど音は厚くなく、コーラスも4声で、何重にもしてないが、
小田と鈴木の歌は、それぞれ弾き語りでも成立してしまうくらいに、
歌唱力があるし、ギターもピアノも演奏の実力は見事で、聴かせる。

それを自分がやるとなると、レコード以上に、ストリングスを厚くして、
メインの小田の歌は、ダブルトラックどころか、三回重ねてみたり、
3声になる部分のコーラスも、それぞれをダブルで録音するくらいで、
それでも、下手の二乗三乗になる感じで、何度もやり直しては消す。

あと小田は、途中から歌唱法を変えたとまでいかないのだろうが、
初期はハスキーな声で、時に囁くような歌い方が多かったところ、
バンド形式になった頃から、その音量に負けないようにというのか、
透明感はありながらも、シャウトに近い張り上げた歌い方になった。

透き通ったハイトーンでのシャウトもきついが、囁くようにサラッと、
高音を出すというのもきつく、どっちの歌い方も自分は無理なので、
いつものビートルズと同様、高い音はファルセットでないと出ないし、
多少はミックスボイスのようにしたが、地声と行ったり来たりする。

ビートルズだ、クロスオーバーギターだと言いながら、実は昔から、
ニューミュージックは大好きで、弾き語りの楽譜もけっこう買ったし、
さらにバンドスコアがあるオフコースから、今の季節にぴったりかと、
「秋の気配」にするも、今日は暑いし、高音は出ないしと、選曲ミス。




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今回はオフコースですね。私はあまり好きなバンドではありませんでした。チューリップやアリスも同じ感じでした。
確かにバッド・ボーイズの清水氏が加入したのには驚きましたが。リッキー&リボルバーをその後作ったリッキーさんは今でもソロでライブハウスで歌っている様です。

オフコースは10ccの名曲アイム・ノット・イン・ラブのパクリをモロに演っていたのがなんだかな~と思っていました。

しかしバンドとしての姿勢や音作りはNHKの特番で見て納得できましたね。売れるバンドはそれなりに努力しているのですね。

残念ながら今回の曲は知りませんでした・・・スミマセン。
しかし演奏の出来は良いと思います。

何だか変なコメントで申し訳ないです。
kamiyo.m | URL | 2017/09/10/Sun 00:28 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。


> 今回はオフコースですね。私はあまり好きなバンドではありませんでした。チューリップやアリスも同じ感じでした。


どれも、フォークグループから発展したような曲調だからでしょうか?


> 確かにバッド・ボーイズの清水氏が加入したのには驚きましたが。リッキー&リボルバーをその後作ったリッキーさんは今でもソロでライブハウスで歌っている様です。


YouTubeを見ると、リッキーは弾き語りでビートルズを歌ったり、
リボルバーやミッシェルを率いての、バンド演奏も現役ですね。


> オフコースは10ccの名曲アイム・ノット・イン・ラブのパクリをモロに演っていたのがなんだかな~と思っていました。


あの名曲は、湧き上がるコーラスをビリージョエルや稲垣潤一が真似てますが、
オフコースの場合は、アレンジごと真似ていて、それは確信犯なのでしょうし、
TOTOやボストンのリフやギターソロも、まんま弾いている曲まであります。


> しかしバンドとしての姿勢や音作りはNHKの特番で見て納得できましたね。売れるバンドはそれなりに努力しているのですね。


ビートルズの「レット・イット・ビー」のような楽屋裏ドキュメントで、
結果的に、解散へのドキュメントになったのも、偶然の一致か微妙です。



> 残念ながら今回の曲は知りませんでした・・・スミマセン。
しかし演奏の出来は良いと思います。


世間一般には、「さよなら」以降のシングル数曲が知られるくらいで、
それも、小田のソロの東京ラブストーリーほど有名ではないと思います。


> 何だか変なコメントで申し訳ないです。


いえいえ、コメントいただけるだけで、すごくありがたいです。
お聴きいただき、ありがとうございました。
ギターマジシャン | URL | 2017/09/10/Sun 03:09 [編集]
まいどです
はっぴいえんど(松本隆)とか、ユーミン、
或いは達郎さんあたりの音楽に、最初に飛びついたのは、
おそらくロックを中心とした洋楽ファンだったと思うんです。

そして、そんな輩の憎悪の対象となったのが
小田和正やさだまさし、南こうせつ、アリス等々…。

理由は(たぶん)詩がリアルすぎて、居心地が悪いから…!?

松本隆やユーミンなら、もっと抽象的で触覚的かつ映像的な
街(都市)の風景とか、田舎のあぜ道、空とか海、
風が吹いたり、あつめたり…。

取りあえず、愛してるとか、君を幸せに..とか、
冬と夏の間に秋を置いてみたり…といった唯物的な語句は
使わず、私、あなた、オレ、オマエ、っていう主語、代名詞も、
曖昧のまま。イメージを喚起させる…。

そういう洗練された言葉遊びの感覚というのが、
普段曖昧に洋楽で英語を聞き流している耳には、心地よく、
逆にリアル過ぎる言葉は、どうもあからさま過ぎて恥ずかしい…
そんな感じじゃなかったのかなあって思います。

そうしたわけで、初期は勿論、後期の、まるでTOTOが
バックバンドのイーグルスみたいな(!?)オフコースも、
ヤッパリ苦手でした。

でも…今聴くと、なかなか良い唄ですね…コレ?
意外と…楽しめたりなんかして…。

というわけで、今週もご苦労様でした。
pipco1980 | URL | 2017/09/10/Sun 12:32 [編集]
Re: まいどです
いつも、コメントありがとうございます。


> はっぴいえんど(松本隆)とか、ユーミン、
或いは達郎さんあたりの音楽に、最初に飛びついたのは、
おそらくロックを中心とした洋楽ファンだったと思うんです。

そして、そんな輩の憎悪の対象となったのが
小田和正やさだまさし、南こうせつ、アリス等々…。

理由は(たぶん)詩がリアルすぎて、居心地が悪いから…!?

松本隆やユーミンなら、もっと抽象的で触覚的かつ映像的な
街(都市)の風景とか、田舎のあぜ道、空とか海、
風が吹いたり、あつめたり…。

取りあえず、愛してるとか、君を幸せに..とか、
冬と夏の間に秋を置いてみたり…といった唯物的な語句は
使わず、私、あなた、オレ、オマエ、っていう主語、代名詞も、
曖昧のまま。イメージを喚起させる…。

そういう洗練された言葉遊びの感覚というのが、
普段曖昧に洋楽で英語を聞き流している耳には、心地よく、
逆にリアル過ぎる言葉は、どうもあからさま過ぎて恥ずかしい…
そんな感じじゃなかったのかなあって思います。





おっしゃるとおり、オフコースの場合、サウンド的には、
十分とシティポップスの域に達していると思うのですが、
歌詞がストレートすぎて、四畳半フォークみたいですよね。

新潮文庫のオフコース詩集には、秋元康の解説文があり、
「オフコースファンでいることは恥ずかしいのか」とか、
「オフコースファンは暗い」とあり、笑える分析ですし、
別の人は「女の子向きの音楽のイメージ」と書いています。



> そうしたわけで、初期は勿論、後期の、まるでTOTOが
バックバンドのイーグルスみたいな(!?)オフコースも、
ヤッパリ苦手でした。



TOTOがバックバンドのイーグルスは、言いえて妙です。



> でも…今聴くと、なかなか良い唄ですね…コレ?
意外と…楽しめたりなんかして…。



初期の曲に、けっこう良い曲があったりします。


> というわけで、今週もご苦労様でした。


お聴きいただき、ありがとうございました。
ギターマジシャン | URL | 2017/09/10/Sun 18:14 [編集]



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