僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
LP「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」は、
ペパー軍曹のバンドのライブショーという形をとったアルバムで、
ジャケットも含めての、トータルアルバム、コンセプトアルバムの、
先がけとされるが、ほとんどポール主導だったのは、周知の話。
ジョンは、「ビートルズ革命」の中で、「ショーを見にいらっしゃいと、
言ったのは、ポールで、私はそんなこと言いません。今日新聞を、
読んだ、オーボーイと言ったのです。」と、ショー仕立てにしたのは、
ポールで、自分は関係ないといった口調で、最初ちょっと驚いた。
自分の作った曲、「ミスター・カイト」や「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」も、
「時間がせまっていて、早く作らないとアルバムに入らなくなるから、
いくつかの歌を大急ぎで作らなくてはいけなくなり~」みたいに語り、
半ばやっつけ仕事、ポールにせっつかれたとでも言いたいような。
どこで読んだか覚えていないが、ジョンは、ペパーズはタイトル曲と、
リプライズがあるものの、他はペパー軍曹とは何の関係もない曲で、
「マジカル・ミステリー・ツアー」などの曲と入れ替えても変わらない、
決してコンセプトアルバムではない、みたいにも言っていた気がする。
この時期のジョンは曲作りにスランプだったのか、ペパーズの曲は、
モチーフを外に求めて、「ルーシー」は息子のジュリアンが書いた絵、
「カイト」は古いサーカスのポスターで、「グッド・モーニング」はCM、
「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」は新聞記事、それも録音2日前の記事。
ただ、これだけをもって、ジョンの才能は、枯渇しかけていたなどと、
断じてしまうのは短絡で、ポールも「シーズ・リービング・ホーム」は、
家出少女の新聞記事から題材をとっているし、「ラヴリー・リタ」では、
自分が駐車禁止の取り締まりに遭ったことで、ストーリーを作った。
「ラヴリー・リタ」は、交通取締り警官を、イギリスでは、「Traffic
Warden」と呼ぶのに、アメリカでは特に婦人警官を「Meter Maid」と、
呼ぶと知ったポールが、Meterに合う語呂で Ritaの名前を思いつき、
最初は婦人警官への恨みだった歌詞を、恋人同士へと変えたとか。
「全曲バイブル」に、ミータ・デイビスという婦人警官が自分の事だと、
名乗り出たが、ポールは否定したと書かれ、「213曲全ガイド」には、
リタ・デイビスがモデルだと書いてあり、こんなことまで錯綜していて、
ポール本人が証言していても、別の説まで出てきて、何が真実だか。
アコギのイントロを始め、アコギはジョンだけかと思ったら、ジョージも、
お揃いのギブソンJ160Eを弾いたそうだが、どちらも左チャンネルに、
固まっているので、なかなか、個々の音が聞き取れないが、イントロの、
アルペジオはジョンだろうし、伴奏も力強く4つ刻むのがジョンだと思う。
叩きつけるように1拍ずつコードが鳴る中、8ビートのストロークも混じり、
ジョンが合間に弾くよりは、ジョージが細かく刻んでいるように思えるが、
ビートルズコピーの達人の方々は、それぞれ解釈が違っているようだし、
ベーシックトラックで、別チャンネルに入っているのが聴きたくなってくる。
テイク8まで録音したベーシックトラックは、1チャンネルにジョンのアコギ、
2チャンがジョージのアコギ、3チャンはドラム、4チャンがポールのピアノと、
楽器のみだそうで、それをトラックダウン・リダクションして、テイク9にして、
空いたトラックにベース、ボーカルを録音し、さらにリダクションしたらしい。
今回、50周年記念盤では、マーティンの息子、ジャイルズがリミックスし、
コーラスなんかは、驚くくらい分離しているので、この曲も2本のギターが、
分離しないか期待したが、ピアノとギターを分けた程度、未発表曲集でも、
テイク9のボーカル入りのみで、ベーシックトラックを聴くことはかなわない。
それでもテイク9は、LPでは、曲のキーがEとE♭の中間くらいだったのが、
ジョンが話しながら試すフレーズも含め、キーがEになっていて、録音はE、
これまでの説、Dで録音して、テープスピードを上げたのではなく、その逆、
ボーカル録音時に下げて、完成テイクは半音上げるに留めたと推理できる。
コーラスや効果音は、さらに後日、リダクションして、録音にあたったそうで、
トイレットペーパーを櫛で叩いたり、うめき声、ハイハットの口真似を加えて、
ブーブー鳴らす音は、マーティンが「スライドギターを使った」と語ったらしく、
「全曲バイブル」にあるが、達人の方々では、民族楽器のカズーが有力説。
自分は、子供の頃、口に手を当て、豚の鳴き声やおならの音を真似たのや、
トレーシングペーパーを口に当て、ブルブル響かせた、どちらかと思ったが、
トイレットペーパーの筒を口に当てた説もあり、ポールがライブで演奏した際、
キーボードの人がカズーを使っていたので、自分も安いのを買ってきて使う。
ペパーズから、駐車禁止のエピソードからポールが作った「ラブリー・リタ」、
やはり、ポールの高音が厳しいうえに、早口で歌う部分が、舌足らずとなり、
いつもながら、演奏は、そこそこなのに、歌はネックだと反省しつつ、さらに、
時間不足で、この記事も書きかけで、とりあえずは、週末のアップとします。
(ブログ記事の補足というか、書き切れなかった分の追加です)
ベーシックトラックでは、ポールがピアノを弾いたこともあって、
ベースをあとからダビングしているが、このペパーズあたりから、
ポールはベースを後回しにしては、ほぼ完成した曲を聴きながら、
じっくりベースラインを考えて、録音するようになっていった。
ポールは、リッケンベースを使って、得意のスタッカート気味で、
ミュートをかけたフレーズで、かなり自由に動き回るラインを弾き、
自分は、普通に弾いて録音した後で、どうも音が違うと気がついて、
右手の腹でブリッジミュートをかけて、最初からやり直すことに。
ただ、自分のベースは、フレットレスのジャズベースタイプなので、
リッケンのガツンガツンとした硬い音は出ないし、その硬質ながら、
音をこもらせて、それでいて、他の楽器にまぎれずに鳴っている、
ポール特有の音色は、なかなか再現できず、普通の音で妥協する。
伴奏のピアノは、イントロ部分は、和音と低音との交互フレーズで、
「アイム・ザ・ウォルラス」の弾き方にも近いし、エコーの響きは、
「ホワイト・アルバム」の「セクシー・セディ」を思わせるようで、
ジョンは、ポールにピアノを教わったというか、真似て覚えた気が。
わりと淡々とリズムを刻んでいるピアノ伴奏は、エンディングでは、
シンコペーションを多用したフレーズで、小節をまたいでるうえに、
一定のパターンではなく、どんどん変化させていくので、難しくて、
バンドスコアとにらめっこで、何回もやり直し、それでもずれ気味。
「ラヴリー・リタ」と繰り返すコーラスは、いかにもビートルズで、
多くのビートルズ本にジョンとジョージとあるが、3声コーラスは、
ポールも歌っているだろうし、ただ、高い音はジョンにも聴こえて、
中間もジョンのようなジョージのようなと、見事に溶け合っている。
うめき声での掛け合いは、ジョンとジョージとされるが、ジョンが、
1人でやったという説もあり、YouTubeのコメで、「ジョンの声が、
わからないのか」とまであるが、テイク9では、ポールの歌に続き、
「ダッダッ」となるので、その部分だけは、ポールの可能性もある。
どちらだったにせよ、この掛け合いが、後の「ヘイ・ブルドッグ」の、
ジョンとポールの犬の吠えるやりとりや、ソロ時代になってからの、
ジョンの「冷たい七面鳥」の中毒患者の叫びにも、つながっていき、
レノン=マッカートニーのすごさ、ビートルズマジックを思わせる。
リンゴのドラムは基本はエイトビートだが、ハイハットを模した声、
ボイスパーカッションは、16ビートでオープンクローズまでして、
さらに、パーカッション代わりに、トイレットペーパーを櫛で叩き、
何をどうしたら、トイレットペーパーを使うという発想になるのか。
エンディングの台詞は、里中・遠山の「ビートルズを聴こう」には、
「ポールがLeave it(かまうな)と言って、曲を閉じる」とあるが、
YouTubeの別テイクで、「I don't beleave it」とはっきり聴こえるし、
しかも、ポールではなくリンゴ、あるいはジョンという説まである。
間奏のホンキートンク調のピアノソロは、マーティンが演奏して、
「イン・マイ・ライフ」のバロック調ピアノソロの録音と同様に、
テープ速度を落として録音し、そっちは半分の早さに落としたが、
この曲は、そこまでは遅くしてないそうで、どれくらいだったか。
その際、ホンキートンクピアノの調子っぱずれな音色になるよう、
テープレコーダーの回転ノブに、ガムテープか何かを貼り付けて、
回転ムラが起きるようにしたそうで、自分はギターシンセを使い、
ピアノ音色で、速さはそのまま、エフェクトで音を揺らしておく。
とまあ、いろいろ書きたいことがあったのに、週末更新を優先し、
途中で無理やり記事を切り上げて、土曜日のうちにアップしたが、
演奏も記事も余裕を持って仕上げたいと思いつつ、締め切りに、
追われ、まるでペパーズのジョンの気分だと勝手に思ってます。
ペパー軍曹のバンドのライブショーという形をとったアルバムで、
ジャケットも含めての、トータルアルバム、コンセプトアルバムの、
先がけとされるが、ほとんどポール主導だったのは、周知の話。
ジョンは、「ビートルズ革命」の中で、「ショーを見にいらっしゃいと、
言ったのは、ポールで、私はそんなこと言いません。今日新聞を、
読んだ、オーボーイと言ったのです。」と、ショー仕立てにしたのは、
ポールで、自分は関係ないといった口調で、最初ちょっと驚いた。
自分の作った曲、「ミスター・カイト」や「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」も、
「時間がせまっていて、早く作らないとアルバムに入らなくなるから、
いくつかの歌を大急ぎで作らなくてはいけなくなり~」みたいに語り、
半ばやっつけ仕事、ポールにせっつかれたとでも言いたいような。
どこで読んだか覚えていないが、ジョンは、ペパーズはタイトル曲と、
リプライズがあるものの、他はペパー軍曹とは何の関係もない曲で、
「マジカル・ミステリー・ツアー」などの曲と入れ替えても変わらない、
決してコンセプトアルバムではない、みたいにも言っていた気がする。
この時期のジョンは曲作りにスランプだったのか、ペパーズの曲は、
モチーフを外に求めて、「ルーシー」は息子のジュリアンが書いた絵、
「カイト」は古いサーカスのポスターで、「グッド・モーニング」はCM、
「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」は新聞記事、それも録音2日前の記事。
ただ、これだけをもって、ジョンの才能は、枯渇しかけていたなどと、
断じてしまうのは短絡で、ポールも「シーズ・リービング・ホーム」は、
家出少女の新聞記事から題材をとっているし、「ラヴリー・リタ」では、
自分が駐車禁止の取り締まりに遭ったことで、ストーリーを作った。
「ラヴリー・リタ」は、交通取締り警官を、イギリスでは、「Traffic
Warden」と呼ぶのに、アメリカでは特に婦人警官を「Meter Maid」と、
呼ぶと知ったポールが、Meterに合う語呂で Ritaの名前を思いつき、
最初は婦人警官への恨みだった歌詞を、恋人同士へと変えたとか。
「全曲バイブル」に、ミータ・デイビスという婦人警官が自分の事だと、
名乗り出たが、ポールは否定したと書かれ、「213曲全ガイド」には、
リタ・デイビスがモデルだと書いてあり、こんなことまで錯綜していて、
ポール本人が証言していても、別の説まで出てきて、何が真実だか。
アコギのイントロを始め、アコギはジョンだけかと思ったら、ジョージも、
お揃いのギブソンJ160Eを弾いたそうだが、どちらも左チャンネルに、
固まっているので、なかなか、個々の音が聞き取れないが、イントロの、
アルペジオはジョンだろうし、伴奏も力強く4つ刻むのがジョンだと思う。
叩きつけるように1拍ずつコードが鳴る中、8ビートのストロークも混じり、
ジョンが合間に弾くよりは、ジョージが細かく刻んでいるように思えるが、
ビートルズコピーの達人の方々は、それぞれ解釈が違っているようだし、
ベーシックトラックで、別チャンネルに入っているのが聴きたくなってくる。
テイク8まで録音したベーシックトラックは、1チャンネルにジョンのアコギ、
2チャンがジョージのアコギ、3チャンはドラム、4チャンがポールのピアノと、
楽器のみだそうで、それをトラックダウン・リダクションして、テイク9にして、
空いたトラックにベース、ボーカルを録音し、さらにリダクションしたらしい。
今回、50周年記念盤では、マーティンの息子、ジャイルズがリミックスし、
コーラスなんかは、驚くくらい分離しているので、この曲も2本のギターが、
分離しないか期待したが、ピアノとギターを分けた程度、未発表曲集でも、
テイク9のボーカル入りのみで、ベーシックトラックを聴くことはかなわない。
それでもテイク9は、LPでは、曲のキーがEとE♭の中間くらいだったのが、
ジョンが話しながら試すフレーズも含め、キーがEになっていて、録音はE、
これまでの説、Dで録音して、テープスピードを上げたのではなく、その逆、
ボーカル録音時に下げて、完成テイクは半音上げるに留めたと推理できる。
コーラスや効果音は、さらに後日、リダクションして、録音にあたったそうで、
トイレットペーパーを櫛で叩いたり、うめき声、ハイハットの口真似を加えて、
ブーブー鳴らす音は、マーティンが「スライドギターを使った」と語ったらしく、
「全曲バイブル」にあるが、達人の方々では、民族楽器のカズーが有力説。
自分は、子供の頃、口に手を当て、豚の鳴き声やおならの音を真似たのや、
トレーシングペーパーを口に当て、ブルブル響かせた、どちらかと思ったが、
トイレットペーパーの筒を口に当てた説もあり、ポールがライブで演奏した際、
キーボードの人がカズーを使っていたので、自分も安いのを買ってきて使う。
ペパーズから、駐車禁止のエピソードからポールが作った「ラブリー・リタ」、
やはり、ポールの高音が厳しいうえに、早口で歌う部分が、舌足らずとなり、
いつもながら、演奏は、そこそこなのに、歌はネックだと反省しつつ、さらに、
時間不足で、この記事も書きかけで、とりあえずは、週末のアップとします。
(ブログ記事の補足というか、書き切れなかった分の追加です)
ベーシックトラックでは、ポールがピアノを弾いたこともあって、
ベースをあとからダビングしているが、このペパーズあたりから、
ポールはベースを後回しにしては、ほぼ完成した曲を聴きながら、
じっくりベースラインを考えて、録音するようになっていった。
ポールは、リッケンベースを使って、得意のスタッカート気味で、
ミュートをかけたフレーズで、かなり自由に動き回るラインを弾き、
自分は、普通に弾いて録音した後で、どうも音が違うと気がついて、
右手の腹でブリッジミュートをかけて、最初からやり直すことに。
ただ、自分のベースは、フレットレスのジャズベースタイプなので、
リッケンのガツンガツンとした硬い音は出ないし、その硬質ながら、
音をこもらせて、それでいて、他の楽器にまぎれずに鳴っている、
ポール特有の音色は、なかなか再現できず、普通の音で妥協する。
伴奏のピアノは、イントロ部分は、和音と低音との交互フレーズで、
「アイム・ザ・ウォルラス」の弾き方にも近いし、エコーの響きは、
「ホワイト・アルバム」の「セクシー・セディ」を思わせるようで、
ジョンは、ポールにピアノを教わったというか、真似て覚えた気が。
わりと淡々とリズムを刻んでいるピアノ伴奏は、エンディングでは、
シンコペーションを多用したフレーズで、小節をまたいでるうえに、
一定のパターンではなく、どんどん変化させていくので、難しくて、
バンドスコアとにらめっこで、何回もやり直し、それでもずれ気味。
「ラヴリー・リタ」と繰り返すコーラスは、いかにもビートルズで、
多くのビートルズ本にジョンとジョージとあるが、3声コーラスは、
ポールも歌っているだろうし、ただ、高い音はジョンにも聴こえて、
中間もジョンのようなジョージのようなと、見事に溶け合っている。
うめき声での掛け合いは、ジョンとジョージとされるが、ジョンが、
1人でやったという説もあり、YouTubeのコメで、「ジョンの声が、
わからないのか」とまであるが、テイク9では、ポールの歌に続き、
「ダッダッ」となるので、その部分だけは、ポールの可能性もある。
どちらだったにせよ、この掛け合いが、後の「ヘイ・ブルドッグ」の、
ジョンとポールの犬の吠えるやりとりや、ソロ時代になってからの、
ジョンの「冷たい七面鳥」の中毒患者の叫びにも、つながっていき、
レノン=マッカートニーのすごさ、ビートルズマジックを思わせる。
リンゴのドラムは基本はエイトビートだが、ハイハットを模した声、
ボイスパーカッションは、16ビートでオープンクローズまでして、
さらに、パーカッション代わりに、トイレットペーパーを櫛で叩き、
何をどうしたら、トイレットペーパーを使うという発想になるのか。
エンディングの台詞は、里中・遠山の「ビートルズを聴こう」には、
「ポールがLeave it(かまうな)と言って、曲を閉じる」とあるが、
YouTubeの別テイクで、「I don't beleave it」とはっきり聴こえるし、
しかも、ポールではなくリンゴ、あるいはジョンという説まである。
間奏のホンキートンク調のピアノソロは、マーティンが演奏して、
「イン・マイ・ライフ」のバロック調ピアノソロの録音と同様に、
テープ速度を落として録音し、そっちは半分の早さに落としたが、
この曲は、そこまでは遅くしてないそうで、どれくらいだったか。
その際、ホンキートンクピアノの調子っぱずれな音色になるよう、
テープレコーダーの回転ノブに、ガムテープか何かを貼り付けて、
回転ムラが起きるようにしたそうで、自分はギターシンセを使い、
ピアノ音色で、速さはそのまま、エフェクトで音を揺らしておく。
とまあ、いろいろ書きたいことがあったのに、週末更新を優先し、
途中で無理やり記事を切り上げて、土曜日のうちにアップしたが、
演奏も記事も余裕を持って仕上げたいと思いつつ、締め切りに、
追われ、まるでペパーズのジョンの気分だと勝手に思ってます。
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![]() |
|
![]() 一説には、ツアーをヤメて、それぞれが長期休暇を過ごすうちに、
ジョンなんかは、映画を撮ってたり、ヨーコさんと知り合って しまったり(!)と、音楽と真面目に向き合う気も、すっかり 失せてしまっていて、実質的にこの時点でビートルズは死んだ、 解散してた!と評する人も多いですよね。 しかしそれでも、シングル用とはいえ、このセッションの 冒頭では、革新的な曲=ストロベリーフィールズを製作してる わけですし、「愛こそはすべて」も「アクロスジユニヴァース」 も「リッチマン」も、それぞれの原型をほぼ完成させてる わけで、ポールのスケジュールに間に合わなかっただけで、 仕事はちゃんとしてたんですよね…ですから、いつものポールの 独りよがりと、妙にビジネス的な部分の焦りが、ジョージすらも 1曲しか待てずに始めて終えた...ってそんな感じの性急さが、 どうもこのアルバム本来の、なんだかイヤミで陰湿な感触って 印象につながってた気がします。 で、この曲…すっかり予想を外しました。 てっきりルーシーかさもなくば64かな??って…。 しかし、ギターマジシャンさんの、さらにその予想の上を行く、 細かいディテールまでの作り込みに、例によって 感心させられつつ、堪能させてもらった感じです。 ジャイルズ君のリタは、ノッケから「おお、ギブソンサウンド!」 で、曲全体もこのサウンドで覆い尽くされていて、とっても気持ち が良いですね。ずっとこの曲はピアノ曲だなあって印象でしたが、 今回、その印象大きく変わりました。ギターもたぶんジョンによる ざっくりしたちょっと荒めのストロークがとても新鮮に浮かび上がってます。 この辺りの強調が、ジャイルズ君ヴァージョンを考慮して貰えたら、もうちょっとタイムリーに楽しめたかなって云うところを。 敢えてですけど、付け添えされていただきます。 ナカナカ楽しめましたよ。今週もおつかれさまでした。 pipco1980 | URL | 2017/06/18/Sun 03:33 [編集]
![]() 今回は本当に苦労されたと思います・・・随所でご苦労の具合が分かりますね。
完コピは大変な事です。ましてやコーラスから効果音までですから。 イントロのアコギの絡みは音も良いし流石ですね・・・今回はドラムがいい出来です。リンゴの雰囲気を見事に再現してます。 本文も私の知らないエピソードばかりで楽しく読ませて頂きました。 お疲れ様でした。 Les Paul L-5 | URL | 2017/06/18/Sun 04:37 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> 一説には、ツアーをヤメて、それぞれが長期休暇を過ごすうちに、 ジョンなんかは、映画を撮ってたり、ヨーコさんと知り合って しまったり(!)と、音楽と真面目に向き合う気も、すっかり 失せてしまっていて、実質的にこの時点でビートルズは死んだ、 解散してた!と評する人も多いですよね。 ライブバンドからスタジオバンドへと変貌していったのですが、 そこで、もうバンドとしては崩壊したという意見もありますし、 ジョンにとっては、ヨーコの出会いで、ビートルズそのものに、 興味がなくなっていくという、ある意味、解散原因の一つです。 > しかしそれでも、シングル用とはいえ、このセッションの 冒頭では、革新的な曲=ストロベリーフィールズを製作してる わけですし、「愛こそはすべて」も「アクロスジユニヴァース」 も「リッチマン」も、それぞれの原型をほぼ完成させてる わけで、ポールのスケジュールに間に合わなかっただけで、 仕事はちゃんとしてたんですよね…ですから、いつものポールの 独りよがりと、妙にビジネス的な部分の焦りが、ジョージすらも 1曲しか待てずに始めて終えた...ってそんな感じの性急さが、 どうもこのアルバム本来の、なんだかイヤミで陰湿な感触って 印象につながってた気がします。 ペパーズに関して、ノリにノッていたポールの場合は、 別のスタジオで録音したり、別の人に編曲を依頼して、 とにかく、どんどん進めていったのですが、ジョンは、 強迫観念さえ抱くようになり、そうした中にあっても、 寡作とはいえ、ものすごい名曲をいくつも作ってます。 > で、この曲…すっかり予想を外しました。 てっきりルーシーかさもなくば64かな??って…。 ルーシーは一度やっていますし、64も好きなのですが、 回転数操作による、あの甲高い歌声がネックになります。 > しかし、ギターマジシャンさんの、さらにその予想の上を行く、 細かいディテールまでの作り込みに、例によって 感心させられつつ、堪能させてもらった感じです。 1週間の中で仕上げるので、かなり手抜きの現状です・・・。 > ジャイルズ君のリタは、ノッケから「おお、ギブソンサウンド!」 で、曲全体もこのサウンドで覆い尽くされていて、とっても気持ち が良いですね。ずっとこの曲はピアノ曲だなあって印象でしたが、 今回、その印象大きく変わりました。ギターもたぶんジョンによる ざっくりしたちょっと荒めのストロークがとても新鮮に浮かび上がってます。 おっしゃるとおり、リミックスはピアノとギターを左右に分けて、 イントロ以外、ピアノに埋もれがちだったギターが鮮明になって、 そのうえ、ギブソン特有の音が、すごく目立って聴き取れますね。 > この辺りの強調が、ジャイルズ君ヴァージョンを考慮して貰えたら、もうちょっとタイムリーに楽しめたかなって云うところを。 敢えてですけど、付け添えされていただきます。 アコギのコードストロークは、リミックスでかなり解明できましたが、 ミキシングは、旧バージョンに沿ったので埋もれてしまいました・・・。 > ナカナカ楽しめましたよ。今週もおつかれさまでした。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2017/06/18/Sun 05:40 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> 今回は本当に苦労されたと思います・・・随所でご苦労の具合が分かりますね。 完コピは大変な事です。ましてやコーラスから効果音までですから。 なかなか満足する音に仕上がらなくて、更新の土曜日の夜になってからも、 コーラスとアコギを録音し直し、最後の叫びの掛け合いもギリギリでした。 > イントロのアコギの絡みは音も良いし流石ですね・・・今回はドラムがいい出来です。リンゴの雰囲気を見事に再現してます。 原曲を聴くと、かなりハイハットの音が粗い感じがしていて、 ところどころオープンをかませるので、近づけてみました。 > 本文も私の知らないエピソードばかりで楽しく読ませて頂きました。 これまた時間不足で、尻切れトンボになってしまいました・・・。 > お疲れ様でした。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2017/06/18/Sun 05:45 [編集]
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