僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
このところ、サイモン&ガーファンクルやイーグルスといった、
新しくバンドスコアを手に入れた曲を、立て続けに演奏したが、
そうなると、原点回帰したくなるのか、ビートルズが恋しくなり、
それも、ジョンがメインボーカルの曲をやりたいと思い始める。
鍵盤や管楽器、ストリングスが入ると、ギターシンセをセットし、
音色作りも面倒になるから、ギター2本、ベース、ドラムという、
4ピースバンドの形態の曲で、ジョンが歌っている曲はどれか、
愛用の全曲バンドスコアのページをめくり、候補の曲を探した。
各人が好き勝手にやり、1人だけで多重録音した曲も数多くて、
ソロアルバムを寄せ集めたような、「ホワイトアルバム」にあって、
「ヤー・ブルース」は、「バースデイ」と同様、ストレートな感じで、
4人が一丸となって演奏した、ライブ感にあふれた数少ない曲。
この曲は、かなり以前から、演奏するつもりで取り組んでいたが、
自分のMTRの内蔵ドラムマシンは、途中でテンポを変えられず、
メインとなる3拍子、ブレイク部の4拍子、間奏のシャッフルとが、
2拍3連などを組み合わせても、うまくいかずに、挫折していた曲。
昨年、「ルーシー・イン・ザ・スカイ~」を録音する時にも悩んだ末、
3拍子から4拍子になり、テンポの変わる部分は、別々に録音し、
子供から、Audacityという編集ソフトのやり方を教わり、つなげて、
何とかうまくいったので、「ヤー・ブルース」も、それで再挑戦する。
このところ、演奏もブログ記事もおせおせになっていて、演奏自体、
更新予定の土曜日の夕方に、やっと仕上げて、ミキシングに入り、
7個に分けた部分の音量や定位を揃えていると、早くも夜の10時、
慌てて、つなげる編集を始めるが、肝心のやり方が思い出せない。
歳のせいか、3ヶ月近くもたつと、何をどうやって編集したか忘れて、
子供がプリントしておいてくれた、いくつかの解説ブログを読んだり、
さらに、ネット検索してみるが、パソコンが不調でフリーズし始めるし、
再度、子供に教わろうにも、向こうは向こうで、部屋でPCの作業中。
11時になっても、いっこうに先が見えないので、もう無理とあきらめ、
残り1時間では、クラシックギターの練習曲とか録音できたとしても、
その曲についてのブログ記事を書くことまでは、間に合うわけもなく、
そんな投げやりの更新をするよりは、1回休んでしまおうと決断した。
いつも訪問してくれるブログ仲間の方々が、具合が悪く伏せている、
どこか旅行にでも行った、いよいよもってブログは放り出したなどと、
何かあったのか案じられても申し訳ないので、演奏が途絶える件は、
簡単な記事とともに更新して、仕切り直しだと、気を取り直すことに。
「ヤー・ブルース」は、ブルースという形式のせいか、初期のような、
ジョンのリズムギター、ジョージのリードギターに、ポールのベース、
リンゴのドラムという基本スタイルで、4人揃った一発録音に近くて、
それも、録音スタジオでなく、テープ保管庫の狭い部屋だったらしい、
YouTubeに、この曲の解説付きがあり、「Ringo says~」として、
スタジオではなく狭い部屋で録音したとか、書いてあるのを見たし、
藤本国彦「213曲全ガイド」には、ポールの弁、「物置のような狭い、
テープの保管庫で、肩をくっつけあいながら演奏した。」と出ている。
マーク・ルウィソーン「レコーディングセッション」に、ジョージの曲で、
歌入れをコントロールルームでやっていると、冗談半分にスタッフが、
「そのうち隣の部屋でやりたいなんて、言い出しかねないね」と笑い、
ジョンが「そいつはいい、次の曲でやろう。」と、その気になったとか。
キャバーンのようなライブハウスを意識したか、ライブハウスなんて、
洒落た言葉でなく、小屋、納戸で、地味に演奏されていたブルース、
そんな雰囲気を出したかったのかもしれず、英国でブルースが流行し、
そうした風潮をからかいたくて、作った曲とジョンは語っていたらしい。
ジョンは、ローリング・ストーンズのTV「ロックンロール・サーカス」で、
この「ヤー・ブルース」を演奏し、リードギターにはエリック・クラプトン、
ベースにストーンズのキース、ドラムにジミ・ヘンドリックスのバンドの、
ミッチ・ミッチェルというスーパーバンドで、どういう経緯だったのだろう。
その際、バンドは「ダーティ・マック」と名乗り、ブルースを皮肉るから、
バンド名も、「フリートウッド・マック」を揶揄したと語ったそうだが、いや、
どう考えても、このバンド名、ポールをからかったしか思えないけれど、
ポールに出演を打診して、断られるかなんかしたんじゃないかと思う。
コンサート活動をやめて、スタジオ作業に専念していたビートルズだが、
ジョンは、このストーンズの番組や、トロントでもライブに出演していて、
ライブ活動への欲求があったのではないかと想像できて、結果的には、
ビートルズとして最後のライブとなる、ルーフトップも嬉しかったのでは。
その点からすると、ゲット・バック・セッションは、下手にカメラを入れて、
ドキュメンタリーを制作なんてことはせず、ライブアルバムを出すことと、
コンサートを再開することを目標にして、リハーサルを続けていったら、
もっと別の形で、アルバムもライブも実現したのではと、想像が膨らむ。
ただ、そんなライブ向きで、一発録音したと思える「ヤー・ブルース」も、
テイク14まで録音して、テイク6を採用、間奏後はテイク14が編集され、
中山康樹「これがビートルズだ」は、「3分16秒前後でテイク6が切断、
テイク14がいささか強引につながれ~、計ったような不自然さ」と言う。
「テープ編集そのものを演奏の一部として、活かそうとしたのでは。」や、
「ジョンのコラージュ的発想がビートルズで試された瞬間」とまで語って、
さすがに、それは深読みではと思うが、テイク14で「ガイドボーカルが、
そのまま残されている。ポイントはここだ。」とあるのは、多少同意できる。
エンディングで歌声が小さく聴こえる部分は、狭い部屋で録音したから、
ドラムマイクが拾ったかと思ったが、それならば、ギターもベースの音は、
もっと拾うし、「全曲バイブル」も、ドラムトラックに回り込んだ音でないと、
断言して、ジョン自身、テレビ演奏で、マイクから離れて歌い続けていた。
コラージュ的、テープ編集はともかく、ジョンは、かすかに聴こえる歌を、
確かに意識して残していて、決して、他のマイクが拾った音ではないし、
まして、仮歌の消し忘れではなく、そうなると、ギターの間奏についても、
左チャンネルから、小さく聴こえるリードギターも、あえて残したと思える。
間奏のリードギターは、テレビ演奏でもわかるよう、ジョンから始まって、
開放弦と3フレットを3連符で鳴らしてから、単音リードに切り替わるが、
テレビでは、ここでクラプトンに交代するが、レコードでは、ジョージへと、
交代したのか、ここもジョンで、左チャンを同時にジョージが弾いたのか。
リードギターをダビングしたというのは、ルウィソーンの著書にもないから、
左のリードがジョージとすると、右のリードは全部、ジョンということになり、
ただ、右のリードも、和音フレーズの前、歌のバックで聴こえる単音リフと、
かぶるように始まり、後半のチョーキングも、かなり不自然にかぶってくる。
自分の想像としては、もともとジョージがリードを弾いて、録音していたが、
あとで、ジョンが自分もリードを弾こうと、リダクションの際にダビングして、
ダビングだから、エフェクトのかかり具合も、前半と後半では異なっていて、
その際に、もとのジョージのリードは、消し忘れでなく、左に移したのでは。
ルウィソーンは、テイク6からテイク15と16を作り、さらにテイク14から、
テイク17を作成して、3分17秒でテイク16とテイク17をつないだと書き、
翌日、ジョンのハモをダビング、6日後に、リンゴのカウントを追加と書いて、
元のテイクがあれば、2本のリードギターは最初からなのか判るのだが。
また、日経「全曲バイブル」は、波形分析をして、イントロとエンディングは、
一致するから、テイク6とテイク14をつないだのでなく、同じテイク14から、
ボーカルをダブルトラックにしたテイク16、ドラム加工したテイク17を作り、
そのテイク16とテイク17をエンディングでつないだと、新たな見解を示す。
自分からすると、そこまで手間をかける意味はあるのか、やはり、ここは、
リードギターをダビングするための編集ではないかと、こだわりたくなるし、
イントロのリンゴのカウントも、後でダビングする意味があるのか、かつて、
「アイ・ソー・ハー~」のポールのカウントを追加したのを、再現したのか。
リードギターのダビングはどうか、今となっては、ジョンにもジョージにも、
確認できないし、ポールに尋ねれば、当時、イントロのカウントの録音を、
終えたジョンとリンゴが、「マザー・ネイチャーズ・サン」の打ち合わせ中に、
顔を出し険悪になった事件を蒸し返し、ダビングは知らないと怒られそう。
この間奏のリードは、ヤマハ「ロックギター完全レコードコピー集」に載り、
中学時代、必死で練習して、1・2弦で開放と3フレットを繰り返して弾くと、
覚えていたら、全曲バンドスコアは、3・4弦の9フレと12フレのTAB譜で、
ジョンの映像を見ても、ヤマハのが正解で、昔の楽譜の方が合っている。
左のリードギターは、今回、記事を書こうと調べてみるまでは気づかず、
ここは、全曲バンドスコアが、きちんと採譜してくれているのがありがたく、
譜面を見ながら忠実に演奏して、本当、こんなリードが鳴っていたなんて、
今もって、ビートルズの曲には、自分にとっての新発見があって楽しい。
この曲の歌詞は、「寂しくて死にたい」と、何とも、物騒な歌詞なのだが、
結局、「お前に会えないくらいなら、死んだほうがましだ。」という内容で、
インドへ修行に行って、ちょうど知り合ったばかりのヨーコと離れてしまい、
その思いだけで作ったという、はっきり言って、バカップル丸出しの歌詞。
それでも、「ディランのミスター・ジョーンズみたいだ」と、かつて自分が、
夢中になったボブ・ディランの曲、アルバム「追憶のハイウェイ61」から、
「やせっぽちのバラッド」に出てくる人物の名前を織り込み、サビ部分も、
けっこう韻を踏んでいて、単なるバカップルでないのは、さすがなところ。
ちなみに、当のヨーコは、ストーンズの番組では、布切れにくるまったり、
訳の判らないパフォーマンスをして、トロントのライブでは、奇声を発して、
こんなヨーコに会えなくたって、かまわないだろうが、何やってるんだよと、
中学時代ほどヨーコを嫌ってはいないが、ジョンの気持ちは理解できない。
各人バラバラになりつつあった「ホワイトアルバム」で、4人が揃った曲の、
「ヤー・ブルース」は、編集の謎もあって、自分だと、さらに編集しているし、
ポールのリッケンベースや、ジョンのカジノの音の再現も難しかったうえ、
何よりジョンのシャウトが厳しくて、仕切り直しの曲なのに、問題ありです。
新しくバンドスコアを手に入れた曲を、立て続けに演奏したが、
そうなると、原点回帰したくなるのか、ビートルズが恋しくなり、
それも、ジョンがメインボーカルの曲をやりたいと思い始める。
鍵盤や管楽器、ストリングスが入ると、ギターシンセをセットし、
音色作りも面倒になるから、ギター2本、ベース、ドラムという、
4ピースバンドの形態の曲で、ジョンが歌っている曲はどれか、
愛用の全曲バンドスコアのページをめくり、候補の曲を探した。
各人が好き勝手にやり、1人だけで多重録音した曲も数多くて、
ソロアルバムを寄せ集めたような、「ホワイトアルバム」にあって、
「ヤー・ブルース」は、「バースデイ」と同様、ストレートな感じで、
4人が一丸となって演奏した、ライブ感にあふれた数少ない曲。
この曲は、かなり以前から、演奏するつもりで取り組んでいたが、
自分のMTRの内蔵ドラムマシンは、途中でテンポを変えられず、
メインとなる3拍子、ブレイク部の4拍子、間奏のシャッフルとが、
2拍3連などを組み合わせても、うまくいかずに、挫折していた曲。
昨年、「ルーシー・イン・ザ・スカイ~」を録音する時にも悩んだ末、
3拍子から4拍子になり、テンポの変わる部分は、別々に録音し、
子供から、Audacityという編集ソフトのやり方を教わり、つなげて、
何とかうまくいったので、「ヤー・ブルース」も、それで再挑戦する。
このところ、演奏もブログ記事もおせおせになっていて、演奏自体、
更新予定の土曜日の夕方に、やっと仕上げて、ミキシングに入り、
7個に分けた部分の音量や定位を揃えていると、早くも夜の10時、
慌てて、つなげる編集を始めるが、肝心のやり方が思い出せない。
歳のせいか、3ヶ月近くもたつと、何をどうやって編集したか忘れて、
子供がプリントしておいてくれた、いくつかの解説ブログを読んだり、
さらに、ネット検索してみるが、パソコンが不調でフリーズし始めるし、
再度、子供に教わろうにも、向こうは向こうで、部屋でPCの作業中。
11時になっても、いっこうに先が見えないので、もう無理とあきらめ、
残り1時間では、クラシックギターの練習曲とか録音できたとしても、
その曲についてのブログ記事を書くことまでは、間に合うわけもなく、
そんな投げやりの更新をするよりは、1回休んでしまおうと決断した。
いつも訪問してくれるブログ仲間の方々が、具合が悪く伏せている、
どこか旅行にでも行った、いよいよもってブログは放り出したなどと、
何かあったのか案じられても申し訳ないので、演奏が途絶える件は、
簡単な記事とともに更新して、仕切り直しだと、気を取り直すことに。
「ヤー・ブルース」は、ブルースという形式のせいか、初期のような、
ジョンのリズムギター、ジョージのリードギターに、ポールのベース、
リンゴのドラムという基本スタイルで、4人揃った一発録音に近くて、
それも、録音スタジオでなく、テープ保管庫の狭い部屋だったらしい、
YouTubeに、この曲の解説付きがあり、「Ringo says~」として、
スタジオではなく狭い部屋で録音したとか、書いてあるのを見たし、
藤本国彦「213曲全ガイド」には、ポールの弁、「物置のような狭い、
テープの保管庫で、肩をくっつけあいながら演奏した。」と出ている。
マーク・ルウィソーン「レコーディングセッション」に、ジョージの曲で、
歌入れをコントロールルームでやっていると、冗談半分にスタッフが、
「そのうち隣の部屋でやりたいなんて、言い出しかねないね」と笑い、
ジョンが「そいつはいい、次の曲でやろう。」と、その気になったとか。
キャバーンのようなライブハウスを意識したか、ライブハウスなんて、
洒落た言葉でなく、小屋、納戸で、地味に演奏されていたブルース、
そんな雰囲気を出したかったのかもしれず、英国でブルースが流行し、
そうした風潮をからかいたくて、作った曲とジョンは語っていたらしい。
ジョンは、ローリング・ストーンズのTV「ロックンロール・サーカス」で、
この「ヤー・ブルース」を演奏し、リードギターにはエリック・クラプトン、
ベースにストーンズのキース、ドラムにジミ・ヘンドリックスのバンドの、
ミッチ・ミッチェルというスーパーバンドで、どういう経緯だったのだろう。
その際、バンドは「ダーティ・マック」と名乗り、ブルースを皮肉るから、
バンド名も、「フリートウッド・マック」を揶揄したと語ったそうだが、いや、
どう考えても、このバンド名、ポールをからかったしか思えないけれど、
ポールに出演を打診して、断られるかなんかしたんじゃないかと思う。
コンサート活動をやめて、スタジオ作業に専念していたビートルズだが、
ジョンは、このストーンズの番組や、トロントでもライブに出演していて、
ライブ活動への欲求があったのではないかと想像できて、結果的には、
ビートルズとして最後のライブとなる、ルーフトップも嬉しかったのでは。
その点からすると、ゲット・バック・セッションは、下手にカメラを入れて、
ドキュメンタリーを制作なんてことはせず、ライブアルバムを出すことと、
コンサートを再開することを目標にして、リハーサルを続けていったら、
もっと別の形で、アルバムもライブも実現したのではと、想像が膨らむ。
ただ、そんなライブ向きで、一発録音したと思える「ヤー・ブルース」も、
テイク14まで録音して、テイク6を採用、間奏後はテイク14が編集され、
中山康樹「これがビートルズだ」は、「3分16秒前後でテイク6が切断、
テイク14がいささか強引につながれ~、計ったような不自然さ」と言う。
「テープ編集そのものを演奏の一部として、活かそうとしたのでは。」や、
「ジョンのコラージュ的発想がビートルズで試された瞬間」とまで語って、
さすがに、それは深読みではと思うが、テイク14で「ガイドボーカルが、
そのまま残されている。ポイントはここだ。」とあるのは、多少同意できる。
エンディングで歌声が小さく聴こえる部分は、狭い部屋で録音したから、
ドラムマイクが拾ったかと思ったが、それならば、ギターもベースの音は、
もっと拾うし、「全曲バイブル」も、ドラムトラックに回り込んだ音でないと、
断言して、ジョン自身、テレビ演奏で、マイクから離れて歌い続けていた。
コラージュ的、テープ編集はともかく、ジョンは、かすかに聴こえる歌を、
確かに意識して残していて、決して、他のマイクが拾った音ではないし、
まして、仮歌の消し忘れではなく、そうなると、ギターの間奏についても、
左チャンネルから、小さく聴こえるリードギターも、あえて残したと思える。
間奏のリードギターは、テレビ演奏でもわかるよう、ジョンから始まって、
開放弦と3フレットを3連符で鳴らしてから、単音リードに切り替わるが、
テレビでは、ここでクラプトンに交代するが、レコードでは、ジョージへと、
交代したのか、ここもジョンで、左チャンを同時にジョージが弾いたのか。
リードギターをダビングしたというのは、ルウィソーンの著書にもないから、
左のリードがジョージとすると、右のリードは全部、ジョンということになり、
ただ、右のリードも、和音フレーズの前、歌のバックで聴こえる単音リフと、
かぶるように始まり、後半のチョーキングも、かなり不自然にかぶってくる。
自分の想像としては、もともとジョージがリードを弾いて、録音していたが、
あとで、ジョンが自分もリードを弾こうと、リダクションの際にダビングして、
ダビングだから、エフェクトのかかり具合も、前半と後半では異なっていて、
その際に、もとのジョージのリードは、消し忘れでなく、左に移したのでは。
ルウィソーンは、テイク6からテイク15と16を作り、さらにテイク14から、
テイク17を作成して、3分17秒でテイク16とテイク17をつないだと書き、
翌日、ジョンのハモをダビング、6日後に、リンゴのカウントを追加と書いて、
元のテイクがあれば、2本のリードギターは最初からなのか判るのだが。
また、日経「全曲バイブル」は、波形分析をして、イントロとエンディングは、
一致するから、テイク6とテイク14をつないだのでなく、同じテイク14から、
ボーカルをダブルトラックにしたテイク16、ドラム加工したテイク17を作り、
そのテイク16とテイク17をエンディングでつないだと、新たな見解を示す。
自分からすると、そこまで手間をかける意味はあるのか、やはり、ここは、
リードギターをダビングするための編集ではないかと、こだわりたくなるし、
イントロのリンゴのカウントも、後でダビングする意味があるのか、かつて、
「アイ・ソー・ハー~」のポールのカウントを追加したのを、再現したのか。
リードギターのダビングはどうか、今となっては、ジョンにもジョージにも、
確認できないし、ポールに尋ねれば、当時、イントロのカウントの録音を、
終えたジョンとリンゴが、「マザー・ネイチャーズ・サン」の打ち合わせ中に、
顔を出し険悪になった事件を蒸し返し、ダビングは知らないと怒られそう。
この間奏のリードは、ヤマハ「ロックギター完全レコードコピー集」に載り、
中学時代、必死で練習して、1・2弦で開放と3フレットを繰り返して弾くと、
覚えていたら、全曲バンドスコアは、3・4弦の9フレと12フレのTAB譜で、
ジョンの映像を見ても、ヤマハのが正解で、昔の楽譜の方が合っている。
左のリードギターは、今回、記事を書こうと調べてみるまでは気づかず、
ここは、全曲バンドスコアが、きちんと採譜してくれているのがありがたく、
譜面を見ながら忠実に演奏して、本当、こんなリードが鳴っていたなんて、
今もって、ビートルズの曲には、自分にとっての新発見があって楽しい。
この曲の歌詞は、「寂しくて死にたい」と、何とも、物騒な歌詞なのだが、
結局、「お前に会えないくらいなら、死んだほうがましだ。」という内容で、
インドへ修行に行って、ちょうど知り合ったばかりのヨーコと離れてしまい、
その思いだけで作ったという、はっきり言って、バカップル丸出しの歌詞。
それでも、「ディランのミスター・ジョーンズみたいだ」と、かつて自分が、
夢中になったボブ・ディランの曲、アルバム「追憶のハイウェイ61」から、
「やせっぽちのバラッド」に出てくる人物の名前を織り込み、サビ部分も、
けっこう韻を踏んでいて、単なるバカップルでないのは、さすがなところ。
ちなみに、当のヨーコは、ストーンズの番組では、布切れにくるまったり、
訳の判らないパフォーマンスをして、トロントのライブでは、奇声を発して、
こんなヨーコに会えなくたって、かまわないだろうが、何やってるんだよと、
中学時代ほどヨーコを嫌ってはいないが、ジョンの気持ちは理解できない。
各人バラバラになりつつあった「ホワイトアルバム」で、4人が揃った曲の、
「ヤー・ブルース」は、編集の謎もあって、自分だと、さらに編集しているし、
ポールのリッケンベースや、ジョンのカジノの音の再現も難しかったうえ、
何よりジョンのシャウトが厳しくて、仕切り直しの曲なのに、問題ありです。
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![]() |
|
![]() 何だかね...ギターマジシャンさんのビートルズ…
不思議と落ち着きますね!! なんだかギターマジシャンズワールドなビートルズに 今更ながら、ビートルズって、音数少なかったんだなあ! 後のパンクも敵わないほど、スッカスカなのに、 一つ一つの音が、もの凄い力を漲られせて迫ってくる感じ… これがビートルズだなあ…って、ギターマジシャンさんの 演奏を通して改めて感じたりします。 ギターサウンドに関しては、相変わらず完璧に近いと思います! でもやっぱりビートルズサウンドの肝ってドラムですよねえ.. U.S.S.Rもジョンヨーコのバラッドも、リンゴじゃないから、 やっぱりビートルズって気がしないのはご同意いただけるとして、 ドラムマシンを真剣に考える時期がきてるような気がします。 最終的には、マニュアルでパッドを叩いた上で、シーケンスする 方策が最低限必要かなあって思いますが、今はもっと進んだ 方法があるかもです!? R&RCのTVでは、ジョンがミックにダーティーマックを 紹介する際、「ベースはお宅のキースだよ」って言ったら ミックは「dirty…」って答えてましたから、まあ当時流行の スラングだったんじゃないでしょうかね。 なにしろ、お疲れでした。 そして、お帰りなさい!。 pipco18980 | URL | 2017/03/05/Sun 00:30 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> 何だかね...ギターマジシャンさんのビートルズ… 不思議と落ち着きますね!! なんだかギターマジシャンズワールドなビートルズに ビートルズは、中学生の頃、40年前から演奏して歌っているので、 他の曲に比べ、良くも悪くも安定感のようなものがある気がします。 > 今更ながら、ビートルズって、音数少なかったんだなあ! 後のパンクも敵わないほど、スッカスカなのに、 一つ一つの音が、もの凄い力を漲られせて迫ってくる感じ… これがビートルズだなあ…って、ギターマジシャンさんの 演奏を通して改めて感じたりします。 おっしゃるとおり、自分で演奏してみると、こんなスカスカで、 もう少しギターを重ねなくて良いか、不安になったりしますが、 原曲は演奏の迫力とミキシングの妙で、薄さを感じさせません。 > ギターサウンドに関しては、相変わらず完璧に近いと思います! でもやっぱりビートルズサウンドの肝ってドラムですよねえ.. U.S.S.Rもジョンヨーコのバラッドも、リンゴじゃないから、 やっぱりビートルズって気がしないのはご同意いただけるとして、 ドラムマシンを真剣に考える時期がきてるような気がします。 最終的には、マニュアルでパッドを叩いた上で、シーケンスする 方策が最低限必要かなあって思いますが、今はもっと進んだ 方法があるかもです!? みなさんはDTPソフトを使うのでしょうが、パソコンの性能も、 自分の能力も超えていて、MTRのシーケンサー機能を使えば、 付録のサンプリング音源を活用できますが、それも難しそうで、 ドラムパッドを買い、バスドラ、スネア、ハイハット、シンバルと、 別々に叩いて多重録音するのが楽なのか、いろいろ考えてみます。 > R&RCのTVでは、ジョンがミックにダーティーマックを 紹介する際、「ベースはお宅のキースだよ」って言ったら ミックは「dirty…」って答えてましたから、まあ当時流行の スラングだったんじゃないでしょうかね。 つい最近まで流行していた「激ヤバ」のように、もともとの意味、 「やばい」が、「やばいくらい良い」に使われたのと同様なのか、 それより、単に「そりゃ、ひどい」の意味で使ったのでしょうね。 > なにしろ、お疲れでした。 そして、お帰りなさい!。 一回お休みしましたが、何とか更新できました。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2017/03/05/Sun 08:03 [編集]
![]() ビートルズに対してのギターマジシャンさんの、思い入れが伝わりますね。良い演奏ですね。そいて何より選曲の素晴らしさが、ビートルズ愛を感じさせてくれます。
今の楽器やデジタルツールでの音の再現は、苦労されると思われますが、見事ですね。 昔の音源は狭いスタジオや、特殊な場所での録音がありましたよね。今のミュージシャンの様にスタジオでの録音が全てみたいな感じは無かったですよね。 私の好きなパープルは名盤マシンヘッドをホテルの廊下で録音して、何とも言えないくらいのリバーブ感が私は大好きです。 日本でもシュガー・ベイブのデビューアルバムのソングスは大滝詠一の自宅スタジオでの録音で、これまた何とも言えない狭いスタジオならではの、リバーブ感がたまりません。 ビートルズのライブ・アルバムは確かにあって欲しかったですよね。 4人の考えが、常に別方向を向いていたバンドなので、色々と問題も在ったのでしょう。 ポールがライブで今やっている、ビートルズのカバーはビートルズの現代版として聴くと楽しめますね。 ポールはライブ・アルバムを出したかったのではないかと思います。 今回の演奏、ギターマジシャンさんの熱意が伝わります。編集お疲れ様でした。 Les Paul L-5 | URL | 2017/03/05/Sun 22:23 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> ビートルズに対してのギターマジシャンさんの、思い入れが伝わりますね。良い演奏ですね。そいて何より選曲の素晴らしさが、ビートルズ愛を感じさせてくれます。 ビートルズの曲は、最終的に全曲コピーを目標にしていますが、 まずは、自分の好きな曲から、少しずつ演奏しているところです。 > 今の楽器やデジタルツールでの音の再現は、苦労されると思われますが、見事ですね。 カジノ、ヘフナー、リッケンベースというビートルズ特有の楽器を、 持っていないのが難点ですが、できる範囲で多少は音を似せています。 > 昔の音源は狭いスタジオや、特殊な場所での録音がありましたよね。今のミュージシャンの様にスタジオでの録音が全てみたいな感じは無かったですよね。 教会やガレージ、ホールと音響効果を考えて、いろいろな場所がありましたね。 > 私の好きなパープルは名盤マシンヘッドをホテルの廊下で録音して、何とも言えないくらいのリバーブ感が私は大好きです。 日本でもシュガー・ベイブのデビューアルバムのソングスは大滝詠一の自宅スタジオでの録音で、これまた何とも言えない狭いスタジオならではの、リバーブ感がたまりません。 マシンヘッドの逸話は有名ですが、シュガーベイブは自宅スタジオでしたか。 > ビートルズのライブ・アルバムは確かにあって欲しかったですよね。 4人の考えが、常に別方向を向いていたバンドなので、色々と問題も在ったのでしょう。 ハリウッドボウルのライブ盤が、昨年リミックスで発売されましたが、 後期ビートルズの楽曲を、スタジオライブ等で残して欲しかったです。 > ポールがライブで今やっている、ビートルズのカバーはビートルズの現代版として聴くと楽しめますね。 ポールはライブ・アルバムを出したかったのではないかと思います。 おっしゃるとおり、今のポールの演奏は、本物のビートルズというより、 上質なカバーという感じですが、何よりポール本人ですから嬉しいです。 > 今回の演奏、ギターマジシャンさんの熱意が伝わります。編集お疲れ様でした。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2017/03/06/Mon 00:19 [編集]
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