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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
「燃えよドラゴン」に日本中が燃えた
73年末、新宿のデパートにある、
ユースホステルの窓口に友人たちと出かけた時のこと。

ユースの会員になると、宿泊施設のハンドブックがもらえたりする。

眺めるだけで、ちょっとした旅行気分が味わえると、
中学校で流行していたのでした。

ついでに、覗いたレコード売り場には、
大ヒット中の「小坂明子・あなた」が飾ってあった。

そのすぐそばに並ぶ、「燃えよドラゴン」という、
奇妙なイラストのレコードが目についた。

映画のサントラらしいが、上半身裸の主人公らしき人物を見て、
高倉健の映画とはどうも違うが、
中国マフィアの話なのだろうと思っていた。

年が明けると、その映画を見てきた友人が、
興奮して奇妙な声を出す。

いわゆる怪鳥音で「アチョー、アチョー」と叫んで、
キックの真似をするわけ。

「すげーよ」という話が、どんどん広まり、
自分も映画を見に行くことにした。

たいていの映画は母が連れて行ってくれたが、これは父と出かけた。

冒頭の試合のシーンから、すぐにブルース・リーのアクション引き込まれた。

帰る頃には、父と一緒に、「アチョー」とキックのポーズをしていたほど。

すぐに影響される自分は、空手をやっていたという近所の人から、
早速ヌンチャクをもらうことに。

ところが、映画のものとは違って、
拍子木のような木が紐でつながっている代物。

これが本物なのかもしれないが、映画と同じでないと納得できない自分。

考えた末に、すりこぎに黒いビニールテープを巻いて、
鎖でつないでみた。

われながら、そっくりに作れたと喜んで、
自作のヌンチャクを振り回していたが、
顔にぶつけるわ、手製だけに鎖がはずれて、
家具にぶつかるわ、ひどいことに。

ブームを受けてか、すぐにプラ製の玩具が発売され、
そっちに乗り換えた。

ヌンチャク


ちゃんばらごっこではないが、何人もで、
ヌンチャクを振り回していた日々でした。







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