僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
94年に公式盤として発売された、「ライブ・アット・ザ・BBC」は、
約20年後の13年に出た、「vol.2」も合わせると、CD4枚になり、
BBCラジオで放送された、ビートルズのスタジオライブの音源は、
ほぼ網羅されたが、当然、70年代はその存在さえ知らなかった。
以前も書いたが、海賊盤の名盤「イエロー・マター・カスタード」は、
レコードで没になったカバー曲を収録して、「アウト・テイクス」も、
オリジナル曲をレコーディングした際の、没テイクや別テイクだと、
ビートルズ事典や、海賊盤特集号の音楽専科にも書いてあった。
「スタジオ・セッション」の解説でも、「『アウトテイクス』と同じ曲で、
リハーサルを収録し~」などと書かれ、「ライブ・イン・イタリー」や、
「イン・アトランタ・ウイスキー・フラット」、「ストックホルム」なども、
「明らかに別の場所だが、どこかは不明」のライブ音源とされた。
何曲かは、「BBCテレビで放映」と書いてあり、BBCということは、
わかっても、アメリカの「エド・サリバン・ショー」のようなTV番組で、
放送されたのを録音した音源だとされ、実際にはラジオ番組とは、
思いつかなかったようで、専門家であっても情報が限られていた。
そんなわけで、自分はBBCライブが出るまでは、愛聴した海賊盤、
「イエロー~」は、スタジオでレコーディングしたのに、没になった、
カバー曲を集めたものと思い、当時は、日本編集盤で聴いたから、
「ビートルズNo.5」や「フォーセール」の頃の没テイクと思っていた。
このLPで特徴的だったのは、全13曲のうち、ジョージが歌う曲が、
5曲もあったことで、初期のアルバムでは、14曲のうち2曲くらい、
カバー曲やジョンが書いた曲を歌っていたが、その倍以上はあり、
それだけ、没にされた曲が多いということかと、ジョージには同情。
今は、これは没テイクでなく、BBCライブと判明し、CD解説では、
全92曲中、オリジナル曲では、ジョンとポールが圧倒的なのだが、
カバー曲となると、ジョンが30曲、ポール18曲、ジョージ16曲と、
リーダーのジョンは別格として、ポールと大差なく、ジョージも歌う。
ジョージのボーカルは、デッカ・オーディションやスター・クラブでも、
けっこうあって、アマ時代には、ジョンやポールがメインボーカルの、
オリジナル曲が少なかったし、カバー曲では、ジョージも対等扱い、
BBCライブは、レコードで出番が少ない分、歌わせてもらったか。
ジョージが歌い、間奏のギターソロも、ビートルズの曲では破格の、
16小節とかなり長い、「クライング・ウェイティング・ホーピング」は、
ラジオの海賊盤特集で聴いた時から、気に入って、デビューLPは、
「チェインズ」より、こっちにしてあげても良かったのではと思うほど。
ギターソロが長いのは、原曲でも、この長さで延々と弾くからであり、
ジョージは、ほぼ完全コピーで弾くから、自然と、こうなるしかないが、
歌にギターに、フィーチャリング・ジョージという貴重な曲で、珍しく、
アレンジも原曲に近くて、完コピのカバーゆえにLPからは外したか。
原曲を歌うバディ・ホリーは、ジョンがメガネを真似るほど敬愛して、
ポールは70年代になってからだが、曲の版権を買い集めるほどで、
そもそも、ビートルズというバンド名も、バディ・ホリーのバンド名の、
クリケッツに影響されて、昆虫の名前で、二重の意味にしたともいう。
そのホリーの曲は、公式録音では、「ワーズ・オブ・ラブ」の1曲だけ、
ホリーを敬愛するゆえに、安易にカバーしなかったとも言われるなか、
「クライング~」をジョージが歌い、さらにジョンとポールのコーラスで、
支えて、かわいい弟分に花を持たせたのは、ライブならではだろうか。
初期のコンサートの定番レパートリーで、ジョージの代名詞のような、
「ロール・オーバー・ベートーベン」は、もともとは、ジョンが歌っていて、
歌い飽きたので、ジョージへと譲ったと、ビートルズ本にはあるのだが、
これも、歌いながらリードギターも弾くスタイルを、やらせてくれた気も。
「クライング~」は、デッカ・オーディションでも演奏、早いテンポなのに、
ジョージは、完コピで弾ききっていて、やはりギターの腕前、実力では、
かなりのものだったが、作曲が苦手だったように、自分でアドリブして、
ソロを組立てるのができず、そのうちポールが弾くようになったのでは。
それでも、バンドスコアが手に入ったから、何とか演奏する自分に比べ、
ヒット曲や気に入った曲を、耳コピでカバーして、どんどん自分たちの、
レパートリーしていったビートルズは、聴音・ソルフェージュの能力から、
完コピする演奏能力といい、20代前後から、ライブで鍛えられていた。
驚いたことに、YouTubeには、ゲット・バック・セッションの演奏もあって、
何とも全体にゆるい演奏で、ジョンが主旋律に下のハモをつけみてり、
ポールも一緒になって、歌詞を変えて笑ったり、ほとんどお遊びに近く、
ジョージも完コピフレーズにしつつ、アマ時代とは別人に思えるほど雑。
マニアの絶叫の中のライブは、次第に、演奏してもしなくても同じだと、
だんだん手抜きになり、ジョージは間違えても気にしなくなっていって、
静かな日本公演で、下手になっていたと気づき、あせるポールに比べ、
ジョージはマイペース、レコーディング時代で、さらに下手になったか。
BBCライブのうち、「クライング・ウェイティング・ホーピング」は、昔から、
聴き込んでいたから、間奏のギターソロも鼻歌で歌えるほどだったが、、
間違えて覚えている箇所があり、歌詞も同様、ついつい、覚えたままに、
歌ったり、弾いてしまい、何度もやり直して、手癖の修正に苦労しました。
約20年後の13年に出た、「vol.2」も合わせると、CD4枚になり、
BBCラジオで放送された、ビートルズのスタジオライブの音源は、
ほぼ網羅されたが、当然、70年代はその存在さえ知らなかった。
以前も書いたが、海賊盤の名盤「イエロー・マター・カスタード」は、
レコードで没になったカバー曲を収録して、「アウト・テイクス」も、
オリジナル曲をレコーディングした際の、没テイクや別テイクだと、
ビートルズ事典や、海賊盤特集号の音楽専科にも書いてあった。
「スタジオ・セッション」の解説でも、「『アウトテイクス』と同じ曲で、
リハーサルを収録し~」などと書かれ、「ライブ・イン・イタリー」や、
「イン・アトランタ・ウイスキー・フラット」、「ストックホルム」なども、
「明らかに別の場所だが、どこかは不明」のライブ音源とされた。
何曲かは、「BBCテレビで放映」と書いてあり、BBCということは、
わかっても、アメリカの「エド・サリバン・ショー」のようなTV番組で、
放送されたのを録音した音源だとされ、実際にはラジオ番組とは、
思いつかなかったようで、専門家であっても情報が限られていた。
そんなわけで、自分はBBCライブが出るまでは、愛聴した海賊盤、
「イエロー~」は、スタジオでレコーディングしたのに、没になった、
カバー曲を集めたものと思い、当時は、日本編集盤で聴いたから、
「ビートルズNo.5」や「フォーセール」の頃の没テイクと思っていた。
このLPで特徴的だったのは、全13曲のうち、ジョージが歌う曲が、
5曲もあったことで、初期のアルバムでは、14曲のうち2曲くらい、
カバー曲やジョンが書いた曲を歌っていたが、その倍以上はあり、
それだけ、没にされた曲が多いということかと、ジョージには同情。
今は、これは没テイクでなく、BBCライブと判明し、CD解説では、
全92曲中、オリジナル曲では、ジョンとポールが圧倒的なのだが、
カバー曲となると、ジョンが30曲、ポール18曲、ジョージ16曲と、
リーダーのジョンは別格として、ポールと大差なく、ジョージも歌う。
ジョージのボーカルは、デッカ・オーディションやスター・クラブでも、
けっこうあって、アマ時代には、ジョンやポールがメインボーカルの、
オリジナル曲が少なかったし、カバー曲では、ジョージも対等扱い、
BBCライブは、レコードで出番が少ない分、歌わせてもらったか。
ジョージが歌い、間奏のギターソロも、ビートルズの曲では破格の、
16小節とかなり長い、「クライング・ウェイティング・ホーピング」は、
ラジオの海賊盤特集で聴いた時から、気に入って、デビューLPは、
「チェインズ」より、こっちにしてあげても良かったのではと思うほど。
ギターソロが長いのは、原曲でも、この長さで延々と弾くからであり、
ジョージは、ほぼ完全コピーで弾くから、自然と、こうなるしかないが、
歌にギターに、フィーチャリング・ジョージという貴重な曲で、珍しく、
アレンジも原曲に近くて、完コピのカバーゆえにLPからは外したか。
原曲を歌うバディ・ホリーは、ジョンがメガネを真似るほど敬愛して、
ポールは70年代になってからだが、曲の版権を買い集めるほどで、
そもそも、ビートルズというバンド名も、バディ・ホリーのバンド名の、
クリケッツに影響されて、昆虫の名前で、二重の意味にしたともいう。
そのホリーの曲は、公式録音では、「ワーズ・オブ・ラブ」の1曲だけ、
ホリーを敬愛するゆえに、安易にカバーしなかったとも言われるなか、
「クライング~」をジョージが歌い、さらにジョンとポールのコーラスで、
支えて、かわいい弟分に花を持たせたのは、ライブならではだろうか。
初期のコンサートの定番レパートリーで、ジョージの代名詞のような、
「ロール・オーバー・ベートーベン」は、もともとは、ジョンが歌っていて、
歌い飽きたので、ジョージへと譲ったと、ビートルズ本にはあるのだが、
これも、歌いながらリードギターも弾くスタイルを、やらせてくれた気も。
「クライング~」は、デッカ・オーディションでも演奏、早いテンポなのに、
ジョージは、完コピで弾ききっていて、やはりギターの腕前、実力では、
かなりのものだったが、作曲が苦手だったように、自分でアドリブして、
ソロを組立てるのができず、そのうちポールが弾くようになったのでは。
それでも、バンドスコアが手に入ったから、何とか演奏する自分に比べ、
ヒット曲や気に入った曲を、耳コピでカバーして、どんどん自分たちの、
レパートリーしていったビートルズは、聴音・ソルフェージュの能力から、
完コピする演奏能力といい、20代前後から、ライブで鍛えられていた。
驚いたことに、YouTubeには、ゲット・バック・セッションの演奏もあって、
何とも全体にゆるい演奏で、ジョンが主旋律に下のハモをつけみてり、
ポールも一緒になって、歌詞を変えて笑ったり、ほとんどお遊びに近く、
ジョージも完コピフレーズにしつつ、アマ時代とは別人に思えるほど雑。
マニアの絶叫の中のライブは、次第に、演奏してもしなくても同じだと、
だんだん手抜きになり、ジョージは間違えても気にしなくなっていって、
静かな日本公演で、下手になっていたと気づき、あせるポールに比べ、
ジョージはマイペース、レコーディング時代で、さらに下手になったか。
BBCライブのうち、「クライング・ウェイティング・ホーピング」は、昔から、
聴き込んでいたから、間奏のギターソロも鼻歌で歌えるほどだったが、、
間違えて覚えている箇所があり、歌詞も同様、ついつい、覚えたままに、
歌ったり、弾いてしまい、何度もやり直して、手癖の修正に苦労しました。
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![]() 私は(も?)Yellow Matter Custardでこれを知ったと云うか、
とっても好きな曲でした(これと「夕日に赤い帆」かな!)。 ギターマジシャンさんの、いつになく少し鼻に掛かった発声が 「おっ!なりきってますな!」という感じで、可笑しかったです!。 これを聴いてたのは中学生の頃ですが、やがて高校生になると、 バディホリーのベストアルバムなんてのを購入すると、 これも含め、クリケッツの演奏クオリティにも圧倒されたりも するわけで、まあビートルズに限らず、後年の英米ロック勢は ホントに良い教科書を持っていたんだなあと感心するわけです。 楽しい演奏ありがとうございました。 pipco1980 | URL | 2016/09/24/Sat 23:16 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> 私は(も?)Yellow Matter Custardでこれを知ったと云うか、 とっても好きな曲でした(これと「夕日に赤い帆」かな!)。 「イエローマター~」はBBCのうち、名演そろいの選曲でしたし、 「夕日」は、ハワイアンのような原曲を見事にロックしてますよね。 > ギターマジシャンさんの、いつになく少し鼻に掛かった発声が 「おっ!なりきってますな!」という感じで、可笑しかったです!。 ちょっと、ジョージを意識して、歌ってみました。 > これを聴いてたのは中学生の頃ですが、やがて高校生になると、 バディホリーのベストアルバムなんてのを購入すると、 これも含め、クリケッツの演奏クオリティにも圧倒されたりも するわけで、まあビートルズに限らず、後年の英米ロック勢は ホントに良い教科書を持っていたんだなあと感心するわけです。 ビートルズだけでなく、ローリングストーンズも影響を受けて、 何よりも、ギターバンド、ギター2本、ベースにドラムという、 クリケッツの編成が、ビートルズ始め、基本ピースとなったり、 ロリーギャラガーの愛用ストラトも、ホリーの影響だそうです。 > 楽しい演奏ありがとうございました。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2016/09/25/Sun 00:53 [編集]
![]() ギターマジシャンさん こんばんは。
当時、BBCは購入はしたのですが有名曲を中心に聞いて、 カバー曲はあまり聞いていませんでしたが、後年、カバー曲に こそエネルギー感が込められていると判ると、聞いてしびれましたね。 当初は、ジョンのレパートリーのような気がしますが、メンバーが よい配分でボーカルを分け合っていた頃に好感がもてます。 今回も、ギターマジシャンさんの演奏は完璧で音もクリアで よく聞こえて言うことなしの出来ばえです。 マサジョン | URL | 2016/09/25/Sun 17:27 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> ギターマジシャンさん こんばんは。 当時、BBCは購入はしたのですが有名曲を中心に聞いて、 カバー曲はあまり聞いていませんでしたが、後年、カバー曲に こそエネルギー感が込められていると判ると、聞いてしびれましたね。 自分も、初期は単純で、ライブは音もスカスカだと思ってましたが、 ライブバンドとしての底力、コーラスワークに迫力ある演奏などと、 新たな発見があり、初期のアルバム、BBCライブも気に入りました。 > 当初は、ジョンのレパートリーのような気がしますが、メンバーが よい配分でボーカルを分け合っていた頃に好感がもてます。 まずは、ジョンが歌って、次第にアレンジを固めていって、 ジョージに譲ったりした曲も、わりとあるかもしれませんし、 何よりも、ジョージの歌が多いことには、すごく驚きでした。 > 今回も、ギターマジシャンさんの演奏は完璧で音もクリアで よく聞こえて言うことなしの出来ばえです。 まだまだ細かいニュアンスとかは再現できず、反省点もあります。 今回も、お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2016/09/25/Sun 18:56 [編集]
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