僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
「ホワイトアルバム」の、「エブリボディーズ・ゴット・サムシング・
トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー」という曲は、
ビートルズの曲で、一番長い題名で、このブログ記事の表題も、
この曲名だけで、2行にまたがってしまう、とんでもないタイトル。
レコード時代、「ホワイトアルバム」は、あまり聴きこんでないから、
ああ、あの一番長い題名の曲ね、というくらいの印象でしかなく、
「一番長い題名の曲は?」と、友人にクイズを出したり、自分でも、
ちゃんと最後まで正確に言えるかなど、曲そのものは二の次に。
それと、ビートルズの曲名の邦題は、何度も書いたが、「こいつ」、
「浮気娘」「嘘つき女」など、目まいがするようなものが多いうえに、
カタカナ表記にしても、どうなんだろうというのがあり、この曲でも、
「エブリボディ」より、自分には「エブリバディ」の方がなじむのだが。
中学時代の、ジョージ役と二人きりのビートルズコピーバンドでは、
全曲コピーを目指したから、メロディー譜の「ビートルズ大全集」を、
パラパラめくっては、一通りやったが、まともに練習していたのは、
「バースデイ」と「ヤー・ブルース」に、数曲のギター弾き語りくらい。
タイトルにあるモンキーとは、ヨーコのことを指しているそうだが、
普通、恋人を猿にたとえたら、機嫌を損ねてしまうような気がして、
日本人が描く猿のイメージと、西洋人とでは、感覚が異なるのか、
「いたずらっ子」の意味から、僕の可愛い、いたずらお猿ちゃんか。
それだったら、子猫とか、別のたとえもあるだろうし、当のヨーコは、
どうなのだろうと思っていたら、里中・遠山「ビートルズを聴こう」に、
ジョンの背中にしがみつく猿という風刺画に、ジョンが怒ったとあり、
「俺とヨーコ以外、みんな隠し事だらけ、嘘っぱちだ」と歌ったとか。
それは、録音スタジオに連れて来るヨーコを、毛嫌いしたジョージ、
ポールにも向けたメッセージなのかもしれないが、ポールによると、
「モンキーはヘロインのことだ」となり、ヨーコの件は気づかないか、
気づいても、気づかないふり、関わりたくなかったように思えてくる。
藤本「213曲全ガイド」には、「ヘロイン用語が出てくるようになって、
これ以上ひどいことに、なりませんようにと、願うしかなかった。」と、
ポールの回想が載っているが、そのわりに、演奏そのものとなると、
力強いベースに、歌のバックの叫び声、ハンドベルと、気合が入る。
あとから、パーカッション類をダビングしていて、「全曲バイブル」に、
ポールがチョカルホとハンドベルとあり、チョカルホって何だと思うと、
ブラジルのパーカッションで、金属の筒に玉が入った、マラカス類で、
リンゴも「シーズ・ア・ウーマン」で使ったそうで、自分はマラカスに。
ハンドベルというと、パーティや結婚式の余興で、数人の女性陣が、
軽やかにメロディを奏でるイメージだが、この曲では、けたたましく、
昔の学校のチャイム、クイズの時間切れのガランガランという音で、
自分は、トライアングルをミュートして叩くが、リズムが危なっかしい。
イントロのジョンのギターは、プログレやテクノのような変拍子っぽく、
ドラムや手拍子とポリリズムのように聴こえるが、半拍ずらしただけ、
裏から始まるリフで、自分は、昔から、ギターが拍の頭と思っていて、
今回、演奏しても、40年来の癖が抜けず、出だしから、ずれまくる。
ドラム、ベースが入ってくると、拍の裏に感じてきて、サビから合って、
2番からは、裏でリフを弾けるのだが、イントロだけは、全然駄目で、
自分のリズム音痴を呪うのみ、半拍休んで開始、全部ずらしたまま、
チャッ・チャッ・チャッ・パン・パン(手拍子)と、覚えたとおりに弾いた。
メロディが始まると、ジョージの弾く、16ビートのリフが重なってきて、
これが、弾いてみると、けっこう難しくて、ポールがユニゾンにしたら、
イエス「燃える朝焼け」みたいになるし、「レイン」の後半なんかでも、
ポールのベースと、リンゴのドラムのユニゾンで、プログレ系を披露。
この曲のリンゴのドラムは、最初、普通のエイトビートを刻んでいるが、
サビなると、1拍ごとに力強くスネアを叩き、バスドラムは8分音符で、
ドッドッとツインペダルのように連打、4拍目だけ、スネアをタンタンと、
アクセントをつける部分などは、ビル・ブラフォードの手癖を思わせる。
歌の最後に入るジョージのリードギターも、そこだけが3拍子になって、
ジョンの癖というか、4拍子や小節数を無視して、ギターをかき鳴らし、
思いついたメロディやリフ優先で、作曲する気がして、本人は良くても、
それに合わせるポールやリンゴのリズム隊は、かなり苦労したと思う。
そういう点からも、ビートルズの演奏能力というは、巷で言われるほど、
レベルが低いとか下手どころか、かなりのハイレベルだと昔から思って、
今回、いろいろな曲の完コピに挑戦していると、ますます、それを実感、
特に、リズム隊のすごさ、リンゴのドラムが欠かせない存在だと痛感。
単に、お前が下手なだけ、リズム音痴なだけ、世間はそう思わんよと、
言われてしまうと、身も蓋もないのだが、初期のライブバンドの実力は、
一連のBBCライブで証明されたろうし、スタジオ時代に入ってからも、
ベーシックトラックは基本ライブで、アンソロジーで聴ける演奏は見事。
4人がバラバラになりつつ、時には、まとまったグルーブを聴かせた、
「ホワイトアルバム」の1曲、「エブリボディーズ・ゴット・サムシング・
トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー」は、いつもながら、
シャウトや高音に苦労しつつ、演奏のほうも、かなり厳しかったです。
トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー」という曲は、
ビートルズの曲で、一番長い題名で、このブログ記事の表題も、
この曲名だけで、2行にまたがってしまう、とんでもないタイトル。
レコード時代、「ホワイトアルバム」は、あまり聴きこんでないから、
ああ、あの一番長い題名の曲ね、というくらいの印象でしかなく、
「一番長い題名の曲は?」と、友人にクイズを出したり、自分でも、
ちゃんと最後まで正確に言えるかなど、曲そのものは二の次に。
それと、ビートルズの曲名の邦題は、何度も書いたが、「こいつ」、
「浮気娘」「嘘つき女」など、目まいがするようなものが多いうえに、
カタカナ表記にしても、どうなんだろうというのがあり、この曲でも、
「エブリボディ」より、自分には「エブリバディ」の方がなじむのだが。
中学時代の、ジョージ役と二人きりのビートルズコピーバンドでは、
全曲コピーを目指したから、メロディー譜の「ビートルズ大全集」を、
パラパラめくっては、一通りやったが、まともに練習していたのは、
「バースデイ」と「ヤー・ブルース」に、数曲のギター弾き語りくらい。
タイトルにあるモンキーとは、ヨーコのことを指しているそうだが、
普通、恋人を猿にたとえたら、機嫌を損ねてしまうような気がして、
日本人が描く猿のイメージと、西洋人とでは、感覚が異なるのか、
「いたずらっ子」の意味から、僕の可愛い、いたずらお猿ちゃんか。
それだったら、子猫とか、別のたとえもあるだろうし、当のヨーコは、
どうなのだろうと思っていたら、里中・遠山「ビートルズを聴こう」に、
ジョンの背中にしがみつく猿という風刺画に、ジョンが怒ったとあり、
「俺とヨーコ以外、みんな隠し事だらけ、嘘っぱちだ」と歌ったとか。
それは、録音スタジオに連れて来るヨーコを、毛嫌いしたジョージ、
ポールにも向けたメッセージなのかもしれないが、ポールによると、
「モンキーはヘロインのことだ」となり、ヨーコの件は気づかないか、
気づいても、気づかないふり、関わりたくなかったように思えてくる。
藤本「213曲全ガイド」には、「ヘロイン用語が出てくるようになって、
これ以上ひどいことに、なりませんようにと、願うしかなかった。」と、
ポールの回想が載っているが、そのわりに、演奏そのものとなると、
力強いベースに、歌のバックの叫び声、ハンドベルと、気合が入る。
あとから、パーカッション類をダビングしていて、「全曲バイブル」に、
ポールがチョカルホとハンドベルとあり、チョカルホって何だと思うと、
ブラジルのパーカッションで、金属の筒に玉が入った、マラカス類で、
リンゴも「シーズ・ア・ウーマン」で使ったそうで、自分はマラカスに。
ハンドベルというと、パーティや結婚式の余興で、数人の女性陣が、
軽やかにメロディを奏でるイメージだが、この曲では、けたたましく、
昔の学校のチャイム、クイズの時間切れのガランガランという音で、
自分は、トライアングルをミュートして叩くが、リズムが危なっかしい。
イントロのジョンのギターは、プログレやテクノのような変拍子っぽく、
ドラムや手拍子とポリリズムのように聴こえるが、半拍ずらしただけ、
裏から始まるリフで、自分は、昔から、ギターが拍の頭と思っていて、
今回、演奏しても、40年来の癖が抜けず、出だしから、ずれまくる。
ドラム、ベースが入ってくると、拍の裏に感じてきて、サビから合って、
2番からは、裏でリフを弾けるのだが、イントロだけは、全然駄目で、
自分のリズム音痴を呪うのみ、半拍休んで開始、全部ずらしたまま、
チャッ・チャッ・チャッ・パン・パン(手拍子)と、覚えたとおりに弾いた。
メロディが始まると、ジョージの弾く、16ビートのリフが重なってきて、
これが、弾いてみると、けっこう難しくて、ポールがユニゾンにしたら、
イエス「燃える朝焼け」みたいになるし、「レイン」の後半なんかでも、
ポールのベースと、リンゴのドラムのユニゾンで、プログレ系を披露。
この曲のリンゴのドラムは、最初、普通のエイトビートを刻んでいるが、
サビなると、1拍ごとに力強くスネアを叩き、バスドラムは8分音符で、
ドッドッとツインペダルのように連打、4拍目だけ、スネアをタンタンと、
アクセントをつける部分などは、ビル・ブラフォードの手癖を思わせる。
歌の最後に入るジョージのリードギターも、そこだけが3拍子になって、
ジョンの癖というか、4拍子や小節数を無視して、ギターをかき鳴らし、
思いついたメロディやリフ優先で、作曲する気がして、本人は良くても、
それに合わせるポールやリンゴのリズム隊は、かなり苦労したと思う。
そういう点からも、ビートルズの演奏能力というは、巷で言われるほど、
レベルが低いとか下手どころか、かなりのハイレベルだと昔から思って、
今回、いろいろな曲の完コピに挑戦していると、ますます、それを実感、
特に、リズム隊のすごさ、リンゴのドラムが欠かせない存在だと痛感。
単に、お前が下手なだけ、リズム音痴なだけ、世間はそう思わんよと、
言われてしまうと、身も蓋もないのだが、初期のライブバンドの実力は、
一連のBBCライブで証明されたろうし、スタジオ時代に入ってからも、
ベーシックトラックは基本ライブで、アンソロジーで聴ける演奏は見事。
4人がバラバラになりつつ、時には、まとまったグルーブを聴かせた、
「ホワイトアルバム」の1曲、「エブリボディーズ・ゴット・サムシング・
トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー」は、いつもながら、
シャウトや高音に苦労しつつ、演奏のほうも、かなり厳しかったです。
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![]() |
|
![]() 取りあえず、かったるそうな曲だなあ...って何となく思いつつ
結局手を付けなかった中の代表みたい曲ですね。 まずはとってもご苦労様と言いたいです。 何か漠然と、かったるいなあと思ってった原因が 丁寧なご説明で理解できましたよ。 〜my monkeyの小節と次が、3/4ー4/4の繰り返しっていう ほんとに悪夢でも見てる感じの...謎が解けたって感じ! ジョージの思い切りの悪いチョーキングのせいだとばかり 今の今まで思ってた!。天国のジョージさん濡れ衣ゴメン! カッティングギターの音が、本物以上に厚くて気持ちいいです。 あとマッカっぽいワナナキが、奴さんらしくて良かったです! pipco1980 | URL | 2015/11/21/Sat 23:33 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> 取りあえず、かったるそうな曲だなあ...って何となく思いつつ 結局手を付けなかった中の代表みたい曲ですね。 タイトルの長さだけで、まず、かったるくなりそうです。 > まずはとってもご苦労様と言いたいです。 イントロのリフがなかなか弾けないし、早いリフもずれまくり、 かったるいとか言っている場合でなく、かなり苦労しました。 > 何か漠然と、かったるいなあと思ってった原因が 丁寧なご説明で理解できましたよ。 〜my monkeyの小節と次が、3/4ー4/4の繰り返しっていう ほんとに悪夢でも見てる感じの...謎が解けたって感じ! ジョージの思い切りの悪いチョーキングのせいだとばかり 今の今まで思ってた!。天国のジョージさん濡れ衣ゴメン! 3拍子が入ることもありますが、ジョージのチョーキングは、 昔から、ちょっと危なっかしい感じで、それでも、この頃に、 先日、pipco1980さんからコメントいただいた09の弦が、 開発されたこともあって、多少はスムーズになって感じです。 > カッティングギターの音が、本物以上に厚くて気持ちいいです。 あとマッカっぽいワナナキが、奴さんらしくて良かったです! ギターは、もう少し歪みを抑えて、軽めのほうが似ているのですが、 自分の好みもあって、ついつい、ハードロック系にしてしまいます。 ギターマジシャン | URL | 2015/11/22/Sun 01:12 [編集]
![]() ギターマジシャンさん こんばんは。
この曲も大好きな曲です。 スピード感があってノリノリです。 ギターが抜群で、ホワイト・アルバムを聞いてるみたいです。 リンゴのドラムはジョンのボーカルの時にさらに深みが あるように感じます。 マサジョン | URL | 2015/11/22/Sun 21:07 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> ギターマジシャンさん こんばんは。 この曲も大好きな曲です。 スピード感があってノリノリです。 ジョンのカッティングに、ジョージの早いリフがあおるように重なり、 ポールのベースとリンゴのドラムも迫力ある、バンドサウンドですね。 > ギターが抜群で、ホワイト・アルバムを聞いてるみたいです。 リンゴのドラムはジョンのボーカルの時にさらに深みが あるように感じます。 ホワイトアルバムは、歪んだギターのリフが格好良い曲が多いし、 リンゴは、ジョンの曲の方が、好きに叩けたのかもしれません。 ギターマジシャン | URL | 2015/11/22/Sun 21:41 [編集]
![]() チキチキチキチキ・・・原曲ではこれハンドベルで鳴らしてるんですか?
なかなかリズムを刻むのが難しいですね^^; ハンドベルトいうと、クリスマスソングとかで長~いトーンで鳴らす奴しかイメージにないんですけど( ゚д゚ ) しかし、長いタイトルの曲ですね~覚えられません(ーー; ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> チキチキチキチキ・・・原曲ではこれハンドベルで鳴らしてるんですか? なかなかリズムを刻むのが難しいですね^^; このテンポで16ビートで鳴らすのは、トライアングルでも厳しくて、 よくもまあ、ハンドベルを振って、リズムキープできたものですよね。 > ハンドベルトいうと、クリスマスソングとかで長~いトーンで鳴らす奴しかイメージにないんですけど( ゚д゚ ) メロディを奏でるミュージックベルというより、商店街の福引で、 ガランガラン鳴らすようなハンドベルを使ったのではと思います。 > しかし、長いタイトルの曲ですね~覚えられません(ーー; いまだに、自分も歌っていて間違いやすく、そのうえに歌詞では、 「エクセプト・フォー・ミー~」と、「フォー」が追加されます。 ギターマジシャン | URL | 2015/11/24/Tue 20:46 [編集]
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