僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
シングル盤用に、テンポを早くして、再録音した「レボリューション」
リメイクというか、昨今流行の「セルフカバー」と呼んでもよいのか、
「レボリューション1」を、ジョンがシングル盤で出そうと思ったのに、
ポールとジョージから、テンポが遅く、シングル向きでないと言われ、
テンポをあげて再録音し、ギターの音も、派手に歪ませて演奏した。

デビューアルバム録音時からの慣例か、「ホワイトアルバム」でも、
セッションは、ジョンの曲から始まり、設立したばかりのアップルの、
最初のレコード用にと録音されたのが、「レボリューション」だったが、
当初は10分以上もあったので、まずは、4分程度に編集したそうだ。

それでも、シングル向きでないと、新たに録音しなおすことになって、
アップテンポしたテイクに、「レボリューション」のタイトルを冠したが、
もともとのジョンがアコギを弾いた、スローブルースのバージョンも、
「レボリューション1」と「1」をつけて、LPには収録されることになる。

さらに、原曲からカットした後半部分も、サウンドコラージュのような、
「レボリューション9」に、一部が使われたそうで、たった1つの曲が、
3曲に分かれたわけで、「~9」はともかく、ビートルズのカバー曲が、
テンポやアレンジを変えても成立するのを、本人達が証明している。

アップテンポにした際に、ジョンは、アコギからエレキに変更したうえ、
これ以上ないくらいに、ギターの音を歪ませて、ノイジーにしていて、
すごくインパクトのあるイントロになったが、この歪ませる音作りには、
ミキサー卓を最大音量にした説と、エフェクターを使った説とがある。

ミキサー卓にギターを直接つないだうえに、ボリュームを最大にして、
入力オーバーで音が歪むようにしたとか、ボーカルアンプを2台使い、
やはり音量を最大にしたとか、ギターアンプだ、いやエフェクターだと、
こんなことでも、また謎だらけなのだが、ミキサーが一番、有力な説。

自分が、昔持っていた、ヘッドフォンアンプで歪ませた時の音に近く、
少なくとも、スピーカーを通した音ではなくて、ライン録音の音特有の、
プラスチックを通したとでも表現したい音で、いつもの自分の録音も、
MTRに直接ギターをつなぐライン録音だが、ちょっと同じ音は出ない。

ジョンは、エピフォン・カジノを使うから、セミアコの中音域が強調され、
ワウをかませて歪ませたような感じで、それでいて、ハイゲインの音、
自分のレスポールと、MTRのマーシャルモデリングでは、歪みすぎ、
じゃあと、ストラトにしてみると、トーンを絞っても、キンキンしてしまう。

MTRのエフェクトを、マーシャルでなく、ツインリバーブにしてみたり、
VOXにしても、同じ音にならず、カジノでないと駄目と、あきらめるが、
弾く音にしても、1・2弦だけのようで、3弦の音もなっている気もして、
それで、3弦も弾いたら、かえってニュアンスが違うという、試行錯誤。

演奏のコード、ポジションについては、今回「ビートルズ1」に先行して、
YouTubeでも公開された、プロモーションビデオで、かなりわかって、
この映像の撮影は、歌だけが生で録音され、演奏は当て振りらしいが、
録音とは全然違う、ギターの押さえ方はしないだろうから、参考になる。

レコードのキーは、B♭とBの間の微妙な音程だが、映像で見る限りは、
ジョンは、歌の伴奏時に、開放弦のAやDのコードを押さえているから、
アップテンポにして再録音したのに、さらに、テンポを上げた方が良いと、
テープの速度を早めたようで、自分は、1フレにカポタストをつけて弾く。

そこで不思議なのが、テープを早くした伴奏に合わせ、歌ったとすると、
B~B♭のキーで歌いながら、Aのコードを弾き、音がつられないのか、
生のギター音が聴こえないくらい、モニターの伴奏音を上げていたのか、
ギターのチューニングを変えたのか、これまた、自分にとって謎となる。

ジョージは、フイルムでは、レスポールを弾いているが、録音時点では、
まだ、このレスポールを、エリック・クラプトンからプレゼントされる前で、
SGで弾いたとされ、そう言われてみると、自分のレスポールに比べて、
音が固め、ソリッドな感じで、出力も小さく、歪み具合が違うような気に。

ポールは、フィルムで、この頃愛用したリッケンバッカーのベースでなく、
前期のトレードマークだった、ヘフナー・バイオリンベースを弾いていて、
「レイン」「ペーパーバックライター」で、リッケンを弾いても、見た目から、
PVではヘフナーを抱えたポールだが、こちらは、録音もヘフナーらしい。

そのベースも、ペパーズあたりからのやり方で、最初には録音しなくて、
あとからダビングしたそうだが、特に凝ったフレーズもなく、シンプルで、
ポール本人が納得するまで、何度もやり直す、メロディアス・ベースと、
違うのだから、4人で演奏しても良いだろうに、こだわりでもあったのか。

間奏のエレピは、ローリングストーンズにもゲスト参加した、売れっ子の、
ニッキー・ホプキンスが弾いていて、自分にとっては、ビートルズの次に、
夢中になったジェフ・ベックの、第一期グループのメンバーだっただけに、
あとになってから、ホプキンスが弾いていたと知った際、妙に嬉しかった。

日経BP「全曲バイブル」で、ポールとジョージのコーラスも、トラック1に、
ジョンの歌やリードギターと録音されてるとあるが、基本はジョンの独唱、
ダブルトラックになっていて、わざとなのか、ところどころ、ずれているが、
2人の声は聴こえず、フィルムでの、掛け合いコーラスとは、かなり違う。

自分は、レコード時代に、この曲が入った米国編集盤「ヘイ・ジュード」は、
あまり聴かなかったからか、フィルム上映会で見た演奏の印象が強くて、
当然に2人のコーラスが入り、サビも、「Don't you know~」の部分が、
3回ずつ歌うと思っていたが、今回聴いたら、最初だけで、すごく驚いた。

驚いたというと、フィルムの記憶もあいまいで、まず、イントロのギターが、
ジョンのアップだと思い込んでいたら、全員が入った、引いたショットだし、
逆にポールがアップになり、「ギャー」と叫ぶのは、まったく記憶になくて、
ここって、ジョンのシャウトじゃないのかと、我ながら、勘違いの多いこと。

「ビートルズ1」のレストア映像も見事な、シングル「レボリューション」は、
ジョンの思惑と違って、「ヘイ・ジュード」のB面に甘んじたが、自分には、
お気に入りのバージョンで、歪んだギターの音作りに、すごく苦労しつつ、
やっぱり、歌がネックで、高音もきつければ、発音もついていけないです。




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毎度です
ビートルズには稀な、ディストーションサウンドも鮮やかな
レヴォリューション、お見事でした。

この時代はジミヘンショックの影響から、特に英国のギタリストは
こぞって例の地雷型のファズファイスを買ったと云われますから、
ジョンやジョージも意外にあたらしもの好きですから、
入手はしてたんじゃないでしょうか?
ここで使ったかどうかは謎ですけどね…。

それとこの年代というのは、初めてアーニーボールの
.009から始まるライトゲージが流通し始めた頃で、
ロックギターが、よりしなやかになる時代ってのも考慮されると、ここらのサウンドの解明にもつながるんじゃないかなと思います。明らかにRevolverやSgt,Pepperとはギターのサウンド自体が
大きく異なってるはずですしね。

なにしろお見事、そしておつかれさまでした。
pipco1980 | URL | 2015/11/07/Sat 23:30 [編集]
Re: 毎度です
いつも、コメントありがとうございます。


> ビートルズには稀な、ディストーションサウンドも鮮やかな
レヴォリューション、お見事でした。


本当、オーバードライブでなく、ディストーションの音ですよね。



> この時代はジミヘンショックの影響から、特に英国のギタリストは
こぞって例の地雷型のファズファイスを買ったと云われますから、
ジョンやジョージも意外にあたらしもの好きですから、
入手はしてたんじゃないでしょうか?
ここで使ったかどうかは謎ですけどね…。


リボルバーの前後、VOX社のファズだかトーンベンダーを使ったと、
何かで読んだ気がしますし、「レボリューション」のリードギターは、
卓で歪ませる以上の音なので、自分はビッグマフの音にしてみました。



> それとこの年代というのは、初めてアーニーボールの
.009から始まるライトゲージが流通し始めた頃で、
ロックギターが、よりしなやかになる時代ってのも考慮されると、ここらのサウンドの解明にもつながるんじゃないかなと思います。明らかにRevolverやSgt,Pepperとはギターのサウンド自体が
大きく異なってるはずですしね。



この頃から、チョーキングの音が、かなりスムーズになったので、
クラプトンの影響もあって、練習を積んで、上達したのだろうと、
思っていましたが、そうですか、09の弦が開発されたとなると、
それが一番大きいですし、ロックギターが飛躍した要因ですね。



> なにしろお見事、そしておつかれさまでした。


結局、同じ音は出ませんでしたが、いろいろ大変でした。
ギターマジシャン | URL | 2015/11/08/Sun 00:10 [編集]
素晴らしい
ギターマジシャンさん こんばんは。

いやぁ~、素晴らしいです。
いつもながらの完コピで凄いですね。

私も1CAPOのAで弾いておりますが一部DVDの教本を
みても難しい部分があり未だに弾けません。
ジョンのギターは、“ヤー・ブルース”等いいフレーズが
多く大好きです。
マサジョン | URL | 2015/11/08/Sun 18:54 [編集]
Re: 素晴らしい
いつも、コメントありがとうございます。


> ギターマジシャンさん こんばんは。
いやぁ~、素晴らしいです。
いつもながらの完コピで凄いですね。


完コピと言っても、バンドスコアに頼り切った演奏でして、
ジョンもジョージも2~3番と、弾き方を変えていくのを、
耳コピできず、同じ繰り返しのままで、ごまかしています。



> 私も1CAPOのAで弾いておりますが一部DVDの教本を
みても難しい部分があり未だに弾けません。
ジョンのギターは、“ヤー・ブルース”等いいフレーズが
多く大好きです。


ジョンのリードギターは、ハッとするようなフレーズもあり、
ジョージの正統派、ポールの考えたソロとも違いますよね。
ギターマジシャン | URL | 2015/11/08/Sun 22:10 [編集]



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