僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
スタジオ時代の幕開けとなる「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」
66年6月に来日して、「フォーセール」から「ラバーソウル」の曲、
その前後のシングル盤の曲を、武道館で演奏したビートルズは、
同年8月末、サンフランシスコのキャンドルスティック・パークで、
コンサート活動を中止して、その後、ツアーに出ることもなかった。

来日した時、すでに「リボルバー」の全曲の録音は完了していて、
「トゥモロー・ネバー・ノウズ」のような、テープの逆回転サウンドや、
ループを駆使した曲に取り組み、ライブの再現は困難となるので、
コンサート中止は、ますます、そうした曲作りに拍車をかけていく。

しばしの休暇、ジョンの映画撮影を挟み、最初に録音されたのは、
ジョンの単独作となる、「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」で、
「ペパーズ」へと繋がる曲、あるいは、そのセッションの始まりの曲、
後期ビートルズの、スタジオレコーディング時代の幕開けを告げた。

ビートルズは、初期、前期、中期、後期と、細かい分類もされるが、
自分が中学時代は、赤盤の前期、青盤の後期と、単純に分けられ、
その赤から青への変化は、音楽も、ルックスも、すごい加速状態で、
「オールディーズ」から入った自分は、当初は、青盤は苦手だった。

メロトロンから始まり、ストリングス、ホーンセクションが入る編曲で、
途中で2拍子や3拍子になるのは、ジョンによくある、手癖というか、
ギターをかき鳴らし、気分で伸ばしたり、切ったり、小節数にしても、
1コーラスが、一般的な12小節、16小節でないのは、けっこう多い。

ただ「トゥモロー・ネバー・ノウズ」や、「アイム・ザ・ウォルラス」など、
サウンドエフェクトを凝らした曲よりは、素直な感じの曲に思えたし、
普通に聴いたり、弾き語ったりしていたが、「アンソロジー」より前、
「レコーディング・セッション」で、とんでもない録音の事実がわかる。

4人の演奏で、テンポの遅いテイク7、ストリングスやブラスが入り、
テンポの速いテイク26とを、編集でつなげて、完成させたとわかり、
しかも、テンポもキーも違ったから、前半のテープの速度を上げて、
後半は、速度を下げて、同じピッチになるところで、つなげたと言う。

著者のマーク・ルウィソーンは、「継ぎ目は頭からきっかり60秒。」、
「一旦、その位置がわかると、二度と同じようには聴けなくなる。」と、
述べているが、自分は感受性に乏しいのか、その位置を知っても、
確かに、ここでストリングスが入るなあ、くらいで、聴き流してしまう。

それより、不思議なのが、テンポを変えて、やり直すのはわかるが、
キーも上げたのは、なぜなのか、最初のテイク、後半のキー自体も
実際にどの音程だったのか、前半部も、録音段階でテープ操作され、
ジョンのボーカルの声質を変化させたのではと、次々と疑問がわく。

正しいキーが分からないから、バンドスコアのB♭で演奏しておくが、
レコードは、Aから始まり、継ぎ目のあとから、B♭へと変化していて、
どちらにしても、ジョンの弾くアルペジオがやっかいで、Cのキーだと、
弾きやすいそうで、実はCだったとか、弦を下げたとかネットにある。

このジョンのアルペジオは、「ジュリア」のスリーフィンガー奏法と違い、
ピックで流している感じで、「イン・マイ・ライフ」の伴奏の時に近いし、
YouTubeで聴ける、テイク2~4で確認すると、そのときで音が異なり、
気分で弾いているようなので、言い訳にできると、完コピはあきらめ。

一度、フェイドアウトしてから、また始まると、激しいドラムに合わせて、
メロトロンの奇妙なフレーズと、ギター・ピアノの踏切のような音が鳴り、
バンドスコアでは、メロトロンの逆回転サウンドとあるが、イントロでも、
メロトロンは、立ち上がりの遅い音で、逆回転でなく、特性だと思える。

ビートルズの全曲を、ほぼ完コピで、YouTubeに次々とアップされる、
カッツさんのブログによれば、メロトロンは、基本がサンプラーなので、
プリセットしているフレーズ集があって、フルートの音色のデモ演奏を、
テンポを変え、複数を同時に鳴らすと、同じ音が出ると、すごい分析。

自分は、スコアの単音のフレーズを、ギターシンセのフルートで録音、
そこから3度下げたフレーズを、ずらし気味に重ねるが、あまり似ず、
いっそ、最初のフェイドアウトで、やめておこうかとも思うが、最後の、
ジョンの「クランベリーソース」の呟きをやりたくて、消さないでおいた。

ポール死亡説の根拠の1つが、エンディングでジョンが呟いたという、
「I beried Paul (ポールを埋葬した)」 で、空耳アワーでもないが、
「クランベリーソース」が、どこをどうして、そういう風に聴こえたのか、
だいたい、ジョンは、何で、そんな台詞を呟いたのかも、謎に思える。

「ストロベリー・フィールド」は、リバプールに実在した孤児院だそうで、
ビートルズ事典では、女子感化院とあるが、幼きジョンの隠れ家で、
ジョンにとって、郷愁の場所だったのだろうが、まったく覚えてなくて、
架空の場所を歌にしたと、ジョンが何かのインタビューで言ったとか。

このあたり、「エリナー・リグビー」が、実在の人物の墓があったりと、
ジョンやポールの幼少期の記憶の断片が、無意識に出てくるのか、
わからないが、歌詞の内容は、実際の風景、建物とは関係がなくて、
すべてが現実でない場所という、ジョンの精神世界を写し出している。

67年当時、MTVの先駆けとなった、ミュージックフィルムも作られた、
「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」は、すべてが斬新だったが、
テープ操作のジョンの声が残念なので、自分は、エフェクト加工せず、
ダブルトラックのみの、なりきりジョンで、やはり歌はネックと反省です。



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毎度です
なかなかの熱演でした!ジョージマーティン系のホーンって
シーケンサだと、クォンタイズでうねりを出す部分で
随分ニュアンスが変わってしまうので、苦労したような、
そんな思い出が蘇ってきました。
ヤヤコしいようですけど、唄うとスゴく気持ちいいんですよね
これって!。Pガブリエルがこの曲をカバーしてますけど、
さすが見事!って感じで、私はむしろそっちを真似してたかな…!
何しろおつかれさま、楽しかったです。
pipco1980 | URL | 2015/10/10/Sat 12:09 [編集]
Re: 毎度です
いつも、コメントありがとうございます。


> なかなかの熱演でした!ジョージマーティン系のホーンって
シーケンサだと、クォンタイズでうねりを出す部分で
随分ニュアンスが変わってしまうので、苦労したような、
そんな思い出が蘇ってきました。


pipco1980さんは、バンドでも、いろいろカバーされたでしょうが、
シーケンサーの打ち込みとは、宅録も、昔からされていたのですね。



> ヤヤコしいようですけど、唄うとスゴく気持ちいいんですよね
これって!。Pガブリエルがこの曲をカバーしてますけど、
さすが見事!って感じで、私はむしろそっちを真似してたかな…!
何しろおつかれさま、楽しかったです。



ガブリエルが歌うと、まるで、ジェネシスのレパートリーのような、
かなりシアトリカルな歌となり、後任(?)のフィル・コリンズが、
アビーロード・メドレーを素直に歌ったのと、対照的な感じですね。

後期の曲は、オケを作るのが、地道に作業を重ねては、疲れますが、
できあがったオケに、歌入れをしていると、本当、気持ち良いです。
ギターマジシャン | URL | 2015/10/10/Sat 13:37 [編集]
凄いです。
ギターマジシャンさん こんばんは。

ついに後期に突入ですね。
ストロベリーそのものです。凄いですね真似できません。
この曲のジョンのギターが好きです。
クランベリーソース聞こえました。
マサジョン | URL | 2015/10/10/Sat 19:52 [編集]
Re: 凄いです。
いつも、コメントありがとうございます。



> ギターマジシャンさん こんばんは。
ついに後期に突入ですね。
ストロベリーそのものです。凄いですね真似できません。


後期のストリングス、ホーンの入る曲は、オケ作りが大変ですが、
レストアのストロベリーを見て、どうしても歌いたくなりました。



> この曲のジョンのギターが好きです。


ジョンらしいアルペジオで、カジノでないと出ない音です。



> クランベリーソース聞こえました。


YouTubeで聴けるテイク24、25でも2回ずつ呟いていて、
思いつきでなく、ジョンは、かなり意識していたようですね。
ギターマジシャン | URL | 2015/10/10/Sat 20:45 [編集]
こんなにたくさん
ビートルズの曲って いったいどれくらいあるのでしょう


お久しぶりです もう あきになっちゃいました(^^)b

そのうちわたしが 知っているのは
5本の指に 少し余る程度

いつもながら 甘くけだるい声で 朝が始まります
kao | URL | 2015/10/15/Thu 08:59 [編集]
Re: こんなにたくさん
> ビートルズの曲って いったいどれくらいあるのでしょう
お久しぶりです もう あきになっちゃいました(^^)b
そのうちわたしが 知っているのは
5本の指に 少し余る程度
いつもながら 甘くけだるい声で 朝が始まります



現役時代に公式発表したのは、全213曲とされていますが、
kaoさんは、前期のビートルズの曲にお詳しいでしょうし、
後期ヒット曲もご存知なので、両手でも足りないと思います。

いつか、クラシックギター編曲で、何かお聴かせください。

ギターマジシャン | URL | 2015/10/15/Thu 18:13 [編集]



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