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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
バッキングだけのギターでも侮れない、スクェア「ハンクとクリフ」
高校卒業の79年3月から通い始めた、渋谷河合楽器の、
ジャズギター教室は、レッスンが、土曜の午後だったので、
就職後も、土曜は半ドンで、何の予定もないから、続けて、
先生が教室をやめてしまうまで、8年間、みっちり教わる。

先生は、歌手の伴奏で、テレビに出たり、地方へ行くので、
レッスンを日曜に変更することが、何度かあって、ある時、
「ピアノ教室で、バンド練習するらしいから、行ってこい。」と、
日曜にレッスンしていた、ピアノ教室の合奏に加わることに。

ピアノの先生は、クラシックだけでなく、ポピュラーも教えて、
発表会は、ソロ演奏に加え、歌とピアノ、フルートにピアノと
合奏をさせていたので、ベース、ドラム教室の生徒も参加し、
ギター教室からも、1人寄こして欲しいと、話が進んだらしい。

翌月の発表会で、「イパネマの娘」の1曲だけに参加したが、
バンド形式の演奏は、今までになかったから、珍しさもあり、
評判が良かったそうで、次回の発表会でも声をかけてもらい、
エレクトーンの伴奏や、歌の伴奏まで、バンド形式で加わる。

ちなみに、エレクトーンというのは、ヤマハの製品名なので、
河合楽器では、ドリマトーンとか、電子オルガンと呼んだが、
生徒らは、ヤマハ出版のエレクトーンの楽譜も使っていて、
フュージョンブームもあってか、スクェアを弾く人が多かった。

ギター教室では、ジャズのアドリブ、それも早弾きばかりに、
目が行っていた自分が、ピアノ教室の伴奏を務めるからと、
かなり真剣にバッキングに取り組み、コードを鳴らすだけで、
つまらないと思っていたのは、とんだ思い違いだと気づいた。

80年前後のAORでは、一流のスタジオ・ミュージシャンに、
フュ-ジョン系奏者がバックを務めて、TOTOの活躍もあって、
16ビートのカッティングが格好良くて、自分も練習してみたし、
ニューミュージック界でも、松原正樹、今剛らが、売れっ子に。

ユーミンの「パール・ピアス」や、山下達郎の「スパークル」は、
イントロのギターのカッティングが、すごく印象に残る曲だし、
「スパークル」は、そのコードのカッティングに、呼応するよう、
単音リフが加わってきて、ツインギターが、とにかく格好良い。

ザ・スクェアの「ハンクとクリフ」は、その2本のリズムギターを、
まんまパクったような伴奏で、もともとは、レイ・パーカー・Jr、
ボズ・スキャッグスあたりで、よく聴かれるパターンなのだが、
16ビートの裏で、くって入るカッティングが、自分には難しい。

ピアノ教室発表会で、エレクトーンを伴奏し、この曲を弾くが、
ギターは自分ひとりなので、コードカッティング、リフの2本を、
要所要所で使い分けるも、カッティングが、やたらとずれては、
ベース、ドラムから指摘されて、冷や汗もので、本番を終えた。

カシオペアとかのテクニックを全面に出す、リズム隊に比べて、
一見、簡単そうなスクェアも、ノリ、グルーブ感が出せないうえ、
小技もあり、一筋縄ではいかないが、ベース、ドラムの生徒は、
実に見事に演奏し、ギター教室で天狗になっていたのを反省。

のちに、カシオペアやスクェアのリズム隊が、交代した時にも、
スクールの連中の方が、ずっと上手かった、どんなきっかけで、
抜擢されたり、プロになれるのだろうと思い、今もよく言われる、
「夢をあきらめず、続けること。」だけでは、絶対に無理だろうに。

今回、演奏すると、昔から苦手な、ギターのバッキングに加え、
チョッパー・ベースが、とにかく難しくて、裏のリズムだけでなく、
サビで、単に8分音符で、オクターブのチョッパーをすることが、
走ったり、もたったり、安定しなくて、またもリズム音痴を痛感。

本来は、もう少し、ノリを出しながら、チョッパーを弾くべきだが、
あまりにずれてしまうので、なるべく機械的にリズムを取るが、
それでも、ずれてきて、次の小節の頭で、つじつま合わせたり、
ずれない部分は、ビートを感じない、淡々とした演奏になった。

それでも、ピアノ教室の発表会では、完コピが果たせなかった、
左右のギターのバッキングの、コンビネーションが再現できて、
自分で弾きながら、ちょっとは良い気分になるが、調子づくと、
これまた、リズムがずれてしまって、こちらも何度もやり直した。

そもそも、バスドラムが、前の小節から、16分音符でくうところ、
ドラムマシンをリアルタイム入力にしたから、8分音符になって、
あとで入力画面を出して、ほぼ全小節を修正入力する始末で、
ドラムマシンでも、リズム練習しなければと、先が思いやられる。

「ハンクとクリフ」の題名は、ユーミンの命名で、二匹の犬の名と、
ライブの曲目紹介では言っていたと、ファンのブログで読んだが、
カントリー歌手、ハンク・ウィリアムスや、イギリスのロック歌手、
クリフ・リチャードかと、ずっと自分は思っていて、これも勘違い。

スクェアの「うち水にRainbow」から、ピアノのメロディがメインで、
ギターの安藤の作曲なのに、和泉の持ち歌かと思える名曲で、
天気予報からニュースのBGMと、お茶の間にまで流れていた、
「ハンクとクリフ」は、ギターを含めたリズム隊が、難しい曲です。



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すごい
連休は お家で やっぱりギター???!!
高校生の時に よそのアンサンブルの仲間入りできていたってきっとほんとうに
よく引けていたんでしょうね だって 先生が よそにこの子って 推薦するわけですから。

ところで チョッパーって 左手で たたくような感じなんでしょうか・・・ドラムなのか それとも たたいているような ・・・間に入っている音が気になります
kao | URL | 2015/05/05/Tue 20:23 [編集]
Re: すごい
いつも、コメントありがとうございます。



> 連休は お家で やっぱりギター???!!



相変わらずの出不精で、商店街の買い物と犬を散歩する以外は、
家でギターを弾いたり、たまっている録画を見たりしています。



> 高校生の時に よそのアンサンブルの仲間入りできていたってきっとほんとうに
よく引けていたんでしょうね だって 先生が よそにこの子って 推薦するわけですから。


舌足らずの文章のうえに、時系列がとんでしまっていますが、
就職後も通っていた時に、声がかかった次第で、高校の頃は、
ろくにギターも弾けずに、同級生とワイワイしてた程度です。



> ところで チョッパーって 左手で たたくような感じなんでしょうか・・・ドラムなのか それとも たたいているような ・・・間に入っている音が気になります



チョッパーは昔の名称で、今ではスラップと呼ぶのが正しいようで、
右手の親指で弦を叩いたり、人差し指で引っ掛けて弾いたりします。

クラシックギターの現代曲にも応用され、リブラソナチネの最後で、
ギターのボディを叩く前後に、ほぼチョッパーの奏法が出てきます。
ギターマジシャン | URL | 2015/05/05/Tue 23:25 [編集]
うち水にレインボーシリーズも何曲目でしょうか。
テーマの頭の、タ-タタタター、というダサくなる寸前まで跳ねた
フレーズはよく耳に残ってます。

このアルバムは、自分の部屋ではほとんど聞いていないので、
まさにお茶の間のTVで聞いていたのかも知れません。
AKI | URL | 2015/05/08/Fri 23:30 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。



> うち水にレインボーシリーズも何曲目でしょうか。
テーマの頭の、タ-タタタター、というダサくなる寸前まで跳ねた
フレーズはよく耳に残ってます。



「うち水~」は、バンドスコアにある曲は全部やるつもりでして、
ベースソロの曲とリプライズ以外、あと2曲をしつこく弾きます。

このピアノのテーマは、すごく耳に残るし、スクェアの曲自体が、
すごくメロディがわかりやすいので、自然と覚える気がしてます。




> このアルバムは、自分の部屋ではほとんど聞いていないので、
まさにお茶の間のTVで聞いていたのかも知れません。



一時期のシャカタク、メゾフォルテ、フルーツケーキと合わせて、
天気予報のBGMに使われて、お茶の間に流れていたと思います。
ギターマジシャン | URL | 2015/05/09/Sat 08:01 [編集]



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