僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
歌うようにギターとサックスが掛け合う、スクェア「サバナ・ホテル」
スクェアの7枚目のアルバム、「うち水にレインボー」は、
ユーミンがコーディネイターとして、関わったこともあって、
コンセプトアルバム、トータルアルバムのように構成され、
各曲が、バラエティに富むうえに、名曲揃いという名盤。

ユーミンが「サバナ・ホテル」と名づけた、安藤による曲は、
ゆったりしたシャッフルのリズムに乗せ、伊東のサックスと、
安藤のギターが、テーマをユニゾンで奏でて、中間部では、
互いに歌うように、アドリブソロを交互に聴かせるという曲。

シャッフルのリズムだから、アドリブは、3連符フレーズが、
やたらと続くし、メロディでは、2拍3連ばかり出てくるという、
リズム音痴の自分には、かなり厳しいし、さらに、ベースは、
3連の最後から、くったように入るラインもあり、ずれがち。

大学入学の79年から、7年ほど通った、渋谷河合楽器の、
ジャズギター教室では、スケール練習と合わせて、読譜や、
ジャズ理論を学んだが、リズムについても、伴奏だけでなく、
メロディーを弾くときのノリも含め、かなり厳しく指導された。

ジャズのスイング、シャッフル、3連は、微妙にノリが違うし、
拍の頭だけ、リズムギターを、ジャンジャンと弾くだけでも、
その刻み方、音の切り方で、それぞれのノリを出すように、
先生と一緒に合わせても、なかなか、習得できずにいたる。

シャッフルのリズムは、ズンチャ・ズンチャと、はねるのが、
基本だが、自分が弾くと、民謡みたいなノリになってしまうし、
タンタ・ンタンと、3連符が2拍に渡るパターンは、お手上げ、
タン・タン・タンと、普通の拍子に感じ、どんどんずれていく。

2拍3連も、タア・タア・タアと、体でタイミングを覚えるように、
何度も先生と合わせるがダメで、理屈では、空ピックを使い、
ダウンアップダウン・アップダウンアップと、3連符を続けて、
ダウンだけ弾けば良いのだろうが、それも、けっこうきつい。

「サバナ・ホテル」のドラムを、バンドスコアどおり入力すると、
バスドラムが、1・3拍、スネアが2・4拍と、頭だけを叩いて、
その間をぬうように、ハイハットが、2拍3連を刻み続けて、
自分は打ち込むだけだが、実際のドラマーは、大変だなと。

しかも、先に書いたように、タンタ・ンタンと鳴るハイハットが、
タン・タン・タンに聞こえてきて、この曲は、3連シャッフルだと、
自分に言いきかせないと、ずれてくるし、スネアだけを聴くと、
シャッフルのノリが出せず、これまた、ずれてくる、お粗末さ。

基本パターンとして、MTRにプリセットされているドラムから、
シャッフルを選ぶと、マラカスの音が、ずっと3連を刻み続け、
ノリを出しているのがあり、なかなか良いので、原曲と違うが、
マラカスの3連を加えて、その音を頼りに、演奏することに。

何とか全部の楽器を録音できたので、マスタリングする際に、
マラカスの音を消したら、自分の演奏全体が、ずれて聴こえ、
これは、単なる自分の聴いた感じだろうが、すごく引っかかり、
マラカスの音を復活させたら、何となく、リズムがまとまった。

スクェア本家は、ドラムのパターンに、引っ張られることなく、
すごく歌うように、リズムにのって演奏しているし、ドラムも、
機械的な3連ではなく、すごくグルーブを感じられる叩き方で、
これが、プロだし、バンドとしてのノリなのだと、違いを実感。

そして、この歌うよう、サックスとギターが呼応し合いながら、
アドリブを繰り返す部分が、フレーズから音色から、見事で、
フュージョン音楽が、ジャズから派生したのだと思わせるし、
安藤、伊東が学生時代、ジャズ研にいたことも、うなづける。

何より、伊東の吹くサックスは、同じ頃、ソロ・デビューした、
本多俊之や清水靖晃と比べても、ひけを取らないと思うし、
リリコンのようなシンセなど使わずとも、生のサックス1本で、
十分通用するほど、素晴らしい音色とフレーズを聴かせる。

渡辺貞夫のフォロワーという言い方では、失礼なのだろうが、
見事な音色で、歌うようにアドリブして、時には激しく吹くのは、
チャーリー・パーカーの流れの、ビバップ・フレーズを昇華し、
ジャズ奏者としても見事なのだから、継承者と呼べるのでは。

ザ・スクェア名義の83年、黄金期のラインアップで作られた、
「うち水にRaibow」から、サックスとギターが相聞歌のように、
アドリブで歌い上げる、「サバナ・ホテル」は、実際に弾いたら、
シャッフル、3連が難しく、心地よさが出せないままアップです。




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