僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
ビートルズの記念すべきデビュー曲とは、言わずと知れた、
「ラヴ・ミー・ドゥ」だが、その後の彼らの活躍から考えたら、
かなり平凡な曲で、もっと別の曲にはできなかったのかと、
疑問に思うのは、自分がリアルタイム世代ではないからか。
ただ、リアルタイム世代でも、日本の最初のシングル盤は、
「抱きしめたい」だったし、しかも「シー・ラヴズ・ユー」も出し、
さらに後で、「オール・マイ・ラヴィング」のB面という扱いで、
日本のレコード会社も、インパクトに欠けると判断したような。
本国イギリスでのデビューシングルの、B面に録音したのは、
「P.S.アイ・ラヴ・ユー」で、こちらの方が、より良い曲だろうし、
すでに、「アスク・ミー・ホワイ」もレパートリーにしていたのに、
A面にする程の曲ではないと、ビートルズは思っていたのか。
そのデビュー当時、作詞・作曲して、演奏、歌までするのは、
珍しかったらしく、プロデューサーのジョージ・マーティンも、
プロの作曲家に委嘱した曲で、デビューさせようとはしたが、
ビートルズがオリジナル曲に、こだわったという逸話がある。
また、当時は、リーダーやリードボーカルを、前に出す形で、
「○○&○○ズ」の名前で、デビューするグループが主体で、
ポールをメインにする案もあったが、彼らは完全なユニットで、
下手にいじらない方が良いと、マーティンが判断したそうだ。
もし、ポールを主体にしていたら、「P.S.アイ・ラヴ・ユー」が、
デビュー曲だったかもしれず、一説には、同名異曲があって、
B面になったとも言われているが、A面にするつもりだったら、
タイトルを変えてでも、この曲で、デビューさせていただろう。
オリジナル曲でデビューさせる以上は、バンドとしての4人を、
打ち出していこうと判断し、ジョンがハーモニカを演奏したり、
メインボーカルも2人で歌う、「ラヴ・ミー・ドゥ」が候補となって、
バラードでなく、ブルース色を出したいメンバーとも一致した。
こんな風に想像してしまうのも、自分が後付け世代だからで、
時に、時系列を無視し、自分なりの神話を作ってしまうのだが、
ビートルズには、今もって、逸話にしても、演奏や録音にしても、
多くの謎が残っていて、あれこれと調べるのは、すごく楽しい。
「P.S.アイ・ラブ・ユー」は、本国でも、17位だったシングルの、
B面ということで、普通なら、なじみの薄い曲となるところだが、
日本のデビューアルバム、「ビートルズ!」に収録されていて、
自分も、中2の74年に買った、最初のLPだから、印象が深い。
タイトルにある「P.S.」も、小学校の頃、夢中で読んだマンガ、
スヌーピーが登場する、ピーナッツ・シリーズで、主人公である、
チャーリー・ブラウンが、ペンフレンドに手紙を書く場面があって、
最後の「追伸」でオチとなるから、その言い回しも親しんでいた。
この曲は、ビートルズによくある、イントロなしの歌から始まって、
その出だしは、サビと同じ歌詞ながら、コード進行もメロも異なり、
3人のユニゾンから始まり、メロディは、最初の単語だけハモり、
サビは3声コーラス、エンディングでは、メロ全部をハモりと変化。
2回目のサビは、「as I write ~」 と3人でメロをハモりながら、
合いの手を入れるように、まずは、 ジョンから「Oh!」と叫んで、
ポールが 「you know I want to」と、オブリガード的に歌い、
最後に、ジョージが、「 yeah!」と流すという、掛け合いも見事。
ビートルズは、カバー曲でも感じるように、作曲ができなくても、
コーラスグループとしても、十分通用するような、歌の上手さと、
ハーモニーのアレンジ能力があったし、そのうえ演奏もできて、
2人の天才作曲家がいたという、本当奇跡のグループだった。
最初のコード進行が、昔の「全集」によれば、Fm7・B♭7・E♭、
これは半音高いのだが、バンドスコアだと、 G・C#dim・Dで、
どちらも、ギターで弾いていて、どことなく違和感があるので、
ネットの弾き語りの人に多い、G・C#7・Dにして演奏している。
ビートルズのデビューシングルB面という、地味な位置ながら、
日本盤のデビューLPに収録されて、すでにデビュー当時から、
ポールのメロディメイカーの才能が開花し、コーラスも見事だと、
実力が判る、「P.S.アイ・ラヴ・ユー」は、やはり歌が難しいです。
「ラヴ・ミー・ドゥ」だが、その後の彼らの活躍から考えたら、
かなり平凡な曲で、もっと別の曲にはできなかったのかと、
疑問に思うのは、自分がリアルタイム世代ではないからか。
ただ、リアルタイム世代でも、日本の最初のシングル盤は、
「抱きしめたい」だったし、しかも「シー・ラヴズ・ユー」も出し、
さらに後で、「オール・マイ・ラヴィング」のB面という扱いで、
日本のレコード会社も、インパクトに欠けると判断したような。
本国イギリスでのデビューシングルの、B面に録音したのは、
「P.S.アイ・ラヴ・ユー」で、こちらの方が、より良い曲だろうし、
すでに、「アスク・ミー・ホワイ」もレパートリーにしていたのに、
A面にする程の曲ではないと、ビートルズは思っていたのか。
そのデビュー当時、作詞・作曲して、演奏、歌までするのは、
珍しかったらしく、プロデューサーのジョージ・マーティンも、
プロの作曲家に委嘱した曲で、デビューさせようとはしたが、
ビートルズがオリジナル曲に、こだわったという逸話がある。
また、当時は、リーダーやリードボーカルを、前に出す形で、
「○○&○○ズ」の名前で、デビューするグループが主体で、
ポールをメインにする案もあったが、彼らは完全なユニットで、
下手にいじらない方が良いと、マーティンが判断したそうだ。
もし、ポールを主体にしていたら、「P.S.アイ・ラヴ・ユー」が、
デビュー曲だったかもしれず、一説には、同名異曲があって、
B面になったとも言われているが、A面にするつもりだったら、
タイトルを変えてでも、この曲で、デビューさせていただろう。
オリジナル曲でデビューさせる以上は、バンドとしての4人を、
打ち出していこうと判断し、ジョンがハーモニカを演奏したり、
メインボーカルも2人で歌う、「ラヴ・ミー・ドゥ」が候補となって、
バラードでなく、ブルース色を出したいメンバーとも一致した。
こんな風に想像してしまうのも、自分が後付け世代だからで、
時に、時系列を無視し、自分なりの神話を作ってしまうのだが、
ビートルズには、今もって、逸話にしても、演奏や録音にしても、
多くの謎が残っていて、あれこれと調べるのは、すごく楽しい。
「P.S.アイ・ラブ・ユー」は、本国でも、17位だったシングルの、
B面ということで、普通なら、なじみの薄い曲となるところだが、
日本のデビューアルバム、「ビートルズ!」に収録されていて、
自分も、中2の74年に買った、最初のLPだから、印象が深い。
タイトルにある「P.S.」も、小学校の頃、夢中で読んだマンガ、
スヌーピーが登場する、ピーナッツ・シリーズで、主人公である、
チャーリー・ブラウンが、ペンフレンドに手紙を書く場面があって、
最後の「追伸」でオチとなるから、その言い回しも親しんでいた。
この曲は、ビートルズによくある、イントロなしの歌から始まって、
その出だしは、サビと同じ歌詞ながら、コード進行もメロも異なり、
3人のユニゾンから始まり、メロディは、最初の単語だけハモり、
サビは3声コーラス、エンディングでは、メロ全部をハモりと変化。
2回目のサビは、「as I write ~」 と3人でメロをハモりながら、
合いの手を入れるように、まずは、 ジョンから「Oh!」と叫んで、
ポールが 「you know I want to」と、オブリガード的に歌い、
最後に、ジョージが、「 yeah!」と流すという、掛け合いも見事。
ビートルズは、カバー曲でも感じるように、作曲ができなくても、
コーラスグループとしても、十分通用するような、歌の上手さと、
ハーモニーのアレンジ能力があったし、そのうえ演奏もできて、
2人の天才作曲家がいたという、本当奇跡のグループだった。
最初のコード進行が、昔の「全集」によれば、Fm7・B♭7・E♭、
これは半音高いのだが、バンドスコアだと、 G・C#dim・Dで、
どちらも、ギターで弾いていて、どことなく違和感があるので、
ネットの弾き語りの人に多い、G・C#7・Dにして演奏している。
ビートルズのデビューシングルB面という、地味な位置ながら、
日本盤のデビューLPに収録されて、すでにデビュー当時から、
ポールのメロディメイカーの才能が開花し、コーラスも見事だと、
実力が判る、「P.S.アイ・ラヴ・ユー」は、やはり歌が難しいです。
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![]() こんにちは。
ごぶたさしております^^; ギターマジシャンさんのVoと演奏がマッチしていて まったり気分で拝聴させて頂きました すごく良かったです♪ おいらもたまに酔っ払って弾くことありますが、やはり G・C#dim・D だと、ん? ん? てな感じになりますね^^> そういえば、昔、クリーンコンピューターMZ???(メーカー忘れた^^;) のCFに「P.S.アイ・ラブ・ユー」が使われていたのを 鮮明に覚えています。 ボーナスはいたいて本気で買おうと考えていましたから^^; Mr・へぼい | URL | 2015/02/21/Sat 18:49 [編集]
![]() ギターマジシャンさん こんばんは。
またまた、最高ですね。 ジョンとは対象的にポールらしさが出ていますね。 ハモリ最高です。 マサジョン | URL | 2015/02/21/Sat 20:37 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> こんにちは。 ごぶたさしております^^; Mr.へぼいさんは、2ヶ月ぶりに弾き語りをされたと思ったら、 DTMの演奏までされて、健在ぶりが確認できて、良かったです。 > ギターマジシャンさんのVoと演奏がマッチしていて まったり気分で拝聴させて頂きました すごく良かったです♪ 歌は相変わらずですが、演奏は何とかなりました。 > おいらもたまに酔っ払って弾くことありますが、やはり G・C#dim・D だと、ん? ん? てな感じになりますね^^> ビートルズの曲には、コードも諸説分かれるところがあって、 感覚的に弾いているせいもあるのでしょうが、難しいですね。 > そういえば、昔、クリーンコンピューターMZ???(メーカー忘れた^^;) のCFに「P.S.アイ・ラブ・ユー」が使われていたのを 鮮明に覚えています。 ボーナスはいたいて本気で買おうと考えていましたから^^; シャープのMZシリーズでしょうか? ギターマジシャン | URL | 2015/02/21/Sat 22:10 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> ギターマジシャンさん こんばんは。 またまた、最高ですね。 いつも、拙い歌と演奏を聴いていただいたうえに、 過分なコメントまでいただき、本当に嬉しいです。 > ジョンとは対象的にポールらしさが出ていますね。 ハモリ最高です。 ジョンとポールは、作曲するメロディも「らしさ」があり、 声質、歌い方も特徴的なので、その対比が面白いですね。 ギターマジシャン | URL | 2015/02/21/Sat 22:14 [編集]
![]() 最近1週間を乗り越えるのがしんどくなってきました(笑) 歳ですかね?
お元気でしょうか? さて、この曲は超初期にしてはすごく凝った曲ですね。 一部に未完成っぽい雰囲気もあったりして、全体的によい雰囲気がありますよね。 この曲は通しで弾き語ったことは全然ありません。曲を演奏中に軽く口ずさむ程度です。 この曲を取り上げようということ自体すごいです。 そしていつもながら高度な仕上がりですね。 ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> 最近1週間を乗り越えるのがしんどくなってきました(笑) 歳ですかね? お元気でしょうか? 基本、週休二日の勤務形態ですが、たまの土曜出勤は疲れが残りますし、 ハッピーマンデーより、ウェンズデーにしてほしいと、寄る年波です…。 > さて、この曲は超初期にしてはすごく凝った曲ですね。 一部に未完成っぽい雰囲気もあったりして、全体的によい雰囲気がありますよね。 この曲は通しで弾き語ったことは全然ありません。曲を演奏中に軽く口ずさむ程度です。 デビューの段階で、こうした曲を作ったポールの才能もすごいし、 変化していくコーラスをこなすジョンとジョージも本当見事です。 > この曲を取り上げようということ自体すごいです。 そしていつもながら高度な仕上がりですね。 ビートルズに捨て曲なし、というのが中学時代からの持論でして、 全曲バンドスコアがあるので、できる範囲で多くの曲に挑戦します。 ギターマジシャン | URL | 2015/02/24/Tue 22:52 [編集]
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