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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
スクェアの新境地、ユーミンが書き下ろした「黄昏で見えない」
スクェアは、78年のデビュー以降、リーダーでギターの安藤、
サックスの伊東という、2人のフロントマンは不動のままにし、
キーボードやリズム隊は、メンバーチェンジを繰り返しながら、
その音楽性も少しずつ変化していき、やがて黄金期を迎える。

初期は、サックスが入ったバンドということもあり、渡辺貞夫や、
そのバックも務めた、リー・リトナー&ジェントル・ソウツなどに、
近いサウンドで、ジャズ寄りのフュージョンという路線だったが、
ゲストボーカルを迎えた、歌ものの時期から、ロック色も出る。

和泉、田中、長谷部という、黄金期のメンバーが揃った第2弾、
83年に出た「うち水にRainbow」は、松任谷由実が全面協力し、
インスト用の新曲を書下ろしたり、各曲のタイトルを考えたりと、
コーディネーターの役で、アルバム全体に統一感を持たせた。

83年のユーミンの「リ・インカネーション」には、ブックレットに、
鈴木茂、松原正樹、今剛ら、スタジオミュージシャンと並んで、
安藤も写っていて、この参加が縁となったのかと思っていたら、
すでに79年に、スクェア全員で、ユーミンのバックをしていた。

自分にとっての三大フュージョン・バンド、プリズム、カシオペア、
スクェアのうち、プリズムは、変拍子を多用した、プログレ系で、
カシオペアはリズムを重視、ディスコサウンドにも近いと思うし、
スクェアだと、ニューミュージック系、ポップスという印象が強い。

ユーミンとの関わりから、おそらく、そのサウンドも影響されたと、
単純に結びつけるつもりなどないが、口ずさみやすいメロディで、
Aメロ、Bメロ、サビ、間奏という、王道のような曲の構成からして、
ニューミュージック路線で、それゆえ、お茶の間に受けたと思う。

ユーミンが書き下ろした、「黄昏で見えない」も、イントロに続き、
メロディとサビが繰り返され、サックスソロ、エレピのソロが入り、
メロディに戻ると、最後にはギターソロでフェイドアウトするという、
各楽器の聴かせどころも満載、これ以上ないと言うほどの構成。

ユーミンの曲といえば、松任谷正隆のアレンジが、お約束だが、
他者への楽曲提供だと、必ずしも、そうとは限らず、この曲でも、
キーボードの和泉が編曲、さらにホーンアレンジもする活躍ぶり、
スクェアの音楽性を決定づけたのは、和泉の加入も大きかった。

「黄昏で見えない」の題名は、同じく、ユーミンが麗美に提供した、
「霧雨で見えない」を思い出し、84年の麗美のデビューに際して、
「ノーサイド」と共に提供された曲で、ハイ・ファイ・セットがカバー、
ユーミン自身、87年「ダイアモンドダストが消えぬ間に」に収録。

ちなみに、ユーミンは、他にも麗美が歌った、「青春のリグレット」、
「ノーサイド」、「残暑」を、アルバムで1曲ずつ、カバーしていたが、
「黄昏で見えない」は、歌詞をつけて、小林麻美が歌ったくらいで、
セルフカバーせず、バンバンの名曲と同様、手を離れた扱いか。

今回、演奏すると、やはりベースが難しくて、ドラムがハイハットで、
16ビートを刻むが、基本は8ビートパターン、1拍ごとのバスドラ、
2拍・4拍のスネアドラムなので、ベースが裏拍で引っ掛けながら、
16ビートのノリを引っ張る必要があり、リズム音痴には辛いところ。

16分音符の最後が、チョッパー奏法の、人差し指のプルとなって、
ンペッと決まらないと、リズムが走ったり、もたったりしてしまうので、
何度もやり直してばかりで、ほとんど毎日2時間くらいは弾いたら、
ただでさえ、先日の曲の際、血豆になった部分が、むけてしまった。

しばらくは、ビートルズとスクェアの曲を、交互にするつもりでいて、
ビートルズのベースは、ピックで弾くことも多く、指先を休めるから、
その間に、多少は血豆も回復、次に、またチョッパーの日々となり、
そうこうするうちに、コツもつかんで、豆もなくなるかと思っている。

ベースに時間をかけたり、オケも、ホーンセクションだけで3トラと、
ダビングする手間がかかったので、ギターは、ほとんど手抜きで、
最後のギターソロは、楽譜どおりに、とりあえずは弾きましたという、
緩急をつける余裕はないまま、付け足しの30秒を、好きにアドリブ。

ザ・スクェアがメジャーの階段を駆け上がる、きっかけのアルバム、
「うち水にRainbow」から、アドバイザーを兼ねた、松任谷由実の曲、
「黄昏で見えない」は、ちょっと哀愁がかったメロディがキャッチーで、
各楽器のソロも見事な曲ですが、再現するとなると、難しすぎです。



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| | 2015/02/17/Tue 05:49 [編集]
Re: おはようございます
鍵コメの方へ

いつもコメントありがとうございます。

のちほど、そちらへお邪魔して、演奏を聴かせていただきます。
ギターマジシャン | URL | 2015/02/17/Tue 07:20 [編集]



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