僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
78年にレコードデビューしたスクェアは、最初の数年間は、
メンバーチェンジをしながら、その音楽性も変化していく中、
4~6枚目のアルバムでは、ゲストボーカルも加えていて、
なかでも、5枚目のタイトル曲「マジック」は、代表曲となる。
黄金期のスクェアを支える、ベースの田中豊雪が加入して、
81年に出たLP「マジック」は、ボーカル入りのタイトル曲が、
1曲目にあり、印象的なギターのリフと、曲全体を引っ張る、
チョッパーベースが、本当に見事で、田中の存在は大きい。
85年のライブアルバムでは、インスト版で演奏していたり、
重要なレパートリーとなるが、自分が、この曲を知ったのは、
83年に、マリーンがカバーした時で、最初のボーカル版は、
ラジオで一度くらいは聴いたのだろうが、あまり記憶にない。
インストの曲が中心で、時にテクニックの応酬になりがちな、
フュージョン音楽で、79年に、ベテランのクルセイダーズが、
ランディ・クロフォードを起用した、ボーカル入りの曲がヒット、
翌年は、グローバー・ワシントンJr.も、同様に歌ものを出す。
そうした流れの中、フュージョン系のボーカリスト、歌姫として、
マリーンが脚光を浴びて、2枚目「サマーナイト」は、バックを、
ハワイ出身のフュージョンバンド、シーウィンドが務めたから、
ギター中心の自分でも、興味を持って、何曲かをエアチェック。
その前後、おしゃれな音楽として、ジャズボーカルが流行して、
阿川泰子や秋本奈緒美が、LPを出したり、テレビにも出たが、
マリーンの歌は、ソウルフル、パワフルな感じで、一線を画し、
やはりフュージョン系なのかと思っていたら、「マジック」も出る。
スクェアの曲と知り、ちょうどスクェアの旧譜が、廉価盤で出て、
彼らのLPを、1枚も持っていないから、ギターがメインの曲の、
「トゥモロー」を収録した、4枚目「ロックーン」と、初期の名曲や、
「マジック」まで入っている、ベスト盤の「ライト・アップ」を買った。
そのベスト盤には、よくラジオで聴いた、初期の名曲もあって、
良いなと思いつつ、和泉、田中、長谷部という黄金期が揃った、
「脚線美の誘惑」からの曲や、ベスト盤用新録音の曲のほうが、
完成度も、演奏レベルも段違いで、これで一気にファンになる。
「マジック」は、ボーカル曲ということもあり、間奏はサックスで、
ライブでインスト版で演奏するときも、メロディをサックスが吹き、
間奏はシンセが代って弾き、ギターは、リズムに徹しているが、
イントロを含め、ギターリフが、曲を印象づけるせいもあるのか。
自分の演奏は、宅録で多重録音できるから、インスト版にして、
ギターでメロディを弾くと、何だか、ベンチャーズみたいになり、
ギターシンセで、サックスの音にすると、スーパーとかで流れる、
BGMのエレクトーン演奏みたいで、どちらも、収まりが良くない。
スクェアの原曲どおり歌にすると、声が高すぎて、まったく無理、
マリーンは、キーをCmからAmに下げているが、多少下げても、
歌唱力が上がるわけでもなく、伴奏を移調するのも面倒だから、
ギターでメロディを弾き、そこに歌も入れて、両方をごまかした。
昔から歌っている、ビートルズなどの曲と違い、聴いてはいても、
歌詞は気にも止めずにいたが、歌ってみると、「マジシャン」だの、
「ジプシーの奏でるギター」だの出てきて、ギターマジシャンの、
テーマ曲じゃないかと、我田引水するが、内容はまったく別もの。
イントロのギターリフは、休符も含めて、8分音符の連続だから、
いわゆるエイトビートピッキングで、空ピックのダウンから入り、
アップ・ダウンと弾き、空のアップという具合で、弾いていみたら、
リズムはずれていないのに、原曲のノリが出なくて、もたる感じ。
YouTubeで確認すると、安藤は、全部ダウンピッキングで弾き、
見た目は、右手の動きが、何だかせわしくて、好みではないが、
真似してダウンにすると、雰囲気は似るから、そう弾いたものの、
慣れない弾き方だから、リズムがずれたり、ピックを落としがち。
自分たちの世代は、グレコのギターを買うと、おまけにもらえた、
成毛滋の教則本で、エイトビートピッキングの洗礼、呪縛があり、
アドリブも含めて、規則的上下運動、オルタネイトにしがちだが、
プロの映像が確認できるようになり、それだけじゃないと気づく。
この曲を演奏するのに、一番苦労したのは、チョッパーベースで、
今日、スラップ奏法と呼ばれる、右手を弦に叩きつける弾き方で、
ほぼ全曲を通して、オクターブの音程で、ドゥンぺッ、ドゥンペッと、
ひたすらチョッパーするが、人差し指の引っ掛けが、空振りしがち。
何かコツはないか、これまた、YouTubeで演奏動画を見ていたら、
アトスという教則DVDの会社が、ダイジェスト映像を載せていて、
FチョッパーKOGAという娘が、オクターブのチョッパーのやり方を、
丁寧に教えてくれて、ギターも含めて、良い時代になったなと思う。
親指は、クラシックギターのアポヤンドのように、隣の弦に乗せて、
人差し指を弾いたら、親指の腹が見えるように、回転させるとか、
左手も押さえていない指で、開放弦を消音、さらに、映像で見ると、
押さえた指も、いったん浮かせて、歯切れ良くなるようにしていた。
自分のベースギターは、フレットレス1本なので、音がこもりがち、
左手で押さえるとき、小指に薬指を添えて、強く押さえてみたり、
コンプを通し、アタック音を強調しても、スコーンと抜けた音でなく、
フレット付ならばと、言い訳したいが、右手のタッチにも問題あり。
1時間ほど練習しただけで、右手人差し指に血豆ができてしまい、
毎日、ガットギターで指弾きしていて、指先は弦に触れているのに、
その太い6弦より、はるかに太いベース弦で、引っ掛けて弾くから、
ひとたまりもなく、痛くて弾けなくなり、次に中指で練習するが同様。
爪も引っかけて、割れてしまって、ガットギターの録音する予定は、
当分ないから良いが、クラシックギターを習いにでも行っていたら、
少しは指先を大事にしろと、破門されかねないところで、ベースと、
クラシックギターは両立できないのか、単に自分が鈍くさいのか。
81年発売、スクェアの5枚目「マジック」のタイトル曲で、83年に、
マリーンがカバーしたボーカル曲を、ギターでメロディを弾きつつ、
喉がつぶれ、脳の血管を切りそうな高い音程で、ボーカルも録音、
ベースでは血がにじんだり、己のレベルを考えずに演奏しました。
メンバーチェンジをしながら、その音楽性も変化していく中、
4~6枚目のアルバムでは、ゲストボーカルも加えていて、
なかでも、5枚目のタイトル曲「マジック」は、代表曲となる。
黄金期のスクェアを支える、ベースの田中豊雪が加入して、
81年に出たLP「マジック」は、ボーカル入りのタイトル曲が、
1曲目にあり、印象的なギターのリフと、曲全体を引っ張る、
チョッパーベースが、本当に見事で、田中の存在は大きい。
85年のライブアルバムでは、インスト版で演奏していたり、
重要なレパートリーとなるが、自分が、この曲を知ったのは、
83年に、マリーンがカバーした時で、最初のボーカル版は、
ラジオで一度くらいは聴いたのだろうが、あまり記憶にない。
インストの曲が中心で、時にテクニックの応酬になりがちな、
フュージョン音楽で、79年に、ベテランのクルセイダーズが、
ランディ・クロフォードを起用した、ボーカル入りの曲がヒット、
翌年は、グローバー・ワシントンJr.も、同様に歌ものを出す。
そうした流れの中、フュージョン系のボーカリスト、歌姫として、
マリーンが脚光を浴びて、2枚目「サマーナイト」は、バックを、
ハワイ出身のフュージョンバンド、シーウィンドが務めたから、
ギター中心の自分でも、興味を持って、何曲かをエアチェック。
その前後、おしゃれな音楽として、ジャズボーカルが流行して、
阿川泰子や秋本奈緒美が、LPを出したり、テレビにも出たが、
マリーンの歌は、ソウルフル、パワフルな感じで、一線を画し、
やはりフュージョン系なのかと思っていたら、「マジック」も出る。
スクェアの曲と知り、ちょうどスクェアの旧譜が、廉価盤で出て、
彼らのLPを、1枚も持っていないから、ギターがメインの曲の、
「トゥモロー」を収録した、4枚目「ロックーン」と、初期の名曲や、
「マジック」まで入っている、ベスト盤の「ライト・アップ」を買った。
そのベスト盤には、よくラジオで聴いた、初期の名曲もあって、
良いなと思いつつ、和泉、田中、長谷部という黄金期が揃った、
「脚線美の誘惑」からの曲や、ベスト盤用新録音の曲のほうが、
完成度も、演奏レベルも段違いで、これで一気にファンになる。
「マジック」は、ボーカル曲ということもあり、間奏はサックスで、
ライブでインスト版で演奏するときも、メロディをサックスが吹き、
間奏はシンセが代って弾き、ギターは、リズムに徹しているが、
イントロを含め、ギターリフが、曲を印象づけるせいもあるのか。
自分の演奏は、宅録で多重録音できるから、インスト版にして、
ギターでメロディを弾くと、何だか、ベンチャーズみたいになり、
ギターシンセで、サックスの音にすると、スーパーとかで流れる、
BGMのエレクトーン演奏みたいで、どちらも、収まりが良くない。
スクェアの原曲どおり歌にすると、声が高すぎて、まったく無理、
マリーンは、キーをCmからAmに下げているが、多少下げても、
歌唱力が上がるわけでもなく、伴奏を移調するのも面倒だから、
ギターでメロディを弾き、そこに歌も入れて、両方をごまかした。
昔から歌っている、ビートルズなどの曲と違い、聴いてはいても、
歌詞は気にも止めずにいたが、歌ってみると、「マジシャン」だの、
「ジプシーの奏でるギター」だの出てきて、ギターマジシャンの、
テーマ曲じゃないかと、我田引水するが、内容はまったく別もの。
イントロのギターリフは、休符も含めて、8分音符の連続だから、
いわゆるエイトビートピッキングで、空ピックのダウンから入り、
アップ・ダウンと弾き、空のアップという具合で、弾いていみたら、
リズムはずれていないのに、原曲のノリが出なくて、もたる感じ。
YouTubeで確認すると、安藤は、全部ダウンピッキングで弾き、
見た目は、右手の動きが、何だかせわしくて、好みではないが、
真似してダウンにすると、雰囲気は似るから、そう弾いたものの、
慣れない弾き方だから、リズムがずれたり、ピックを落としがち。
自分たちの世代は、グレコのギターを買うと、おまけにもらえた、
成毛滋の教則本で、エイトビートピッキングの洗礼、呪縛があり、
アドリブも含めて、規則的上下運動、オルタネイトにしがちだが、
プロの映像が確認できるようになり、それだけじゃないと気づく。
この曲を演奏するのに、一番苦労したのは、チョッパーベースで、
今日、スラップ奏法と呼ばれる、右手を弦に叩きつける弾き方で、
ほぼ全曲を通して、オクターブの音程で、ドゥンぺッ、ドゥンペッと、
ひたすらチョッパーするが、人差し指の引っ掛けが、空振りしがち。
何かコツはないか、これまた、YouTubeで演奏動画を見ていたら、
アトスという教則DVDの会社が、ダイジェスト映像を載せていて、
FチョッパーKOGAという娘が、オクターブのチョッパーのやり方を、
丁寧に教えてくれて、ギターも含めて、良い時代になったなと思う。
親指は、クラシックギターのアポヤンドのように、隣の弦に乗せて、
人差し指を弾いたら、親指の腹が見えるように、回転させるとか、
左手も押さえていない指で、開放弦を消音、さらに、映像で見ると、
押さえた指も、いったん浮かせて、歯切れ良くなるようにしていた。
自分のベースギターは、フレットレス1本なので、音がこもりがち、
左手で押さえるとき、小指に薬指を添えて、強く押さえてみたり、
コンプを通し、アタック音を強調しても、スコーンと抜けた音でなく、
フレット付ならばと、言い訳したいが、右手のタッチにも問題あり。
1時間ほど練習しただけで、右手人差し指に血豆ができてしまい、
毎日、ガットギターで指弾きしていて、指先は弦に触れているのに、
その太い6弦より、はるかに太いベース弦で、引っ掛けて弾くから、
ひとたまりもなく、痛くて弾けなくなり、次に中指で練習するが同様。
爪も引っかけて、割れてしまって、ガットギターの録音する予定は、
当分ないから良いが、クラシックギターを習いにでも行っていたら、
少しは指先を大事にしろと、破門されかねないところで、ベースと、
クラシックギターは両立できないのか、単に自分が鈍くさいのか。
81年発売、スクェアの5枚目「マジック」のタイトル曲で、83年に、
マリーンがカバーしたボーカル曲を、ギターでメロディを弾きつつ、
喉がつぶれ、脳の血管を切りそうな高い音程で、ボーカルも録音、
ベースでは血がにじんだり、己のレベルを考えずに演奏しました。
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![]() ギターマジシャンさん、ご無沙汰してました (^^)
スクェアの曲だったんですね?知りませんでした。 昔にこの曲のマリーンのレコードを持っていて、大変懐かしく聴かせて頂きました (^^) ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> ギターマジシャンさん、ご無沙汰してました (^^) marさんのベース演奏は、聴けなくなってしまいましたが、 新しいブログで、オリジナル曲を歌っておられるのですね。 > スクェアの曲だったんですね?知りませんでした。 昔にこの曲のマリーンのレコードを持っていて、大変懐かしく聴かせて頂きました (^^) もともとは、スクェアのオリジナルですが、マリーンも持ち歌にしていて、 YouTubeには、若き日の映像に加え、スクェアのライブにゲストで出たり、 元メンバーとコラボもあるし、CDでもジャズっぽく再録音していますね。 若き日の映像まであるし、CDでもジャズアレンジで再録音していますね。 ギターマジシャン | URL | 2015/01/31/Sat 20:23 [編集]
![]() ギターだけじゃなくベースも頑張ってますね~。俺も昨年のクリスマスに病院の患者さん向けのレクで即興バンドを組んでベーシストしました( ゚д゚)
曲はディズニーの「いつか王子様が(JAZZアレンジ)」と「津軽海峡冬景色」!! マリーンって最近全然見聞きしないんですけど・・・今でも現役で歌ってるんですかね? さすがに女性ボーカルの曲はキーがきつそうですね^^; いっそ奥さんにでも歌ってもらえばよかったのに( ̄ー ̄) ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> ギターだけじゃなくベースも頑張ってますね~。俺も昨年のクリスマスに病院の患者さん向けのレクで即興バンドを組んでベーシストしました( ゚д゚) 曲はディズニーの「いつか王子様が(JAZZアレンジ)」と「津軽海峡冬景色」!! ジャズと演歌という、まったく違うジャンルのベースは大変でしょうが、 そもそも、そんな曲を一緒に演奏するというのが、レクならではですね。 > マリーンって最近全然見聞きしないんですけど・・・今でも現役で歌ってるんですかね? YouTubeで探すと、ここ最近のライブ映像もありますし、 新譜も数年ごとに出ているようで、図書館にありました。 > さすがに女性ボーカルの曲はキーがきつそうですね^^; いっそ奥さんにでも歌ってもらえばよかったのに( ̄ー ̄) ニワトリを絞め殺したような声になってしまいましたが、 家族からは、ブログも演奏も、愛想をつかされています。 ギターマジシャン | URL | 2015/02/03/Tue 20:00 [編集]
![]() この曲はいつかやってみたいと、ず~っと思っていました。
(MusicTrackにて・・・ボーカルさんも目星ついてます・・・) いつの日にかギターマジシャンとコラボしてみたいですね。 ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> この曲はいつかやってみたいと、ず~っと思っていました。 (MusicTrackにて・・・ボーカルさんも目星ついてます・・・) いつの日にかギターマジシャンとコラボしてみたいですね。 スクェアのバージョンにしても、マリーンにしても、 女性ボーカルの方が歌われるのが、一番ですよね。 MusicTrackには、ひょい。さんのお仲間を始め、 ものすごいレベルの人たちばかりで、驚いてます。 ギターマジシャン | URL | 2015/02/20/Fri 00:06 [編集]
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