僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
ギターのリフが格好良く、謝恩会で弾いた「デイ・トリッパー」
日本一のビートルズ・コピーバンドを目指した、中学の頃、
ジョージ役の同級生と、二人だけで、いつも練習していて、
ただ一度だけ、人前で演奏したのが、卒業前の謝恩会で、
中学校体育館の舞台に、200人を前に、二人して立った。

演奏する曲を、どのように決めたか、あまり覚えていないが、
全曲コピーに取り組んでいたプライドから、「抱きしめたい」、
「シー・ラブズ・ユー」、ましてや、有名すぎる「イエスタデイ」、
「ヘイ・ジュード」、「レット・イット・ビー」とかは、当然に外す。

二人だけでもさまになり、ジョージ役のリードギターの腕を、
フォークソングを演奏する、同級生たちにも見せつけたいと、
教室でフォーク、歌謡曲を歌い、女子たちにキャーキャーと、
言われる連中への対抗意識で、自分の方がむきになった。

「デイ・トリッパー」は、イントロからギターのリフが格好良く、
何度もリズムがブレイクして、リフだけとなるのが目立つし、
間奏のギターソロも、短いながら、ロックっぽいフレーズで、
何より、ビートルズが、日本公演で演奏した曲なので決定。

お互いに、家から、延々とキャスターを転がし、運び込んだ、
お揃いのヤマハのギターアンプに、自分はリッケンバッカー、
ジョージは、ギブソンSGをつなぐと、ビートルズを気取って、
わざと大きな音で、チューニングを始め、客席にアピール。

バングラデシュ・コンサートで、冒頭、ラビ・シャンカールが、
シタールを少し弾いたら、拍手がわいて、「チューニングで、
そんなに拍手してもらって。」と笑ったのも、すごく意識して、
「アイ・フィール・ファイン」などのリフも、立て続けに弾いた。

それで、チューニングを終えると、曲だったのか、間違えて、
演奏をやめたのかと、ちょっとしたざわめきと、笑いがわき、
すかさず、ジョージが、「デイ・トリッパー」のリフを弾き始め、
3回目から、自分も叩きつけるように、リズムギターを弾く。

何となく、演出がうまくいったような気分で、嬉しくなったし、
歌いながら、客席を見渡すと、自分たちが注目されていて、
浮かれてしまった自分は、途中のブレイクで、マイクに向け、
「イェー、ウイ・アー・ビートルズ!」と、大声で叫んでしまう。

ジョージが、「何やってんだ」とばかり、あ然として横を向き、
弾き慣れたリフを止めてしまって、ほら、弾いて、弾いてと、
合図を送って、何とか、演奏を再開したが、「お前のせいで、
間違えたじゃないか。」と、あとで、文句を言われて、平謝り。

それでも、この演奏は、ジョージとのハモリも決まっていて、
友人が録音してくれたテープを聴いても、よい感じなので、
高校の同級生に、ジョージ役は、ギターがうまかったんだと、
自分のことのように自慢して、このテープを聴かせたりする。

「バックで鳴っているリズムギターは、リッケンバッカー?」と、
ギターに詳しい友人に尋ねられ、そうだと答えると、「すごく、
良い音しているよ。」と言われ、自分のギターの腕ではなくて、
楽器をほめられたのだが、何だか、すごく嬉しい気分になる。

実際の録音では、ジョンは、リッケンバッカーを使ってなくて、
これまたビートルズ本によって、エレアコのギブソンJ160E、
ストラトと意見が分かれ、同様にジョージが弾いたギターも、
グレッチだストラトだの書いてあり、いつもながら真偽は不明。

「デイ・トリッパー」は、口パクのPVやテレビ映像が残っていて、
ジョンはリッケンバッカー325だが、ジョージはグレッチの他、
ギブソンES-345を弾いていて、これまた、よくあるパターン、
見た目重視なのか、録音とは別のギターを抱えていたりする。

この曲は、ジョンが作ったが、歌い出しはポールになっていて、
シンコー「全曲解説シリーズ」には、「リードボーカルを聴けば、
どちらが作者か判るという公式が破られた。」とあり、そもそも、
そんな公式など存在したのか、作曲も演奏も、謎が多すぎる。

ジョンとポールのコーラスは、よく聴くと、上下が入れ替わるし、
主旋律の交代、Aメロとサビの交代は、普通にやっているうえ、
ジョージも真ん中だったり、下だったり、ハモのパートを変えて、
複雑このうえなく、いつも自分は、聴き取れる部分だけ鼻歌に。

ジョージ役とは、二人きりだから、ジョンの曲、ポールの曲とも、
基本的にメロディは自分が歌って、ジョージは、ハモリ専門で、
自分が、ジョンとポールのパートを、混ぜこぜで覚えていても、
それに合わせてくれて、ハーモニー感覚、音感の差を感じた。

今回、バンドスコアに沿って、正しいハモリを、確認していくと、
やはり自分は、最初にポールのパートを歌い、途中からジョン、
またポールに戻ったりと、聴き取りやすい音程で覚えていたが、
それが必ずしも、上だけ下だけにならないのは、不思議な感じ。

スコアは、間奏の3声のコーラスが、途中から2声になっていて、
大半の曲で、省略される、ジョージの弾くリズムギターに続いて、
コーラスまで、完全コピーとは程遠い手抜きで、一体どうしたら、
こういうのを平気で出版できるのか、ロックの楽譜はひどすぎる。

こんな時、頼りになるのが、YouTubeの、ビートルズのハモリを、
解説してくれる達人で、間奏の3声も、よくわかったが、メロは、
ポールが「Got a good reason」と、一人で歌った後、低音部の、
「 For taking it easy way out」 に移り、こっちが正しいのか。

ギター教室の発表会、自分の結婚式より、多くの人前という、
人生最大の桧舞台で演奏した、思い出の「デイ・トリッパー」を、
その時と同じリッケンバッカーでリズムを弾き、コーラスの方は、
中3と違って、高音が出なくなり、蚊の鳴くようなかすれ声です。









今年に入ってから、調子に乗り、週に2曲を演奏してきましたが
そろそろ息切れなので、基本的に、週末の1曲ペースに戻します。

ブログをやめたり、中断するわけでなく、仕事が多忙になったとか、
健康上の理由でもなく、あまりに雑すぎる演奏が、1曲に戻せば、
少しは、ましにならないかとの安直な考えと、ビートルズ以外にも、
オケ作りをして、ギターを弾きたい曲があり、時間が足りないから。

クラシックギターの練習も続けるし、大好きな早弾きについても、
あと何年指が動くか、それまでは、スピードが落ちないよう練習と、
やりたいことがありすぎて、まだまだ、老け込んでいる暇もない。

週に1度の更新は続けるので、これからも、訪問をお待ちしてます。
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イントロのギターから、音がそっくりで驚きました。
研究されてますね~、すごいです。
また、ハモリパート解説のツベは私も見たことがあります。
三声だとは気がつきませんでしたが、キーが高すぎてハモれません・・・^^;
ひょい。 | URL | 2014/11/02/Sun 18:11 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。


> イントロのギターから、音がそっくりで驚きました。
研究されてますね~、すごいです。
また、ハモリパート解説のツベは私も見たことがあります。
三声だとは気がつきませんでしたが、キーが高すぎてハモれません・・・^^;



これまで、とりあえず演奏すれば良いからと、あまり音色は、
こだわらずにいましたが、ことビートルズになってくると、
何とか似せたいと思って、イコライザーなどで調整してます。

ハモリは、とにかくポールのキーが高く、どの曲も大変です。
ギターマジシャン | URL | 2014/11/02/Sun 20:04 [編集]
ビートルズらしいです
ギターマジシャンさん こんばんは。

ビートルズそのままで凄いですね。
この曲はギター、ベースを弾きながら歌えません。
つくづくポールは器用な人だと思います。
今後も聞かせてください。
マサジョン | URL | 2014/11/03/Mon 20:58 [編集]
Re: ビートルズらしいです
いつもコメント、ありがとうございます。



> ギターマジシャンさん こんばんは。
ビートルズそのままで凄いですね。
この曲はギター、ベースを弾きながら歌えません。
つくづくポールは器用な人だと思います。
今後も聞かせてください。


自分は、MTRを使い、楽器ごとに多重録音していて、
さらに、歌も別に録音するので、何とかなりますが、
ポールや、コピーバンドの人たちは、すごいですね。

週1の更新に戻りますが、ビートルズは月に2曲程度、
予定していますので、引き続き、お聴きいただければ。
ギターマジシャン | URL | 2014/11/04/Tue 00:31 [編集]
ついに
こんばんは。
気たるべくしてこの曲ですね。
何と言っても歴史に残る名リフですね。
日本公演の印象も強いですね。
僕はこの曲はジョンの曲だと思っているんですが、最近のポールは自分の曲のように弾いていますよね。
そしてギターマジシャンさんの演奏は今回も味があり、素晴らしいです。

ホワイトルームも本物のあの感じがばっちりですよ。

では、今後は週に1曲で素晴らしい曲を期待しています。
ST Rocker | URL | 2014/11/05/Wed 22:49 [編集]
Re: ついに
いつも、コメントありがとうございます。



> こんばんは。
気たるべくしてこの曲ですね。
何と言っても歴史に残る名リフですね。
日本公演の印象も強いですね。
僕はこの曲はジョンの曲だと思っているんですが、最近のポールは自分の曲のように弾いていますよね。
そしてギターマジシャンさんの演奏は今回も味があり、素晴らしいです。



ジョンが、「僕のだけれど、ポールが少し手伝ってくれた」と語ったから、
多少は、ポールが演奏する権利(?)は、あるのでしょうが、そのうちに、
「あのリフは僕が書いたよ」とか、ポールが主張しそうで、嫌な予感です。



> ホワイトルームも本物のあの感じがばっちりですよ。



ビートルズと違って、クリームだと、あまり似ていないのですが、
ギターのフレーズは、基本的にバンドスコアどおりに弾きました。




> では、今後は週に1曲で素晴らしい曲を期待しています。



週に1曲にしぼることで、少しでも、単純ミスを減らしたり、
ミキシング作業に時間をかけて、レベルアップを目指します。
ギターマジシャン | URL | 2014/11/06/Thu 00:27 [編集]
そう じっくり
出だしの ギターのベース音が とにかく のりやすい曲でしたね
これ聴いて 田舎のkao少女は エレキ弾きたいなんて 思うんですもん。
あの頃は夢があったなーーー

こうやってつかの間 心を少女にしてくれる
マジシャンさんの音楽が おわるなんて言うのは ぜったい考えられれませんね


1曲仕上げるのって けっこう時間がかかるものですよね

あっという間に 1カ月なんてすぎちゃいます。
仕事をもっていると 落ち着いて 取り組むって なかなか
夜中部屋にこもらないといけないし・・・

ぜひぜひ じっくり あたためて そして 納得いく曲に!!

1っ曲だろうが 3曲だろうが 訪問は 変わりません。
kao | URL | 2014/11/08/Sat 07:43 [編集]
Re: そう じっくり
いつも、コメントありがとうございます。



> 出だしの ギターのベース音が とにかく のりやすい曲でしたね
これ聴いて 田舎のkao少女は エレキ弾きたいなんて 思うんですもん。
あの頃は夢があったなーーー
こうやってつかの間 心を少女にしてくれる
マジシャンさんの音楽が おわるなんて言うのは ぜったい考えられれませんね



更新のペースは落ちますが、定年後の楽しみにと考えているので、
当面、10年くらいは、続けていこうと、これまた皮算用ですね。





> 1曲仕上げるのって けっこう時間がかかるものですよね
あっという間に 1カ月なんてすぎちゃいます。
仕事をもっていると 落ち着いて 取り組むって なかなか
夜中部屋にこもらないといけないし・・・
ぜひぜひ じっくり あたためて そして 納得いく曲に!!
1っ曲だろうが 3曲だろうが 訪問は 変わりません。



多少、締め切りに追われるほうが、さぼらないですむので、
週末を利用してオケを作るとか、分業状態でやってみます。

これからも、kaoさんのご訪問、コメントをお待ちしてます。
ギターマジシャン | URL | 2014/11/08/Sat 11:28 [編集]



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