僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
渋谷河合楽器ジャズギター教室で、先生に薦められた、
「バロック名曲選集」に載っている曲を、練習していたら、
聴き覚えのあるメロディーがあり、「禁じられた遊び」の、
映画の中で、テーマ曲以外に、流れていた曲だと気づく。
やはりギター教室で、何冊も買ったポピュラーギター集、
「魅惑のムードギター」とか、「永遠のギター音楽」だとか、
そういった類の楽譜の中で、「禁じられた遊び」のテーマ、
「愛のロマンス」のイントロや、メドレー形式でも載った曲。
映画「禁じられた遊び」は、母に連れられ、名画座で見て、
その後も、日曜洋画劇場か、水曜ロードショーで見たが、
タイトルバックで、イエペスらしきギタリストが演奏したり、
本編でも流れた程度の記憶しかなくて、個々の曲は不明。
さらに後に、衛星放送か、ケーブルテレビで放送したとき、
リョベートが編曲した、カタロニア民謡「アメリアの遺言」も、
使われていたのに気づき、それ以外も、別の数曲が流れ、
どれも、昔からのクラシックギターの曲なのか、気になる。
当時は、まだインターネットも普及してなく、手持ち楽譜を、
パラパラめくって、それらしき曲はないか探す程度だから、
結局、わからないまま、今回、「バロック名曲選集」を出し、
ネット検索すると、あっけないくらいに、いろいろとわかる。
「愛のロマンス」と「アメリアの遺言」の他に、ド・ヴィゼーの、
「サラバンド」と「ブーレ」、コスト「25の練習曲」の一つに、
ラモー「メヌエット」とあり、ドヴィゼーの曲は、組曲なので、
その中の「ブーレ」でなく、「ガボット」「クーラント」の説も。
これらも、「バロック~」に出ていたが、自分が映画の曲と、
思ったのは、ヘンデルの「サラバンドと変奏」で、出だしが、
ド・ヴィゼーの「サラバンド」とそっくりで、当然、時代が後の、
ヘンデルに盗作疑惑となり、音楽史では、どうなのだろう。
映画「禁じられた遊び」は、クラシックギターを買ったときに、
「こういうのを弾けるように。」と、母に言われて、映画館へ、
連れて行かれたという因縁があり、エレキギターだったら、
ベンチャーズのLPを買ってきたりと、わりとステレオタイプ。
中1の秋にギターを買ってもらったのは、演奏目的でなく、
「人造人間キカイダー」が変身する時、ギターを弾くので、
「巨人の星」でユニフォーム、「紅三四郎」で柔道着を買い、
「おれは男だ」で剣道部へ入部した、その延長線上だった。
キカイダーが持っていた、赤いフォークギターが欲しいが、
デパートで見たのは、白いギターか、黄色のギターくらい、
迷っていたら、母は、どうせなら、ちゃんとしたギターを買い、
クラシックギターを習うようにと、近所のギター工房へ行く。
実家と同じ商店街にあった、並木カメラ店が、NHKの近くで、
並木ギターを開き、手工ギターの製作販売をしていたから、
顔なじみということで、表面板に傷がはいった、訳あり品を、
安くしてくれて、変身ギターが、本物のガットギターになった。
併設のギター教室もあり、母から、習いに行くように言われ、
阿部保夫の「NHKギター教室~基礎編」も、それで買ったが、
空いているレッスン日が、毎週見ていたアニメの時間帯で、
それを我慢してまで、ギターを習いたいとは、思わなかった。
小学生の頃も、似たような話があり、「おれは男だ」の中で、
志垣太郎がトランペットを吹くので、トランペットを欲しがると、
放課後、ヤマハ教室の先生が、小学校まで教えに来るのに、
申し込まれて、1年間習うが、全然ものにはならず終わった。
ギター教室には行かずに、近所の人に、ドレミの押さえ方を、
教わったりしていると、母は「禁じられた遊び」を弾くようにと、
楽譜の出ている「NHKギター教室~名曲編」を、買ってきたり、
曲が流れる映画を見るように、有楽町の名画座へ行くことに。
このとき、なぜか、「スヌーピーとチャーリー」との2本立てで、
スヌーピーの漫画は、、小学校から好きで、TVアニメも見て、
映画もロードショー公開に行き、サントラLPや台本まで買い、
台詞を覚えるほどだったから、それにつられて、母と出かける。
「禁じられた遊び」のエンドロールが流れ、場内が明るくなると、
あちこちですすり泣きがして、母もボロボロと泣いているので、
周囲を見渡し、「大人が泣くなんて、おかしいよ。」と言ったら、
「こんな血も涙もない子に、育てた覚えはない。」と、嘆かれる。
自分は、妹のようであり、お墓作りの共謀者という仲間である、
少女を連れ去られ、墓を壊す少年の、やり場のない怒りとか、
母を見かけたと勘違いし、雑踏に消えていく少女の行く末が、
心配にはなったが、それは悲しい、泣くという感情とは違った。
50才を過ぎた今、悲しい場面だろうが、楽しい場面だろうが、
子供や動物が出てくるだけで、もう、ウルウルしてしまうから、
母親の心配はご無用、人並みの感情を持って、年を取ったし、
おかげで、ギターをずっと続けたし、クラシックも弾いている。
ギター教室で教わった「バロック名曲選集」にも、載っていて、
映画「禁じられた遊び」でも、テーマ曲に次ぐ、印象的な曲の、
ド・ヴィゼー「サラバンド」を、40年前に見た映画を思い出し、
懐かしさもあって、多少は涙腺を刺激されつつ、演奏しました。
「バロック名曲選集」に載っている曲を、練習していたら、
聴き覚えのあるメロディーがあり、「禁じられた遊び」の、
映画の中で、テーマ曲以外に、流れていた曲だと気づく。
やはりギター教室で、何冊も買ったポピュラーギター集、
「魅惑のムードギター」とか、「永遠のギター音楽」だとか、
そういった類の楽譜の中で、「禁じられた遊び」のテーマ、
「愛のロマンス」のイントロや、メドレー形式でも載った曲。
映画「禁じられた遊び」は、母に連れられ、名画座で見て、
その後も、日曜洋画劇場か、水曜ロードショーで見たが、
タイトルバックで、イエペスらしきギタリストが演奏したり、
本編でも流れた程度の記憶しかなくて、個々の曲は不明。
さらに後に、衛星放送か、ケーブルテレビで放送したとき、
リョベートが編曲した、カタロニア民謡「アメリアの遺言」も、
使われていたのに気づき、それ以外も、別の数曲が流れ、
どれも、昔からのクラシックギターの曲なのか、気になる。
当時は、まだインターネットも普及してなく、手持ち楽譜を、
パラパラめくって、それらしき曲はないか探す程度だから、
結局、わからないまま、今回、「バロック名曲選集」を出し、
ネット検索すると、あっけないくらいに、いろいろとわかる。
「愛のロマンス」と「アメリアの遺言」の他に、ド・ヴィゼーの、
「サラバンド」と「ブーレ」、コスト「25の練習曲」の一つに、
ラモー「メヌエット」とあり、ドヴィゼーの曲は、組曲なので、
その中の「ブーレ」でなく、「ガボット」「クーラント」の説も。
これらも、「バロック~」に出ていたが、自分が映画の曲と、
思ったのは、ヘンデルの「サラバンドと変奏」で、出だしが、
ド・ヴィゼーの「サラバンド」とそっくりで、当然、時代が後の、
ヘンデルに盗作疑惑となり、音楽史では、どうなのだろう。
映画「禁じられた遊び」は、クラシックギターを買ったときに、
「こういうのを弾けるように。」と、母に言われて、映画館へ、
連れて行かれたという因縁があり、エレキギターだったら、
ベンチャーズのLPを買ってきたりと、わりとステレオタイプ。
中1の秋にギターを買ってもらったのは、演奏目的でなく、
「人造人間キカイダー」が変身する時、ギターを弾くので、
「巨人の星」でユニフォーム、「紅三四郎」で柔道着を買い、
「おれは男だ」で剣道部へ入部した、その延長線上だった。
キカイダーが持っていた、赤いフォークギターが欲しいが、
デパートで見たのは、白いギターか、黄色のギターくらい、
迷っていたら、母は、どうせなら、ちゃんとしたギターを買い、
クラシックギターを習うようにと、近所のギター工房へ行く。
実家と同じ商店街にあった、並木カメラ店が、NHKの近くで、
並木ギターを開き、手工ギターの製作販売をしていたから、
顔なじみということで、表面板に傷がはいった、訳あり品を、
安くしてくれて、変身ギターが、本物のガットギターになった。
併設のギター教室もあり、母から、習いに行くように言われ、
阿部保夫の「NHKギター教室~基礎編」も、それで買ったが、
空いているレッスン日が、毎週見ていたアニメの時間帯で、
それを我慢してまで、ギターを習いたいとは、思わなかった。
小学生の頃も、似たような話があり、「おれは男だ」の中で、
志垣太郎がトランペットを吹くので、トランペットを欲しがると、
放課後、ヤマハ教室の先生が、小学校まで教えに来るのに、
申し込まれて、1年間習うが、全然ものにはならず終わった。
ギター教室には行かずに、近所の人に、ドレミの押さえ方を、
教わったりしていると、母は「禁じられた遊び」を弾くようにと、
楽譜の出ている「NHKギター教室~名曲編」を、買ってきたり、
曲が流れる映画を見るように、有楽町の名画座へ行くことに。
このとき、なぜか、「スヌーピーとチャーリー」との2本立てで、
スヌーピーの漫画は、、小学校から好きで、TVアニメも見て、
映画もロードショー公開に行き、サントラLPや台本まで買い、
台詞を覚えるほどだったから、それにつられて、母と出かける。
「禁じられた遊び」のエンドロールが流れ、場内が明るくなると、
あちこちですすり泣きがして、母もボロボロと泣いているので、
周囲を見渡し、「大人が泣くなんて、おかしいよ。」と言ったら、
「こんな血も涙もない子に、育てた覚えはない。」と、嘆かれる。
自分は、妹のようであり、お墓作りの共謀者という仲間である、
少女を連れ去られ、墓を壊す少年の、やり場のない怒りとか、
母を見かけたと勘違いし、雑踏に消えていく少女の行く末が、
心配にはなったが、それは悲しい、泣くという感情とは違った。
50才を過ぎた今、悲しい場面だろうが、楽しい場面だろうが、
子供や動物が出てくるだけで、もう、ウルウルしてしまうから、
母親の心配はご無用、人並みの感情を持って、年を取ったし、
おかげで、ギターをずっと続けたし、クラシックも弾いている。
ギター教室で教わった「バロック名曲選集」にも、載っていて、
映画「禁じられた遊び」でも、テーマ曲に次ぐ、印象的な曲の、
ド・ヴィゼー「サラバンド」を、40年前に見た映画を思い出し、
懐かしさもあって、多少は涙腺を刺激されつつ、演奏しました。
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![]() 全文拝見しながら 笑ってしまいました。
ごめんなさい 男の子って そう アニメのほうが大事というか ロマンティストなんですよね >母は、どうせなら、ちゃんとしたギターを買い、 クラシックギターを習うようにと、近所のギター工房へ行く。 現実的なんだと思いますし、我が子への期待も あるし、 将来まで 見据えているのですよね (笑)) しかし 幼心としては 「 今 」が大切なんです でも そのおかげで こうやってギターを楽しむことができるんですもの。 情感あふれる ギターをお母様にぜひ !! お母様 応援隊kao kao | URL | 2014/10/25/Sat 09:01 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> 全文拝見しながら 笑ってしまいました。 ごめんなさい 男の子って そう アニメのほうが大事というか ロマンティストなんですよね >母は、どうせなら、ちゃんとしたギターを買い、 クラシックギターを習うようにと、近所のギター工房へ行く。 現実的なんだと思いますし、我が子への期待も あるし、 将来まで 見据えているのですよね (笑)) しかし 幼心としては 「 今 」が大切なんです でも そのおかげで こうやってギターを楽しむことができるんですもの。 情感あふれる ギターをお母様にぜひ !! お母様 応援隊kao 小学生の頃、母に言われて、習字や算盤に通わされたので、 どうも、ギターもそんなイメージで、アニメを優先しました。 あの時、クラシックギターを習ったら、基本がしっかりして、 今よりも数段、腕も上がったろうにと思いつつ、ビートルズや、 ロック、ジャズを弾くことなく、クラシック1本だったかもと、 どちらが良かったのか、それこそ「たら・れば」の世界ですね。 母には、河合楽器の発表会で、ジャズを弾いて見せましたが、 今度は、銀巴里に連れて行かれて、シャンソンを弾いたらばと、 どうも、自分の世界があるようで、こっちが振り回されます。 ギターマジシャン | URL | 2014/10/25/Sat 18:22 [編集]
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