僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
79年3月、渋谷河合楽器ジャズギター教室へ通い始め、
さすがに、プロミュージシャンになりたい、などとは言えず、
楽譜を初見で弾きたい、ジャズの複雑なコードを覚えたい、
何よりも、早弾きができるようになりたいと、先生に話した。
イングヴェイが登場する前、早弾きのギタリストといったら、
アル・ディ・メオラが代表格で、影響を受けた和田アキラも、
自分の憧れで、先生は、ディ・メオラの師匠と呼んでも良い、
ラリー・コリエルを昔から聴いていて、早弾きも得意だった。
バークリー教本のスピードスタディで、どんどん速度を上げ、
限界まで弾く練習をしたり、右手のピッキングフォームから、
左手の押さえ方まで、ロックとジャズでは違うと、直されたり、
本当に、基礎から鍛えられて、おかげで今日の自分がある。
先生は、クラシックギターも得意なので、鈴木巌教本などで、
指弾きの練習もさせられたが、そうしたアルペジオの練習を、
ピックで弾くことも、良い練習になると、スイープ奏法ではなく、
アップダウンのオルタネイトで、弾ききるようにと、やらされた。
バッハの無伴奏バイオリンは、ピックで弾きやすい曲を選び、
とにかく早く弾き、、天才ギタリストの山下和仁の演奏よりも、
自分のピック弾きの方が早いと、得意になると、早いだけで、
全然曲になっていない、単に機械的な早弾きと、注意された。
早弾きの練習も良いが、ゆっくりした曲で、一つ一つの音を、
丁寧に弾くことも、ギターの上達には大切なことだと言われ、
先生に渡されたのが、阿部保夫の弟子、石月一匡の編曲の
「バロックギター名曲選集Ⅰ」で、バッハ以前の作品が中心。
4分音符ばかりの曲も多く、和音も、6弦全部を使うのでなく、
低音と高音の2声で動く部分が大半で、楽譜を見た限りでは、
全部初見で弾けそうだと、馬鹿にしたが、先生のお手本とは、
自分の出てくる音が大違い、いかに雑に弾いていたか痛感。
早速、2階の楽譜売り場に下りていき、楽譜を買ってきたが、
おまえは譜面が読めるから、あとは家でじっくり弾けば良いと、
目ぼしい曲を数曲教わっただけ、先生からは、ジャズ教本で、
細かく教わったが、他の曲集だと、あくまでも参考程度が多い。
クラシックギター教室ではないから、1曲を何度も繰り返して、
完成させることはしないと、ジャズ教本でも、どんどん進んで、
時々復習する形だったから、実戦で鍛えられるような方法で、
おかげで、幅広く、クラシック、ポピュラー曲も、さらってくれた。
バロック音楽は、中1の73年に、最初のギターを買ってもらい、
一緒に買ったのが、阿部保夫の「NHKギター教室~教則編」で、
その姉妹編「名曲編」には、ソルやタレガの曲と共に、バッハや、
ド・ビゼー、ラモーが載り、知ってはいたが、ほとんど弾かない。
毎週見た教育テレビの「ギターをひこう」では、荘村清志に続き、
同年代の渡辺範彦が講師のとき、ヴァイスの曲をテーマにして、
さらに芳志戸幹雄は、自らリュート曲を編曲し、練習曲にしたが、
どうも古くさい、「天正の少年使節」に出てきそうだと、敬遠した。
それから数年、先生に勧められ、せっかく、楽譜を買ったので、
バロック音楽も少しは聴こうと、NHKFMで朝の6時から放送の、
「バロック音楽のたのしみ」を録音したり、その解説者でもある、
皆川辰夫の著書「バロック音楽」を買い、少しは知識を深めた。
ただ、この手の曲を、早朝から聴くと、さわやかな目覚めでなく、
眠気がおしよせて、二度寝してしまうことも多く、大学とはいえ、
1限の授業のある日は、8時に家を出ないといけなかったから、
遅刻しそうになり、深夜番組の方が、良いのではないだろうか。
今回の自分の演奏でさえ、組曲で、6分以上も流れているから、
マスタリングで、リバーブ調整や、イコライザーをいじっていて、
いつの間にか、ウトウトしてしまい、気づくと、もう曲が終わって、
数分間に渡り、空白のままで録音が進み、もう一度やり直した。
リュートの父とも称された、アントン・ロジーの「パルティータ」は、
ジャズギター教室の先生が、最初に弾いてみせてくれた曲で、
1曲目「アリア」を、その場で練習したから、印象に残っていて、
今回も、「バロック名曲選集Ⅰ」を出して、まずは弾いた曲です。
さすがに、プロミュージシャンになりたい、などとは言えず、
楽譜を初見で弾きたい、ジャズの複雑なコードを覚えたい、
何よりも、早弾きができるようになりたいと、先生に話した。
イングヴェイが登場する前、早弾きのギタリストといったら、
アル・ディ・メオラが代表格で、影響を受けた和田アキラも、
自分の憧れで、先生は、ディ・メオラの師匠と呼んでも良い、
ラリー・コリエルを昔から聴いていて、早弾きも得意だった。
バークリー教本のスピードスタディで、どんどん速度を上げ、
限界まで弾く練習をしたり、右手のピッキングフォームから、
左手の押さえ方まで、ロックとジャズでは違うと、直されたり、
本当に、基礎から鍛えられて、おかげで今日の自分がある。
先生は、クラシックギターも得意なので、鈴木巌教本などで、
指弾きの練習もさせられたが、そうしたアルペジオの練習を、
ピックで弾くことも、良い練習になると、スイープ奏法ではなく、
アップダウンのオルタネイトで、弾ききるようにと、やらされた。
バッハの無伴奏バイオリンは、ピックで弾きやすい曲を選び、
とにかく早く弾き、、天才ギタリストの山下和仁の演奏よりも、
自分のピック弾きの方が早いと、得意になると、早いだけで、
全然曲になっていない、単に機械的な早弾きと、注意された。
早弾きの練習も良いが、ゆっくりした曲で、一つ一つの音を、
丁寧に弾くことも、ギターの上達には大切なことだと言われ、
先生に渡されたのが、阿部保夫の弟子、石月一匡の編曲の
「バロックギター名曲選集Ⅰ」で、バッハ以前の作品が中心。
4分音符ばかりの曲も多く、和音も、6弦全部を使うのでなく、
低音と高音の2声で動く部分が大半で、楽譜を見た限りでは、
全部初見で弾けそうだと、馬鹿にしたが、先生のお手本とは、
自分の出てくる音が大違い、いかに雑に弾いていたか痛感。
早速、2階の楽譜売り場に下りていき、楽譜を買ってきたが、
おまえは譜面が読めるから、あとは家でじっくり弾けば良いと、
目ぼしい曲を数曲教わっただけ、先生からは、ジャズ教本で、
細かく教わったが、他の曲集だと、あくまでも参考程度が多い。
クラシックギター教室ではないから、1曲を何度も繰り返して、
完成させることはしないと、ジャズ教本でも、どんどん進んで、
時々復習する形だったから、実戦で鍛えられるような方法で、
おかげで、幅広く、クラシック、ポピュラー曲も、さらってくれた。
バロック音楽は、中1の73年に、最初のギターを買ってもらい、
一緒に買ったのが、阿部保夫の「NHKギター教室~教則編」で、
その姉妹編「名曲編」には、ソルやタレガの曲と共に、バッハや、
ド・ビゼー、ラモーが載り、知ってはいたが、ほとんど弾かない。
毎週見た教育テレビの「ギターをひこう」では、荘村清志に続き、
同年代の渡辺範彦が講師のとき、ヴァイスの曲をテーマにして、
さらに芳志戸幹雄は、自らリュート曲を編曲し、練習曲にしたが、
どうも古くさい、「天正の少年使節」に出てきそうだと、敬遠した。
それから数年、先生に勧められ、せっかく、楽譜を買ったので、
バロック音楽も少しは聴こうと、NHKFMで朝の6時から放送の、
「バロック音楽のたのしみ」を録音したり、その解説者でもある、
皆川辰夫の著書「バロック音楽」を買い、少しは知識を深めた。
ただ、この手の曲を、早朝から聴くと、さわやかな目覚めでなく、
眠気がおしよせて、二度寝してしまうことも多く、大学とはいえ、
1限の授業のある日は、8時に家を出ないといけなかったから、
遅刻しそうになり、深夜番組の方が、良いのではないだろうか。
今回の自分の演奏でさえ、組曲で、6分以上も流れているから、
マスタリングで、リバーブ調整や、イコライザーをいじっていて、
いつの間にか、ウトウトしてしまい、気づくと、もう曲が終わって、
数分間に渡り、空白のままで録音が進み、もう一度やり直した。
リュートの父とも称された、アントン・ロジーの「パルティータ」は、
ジャズギター教室の先生が、最初に弾いてみせてくれた曲で、
1曲目「アリア」を、その場で練習したから、印象に残っていて、
今回も、「バロック名曲選集Ⅰ」を出して、まずは弾いた曲です。
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![]() 私も 朝のバロック音楽楽しみでした。
それと 夜8時くらいからあった番組にも 山下さんがブームの頃は イエペスなどもよく 包装されて 聴いていたように思えます。 ピックで アルペジオって とても 難易度大なような気がするんですけれど・・・ >一つ一つの音を、 丁寧に弾くことも、ギターの上達には大切なことだと言われ ほんとうに 出会いって すごいですね すてきな先生に出会われ、クラシックもさせていただけたおかげで 今があるのですよね すべて無駄なものは何一つない。 その人の 力って いろんな過程があって 一つの 点に 集客されるような気がします。 ご両親との映画館がよい、近くに 楽器店があったり すばらしい! kao | URL | 2014/10/25/Sat 09:08 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> 私も 朝のバロック音楽楽しみでした。 それと 夜8時くらいからあった番組にも 山下さんがブームの頃は イエペスなどもよく 包装されて 聴いていたように思えます。 クラシック特集の番組だったのか、山下和仁、荘村清志だったり、 イエペスがよくかかり、逆にセゴビアはあまり聴かなかったような。 > ピックで アルペジオって とても 難易度大なような気がするんですけれど・・・ これは、ものすごく鍛えられました。 > >一つ一つの音を、 丁寧に弾くことも、ギターの上達には大切なことだと言われ > ほんとうに 出会いって すごいですね すてきな先生に出会われ、クラシックもさせていただけたおかげで 今があるのですよね すべて無駄なものは何一つない。 その人の 力って いろんな過程があって 一つの 点に 集客されるような気がします。 ジャズギターの先生には、本当にギターのすべてを教わったし、 音楽へ向かい合う姿勢から、本当、何もかも学んだと思います。 > ご両親との映画館がよい、近くに 楽器店があったり すばらしい! うちの両親は、娯楽といえば、映画と思っていたのでしょう、 遊園地や旅行は、ほとんど行かない分、映画ばかりでした。 ギターマジシャン | URL | 2014/10/25/Sat 18:30 [編集]
![]() マイナー調のバロックは本当に美しいですね。
悲しげな音の響きが素晴らしいです。 こういう曲はオルガンやチェンバロが合ってると思うのですが、ギターで弾くとさらに悲しげになりますね。 ギターマジシャンさんの音は、少しギター特有の乾いた感じもあり、さらに悲しげに聴こえます。 ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> マイナー調のバロックは本当に美しいですね。 悲しげな音の響きが素晴らしいです。 こういう曲はオルガンやチェンバロが合ってると思うのですが、ギターで弾くとさらに悲しげになりますね。 ギターマジシャンさんの音は、少しギター特有の乾いた感じもあり、さらに悲しげに聴こえます。 もともと、バロックの曲は、オルガン、チェンバロで演奏されて、 リュートの曲から派生して、ギターへと編曲されていったようで、 音色も音域も異なるのですが、ギターならではの味がありますね。 明るめの曲となると、バロックより、ルネッサンス朝の曲という、 イメージがあるので、マイナーの曲ばかり選び、練習しがちです。 ギターマジシャン | URL | 2014/10/28/Tue 21:27 [編集]
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