僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
これぞメロディメーカー、ポールの「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」
今でも、そうなのだが、音楽鑑賞が、何よりの趣味なのに、
特に音響設備へのこだわりはないから、ステレオセットを、
買ったのは、大学1年、それまでは、モノラルのラジカセで、
内蔵マイクを、プレーヤーのスピーカーに近づけて、録音。

そもそも、中3の春、ラジカセを買うまでは、ラジオの録音も、
卓上プレーヤーのラジオからで、イヤフォン端子がないので、
スピーカーの前に、リンガフォンのテープレコーダーを置き、
家族に音をたてないよう、何度も念を押しては、録っていた。

ビートルズを聴くようになっても、友人から借りたレコードは、
同じように録音していて、それでも十分だったし、いずれは、
全部のLPを買うつもりだからと、テープの音質は気ならず、
ラジカセを買い、モノラルだが、エアチェックは大幅に改善。

二人きりのビートルズコピーバンドの、ジョージ役の友人は、
4チャンのステレオを持っていて、ビートルズのLPにしても、
米盤で全部持っていたから、よく遊びに行っては、聴いたし、
「ラバーソウル」と、「リボルバー」を、カセットに録ってくれた。

その頃は、120分のカセットテープに、何でも入れていて、
テレビやラジオを録音するのも、裏表は別の番組だったり、
ビートルズは、同じテープにまとめたものの、曲はバラバラ、
友人からのテープは、A・B面に各LPが入った、貴重な存在。

米盤は、「ラバーソウル」、「リボルバー」も、英盤のLPから、
曲を減らして発売し、浮かせた曲を集めて、別の編集LPを、
作っていたことを、最近知ったのだが、友人にもらったのは、
普通の曲順だから、これは、米盤でなく、集めていたようだ。

ある日、リンガフォンのカセットで、ヘッドフォンから聴いたら、
左右のチャンネルから別々の音がして、ものすごく興奮して、
たぶん、自分の家で、ステレオ音声を聴いたのは初めてで、
モノミックスや、擬似ステレオでもないから、定位も良かった。

そんなわけで、両面ともに、何度も繰り返して、聴いたから、
CDの時代になるまでは、ビートルズの全アルバムを通して、
一番聴いた2枚だったろうし、各曲への好みは分かれるが、
どのLPも捨て曲がないと思うなか、さらに名曲揃いの2枚。

ライブを前提とせず、スタジオ作業で、音楽を作り出していく、
彼らの転換点、中期ビートルズの開始が、「ラバーソウル」、
サイケデリックサウンドと呼ばれ、スタジオ技術を駆使した、
「リボルバー」は、初期の若さあふれる音とは一線を画した。

さらに、「ミッシェル「、「ガール」、「イン・マイ・ライフ」が入った、
「ラバーソウル」に比べ、「リボルバー」は、硬質な感じがして、
実験的サウンドが多く、「ペパーズ」への序章ともとれるなか、
「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」は、極上のバラードだった。

メロディといい、コーラスといい、これ以上ないくらいに美しくて、
「リボルバー」で、一番好きな曲だし、世間のランキングでは、
「イエスタデイ」、「レット・イット・ビー」、「ヘイ・ジュード」などが、
上位に並ぶが、自分にとっては、「ヒア・ゼア~」の方が勝る。

実は、最初のうち、この曲は、ジョンが歌っていると思っていて、
ファルセットで歌うから、ポールに比べて、音域の低いジョンが、
いつものように裏声にしていると、思い込んで、こんな風にも、
ジョンは、きれいに歌えるんだなと、一人で感動しまくっていた。

歌詞の、「彼女の髪をなでながら、それが、どんなに素敵かと、
二人とも、お互いに感じている。」に、中2の自分は、胸キュン、
いつか、自分にも、こんな女性が現れるだろうかと、憧れつつ、
ジョンは好きだが、ヨーコは御免だなと、冷めた見方もしていた。

基本的に弾き語りできる曲なので、ジョンの歌だと思ったから、
かなり練習して、今も、歌詞もコードも見ないで、演奏できる、
数少ない自分のレパートリーだし、変声期だった中学時代に、
必死にファルセットを出して、その歌声に近づこうとしていた。

ただ、ヘッドフォンで、繰り返し聴くうち、どこかジョンと違うと、
だんだん気づいてきて、シンコー「ビートルズの軌跡」の中で、
ジョンが、曲ごとの作者を語って、「ポールの傑作の一つ」と、
言ったから、ポールの作曲、歌だったと知り、何だかがっかり。

映画「ダコタハウス」の中で、ジョンがポールに向かって言った、
「ビートルズの曲っていうと、みんなポールの曲ばかりだ。」は、
実際にジョンが、どう思ってたかはともかく、ジョン派の自分は、
中学時代から、感じていたことで、自分のことのように思える。

もちろん、ジョンとポールは、お互いにライバル視していても、
認め合っていたし、単独作とされる曲でも、作っている途中で、
歌詞やメロディ、アレンジを相談しあって、二人でいたからこそ、
ソロ作とは違う、ビートルズとしての作品へと、完成していった。

最近知ったことだが、この曲のデモテープを、聴いたジョンが、
「俺のどの曲よりも、良いじゃないか。」と、言ってくれたのを、
ポールが嬉しそうに回想していて、ポールも、この曲が最高と、
言っているのは、ジョンに認めてもらえた喜びも、あるのだろう。

それにしても、ポールの最高傑作で、ささやく歌声も見事な曲、
残念ながら、ビートルズが、この曲を演奏した動画はないので、
YouTubeには、CDの音声をアップし、スライドショーの形にして
ビートルズの写真を流す人が多く、写真の選び方はまちまち。

若き日のポールの、ポートレートが、次次と写されるものがあり、
往年の女性ファンだろうか、「ポール、ポール、ポール、~。」と、
コメントに書いた人もいて、やっぱり、ポールは格好良かったし、
可愛かったし、女の子に人気があるのは、当たり前だよなあと。

そんなポールのファンにとって、この曲をジョンの歌と思ったり、
こうして、ジョン派の自分が、いけしゃあしゃあと歌ってしまうのに、
お叱りを受けそうだが、もともと、ジョンの歌をアップしていても、
どこがジョンだ、ふざけんなと、低評価がつくので、同じことかと。

ビートルズには、テープ操作がブームの「リボルバー」だからか、
ポールまで、ボーカル録音時に、テープの速度を下げて歌い、
再生時に、甲高くなるようにしたようで、ちょっと驚いたのだが、
コーラスは、普通の録音だし、ライブでもできたように思える曲。

友人にステレオ録音のテープをもらったので、LPは買わなくて、
当時の歌詞カードを確認できないが、楽譜や、歌詞集などでは、
最後の部分が、「To be there and evrywhere」と書かれて、
どう聴いても、「I'll be ~」と悩んだが、CDの歌詞は直っていた。

エンディングの、コーラスにかぶる、「シ・ラ・ソ・~」のフレーズは、
ジョージが、ボリューム奏法で弾いた、リードギターと思うのだが、
「全曲バイブル」では、ホルンとなっているので、ギターシンセで、
ホルンの音で弾いて、くどいようだが、ギターでも演奏しておいた。

曲のテンポが、イントロは74で、ドラムが入ると、83に変わるが、
今のMTRでは、ドラムマシンのテンポが途中で、いじれないから、
イントロの3小節を、4小節にして入力し、ドラムが入る位置から、
秒数を逆算して、イントロのギターを弾き始め、それらしくした。

ただ、演奏に伴う苦労よりも、歌の出来不出来が、すべてだから、
他のビートルズも含め、もっともっと、歌いこんでから、やるべき、
だいたい、発声練習も、まともにやらないままで、歌入れだけでも、
時間を十分かける人とは、仕上がりに差が出ても、当然のことか。

実験的サウンドの多い「リボルバー」にあって、珠玉のバラード、
「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」を、ジョンの歌声と勘違いして、
長いこと歌っていた思い出から、苦手なファルセットも省みずに、
いつも以上に、自分が勘違いしたジョンになりきり、歌いました。




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素敵です
ギターマジシャンさん

名曲ですね。
この曲はもっと評価されていいのではと思います。
リボルバーは白にフォアマンのジャケットで今までと違うんだなとビジュアルでも実感させてくれた盤でした。
よくぞ、名曲をここまで再現してくれました。
メインのコーラスが大変だったのではと推察いたします。
マサジョン | URL | 2014/10/19/Sun 12:59 [編集]
マジシャンさんの声、この曲にめっちゃ合いますね(*´∀`*)
自動車だったかな?何かのTVCMでこの曲が使われてましたよね。車が何だったか覚えてないけど、この曲だけ記憶に残ってますわ^^;
マジェ | URL | 2014/10/19/Sun 13:54 [編集]
Re: 素敵です
いつも、コメントありがとうございます。


> ギターマジシャンさん
名曲ですね。
この曲はもっと評価されていいのではと思います。


自分の中では、ポールの曲としては、ベストに近いくらいですが、
隠れた名曲でもなく有名なのに、一般的な認知度は低い曲ですね。


> リボルバーは白にフォアマンのジャケットで今までと違うんだなとビジュアルでも実感させてくれた盤でした。


リボルバーのジャケットは、白にイラストという変わったデザインで、
細かい写真がコラージュされ、後追いの自分にも、変化がわかります。



> よくぞ、名曲をここまで再現してくれました。
メインのコーラスが大変だったのではと推察いたします。


リードボーカルよりも、コーラス、特にポールの高音パートがきつく、
何日もかけ、歌いなおしましたが、かなりかすれた裏声になってます。
ギターマジシャン | URL | 2014/10/19/Sun 14:13 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。



> マジシャンさんの声、この曲にめっちゃ合いますね(*´∀`*)


シャウトのない曲の方が、歌いやすいので、あとは音域次第ですよね。



> 自動車だったかな?何かのTVCMでこの曲が使われてましたよね。車が何だったか覚えてないけど、この曲だけ記憶に残ってますわ^^;



日産サニーとWikiに出てますが、他のCMか何かでも、
ビートルズでなくカバー曲を聴いたような記憶があります。
ギターマジシャン | URL | 2014/10/19/Sun 14:18 [編集]
またまたいいですね
おはようございます。
おやっ、ポールを曲を? と思ったら、ジョンの曲と思っていた時期もあったのですね。

若い頃のラジカセを使用して・・・の部分意外ですね。そして実は僕もそんな感じでしたので懐かしいです。
そして、毎度思いますが、ジョンとポールのいろんな逸話にとても詳しいですね。

ギターのリズムとあの感じがとっても出ていていい感じです。
僕もこの曲をやってみたくなりました。
ST Rocker | URL | 2014/10/21/Tue 07:00 [編集]
Re: またまたいいですね
いつも、コメントありがとうございます。


> おはようございます。
おやっ、ポールを曲を? と思ったら、ジョンの曲と思っていた時期もあったのですね。



ポールの曲も、多少は歌ったり弾いていましたが、この曲は特別で、
ジョンの歌声と思い込んで、一生懸命弾き語りをしていた曲です。




> 若い頃のラジカセを使用して・・・の部分意外ですね。そして実は僕もそんな感じでしたので懐かしいです。
そして、毎度思いますが、ジョンとポールのいろんな逸話にとても詳しいですね。


今でも、音響製品にはこだわりはなく、大学時代のステレオが、
10年前に壊れてからは、ずっとCDラジカセで聴いていて、
先日ようやく、ミニコンボとレコードプレーヤーを買いました。

二人の逸話は、昔から、ビートルズ本をあれこれ読んでいたのと、
ブログを書く際に、ネットや図書館で調べて、取り繕っています。



> ギターのリズムとあの感じがとっても出ていていい感じです。
僕もこの曲をやってみたくなりました。


ST Rockerさんの歌は、ポールの声質に似ているので、
ハーモニーもダビングされれば、かなり近くなるのでは。
ギターマジシャン | URL | 2014/10/21/Tue 07:23 [編集]



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