僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
TVのテーマになった、ウエスの弾く「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」
中秋の名月にちなみ、「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」を、
演奏した際に、タイトルでもある、最初の歌詞の部分だけ、
いつのまにか、覚えていたから、テレビやラジオで流れて、
お茶の間に浸透する、よくあるパターンだと記事に書いた。

お茶の間つながりで言うと、ジャズギターの巨人でもある、
ウエス・モンゴメリーが演奏した、歌のない、インスト版が、
かつて、TBSテレビのお昼の時間帯、ドラマの再放送枠で、
テーマ曲だったようで、これこそ、まさにお茶の間そのもの。

月曜から金曜の午後に、「TBS名作ドラマシリーズ」として、
ドラマを再放送するときに、最初と最後に流れていたそうで、
夕方の水戸黄門や大岡越前の、再放送なら覚えているが、
ウエスの「フライ・ミー~」は、自分には、まったく記憶にない。

数年前、「ザ・テレビ欄」という、新聞のテレビ欄の切抜きを、
集めた本がヒットして、「1975~1990」が、最初に発売し、
自分が中3から20代後半と、いわば青春時代そのままの、
テレビ番組が網羅されていたので、、飛びつくように買った。

各年の4月と10月のテレビ欄を、1週間ずつ載せただけで、
番組解説欄はなく、各ページの欄外に、その日の番組から、
一つ選んで、見所やエピソードを書いた、シンプルな編集で、
視力検査のような細かい活字だが、それでも、十分だった。

「そう言えば、そんな番組あったな、あれは高1だったんだ。」
などと、感慨にふけることしきり、続編の「1991~2005」も、
良かったが、こちらは、そう遠い過去でなくて、第3弾となった、
「1958~1974」は、小学生の頃だから、もう涙ものの内容。

その頃、見た番組の放送年や、曜日、時間帯が確認できると、
けっこう、思い違いが多いことに気づいて、本放送だった時は、
物心がつく前だから、自分が夢中で見たのは、再放送だとか、
寝る前に見たつもりの番組が、6時からだったり、きりがない。

勘違いは、テレビに限らず、ゴジラ映画の「南海の大決闘」は、
小2の68年、渋谷道玄坂の東宝で、大スクリーンで観たから、
ロードショーだと思っていたが、後に、製作は65年だと知って、
自分が見たのは、リバイバル上映だったと、だまされた気分。

東宝から道玄坂の道路を渡った、百軒店にある名画座で観た、
キングギドラの「怪獣大戦争」、「サンダ対ガイラ」は、幼心にも、
再上映とわかったが、漠然と、渋谷の東宝、東映、大映だとか、
パンテオンは、ロードショーのみだと、勝手に思い込んでいた。

それはともかく、ウエスの演奏を、お茶の間、しかも主婦層に、
浸透させた「名作ドラマシリーズ」を、「ザ・テレビ欄」で探すと、
番組欄に、その名称があるのは、83年の平日午後2時のみ、
ただ、ドラマの再放送枠は、75年から92年まで、続いていた。

「ありがとう」「白い巨塔」から、「赤いシリーズ」に、「Gメン」と、
様々なドラマを再放送したから、学校が休みの期間だったり、
就職後でも、単発的に見ているはずだが、「フライミー~」は、
どう考えても、聴いた覚えがなく、年代的に、いつだったのか。

自分が、このウエスの演奏を聴いたのは、渋谷河合楽器で、
ジャズギターを習った際に、先生が、ウエスとジム・ホールが、
大のお気に入りで、いろいろ薦められては、楽譜を買ったり、
楽譜の曲が入ったLPを買ううち、自分も、ウエスが気に入る。

ウエス・モンゴメリーは、名盤とされるライブ盤が、有名だから、
晩年に、オーケストラと共演した3部作は、アドリブも短いうえ、
イージーリスニング路線だと、自分も敬遠しがちだったのだが、
先生から、この3枚も馬鹿にしたもんじゃないぞと、言われた。

FM「ジェット・ストリーム」でも聴き、極上のイージーリスニング、
ハービー・ハンコックのピアノ、ロン・カーターのベースといった、
最高峰のジャズミュージシャンを従えた、フュージョンの元祖と、
認識を新たにし、ちょうど名盤シリーズで出た、廉価版で購入。

ただし、輸入盤じゃあるまいし、3枚のどれにも、解説カードが、
入っていなかったのと、ジャズと違って、1曲の長さが短いから、
LPのA・B面を足しても、30分あるかどうか、3枚を合わせても、
普通の2枚組より短いようで、何か、すごく損をした気分だった。

「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」での、ウエスの演奏は、全編、
彼のトレードマークのオクターブ奏法で、フェイクしたテーマに、
続くアドリブも、オクターブ奏法のみで、シングルノートにしたり、
ブロックコードは使わず、ある意味、お手本のようなソロになる。

ウエスは、オクターブ奏法に限らず、右手は、ピックを使わずに、
しかも、親指の腹だけで弾いていて、温かい音を出しているが、
早いパッセージでは、すごく難しくなるし、オクターブを弾くには、
左手の消音をきちんとしないと、間の弦が鳴って、雑音になる。

さらに、ギター教室の先生に言われたのは、エレキギターだと、
ロックで使う、テンションが弱い弦を張っていると、右手親指で、
弦を強くはじいた時に、右手が弦を押し下げて、チョーキングに、
近い効果となり、音程が変わるから、弾くのは無理と言われる。

ジャズギタリストが使う、フルアコで弾くのが、一番理想的だが、
ストラトでなく、レスポールで、012から始まる太い弦を張るか、
ガットギターやフォークギターで弾くほうが良く、早く弾く時にも、
弦が太いと、反動があって、ウエス得意の3連も弾きやすいと。

その教えを思い出して、今回、ガットギターで弾いてみたのだが、
弦のテンションに負けて、親指の腹で、早いオクターブを弾くと、
ほとんど音が鳴らないうえ、消音したはずのノイズの方が目立ち、
ここは、しばらく練習を続け、親指奏法を、ものにするしかないか。

バロック音楽のようなイントロは、手持ちの楽譜では省略されて、
中間部、エンディングも同様なので、ギター演奏のところだけを、
弾いても良いのだが、イントロは、ウエスのバージョンの特徴で、
これが、お茶の間に浸透したのだろうから、少し耳コピして弾く。

実際には、ドン・セベスキーの緻密なアレンジで、フルートから、
モチーフとなるメロディーを始めると、1小節ごとに別の楽器が、
呼応するように、それを引き継いで、メロディーを終えた楽器は、
対旋律になったり、通奏低音を奏でていて、まさにバロック音楽。

ギターシンセか何かで、このイントロを再現できたら良いのだが、
自分の音感では、メロディくらいしか音程が採れないし、それも、
1小節ごとに何度も聴き返して、一つ一つの音をギターで探して、
ほんの十数秒の部分に、何日もかかり、それでも採りきれない。

10代の頃は、ソルフェージュの訓練をし、採譜できるうようにと、
思いもしたが、この歳になると、苦手な耳コピする時間があれば、
持っている楽譜を、どんどん練習する時間に充てたくて、今回も、
中途半端に採ったイントロの音を、ギター3本で弾き、ごまかす。

ジャズボーカルの定番曲の、「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」を、
ジャズギターの名手、ウエスモンゴメリーが演奏したインスト版が、
「TBS名作シリーズ」のテーマとして、お茶の間に浸透したろうと、
ガットギターで弾きましたが、親指奏法が難しく、音が汚いです。



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