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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
当日消印有効で、何とか応募したギターマガジン・コンテスト
今年で、4回目の挑戦となる、リットーミュージック主催の、
ギターマガジン・チャンピオンシップの、コンテスト応募は、
8月11日(月)が締め切りで、当日消印有効だったところ、
前日の日曜日、午後にポストへ投函という、ヒヤヒヤもの。

料金不足で戻されたら、どうやっても、間に合わないので、
休日でもやっている、本局へ持ち込もうとも、思ったのだが、
いかんせん、台風がせまる中、そこまでする気にはならず、
クッキングスケールで、封筒の重さを確認して、投函した。

応募用の楽譜、CDが付く、月刊ギターマガジンは、毎年、
6月号になっていて、5月中旬には、店頭に並ぶのだから、
2ヵ月半の準備期間はあるのに、いつも、駆け込みの応募、
中学、高校の一夜漬けの癖が、本当に、抜けきっていない。

だいたい、こうしたコンテストにまつわる、言い訳(?)自体、
毎年同じように書いているから、いかに学習能力がないか、
まあ、それでも、ギターそのものは、ブログを始めてからは、
欠かさず練習しているので、少しは、良くなるはずなのだが。

今年の課題曲は、先日、楽譜に沿った演奏を載せたとおり、
変拍子でプログレ系の「Fallen Angel」と、スローバラードの、
「Rain Dog Blues」の2曲、変拍子でアドリブは難しいから、
バラードにするが、ゆっくりだと、苦手なビブラートがネック。

基本的なコード進行は、マイナーブルースと解釈できるから、
指癖のペンタトニック・フレーズで、最後まで弾いても良いが、
作曲者AKIHIDEの模範演奏は、歌ものを意識したメロディで、
起承転結を考えて、2分内にまとめているので、それに倣う。

前の記事でも書いたように、カラオケ伴奏だけ聴いていると、
ほとんど、「太陽にほえろ」や、アニメ「名探偵コナン」の中で、
回想シーンとか、逮捕された犯人の独白のシーンで流れる、
もの悲しい曲にそっくりで、勝手に場面を想像し、演奏する。

TVドラマや映画の主題歌で、エレキギターが活躍するのは、
ベンチャーズのエレキブームとかに、端を発しているのか、
自分が、中学校の剣道部に入る、きっかけとなったドラマの、
森田健作「おれは男だ!」も、テーマ曲のイントロは、エレキ。

ただ、これは、ハワイアンのスチールギターみたいにも思うし、
フォークやカントリーの曲で、昔から、使っていたのだろうし、
「太陽にほえろ」の、元スパイダースの井上尭之の演奏こそ、
ロックギターの音が、お茶の間に浸透した、きっかけと推察。

そんな雰囲気が出るよう、これまでのような、アドリブにせず、
コードに合うように、メロディを考えて、少し歪んだ音で弾いて、
2コーラス目も、同じメロディをを、少しフェイクした感じにして、
強く弾いてみたり、ピッキング・ハーモニクスをまじえたりする。

そうやってみたら、高校で夢中になった、ジェフ・ベックのようで、
いっそ、ベックの路線でいこうと、コード進行が変わってからは、
泣きのギターの名演、「哀しみの恋人たち」のフレーズをパクり、
なりきりベックで、裏拍から、切り込むようなタイミングで弾いた。

当然ながら、いつも愛用している、イングヴェイ・モデルでなく、
ジェフ・ベックに憧れて買った、黒のレスポールで弾いたのだが、
気分だけ、なりきっても、スリリングに入る、独特のリズム感や、
泣きのビブラートは、自分の一番苦手な部類で、かなり厳しい。

最初のコード進行へ戻る前に、たった4小節だが、挿入部分で、
模範演奏では、歌と間奏のようにしたと、そこだけダビングして、
それまでの、ロック・ブルースの弾き方とは、ちょっと趣を変えて、
オクターブ奏法で弾いているので、自分も、変化をつけてみる。

最後は、延々と早弾きするつもりだから、そこへの橋渡しとして、
ガットギターで、フラメンコ風、アル・ディ・メオラっぽくしたのだが、
ジェフ・ベックつながりで、かつてベックのフォロワーのようだった、
ゲイリー・ムーアの「スパニッシュ・ギター」も、かなり意識した。

どうせ、弾きまくるならば、マイナーブルースの指癖の早弾きで、
ガンガンいこうと思っていて、そうなると、ジミー・ペイジが弾く、
「貴方を愛し続けて」の間奏を思い出すが、実際に弾いたらば、
かなりのムチャ弾きになって、これだとゲイリーみたいかなと。

ゲイリー・ムーアは、「パリの散歩道」での名演が、有名であるし、
晩年は、ブルース路線だったが、若い頃は、ジャズロックバンド、
「コロシアムⅡ」で、ジェフ・ベックのような、インスト路線だったし、
最初のソロアルバムには、まんまの曲だの、フレーズが出てくる。

当時の雑誌のレビューには、「ジェフ・ベックのようになりたいと、
純粋な気持ちのまま、プロになり~」と、冗談めいて書かれるが、
ベックが好きな自分には、こんなギタリストがいたのかと興奮し、
それまでのLPを6枚、ディスクユニオンなどで探し、買い集めた。

それで、ゲイリーと言えば、「パリの散歩道」は欠かせないから、
ライブでの定番、エンディングへ向かう際の、決めのフレーズ、
半音ずつ降りてくるフレーズを弾くが、これ自体、元々ベックが、
「哀しみの~」で弾いた、トリルの下降フレーズを、早くした感じ。

曲がフェイドアウトなら、延々と、早弾きで、弾きまくってもよいが、
伴奏は、ドラムも静かになって終わるので、ゲイリーの決めから、
チョーキング(これまた苦手)で、音を伸ばし、つじつまを合わせ、
メロディに戻したような感じで、歪みを抑えた音で、エンディング。

最初のメロディは、少し工夫したつもりだが、あとは遊んでしまい、
ジェフ・ベックとゲイリー・ムーアに、なりきったフレーズが満載で、
これをギターへの愛情と取ってくれるか、パクリと却下されるか、
評価が分かれるところ、いや、それ以前の問題と切捨てられるか。

Youtubeに続々とアップされる、応募音源を聴くと、出音が違い、
ギターの音が本当良い音で、機材や録音方法の違いもあるが、
大きい音で、クリアにピッキングして、早弾きも、一つ一つの音が、
きちんと出ているうえに、滑らかにつながる、テクの差がありあり。

各地のギター教室のHPでは、まるで大学受験の広告のように、
「入賞者○名」と宣伝されて、スクールでも力を入れているから、
とてつもない連中ばかりの狭き門、そういう自分も、若い頃には、
渋谷河合楽器で鍛えられたから、その名残で、多少は、ましかと。

当初、一次通過して、ギター弦がもらえれば、励みになるからと、
なめていたら、その一次も難しくて、それでも、こうしたイベントは、
練習のモチベーションに良いし、何より、自分の作るオケに比べ、
クオリティの高いバックで演奏するのは、弾いていて気持ちよい。

毎年恒例の、ギターマガジンのコンテストに、締め切り間際で、
何とか応募した音源、スローーバラード、「Rain Dog Blues」を、
クリエイティブ部門なので、ベック、ムーアになりきって弾ききり、
自分にとっての、「暑い夏」が、とりあえずは、一段落しました。






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今年も挑戦されたんですね~^^
毎年言ってる気がしますが、応募しようという気になるだけでもスゴイですよ。
このRainDogBluesってのは、オケに合わせてオリジナルフレーズを乗っけるタイプの部門なんですかね?こういうのを聴くと、その人が影響を受けてきたギタリストが誰か何となく分かっちゃったりしますよね^^;
いい感じに枯れた歪みで音色はすごく良いですね~こういう音好きです(*´∀`*)
マジェ | URL | 2014/08/17/Sun 23:45 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。



> 今年も挑戦されたんですね~^^
毎年言ってる気がしますが、応募しようという気になるだけでもスゴイですよ。



マジェさんのように、バンド活動やライブをすることもないので、
自分にとっては、これが年に一度ある発表会みたいな感じです。




> このRainDogBluesってのは、オケに合わせてオリジナルフレーズを乗っけるタイプの部門なんですかね?こういうのを聴くと、その人が影響を受けてきたギタリストが誰か何となく分かっちゃったりしますよね^^;



課題曲について、完コピ部門・クリエイティブ部門のどちらかで応募する形で、
先日、演奏したのが、完コピ部門で、応募は、このクリエイティブにしました。

アドリブするとなると、多少考えて弾いても、手癖フレーズが中心になり、
今まで自分がコピーしてきたギタリストの影響が、もろに出てきますね。



> いい感じに枯れた歪みで音色はすごく良いですね~こういう音好きです(*´∀`*)


自分の理想とする音は、クリーム時代のクラプトン、ライブインジャパンのリッチーで、
太くて甘いウーマントーン、こもった感じでも抜けた音に、近づけたいと思っています。
ギターマジシャン | URL | 2014/08/18/Mon 00:30 [編集]
「Rain Dog Blues」おみごとです
雰囲気としては、ブリティッシュ色のネオクラシカルロックでしょうか。
(そんなのありましたっけ?)
70年代を思わせるような、ダークな感じが好きです。

ギターマガジンのコンテストは、ずっと横目で見ているだけで、
当然1度もチャレンジしたことありません。
まだ知られてなかった第1回とかなら、なんとかならなかったか‥‥

こういうのを作ると、演奏と録音と、どちらもがんばらないといけませんよね。
自分の性格からして後者に熱が入ってしまうかも。
いや、前者はある程度で諦めてしまうということか。
でも、なにか作り上げるって好奇心が沸きますね。
Aki | URL | 2014/08/19/Tue 09:51 [編集]
Re: 「Rain Dog Blues」おみごとです
いつも、コメントありがとうございます。



> 雰囲気としては、ブリティッシュ色のネオクラシカルロックでしょうか。
(そんなのありましたっけ?)
70年代を思わせるような、ダークな感じが好きです。



自分でアドリブすると、基本は、70年代のブリティッシュロックで、
そこにジェフ・ベックや、アル・ディ・メオラのクロスオーバーとか、
イングヴェイのネオクラシカルが顔を出すという、そんな感じですね。




> ギターマガジンのコンテストは、ずっと横目で見ているだけで、
当然1度もチャレンジしたことありません。
まだ知られてなかった第1回とかなら、なんとかならなかったか‥‥



自分が知ったのは、第5回からですが、そこから、昨年の第7回までは、
フュージョン系の曲だったので、Akiさんには、得意なジャンルでは。



> こういうのを作ると、演奏と録音と、どちらもがんばらないといけませんよね。
自分の性格からして後者に熱が入ってしまうかも。
いや、前者はある程度で諦めてしまうということか。
でも、なにか作り上げるって好奇心が沸きますね。



YouTubeの応募音源でも、演奏もさることながら、録音も見事だし、
ミキシング、マスタリングの加工も、かなり手を入れているなあと、
感心する作品が多くて、ただ弾くだけでは、駄目なんでしょうね。

Akiさんは、ライブハウスで、武者修行されているようですが、
来年は、是非とも、ギタマガコンテストに応募してみてください。
ギターマジシャン | URL | 2014/08/19/Tue 20:32 [編集]
祈ります!
かっこいい~~~
途中 どんどん 上昇していく スケール
ううん かっこいい~~

そして 最後の 聞かせどころ
一緒になって 首も うなづきながら、
ギターのフレットを ビブラート込で スケールし
揺らしている私を想像しちゃいました。

(こればかり叫んでいるんですけれど)
あーーーいい 結果につながりますよう!!
kao | URL | 2014/08/24/Sun 10:01 [編集]
Re: 祈ります!
いつも、コメントありがとうございます。



> かっこいい~~~
途中 どんどん 上昇していく スケール
ううん かっこいい~~
そして 最後の 聞かせどころ
一緒になって 首も うなづきながら、
ギターのフレットを ビブラート込で スケールし
揺らしている私を想像しちゃいました。
(こればかり叫んでいるんですけれど)
あーーーいい 結果につながりますよう!!




毎年、コンテストに応募するたびに、応援メッセージいただき、感謝です。

コンテストの入賞は、つわものばかりの狭き門ですので、継続は力なりで、
このまま、60歳、70歳まで続ければ、努力賞でもと、目論んでいます。
ギターマジシャン | URL | 2014/08/24/Sun 11:56 [編集]



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