僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
雨にまつわる曲を思いつつ、小胎のギター編曲「雨にぬれても」
昔から、出不精で、家でゴロゴロするのが、何よりだから、
週末となると、駅前の本屋へ、足を向ければ良いほうで、
午前中はテレビ、午後はラジオを、つけっ放しにしておき、
ギターを弾いたり、ブログ記事を書いたり、自宅で過ごす。

先日、テレビの「アッコにおまかせ」を、何となく見ていると、
雨の日に聴きたい曲ランキングをやっていて、その順位は、
1位が、徳永英明の「レイニー・ブルー」、2位がドリカムの、
「晴れたらいいね」、3位はサザン「TSUNAMI」と、続いた。

雨の曲と、「雨の日に聴きたい」では、ニュアンスは違うが、
「レイニー・ブルー」は、1位になるほど、売れたんだろうか、
雨で、「晴れたらいいね」って、照る照る坊主じゃあるまいし、
「TSUNAMI」は、雨の曲なのかと、つい、つっこみたくなる。

さらに、森高千里、松本英子、中西保志の曲が、続いたが、
中西の曲は、懐かしの歌番組や、物まね番組で知った曲で、
発売当時には聴いたことがないし、松本英子にいたっては、
名前さえ記憶になく、あまりに自分の感覚とは、違っていた。

アンケート対象は、10代~50代と、幅が広いこともあるが、
「最近の曲に、この年寄りは、ついていけませんですじゃ。」
という次元を超えて、90年以降の曲には、かなり疎いうえに、
それ以前も、ギターを中心に、偏って、聴いていたのも事実。

高校から大学、70~80年代の曲が、今でも気に入っていて、
そこで、自分の音楽の嗜好が固まっているし、ギター抜きに、
歌謡曲、ニューミュージックを考えても、「ベストテン」を見たり、
深夜放送を聴いた、この頃が、お茶の間にも、近かった気が。

そんな自分が、雨といって、まっさきに浮かぶ曲、雨が降ると、
無意識に口ずさむのは、昔から、なぜか、三善英史「雨」の、
「雨に濡れながら~」に、北原白秋が作詞した、童謡「雨」の、
「雨が降ります~」で、これは小学生の頃からの、癖でもある。

同じ童謡「あめふり」の、「ぴっちぴっち、ちゃっぷちゃっぷ」の、
明るい感じではなくて、どちらかというと、暗いイメージの曲、
マイナー調の曲を好んだのは、自分の性格もあるのだろうが、
梅雨という季節に育まれた、叙情性が左右するのではと思う。

洋楽で、雨の曲で思いつくのは、映画音楽の「雨に唄えば」に、
「雨にぬれても」で、明るい曲調だし、「悲しき雨音」にしたって、
どこが悲しいのか、邦題のセンスを疑うほど、ポップな曲調で、
梅雨のないアメリカの、広大な荒野のせいかと、勝手に推測。

日本の曲も、フォークから、ニューミュージックに移り変わると、
コード進行も、歌詞も洗練されてきて、どマイナーではなくなり、
ハイ・ファイ・セットや、バンバンもカバーした、ユーミンの名曲、
「冷たい雨」なんかは、歌詞とは裏腹に、明るめの伴奏となる。

ユーミンには、雨の名曲が多く、「いちご白書」に続く曲として、
バンバンが歌った「霧雨の朝突然に」、麗美にプレゼントして、
セルフカバーもした「霧雨で見えない」、さらには、「雨の街を」
「雨のステーション」「雨に消えたジョガー」と、いくらでもある。

大瀧詠一は、「雨のウエンズデイ」が名曲で、彼がリーダーの、
ナイアガラ・トライアングルには、「ウォーター・カラー」があって、
そのメンバーだった杉真理は、「バカンスはいつも雨」がヒット、
堀ちえみが、傘を差したチョコのCMが、すごく印象に残った。

稲垣潤一は、「ドラマティック・レイン」で、テレビに出てきたが、
デビュー作「雨のリグレット」の方が、自分は気に入っていたし、
真夏とクリスマスがイメージの、山下達郎は、「レイニー・デイ」、
「2000トンの雨」、「レイニー・ウォーク」と、LPの佳曲が多い。

「ベストテン」などで、お茶の間にも浸透したのは、八神純子、
「水色の雨」とか、小林麻美「雨音はショパンの調べ」があり、
ラジオではよく聴いたが、おそらく、ヒットとは無縁だったのは、
下成佐渡子「雨」で、自分は気に入って、シングル盤を買った。
 
題名に「雨」「レイン」の文字は入っていないが、村下孝蔵の、
「初恋」は、「五月雨は緑色」に始まる歌詞が、情緒たっぷり、
寺尾聡「シャドーシティ」は、雨に濡れた夜景が浮かびあがり、
原田真二の「てぃーんずぶるーす」は、青春そのものの情景。

こうして、とりとめもなく、いろいろな曲へと、思いをはせるのも、
雨のなせる技なのか、オフコースの「雨の降る日に」の歌詞に、
「雨の降る日は、いつでも、時はさかのぼる。」と、あったように、
いつになく、昔の曲を懐かしんで、一人、感慨にふけっている。

洋楽は、明るい曲調と書いたが、もちろん、それだけではなく、
カーペンターズの「雨の日と月曜日」は、哀愁を帯びているし、
ボブ・ディラン「はげしい雨が降る」、CCR「雨を見たかい」は、
歌詞のせいもあってか、暗さと激しさを感じさせる曲調となる。

そのカーペンターズがカバーした、「遥かなる影」でも有名な、
バート・バカラックが、映画「明日に向かって撃て!」のために、
作曲したのが、「雨にぬれても」で、自分が最初に聴いたのは、
映画音楽大全集に収録された、オーケストラ演奏だったはず。

ただ、それこそ、雨が降ってきて、洋楽の歌詞で浮かぶのが、
「Raindrop keep fallin ~」と、この曲なので、10代の頃に、
歌入りの原曲に親しんでいたろうし、歌手のB・J・トーマスも、
名前を知っていたから、CMか、ドラマで使われたように思う。

ポピュラーギターの編曲で、愛用しているのは江部賢一だが、
難易度の高い編曲が多く、それよりは、多少弾きやすいのが、
小胎剛の編曲集で、パラパラとめくり、雨にまつわる曲でもと、
探してみたら、しっかり、「雨にぬれても」が、掲載されている。

イージーリスニング、映画音楽が、主体となる編曲集なので、
他に、「雨の訪問者」「シェルブールの雨傘」といった曲があり、
これらの曲は、もの悲しい雰囲気、ヨーロッパに目を向けると、
雨のイメージも、また別となるようで、お国柄なのか興味深い。

「雨にぬれても」の原曲は、ギターより、ウクレレみたいな音で、
チャンカ・チャンカ、チャンカ・チャンカと、何ともユルいイントロ、
全体に、ハネたリズムだが、エンディングで、テンポが一転して、
ホーンが別のメロディを奏でるところなんか、バカラックらしい。

小胎の編曲は、イントロ、エンディングは省略、メロディ重視で、
コードに沿って、伴奏のアルペジオをつけた編曲、自分としては、
もっとはねて、スチャスチャと、勝手にカッティングしたくなるが、
我慢して、楽譜に忠実に弾いたら、かなり遅いテンポになった。

雨にまつわる曲を、あれこれ思い出しつつ、手持ちの楽譜から、
映画主題歌(挿入歌)で有名な、「雨にぬれても」を演奏するも、
いつもながら、自分の癖となるテンポへと、無意識に遅くなって、
カラッとした曲が、梅雨を思わせる、しっとりとした(?)感じです。



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雨は好きですね
雨の歌、、大変面白く読ませていただき、いつもながら幅広く聞かれてお
られて感心します。
山下達郎の「レイニーウォーク」は私の中で実現したい曲の一つでドラマ
ーな達郎ならではの曲ではないかと思っています。当時は吉田美奈子
を作詞に迎え、また彼女の不思議な世界観もまた私には魅力的でした。
「雨のリグレット」が「ドラマ・・」よりは好きで、マイノリティ趣向があるのかと
思います。
「雨に濡れても」「雨に唄えば」、、本当によく聴いましたね。そして何故か
照れくさくも「魅惑の」という言葉が「ムード音楽」というカテゴリーの中で
使われる言葉だという認識です。
いつもながら楽しませてもらいました。


ロッシー | URL | 2014/06/29/Sun 22:59 [編集]
Re: 雨は好きですね
いつも、コメントありがとうございます。


> 雨の歌、、大変面白く読ませていただき、いつもながら幅広く聞かれてお
られて感心します。


幅広いというよりも、好き勝手に聴いている感じなのですが、
雨の歌ということで、思いつくままに題名を並べてみました。



> 山下達郎の「レイニーウォーク」は私の中で実現したい曲の一つでドラマ
ーな達郎ならではの曲ではないかと思っています。当時は吉田美奈子
を作詞に迎え、また彼女の不思議な世界観もまた私には魅力的でした。


「ライド・オン・タイム」あたりまでは、吉田美奈子の作詞が多く、
「レイニー・デイ」「雲のゆくえに」は、彼女も録音していますね。

「夏への扉」の、呪文のような「リッキー・ティッキー・タビー」が、
いったい何のことかと、ハインラインの小説を手に取ったりしました。



> 「雨のリグレット」が「ドラマ・・」よりは好きで、マイノリティ趣向があるのかと
思います。


「雨のリグレット」のほうが、バラード調な佳曲で、すごく好きなのですが、
「ドラマティックレイン」は派手で、キャッチーなサビだから売れたのでは。



> 「雨に濡れても」「雨に唄えば」、、本当によく聴いましたね。そして何故か
照れくさくも「魅惑の」という言葉が「ムード音楽」というカテゴリーの中で
使われる言葉だという認識です。
いつもながら楽しませてもらいました。


おっしゃるとおり、イージーリスニングは、ムード音楽と呼ばれて、
「魅惑の~」の題名が、レコードや楽譜には、つきものだったです。
ギターマジシャン | URL | 2014/06/30/Mon 00:44 [編集]
文章を読みながら ああ そういえば 記憶にある曲ばかり。
90年以降の曲には、かなり疎い・・・ほんとうに なぜでしょう?

私も いつのまにか 今流行している曲から遠ざかって
その年代の思い出を 映像にかえ、曲を楽しいんでいます。

フォークから ニューミュージック移行期の曲が 斬新に そして なんだか明るく 聞こえるのは 音楽も 主メロディーだけでなく、それに付随する音のなんでしょう? 集まりみたいなものが 主和音だけでなく、属を巧みに取り入れているからではないかと あきらかに 海外の要素がたくさん入っているのでもとも。


そして それだけ 歌を楽しむその時代の駈者は 音楽を専門に学んだもの または 高校時代まで 音楽教育を受けた方たちが 曲作りをしているためかと思ったりもします。微妙に 聞く者の心を揺さぶる所以がそこにあるような気さえします。日本の層が 文化的な向上をしたというか。

言葉の世界も 俵万智さんなど 
新しい言葉の使い方がはやり出しています。
「雨音はショパンの調べ」などは 
ほんとうに 使い方がおしゃれで  都会風で ユーミンもショックでした。

それが男女問わず はずかしげもなく 「 五月雨は 緑色」 など 
思ったこと 見えた感じを 隠さない 表現が 
また 新しく思えたのだと思います。 


ただ、いつも 最前線というのは 【時】の流れと同じですので、
こうも 生活そのものが 早く動く日常時々疲れたりもするんですね。

きっと ゆっくりな時代に生きた私たちは やはり その時代のテンポが
好きなんだと思います。

だって かといって 湖畔の宿とかを聞きたいとは思わないのも それかと。苦笑
きっと 今の子たちは 今流行しているものが なつかしく思えるのでしょう。

guitarrakao | URL | 2014/06/30/Mon 12:52 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。




> 文章を読みながら ああ そういえば 記憶にある曲ばかり。
90年以降の曲には、かなり疎い・・・ほんとうに なぜでしょう?

私も いつのまにか 今流行している曲から遠ざかって
その年代の思い出を 映像にかえ、曲を楽しいんでいます。

フォークから ニューミュージック移行期の曲が 斬新に そして なんだか明るく 聞こえるのは 音楽も 主メロディーだけでなく、それに付随する音のなんでしょう? 集まりみたいなものが 主和音だけでなく、属を巧みに取り入れているからではないかと あきらかに 海外の要素がたくさん入っているのでもとも。


そして それだけ 歌を楽しむその時代の駈者は 音楽を専門に学んだもの または 高校時代まで 音楽教育を受けた方たちが 曲作りをしているためかと思ったりもします。微妙に 聞く者の心を揺さぶる所以がそこにあるような気さえします。日本の層が 文化的な向上をしたというか。

言葉の世界も 俵万智さんなど 
新しい言葉の使い方がはやり出しています。
「雨音はショパンの調べ」などは 
ほんとうに 使い方がおしゃれで  都会風で ユーミンもショックでした。

それが男女問わず はずかしげもなく 「 五月雨は 緑色」 など 
思ったこと 見えた感じを 隠さない 表現が 
また 新しく思えたのだと思います。 


ただ、いつも 最前線というのは 【時】の流れと同じですので、
こうも 生活そのものが 早く動く日常時々疲れたりもするんですね。

きっと ゆっくりな時代に生きた私たちは やはり その時代のテンポが
好きなんだと思います。

だって かといって 湖畔の宿とかを聞きたいとは思わないのも それかと。苦笑
きっと 今の子たちは 今流行しているものが なつかしく思えるのでしょう。






古代のパピルスだったか、象形文字だかに、「近頃の若いものは」と書かれていたと、
半ば冗談かと思うような話を聞いたことがあり、いつの時代も同じなのかと実感します。

自分たちの世代にとっては、多感な時期を過ごした70~80年代の印象が強かったし、
音楽の発展や遷移も、その時代が良かったんだと、ついつい思ってしまうのかもしれず、
今の子たちは、今の子たちの印象が強い時期が、きっとあって、順繰りなのでしょうね。

それにしても、同じ時代、同じ空気を共有した方達と、ブログを通じて、語り合えたり、
わかりあえたりできるのは、良い時代になったと、こればっかりは、「今」に感謝です。
ギターマジシャン | URL | 2014/06/30/Mon 20:17 [編集]
今日のお題は、雨、ですか。
私の中では、誰が何と言おうと、
"Rain Drops Keep Fallin' On My Head" 以外ありえません。

ついでに言えば、あの自転車のシーン。
同世代の男の70%は、中学校の頃、
お姉さんぽいキャサリンロスに、少しどきどきしたのでは。

おっと、ギターソロの感想を忘れそうに。
原曲のやけに明るく、これがなぜ雨の歌?
という感じと一味違う、雨の香りがするソロですね。
(今後、バートバカラックの名曲達も希望します。)
AKI | URL | 2014/07/02/Wed 22:47 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。


> 今日のお題は、雨、ですか。
私の中では、誰が何と言おうと、
"Rain Drops Keep Fallin' On My Head" 以外ありえません。



自分も、洋楽で思いつく曲、口ずさむ曲は、これですね。



> ついでに言えば、あの自転車のシーン。
同世代の男の70%は、中学校の頃、
お姉さんぽいキャサリンロスに、少しどきどきしたのでは。



キャサリンロスは、卒業のラストシーンがすごく印象的で、
映画の世界の、お姉さんたちに、確かに、ときめきました。



> おっと、ギターソロの感想を忘れそうに。
原曲のやけに明るく、これがなぜ雨の歌?
という感じと一味違う、雨の香りがするソロですね。
(今後、バートバカラックの名曲達も希望します。)



バカラックを含め、イージーリスニングも大好きなので、
古い楽譜を引っ張り出して、少しずつ練習していきます。
ギターマジシャン | URL | 2014/07/03/Thu 00:12 [編集]



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