僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
ハープの名演で知られる「ひき潮」を、江部のギター編曲で
中学生になっても、午後8から9時には、寝ていた自分が、
深夜放送で、ビートルズの特集が予告され、未発表曲を、
かけてくれるようだと友人に教わると、放送日を待ちわび、
生まれて初めて、深夜放送を聴いたのは、75年春のこと。

高校生になると、同級生の話題は、前日のセイ・ヤングや、
オールナイト・ニッポンで、自分も、少しずつ夜更かしになり、
連日、あちこちのラジオ局の、チューニングを合わせながら、
投稿ハガキに笑ったり、かけてくれる曲など録音したりした。

AMばかり聴いていた自分が、FMを聴くようになったのは、
やはりビートルズがきっかけで、公式録音となる全213曲、
LPからシングルB面から、とにかく全曲を、 何週かに渡り、
土曜の深夜に放送してくれ、AMよりも音が良いのに気づく。

ラジカセが、ダイヤル式のチューニングだったこともあって、
AMは、なかなかジャストのポイントでチャンネルが合わず、
ザリザリとか、キューンと雑音が入るし、少しでも動かすと、
音がこもったり、キンキンしたのに、FMだと、安定していた。

音楽を録音するのは、FMに限るとなり、そのうえ週刊FM、
レコパルなどで、何の曲を放送するか、調べることまででき、
マニアほどではないが、こまめにエアチェックするようになり、
新譜の情報も早かったし、聴く音楽の幅のも広がっていった。

そんな中、夜中の1時に始まる、お目当ての番組を待つ間に、
かけっ放しのラジオから聴こえたのが、ジェット・ストリームで、
少しずつ、イージーリスニング音楽に、親しんだし、何よりも、
途中の「私のレコード・アルバム」のコーナーが、気に入った。

ジェットストリームは、存在感ある、城達也のナレーションに、
ポール・モーリア楽団、レーモン・ルフェーベル楽団といった、
イージー・リスニング主体だったが、「私の~」のコーナーは、
新旧を問わず、1枚のLPをピックアップして、紹介してくれた。

手元にあるテープは、パコ・デ・ルシアに、スパイロジャイラと、
インデックスに書き込んであって、インスト曲ということもあり、
クロスオーバー、フュージョンのLPも、けっこうかけてくれたし、
新譜も、他の特集番組と合わせると、全曲録音できたりした。

テープ代を倹約しようと、大学生になっても、120分テープを、
愛用していて、今になると、音質や耐久性で、後悔しているが、
1時間番組を、CMをカットしながら、120分テープに録音して、
余った部分には、「私のレコードアルバム」をよく入れていた。

寺内タケシのソロLP、「テリー・アローン/メローフィーリング」も、
ジェットストリームの、そのコーナーで聴いたが、77年発売時、
雑誌「ヤングギター」のレコード評で、大きく取り上げられていて、
買うほどでもないがと迷っていたところ、やがてオンエアされた。

日本のエレキギターの大御所で、テケテケサウンドの代表格、
さらに、「レッツゴー運命」や、「津軽じょんがら節」の早弾きが、
イメージされる寺内が、リズム隊抜きで、自身のギターのみで、
ダビングを重ねた、イージー・リスニングは、別格となる美しさ。

ハワイアンのスチールギターのような、クリアで芯のある音色、
伸びやかなロングトーン、そして、トレモロアームの抑揚といい、
ベテランならではの、味わいのある演奏だし、メロディラインを、
本当に美しく、ギターが歌い上げていて、すぐLPを買ってくる。

LPで全曲を聴いたら、FMでかけてくれた数曲が、一番良くて、
最初に聴いた印象が何よりの、昔からの自分の癖はあったが、
番組スタッフの、選曲眼の良さが、光っていたのだろうし、特に、
「スターダスト」と、「ひき潮」の2曲は、自分でも弾きたくなった。

「スターダスト」は、東京音楽アカデミーの通信講座テキストで、
ポピュラー・ギター・コースに楽譜があり、雰囲気も似ていたが、
「ひき潮」は、自分でメロディだけ、耳コピして、寺内を気取って、
アームでメロディを弾くも、絶妙のニュアンスは、真似できない。

やがて、ジェットストリームは、この手の音楽なら、お手ものもの、
「ひき潮」の原曲がかかって、ロバート・マックスウェルのハープ、
フランク・チャックスフィールド楽団の、オーケストラ演奏に加え、
オルガン演奏と、ネットのない時代でも、何かと情報は手に入る。

渋谷河合楽器のギター教室で、江部賢一によるギター編曲を、
教材代わりにしたとき、2巻に「ひき潮」があり、懐かしく弾いて、
ハープを思わせるイントロのアレンジに感動しつつ、メロディを、
3連のアルペジオで伴奏するのは、何だか、平凡だなと思った。

3連のアルペジオというと、ついつい「精霊流し」などフォークの、
定番の伴奏が浮かぶし、それこそ、ジェットストリームのテーマ、
「ミスター・ロンリー」や、キャッツの「メモリー」を、連想してしまい、
自分で演奏していて、違うメロディを弾きそうに、なったりもした。

今回、愛用の江部編曲というとことで、「ひき潮」に再挑戦すると、
セーハを多用した、3連アルペジオは、平凡という次元どころか、
自分には、難しくて、押さえされないレベル、だいたい3・4弦が、
指の間接のすき間にあたり、浮いてしまって、まともに鳴らない。

さらにハイポジションで、指が届かない押さえ方も何箇所かあり、
音を伸ばさずに指をずらしたり、開放弦のハーモニクスを鳴らし、
押さえないですませたり、かなり強引に、ごまかして演奏したが、
右爪の雑音、左指が寝て、隣の弦を消音するのは、相変わらず。

深夜放送、FMに夢中になった頃、寺内タケシのエレキで聴いて、
気に入った「ひき潮」を、いつも愛用している、江部のギター編曲、
イントロや後半が、かなりハープを意識したアレンジとなっていて、
馬鹿にしていた3連アルペジオも、セーハに苦労して弾きました。









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半端者のコメントですが、、
ここんとこのアッカーマン、ヨークといい、わたし好みの選曲になにか
気の利いたことを喋りたくあるのですが、記事の深さに圧倒されて半端
な自分には話すことがなくなります。

マジシャンさんからはギターを通した音楽への味わいを深く感じます。
それは自分で演奏すると言った過程で更に深くなり、作曲者そのもの
の製作時の心に触れられているとも思えます。

色んな歌手が自分の思いで歌うように、マジシャンさんが奏でるギター
は歌うようです。浅い自分の半端さを感じながらも創作活動をしてゆく
中、こうしてマジシャンさんの記事と演奏を聴きながら、少しでも味わ
いのある音楽を得る時間は、まるで音楽雑誌を片手に音響の整った音楽
喫茶でブレイクしているような気さえしてきます。

そうしたことを学び感じる機会、ひどくありがたいものです。

ロッシー | URL | 2014/06/23/Mon 01:42 [編集]
Re: 半端者のコメントですが、、
いつも、コメントありがとうございます。


> ここんとこのアッカーマン、ヨークといい、わたし好みの選曲になにか
気の利いたことを喋りたくあるのですが、記事の深さに圧倒されて半端
な自分には話すことがなくなります。


自分だけの思い込みや、勘違いで書いている記事も多いので、
ロッシーさんの思い出やお考えなど、是非、教えてください。



> マジシャンさんからはギターを通した音楽への味わいを深く感じます。
それは自分で演奏すると言った過程で更に深くなり、作曲者そのもの
の製作時の心に触れられているとも思えます。


気に入った曲は、自分でも演奏したくなるのが、昔からの癖で、
さらに、どんな背景がある曲か、いろいろ知りたくなる性格です。


> 色んな歌手が自分の思いで歌うように、マジシャンさんが奏でるギター
は歌うようです。浅い自分の半端さを感じながらも創作活動をしてゆく
中、こうしてマジシャンさんの記事と演奏を聴きながら、少しでも味わ
いのある音楽を得る時間は、まるで音楽雑誌を片手に音響の整った音楽
喫茶でブレイクしているような気さえしてきます。



専門雑誌の記事や、喫茶店でかかる曲には、はるかに及ばないと思いますが、
記事を読んでいただいたり、演奏を聴いていただけて、すごく嬉しいです。



> そうしたことを学び感じる機会、ひどくありがたいものです。


こちらこそ、とてもありがたいことで、これからもよろしくお願いします。
ギターマジシャン | URL | 2014/06/23/Mon 07:14 [編集]
どの人の名前も ラジオ局名やら 番組名も あぁ そうだった この時だったなーーです。
すごいのは 中学生だった とか 高校の時だったとか 記憶がきちんとされていらっしゃる ・・私は ???です。

 ポールモーリアの楽団が
中学生の頃流行っていて、その後は おんなじように 谷村さんのセイヤングなどを 友達が聞いているのを ふーーんと 言った感じで 聞いていました。

まだ 心が大人になっていなかったというか 何のこと?っていう出遅れkaoでした。(笑) ひき潮や 青い影(この記事にはありません)などなつかしい

マジシャンさんのギターで また 遠く 若い日の 記憶を ついつい しばし たどってしまいました。

guitarrakao | URL | 2014/06/23/Mon 21:51 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。



> どの人の名前も ラジオ局名やら 番組名も あぁ そうだった この時だったなーーです。
すごいのは 中学生だった とか 高校の時だったとか 記憶がきちんとされていらっしゃる ・・私は ???です。



自分も、けっこう記憶があいまいだったりしますが、音楽やラジオにとびつくのが、
中学よりも高校生になってからだったから、おおまかには分類できている感じです。



>  ポールモーリアの楽団が
中学生の頃流行っていて、その後は おんなじように 谷村さんのセイヤングなどを 友達が聞いているのを ふーーんと 言った感じで 聞いていました。
まだ 心が大人になっていなかったというか 何のこと?っていう出遅れkaoでした。(笑) ひき潮や 青い影(この記事にはありません)などなつかしい



「青い影」は、記事でふれた、「テリーアローン」にも入っていた名曲で、
プロコルハルムは、まだまだ現役で、一昨年ユーミンと共演してましたね。



> マジシャンさんのギターで また 遠く 若い日の 記憶を ついつい しばし たどってしまいました。


昔は良かったと、振り返ってばかりいても、仕方ないのでしょうが、
時折、思い出し、懐かしさにひたるのは、自分には貴重な時間です。
ギターマジシャン | URL | 2014/06/24/Tue 00:25 [編集]



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