僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
ジャコに対抗して挑戦し始めたバッハ「無伴奏バイオリン」
何度か記事に書いたが、ジャコ・パストリアスが来日し、
雑誌「ジャズライフ」のインタビューで、ベースの練習に、
チェロの教則本や、バッハの無伴奏チェロを弾くと知り、
ベースでチェロなら、ギターはバイオリンだと対抗意識。

渋谷河合楽器のジャズギター教室へ、通っていたから、
全音出版、「無伴奏ヴァイオリンのための3つのソナタと
3つのパルティータ」を、2階楽譜売り場で、探して買い、
先生に見せて、ジャコに負けじと弾きたいなど、話した。

ギター、それもピックで弾くのに、良い教材となるように、
先生が、単音かつ、一定のパターンの音符が続く曲を、
選んでくれたが、その際に、複雑な譜割りの曲までも、
初見ですらすら弾いていくのを、あ然として眺めていた。

無伴奏バイオリンの中には、セゴビアが編曲、演奏して、
当時物議をかもした「シャコンヌ」や、タレガが編曲した、
「フーガ」や「ドーブル」も含むが、単音が続く曲として、
ソナタ第1番の「プレスト」を、その日は、まず練習した。

翌週以降も、無伴奏バイオリンをテキストにしてくれて、
「シャコンヌ」を含む、パルティータ第2番は全曲教わり、
楽譜には当時の書き込み、先生の考えた左手の運指、
曲によっては、右手の指弾きのp・i・m・aも書いてある。

ちょうど、当時の小遣い帳が出てきたので、見てみると、
「ジャズライフ」を買ったのが7月28日で、レッスン日の、
8月1日に無伴奏の楽譜、2日に全曲演奏のLP2枚と、
雑誌を見るや、興奮して、何かに取りつかれたも同然。

バイオリン演奏のLPは、クラシックにも詳しい先生から、
アイザック・スターンか、イツァーク・パールマンが良いと、
言われたが、ヘンリック・シェリングのモノラル時代のが、
廉価版で出ていたので、それでも良いかなと、購入した。

8月末に、小船幸次郎のギター版「無伴奏チェロ組曲」に、
全音ギターピース「シャコンヌ」を買い、10月発売となる、
現代ギター臨時増刊「バッハ・リュート作品のすべて」を、
待ちわびて入手と、あきれるほどに、バッハづくしの様相。

ただ、それと前後して、山下和仁による「展覧会の絵」や、
「アランフェス協奏曲」などの、LPや楽譜まで買っていて、
バッハというより、クラシックギターに夢中になった時期で、
ギター教室でも、それらを、先生にアドバイスしてもらった。

自分と同い年の天才ギタリスト、山下和仁が、その前年、
LPのA・B面で、「無伴奏バイオリン・パルティータ第2番」、
「無伴奏チェロ組曲第6番」の、世界初となる全曲録音を、
していたと知り、ジャコ以上に、刺激になったというところ。

当時の山下の録音は、シャコンヌは、セゴビア編を尊重し、
他の初録音となる曲は、自身で編曲していて、原曲に対し、
必要最小限の低音を加えるが、自分はピック弾きなので、
単音の方が良いからと、バイオリン譜のままで練習した。

同じ頃、当時は若手のペペ・ロメロが、パルティータ第2番、
チェロ組曲第3番のLPを出して、先生が聴かせてくれると、
ほとんど原曲どおりの演奏で、低音や和音の追加もなくて、
それでも、バイオリンに劣らない響きが出ると、感動した。

ギター教室には、エレキギターを担いで、通っていたから、
バッハだろうが、その後に使った、鈴木巌の教本だろうが、
エレキのピック弾きだったが、先生は、こうした曲の際には、
ガットギターの指弾きで、当然、音色は比べ物にならない。

中学1年のときに買った、ガットギターを、押入れから出し、
「ギターをひこう」や、東京音楽アカデミーのテキストも探し、
指弾きでアルペジオや、スケールの練習も始めたものの、
スピードが出せずに、イライラして、結局はピックで弾いた。

それだから、ピックで早く弾くことには、自信があったのに、
久々に弾くと、左指はもつれて、ピックも空振りしてばかり、
バッハの曲は、指弾きを練習して、弾きたいが、並行して、
ピック弾きも練習しないと、この歳では、テクが衰える一方。

まずは、パルティータ第2番の1曲目、「アルマンド」からで、
エレガットのピック弾きでは、音色が硬めで、そぐわないが、
いつもより、リバーブを深くして、荘厳な雰囲気にしつつも、
ピッキングミス、左手の雑音が、まだまだ課題の演奏です。






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