僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
ジョン節と呼びたい歌い方の「オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ」
20年くらい前だったか、NHKでビートルズ特集があって、
日本のミュージシャンたちが、カバー演奏をしていた際に、
誰だったか、ジョンの声は特徴的で、同じ人はいないが、
ポールは、似たような声の歌手も多い、みたいに語った。

すかさず、ゴダイゴのタケカワユキヒデが、「逆じゃないの、
ポールの声はいないと思うな。」みたいに呟き、このあたり、
「ジョンこそ唯一無二」「いや、ポールこそ」という、ジョン派、
ポール派の主張の一端を見たようで、すごく興味深かった。

コピーバンドでさえ、二人の声は、なかなか再現できないが、
グレッグ・レイクの声が、ジョンに似ているという人もいれば、
ギルバート・オサリバン、ビリー・ジョエルは、ポールの声に、
そっくりと言う人もいて、探せば、それなりに出てくるだろう。

ただ、何より、この声質の異なる二人が、同じバンドにいて、
どちらも、類まれなる作曲の才能があったことは、本当に、
奇跡としか言いようがないし、そこへジョージとリンゴという、
これまた才能ある二人が加わって、まさに「ファブ・フォー」。

中学時代、ビートルズのコピーバンドで、ジョン役だったから、
ジョンの声に憧れたし、40年たっても、かなわないままだが、
ジョンの特徴として、その声質に加えて、独特の歌いまわし、
ジョン節と呼びたくなる、こぶしのようなものが、際立ってる。

特に、初期の曲では、ジョンの書くメロディ自体が、そうした、
歌い回しで成立したようなラインが多くて、作曲の段階から、
癖のように出てきたのか、歌いこむうちに、フェイクしていき、
最終的に行き着いたのか、曲ごとに分析するのも、面白い。

本国イギリスでの2枚目のLP、「ウィズ・ザ・ビートルズ」の、
2曲目に収録された、「オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ」でも、
ジョン節が、さえ渡り、「Whenever I want~」の歌詞で、
「アイ」を、「ア~ア~アア~」と伸ばし、抑揚をきかせている。

そんなジョンの節回しを、真似ながら歌うのは、かなり難しく、
ただでさえ、音痴の自分は、音程を外しまくってしまうのだが、
さすがはポールというか、そのジョンにぴったりと寄り添って、
ハモっていて、どんなメロディにも付いていける、音感の良さ。

二人のハモリ自体が、奇跡というのは、強引すぎるだろうが、
声質の全く違う二人の声が、ユニゾンでは見事に溶け合って、
一人の歌声のようになり、ハモる時も、どっちが上のパートか、
わからないくらいに、呼応しあうこともあり、それが魅力となる。

この曲は、イントロで一風変わった響きの、和音が鳴っていて、
「Eaug add9 add11」と楽譜にあり、augはオーギュメント、
5度シャープの音を加える意味で、「+」だけでも表記されるし、
「add9」は、文字どおり9度の音を加え、「add11」も同様。

ただ、ビートルズの場合、そんなコード表記や理屈は関係なく、
ギターでコードを押さえながら、あれこれ指をずらしていったら、
たまたま、気に入った音が鳴ったという、直感的なものだろうし、
「ア・ハード・デイズ・ナイト」のイントロなど、まさに、そんな感じ。

ジョンが、ポールと出会った時には、ギターのチューニングの、
やり方も知らなければ、弾いてるコードも、せいぜい2つ程度、
しかも、バンジョーのコードだったそうで、それでも、ポールは、
ジョンの歌と演奏に魅かれて、バンドに入る決心をしたらしい。

当時からピアノも弾けて、クラシックやジャズの素養もあった、
そんなポールが、ジョンと一緒に、音楽をやろうと思ったのは、
ジョンのカリスマ性もあったろうが、やはりジョンの歌自体が、
見事だったし、自分の声と合うと直感したのではと、想像する。

ただ、この類の話は、自分が昔からビートルズが好きなので、
都合の良いように、後付けで、いろいろと解釈してしまったり、
この歳になると、勝手にドラマチックにしたくなったりするから、
真のマニアや、事実を把握している人には、お笑い種だろうか。

ビートルズの2枚目「ウィズ・ザ・ビートルズ」に、日本盤では、
「ビートルズNo.5」収録、「オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ」、
ジョンの本当に見事な歌いまわし、ジョン節で聴かせる曲を、
いつもの辛い高音がない分、音程がとれずに、苦労してます。






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いいですねぇ
ギターマジシャンさん こんばんは。

いつも聞かせていただきありがとうございます。
私はジョンの声は唯一無二派です。
前期でのジョンの魅力は雄叫びのボーカルですが
この曲のように静かな曲も絶品です。
よく再現されていて羨ましいかぎりです。

マサジョン | URL | 2014/05/04/Sun 21:03 [編集]
Re: いいですねぇ
いつも、コメントありがとうございます。


ギターマジシャンさん こんばんは。
いつも聞かせていただきありがとうございます。
私はジョンの声は唯一無二派です。
前期でのジョンの魅力は雄叫びのボーカルですが
この曲のように静かな曲も絶品です。
よく再現されていて羨ましいかぎりです。



マサジョンさんは、お名前のとおり、ジョン派ですよね。

演奏については、以前も書いたように、全曲バンドスコアのおかげで、
かなり再現できますが、細かいニュアンス、音色までは難しいですし、
何より歌の方が、ジョンになりきっても、昔のまま、音痴の悪声です。
ギターマジシャン | URL | 2014/05/04/Sun 22:32 [編集]
大丈夫でしたか?
早朝の地震、お見舞い申し上げます。

大丈夫でしたでしょうか?
Masa陸 | URL | 2014/05/05/Mon 07:40 [編集]
Re: 大丈夫でしたか?
いつも、コメントありがとうございます。


> 早朝の地震、お見舞い申し上げます。
大丈夫でしたでしょうか?


早々にご心配いただき、ありがとうございます。
かなりの揺れに驚きましたが、幸い、物が落ちることもなく、
五月人形も倒れることがなく、ほっとしているところです。

ギターマジシャン | URL | 2014/05/05/Mon 09:42 [編集]
安心しました
特に何も被害がなくほっとしました。

ところで最近、演奏のアップ回数が倍増していますね。
ギターの音色に癒される回数が増えてうれしい限りです。
Masa陸 | URL | 2014/05/05/Mon 14:14 [編集]
Re: 安心しました
いつも、コメントありがとうございます。


> 特に何も被害がなくほっとしました。


ご心配をおかけしましたが、その後、余震もないようです。



> ところで最近、演奏のアップ回数が倍増していますね。
ギターの音色に癒される回数が増えてうれしい限りです。



ギターの練習をさぼらないよう、週1回の更新を心がけていますが、
最近は、ビートルズの歌にも挑戦していて、ギターとは別になるので、
結果、アップ回数が倍増しる状況でして、是非おつきあいください。

ギターマジシャン | URL | 2014/05/05/Mon 14:58 [編集]
こんにちは^^
またまた、イイ感じ☆
まったり聞かさせていただいてます^^

>「アイ」を、「ア~ア~アア~」と伸ばし、抑揚をきかせている。

おっしゃるとおりです。
小学生だったころ、こいつ西洋人のくせに『こぶし利かせてる』って
おもってました^^;

キングクリムゾンのグレッグなにがし^^;(忘れた)
もジョンに似た声のように思えますがど~でしょうか^^
Mr・へぼい | URL | 2014/05/05/Mon 19:22 [編集]
声のお話、なかなかです
こんばんは。
またまた、前書きの部分が演奏に並び称されるくらい素晴らしいですね。

ジョンの声の素晴らしさ、そしてポールの個性とそのアンサンブル、さらにジョージとリンゴの素晴らしさ。
本当におっしゃる通りですね。

今回も素晴らしいです。
僕も実はアカペラで狙おうと思っています。
ST Rocker | URL | 2014/05/05/Mon 19:27 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。


> こんにちは^^
またまた、イイ感じ☆
まったり聞かさせていただいてます^^



Mr.へぼいさんの、「晩酌前の一節」とは行きませんが、
演奏を、まったりと聴いていただけると、ありがたいです。


> >「アイ」を、「ア~ア~アア~」と伸ばし、抑揚をきかせている。
> おっしゃるとおりです。
小学生だったころ、こいつ西洋人のくせに『こぶし利かせてる』って
おもってました^^;



ジョンの歌い方は、当然、演歌とは違いますが、こぶし利いてますよね。



> キングクリムゾンのグレッグなにがし^^;(忘れた)
もジョンに似た声のように思えますがど~でしょうか^^



おそらく、自分も本文で触れたグレッグ・レイクのことでしょうし、
その後任のジョン・ウエットンも、同じような声質だと思ってます。
ギターマジシャン | URL | 2014/05/05/Mon 20:43 [編集]
Re: 声のお話、なかなかです
いつも、コメントありがとうございます。



> こんばんは。
またまた、前書きの部分が演奏に並び称されるくらい素晴らしいですね。


いつも、文章にも注目いただいて、書いている甲斐があります。


> ジョンの声の素晴らしさ、そしてポールの個性とそのアンサンブル、さらにジョージとリンゴの素晴らしさ。
本当におっしゃる通りですね。



あの4人が揃ったというのは、本当に奇跡と呼べると思っていて、
ジョンとポールが、あまりにも偉大なので、見落とされがちですが、
ジョージのコーラスやギターがなければ、全然違ったでしょうし、
リンゴのドラムも、ビートルズサウンドに、欠かせない存在です。



> 今回も素晴らしいです。
僕も実はアカペラで狙おうと思っています。


ST Rockerさんの歌は、ピアノ弾き語り、ギター弾き語りだけでなく、
ステレオ盤でのカラオケ伴奏、さらにアカペラと、いつも楽しみです。
ギターマジシャン | URL | 2014/05/05/Mon 20:53 [編集]



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