僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
歌詞が英文法の勉強にもなった、ジョンらしさが出る「ノー・リプライ」
64年のビートルズは、コンサートやテレビ出演で多忙、
そのうえ、2本の主演映画も、その前後に撮影していて、
サントラアルバムの新曲や、シングル曲も録音しながら、
年末には、クリスマス商戦に合わせ、LPを出す過密さ。

「ビートルズ・フォー・セール」なる、アルバムタイトルは、
「ビートルズ、ただ今セールス中」の意味で、何とも皮肉、
どことなく疲れた表情のジャケット写真は、その象徴で、
収録した曲も、新曲と、昔からのカバー曲が半々となる。

そうは言っても、アマチュア時代にライブバンドで鍛えた、
彼らのカバー曲は、演奏レベルも高くて、この当時でも、
BBCライブで披露していたから、決して捨て曲ではなく、
「ロック・アンド・ロール・ミュージック」など、名演と言える。

カバー曲が多いせいか、全体のサウンドはライブに近く、
アコースティックな音に、カントリー調のギターがさえて、
原点回帰を思わせるが、同じ時期に録音しているのが、
シングル曲「アイ・フィール・ファイン」というのも、すごい。

1曲目の「ノー・リプライ」は、ジョンらしさが出ている曲で、
弾き語りでも、そう違和感なく、演奏できるアレンジだから、
中学時代、ジョージ役の同級生と、ほとんど二人きりの、
ビートルズ・コピーバンドでは、重要なレパートリーとなる。

サビの歌詞が、「If I were you」なのだが、、一人称だと、
「am」とか「was」だろうに、「were」なんて、間違えてると、
ジョージ役に話すと、彼は帰国子女だったから、「そうか、
日本では、まだ仮定法を習ってないんだな。」と、あっさり。

仮定法の文法を教えてくれたので、、学校の授業どころか、
塾よりも早く覚えたと、ちょっと得意になった自分は、さらに、
ビートルズで英語を覚えられるんだとばかり、親を説得して、
何枚かのLPレコードや、洋書の歌詞全集を買ってもらった。

実際に、英語の試験の時、前置詞を埋める問題なんかは、
ビートルズの歌詞を思い出して解くと、けっこう正確したが、
試験中に歌い出して、先生に注意されたり、テスト用紙に、
歌詞を書くのに夢中になって、終了のチャイムなんてことも。

「ビートルズで英語を学ぼう」なんて本が、講談社から出て、
ベストセラー「出る単」を思わせる、熟語、慣用句の解説は、
けっこうためになり、小学校で愛読した、「漫画日本史」や、
「科学読本」のように、楽しめて勉強になる本は、つい買う。

ほんの数年前も、コンビニで、似たような文庫本を見つけ、
懐かしくなり、買ったのが、「ビートルズでもっと英会話」で、
1曲の歌詞を丸々訳し、そこから、使えそうな表現を挙げ、
応用させる参考書の構成ながら、ビートルズ話も多く載る。

その歌詞は、「ノー・リプライ」も出ていて、当然ながら(?)、
「were」のことが書かれているが、仮定法のことは触れず、
これは英語の習慣だから、そのまま覚えようと述べていて、
これまた、自分は仮定法を学んだんだぞと、優越感を抱く。

このブログのビートルズの演奏に際しては、辞書のような、
分厚くて箱入りの、全曲バンドスコアに、頼り切りなのだが、
ジョージのギターを、省略した曲が多く、「ノー・リプライ」は、
確実に聴こえている、ピアノのパートも、まったく載ってない。

ビートルズに限らず、完全コピーと銘打つバンドスコアでも、
リズムギターはコード譜のみ、ドラムは基本パターン程度と、
わりと雑だったりし、それに比べれば、このバンドスコアは、
正確な方で、耳コピが苦手な自分は、まずは譜面どおりに。

それで、ジョージのギターだが、ジョンのアコギに埋もれて、
ほとんど聴こえないが、同じようなカッティング・パターンで、
エレキを刻んでいるようで、ジョンのリズムも変化するので、
どちらも雰囲気だけ出ればと、適当にアコギとエレキを弾く。

ジョージのリズムギターでは、実際に弾いていない曲もあり、
中学時代、ジョージ役の友人と、リードギターを弾かない時、
何をすれば良いかと話して、ライブではボリュームを絞って、
リズムを刻んでいるのではと、結論づけたが、どうだったか。

64年末に出た、「ビートルズ・フォー・セール」は、米盤では、
いつものように、曲をカットして、B面がまったく違う編集盤、
日本では、英盤と同じ曲目だが、なぜか米盤のタイトルの、
「ビートルズ65」として発売され、発売が翌年だったからか。

国内盤で集めた自分は、デビューアルバムは、英盤である、
「プリーズ・プリーズ・ミー」でなく、「ミート・ザ・ビートルズ」が、
なじんだタイトルだが、この「フォー・セール」は、そのままで、
「65」というタイトルは、当時でも呼んでいなかった気がする。

ジョンが書く歌詞について、この頃に、単なるラブソングから、
内省的なものへと発展していくが、ジョンは、この曲について、
楽譜出版社の社長から、「物語性が出てきて、上達したな」と、
ほめてもらえたことを、後年、自慢するように述懐したそうだ。

「ビートルズ・フォー・セール」の1曲目、イントロもないままに、
いきなり、ジョンの特徴ある歌声から始まる、「ノー・リプライ」、
10年以上続くも、認めたくない花粉症のせいで、いつもより、
かすれた声なのを、こりずに、ジョンになりきって、歌いました。



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大好きな曲です
ギターマジシャンさん こんにちは。

イントロ無しで入る衝撃的なカッティング命の曲ですね。
サビがいいですね。ジョンのボーカルでは凄みが足りなかった
のでポールが高音のハモリを入れてますね。
いつも聞かせて頂きありがとうございます。
マサジョン | URL | 2014/04/06/Sun 14:13 [編集]
Re: 大好きな曲です
いつも、コメントありがとうございます。


> ギターマジシャンさん こんにちは。
イントロ無しで入る衝撃的なカッティング命の曲ですね。
サビがいいですね。ジョンのボーカルでは凄みが足りなかった
のでポールが高音のハモリを入れてますね。
いつも聞かせて頂きありがとうございます。



ビートルズには、ボーカルから入る曲が、かなりありますが、
この曲は、1、2を争うくらいに、自分も気に入っています。

ポールのハモリは、特にサビの部分が、すごく良い感じで、
そっちが主旋律かと思って、昔から、口ずさんでいました。
ギターマジシャン | URL | 2014/04/06/Sun 18:17 [編集]
思い出します
おはようございます。
ギターマジシャンさんのこの曲の捉え方、自分と似たところが多くて感動します。
ギターマジシャンsなんは既にあの頃お仲間と演奏されていたんですものね。
今回の録音もその思いがよく出ているし、全体の感じが毎度のことながらすごいですね。
ST Rocker | URL | 2014/04/07/Mon 07:11 [編集]
Re: 思い出します
いつも、コメントありがとうございます。


> おはようございます。
ギターマジシャンさんのこの曲の捉え方、自分と似たところが多くて感動します。
ギターマジシャンsなんは既にあの頃お仲間と演奏されていたんですものね。
今回の録音もその思いがよく出ているし、全体の感じが毎度のことながらすごいですね。



ST Rockerさんとは、ほぼ同じ頃に、ビートルズの映画を見て、
夢中になった世代なので、思いは共通するところが多いですね。

中学時代、ジョージと二人きりのコピーバンドだったのですが、
全曲コピーすると、はりきって演奏し、すごく楽しかったです。
ギターマジシャン | URL | 2014/04/07/Mon 07:22 [編集]
年代差なんですかね~。それほど熱心にビートルズを聴いてなかったので、お恥ずかしながらこの曲は知りませんでした^^;
しかし、何で日本のレコード会社は原曲のタイトルのままで販売しなかったんでしょうね~。変なタイトルの販売促進ラベルが付いたのも多かった気がします^^;
マジェ | URL | 2014/04/10/Thu 12:24 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。


> 年代差なんですかね~。それほど熱心にビートルズを聴いてなかったので、お恥ずかしながらこの曲は知りませんでした^^;


年代というよりは、好みの問題もあるし、他の音楽との出会いが、
いつ頃だったかとかで、思い入れなども変わってくると思います。



> しかし、何で日本のレコード会社は原曲のタイトルのままで販売しなかったんでしょうね~。変なタイトルの販売促進ラベルが付いたのも多かった気がします^^;



ビートルズに限らず、昔は、LPのタイトルから、シングル曲名から、
ほとんど邦題になっていて、意味をとり違えたタイトルも多いですね。
ギターマジシャン | URL | 2014/04/10/Thu 19:56 [編集]



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