僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
以前に演奏した、コストの「舟唄」、「かなしみ」といった、
クラシックギターの小品は、ほとんどの入門書・曲集に、
載っていて、ギターを弾いている人には、おなじみだが、
おそらく、一般の人だと、ほとんど聴いたことがない曲。
そもそも、「禁じられた遊び」や、「アランブラの思い出」、
「アランフェス協奏曲」以外の、クラシックギターの曲を、
知っている人が、どれだけいるのか、この3曲にしたって、
今日では、まったく知らないという若者らも、多いのでは。
クラシックギターのファンの、底辺を何とか拡大しようと、
村治佳織らは、あえてテレビや雑誌への出演を増やし、
特にCMの活躍は、「サンバースト」の曲などを広めたが、
それでさえ、一部のギターファンだけの話かもしれない。
ただ、それはギターに限ったことでなく、ピアノも同様で、
例えば、「バイエル」と言えば、一般的に、言葉としては、
入門、初級者向というイメージが、すぐに浮かぶのだが、
その曲を聴いた人となると、ピアノを弾く人に限られる。
レッスンの王道でもある、ブルグミュラー、ツェルニーの、
練習曲にしても、知っている人は少なく、ましてテレビや、
ラジオで流れることは珍しく、実際に演奏する人にとって、
必須であり、発表会の定番曲であっても、知名度は低い。
これは、お茶の間>クラシックファン>器楽曲のファン>
実際にその楽器を弾く人、という公式が成立するわけで、
時々、自分は、あまりに独りよがりな演奏と、記事ばかり、
自己満足の世界と反省するが、開き直って、今回も演奏。
何度も、自分のクラシックギターの原点だと、書いている、
NHK「ギターをひこう」で、荘村清志が講師だった74年、
その前期のテキストは、カルカッシやソルの練習曲を始め、
最終ページの「アランブラ」まで、35曲も載る充実の一冊。
その初級編、カルカッシの25の練習曲より前に弾く曲で、
メルツ「ロマンス」、ヘンツェ「ノクターン」の2曲は、簡単で、
それでいて、メロディも美しく、それなりに聴かせる内容で、
昔から、気に入って弾いていたし、珍しく暗譜もできた曲。
この2曲は、渋谷河合楽器のジャズギター教室でも使った、
鈴木巌「演奏家を志す人のためのクラシック・ギター教本」、
第2巻にも載り、小原安正らの教本類、「ギター名曲170」
「ギター・ベーシック・レパートリー」の曲集など、定番の曲。
ただ、ヘンツェやメルツの他の曲は、ほとんど知らないうえ、
どっちが、どっちの曲だか、セットになり、ごっちゃになるし、
ヘルツって周波数かと、作曲者の名前さえ、混乱してきて、
マニアを自負しようにも、けっこう、いい加減だったりする。
こうした簡単な曲は、入門者、初心者でも、すぐに弾けて、
ちょっとしたレパートリーになり、ギターに親しめるのだが、
中級者になると、馬鹿にして、弾かなくなったり、その逆に、
こんな簡単な曲で、単純ミスはできないと、敬遠したりする。
自分のクラシックギターレベルは、初級から中級の間だと、
やや自分に甘く採点していて、それだけに、こうした曲は、
弦が雑に鳴ったり、爪の当たる音を、出してはいけないと、
かなり気を使って、2分の曲の録音に、延べ5時間かかる。
それでも、まだまだミストーンも多く、いつも書いているが、
クラシックギターの技術レベルの奥深さ、難しさを実感して、
簡単な曲で、ミスをなくす、美しい音を探す、単純な中にも、
曲想に添う表現を身につけると、やるべき課題は多すぎる。
自分のテンポ設定は、1拍を120に取る癖が、昔からあり、
「ノクターン」は、ゆっくりと弾いていたのだが、鈴木教本の、
メトロノーム指定は、126~160で、実際は早い曲らしく、
その160と、自分なりのテンポと、両方を弾き比べてみる。
荘村清志、鈴木巌の教本で、昔から弾いていた初級の曲、
ヘンツェの「ノクターン」を、早めのワルツのようなテンポと、
自分なりのテンポの2種類、さらに、メルツの「ロマンス」と、
初級向けの短すぎる曲なので、立て続けにアップしました。
クラシックギターの小品は、ほとんどの入門書・曲集に、
載っていて、ギターを弾いている人には、おなじみだが、
おそらく、一般の人だと、ほとんど聴いたことがない曲。
そもそも、「禁じられた遊び」や、「アランブラの思い出」、
「アランフェス協奏曲」以外の、クラシックギターの曲を、
知っている人が、どれだけいるのか、この3曲にしたって、
今日では、まったく知らないという若者らも、多いのでは。
クラシックギターのファンの、底辺を何とか拡大しようと、
村治佳織らは、あえてテレビや雑誌への出演を増やし、
特にCMの活躍は、「サンバースト」の曲などを広めたが、
それでさえ、一部のギターファンだけの話かもしれない。
ただ、それはギターに限ったことでなく、ピアノも同様で、
例えば、「バイエル」と言えば、一般的に、言葉としては、
入門、初級者向というイメージが、すぐに浮かぶのだが、
その曲を聴いた人となると、ピアノを弾く人に限られる。
レッスンの王道でもある、ブルグミュラー、ツェルニーの、
練習曲にしても、知っている人は少なく、ましてテレビや、
ラジオで流れることは珍しく、実際に演奏する人にとって、
必須であり、発表会の定番曲であっても、知名度は低い。
これは、お茶の間>クラシックファン>器楽曲のファン>
実際にその楽器を弾く人、という公式が成立するわけで、
時々、自分は、あまりに独りよがりな演奏と、記事ばかり、
自己満足の世界と反省するが、開き直って、今回も演奏。
何度も、自分のクラシックギターの原点だと、書いている、
NHK「ギターをひこう」で、荘村清志が講師だった74年、
その前期のテキストは、カルカッシやソルの練習曲を始め、
最終ページの「アランブラ」まで、35曲も載る充実の一冊。
その初級編、カルカッシの25の練習曲より前に弾く曲で、
メルツ「ロマンス」、ヘンツェ「ノクターン」の2曲は、簡単で、
それでいて、メロディも美しく、それなりに聴かせる内容で、
昔から、気に入って弾いていたし、珍しく暗譜もできた曲。
この2曲は、渋谷河合楽器のジャズギター教室でも使った、
鈴木巌「演奏家を志す人のためのクラシック・ギター教本」、
第2巻にも載り、小原安正らの教本類、「ギター名曲170」
「ギター・ベーシック・レパートリー」の曲集など、定番の曲。
ただ、ヘンツェやメルツの他の曲は、ほとんど知らないうえ、
どっちが、どっちの曲だか、セットになり、ごっちゃになるし、
ヘルツって周波数かと、作曲者の名前さえ、混乱してきて、
マニアを自負しようにも、けっこう、いい加減だったりする。
こうした簡単な曲は、入門者、初心者でも、すぐに弾けて、
ちょっとしたレパートリーになり、ギターに親しめるのだが、
中級者になると、馬鹿にして、弾かなくなったり、その逆に、
こんな簡単な曲で、単純ミスはできないと、敬遠したりする。
自分のクラシックギターレベルは、初級から中級の間だと、
やや自分に甘く採点していて、それだけに、こうした曲は、
弦が雑に鳴ったり、爪の当たる音を、出してはいけないと、
かなり気を使って、2分の曲の録音に、延べ5時間かかる。
それでも、まだまだミストーンも多く、いつも書いているが、
クラシックギターの技術レベルの奥深さ、難しさを実感して、
簡単な曲で、ミスをなくす、美しい音を探す、単純な中にも、
曲想に添う表現を身につけると、やるべき課題は多すぎる。
自分のテンポ設定は、1拍を120に取る癖が、昔からあり、
「ノクターン」は、ゆっくりと弾いていたのだが、鈴木教本の、
メトロノーム指定は、126~160で、実際は早い曲らしく、
その160と、自分なりのテンポと、両方を弾き比べてみる。
荘村清志、鈴木巌の教本で、昔から弾いていた初級の曲、
ヘンツェの「ノクターン」を、早めのワルツのようなテンポと、
自分なりのテンポの2種類、さらに、メルツの「ロマンス」と、
初級向けの短すぎる曲なので、立て続けにアップしました。
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![]() あまりに独りよがりな演奏と、・・・いえいえ、こうやってマニヤック的な部分があるところをあえて探してやってくるkaoです。
>2分の曲の録音に、延べ5時間かかる。 わかりますわかります だんだん 穴を掘っていく感じに、抜けられなくなる感じ ノクターンは 2つめが 好きです。曲想が はっきり出ていてむしろ好きです。 ロマンスは 私が 20年前 はじめて 先生というものについた時 エチュード以外に 何か弾くといいねと わたされた 曲です。 私も今年は 今までのおさらいと 新しい曲を組み合わせて 録音することにしました。 今度 ロマンスは また 弾いてみたいと思います。 私も 基礎の見直ししていきたいと思います。 いつも なんだか 自分で勉強できるんだよっと 励まされているようでうれしいマジシャンさんの取り組みです。 ありがとう!! ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> あまりに独りよがりな演奏と、・・・いえいえ、こうやってマニヤック的な部分があるところをあえて探してやってくるkaoです。 ギターを弾く方から、少しでも共感いただけると、嬉しいです。 > >2分の曲の録音に、延べ5時間かかる。 > わかりますわかります だんだん 穴を掘っていく感じに、抜けられなくなる感じ さっき消した録音の方が良かった気もして、泥沼状態になり、 次第に疲れてくると、出だしから、弦を引っ掛けたりします。 > ノクターンは 2つめが 好きです。曲想が はっきり出ていてむしろ好きです。 自分の場合、ゆっくり弾いた方が、緩急、強弱もつけやすく、 他の曲でも、本来のテンポより遅くして、弾くのが良いです。 > ロマンスは 私が 20年前 はじめて 先生というものについた時 エチュード以外に 何か弾くといいねと わたされた 曲です。 私も今年は 今までのおさらいと 新しい曲を組み合わせて 録音することにしました。 今度 ロマンスは また 弾いてみたいと思います。 「ロマンス」は、短くて簡単な曲ですが、味わい深くて、 それぞれのレベルに応じた、弾き方ができる曲ですよね。 > 私も 基礎の見直ししていきたいと思います。 クラシックギターは、とにかく、基礎テクニックが重要で、 それなくして、表現などありえないと、教本に出てました。 > いつも なんだか 自分で勉強できるんだよっと 励まされているようでうれしいマジシャンさんの取り組みです。 ありがとう!! 怠けがちな自分自身に、言い聞かせている記事でもあるので、 こうしてコメントいただくと、実践せねばと気合が入ります。 ギターマジシャン | URL | 2014/01/25/Sat 23:07 [編集]
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