僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
初心者、入門向けではなかった、カルカッシの25の練習曲
高1の時の同級生が、クラシックギター教室に通っていて、
「アルハンブラの思い出」も、楽々弾けるほど上手いので、
自分もクラシックを練習しているんだと、毎月、取っていた、
東京音楽アカデミーの、通信講座テキストを見てもらった。

パラパラ眺めながら、初見でどんどん曲を弾いてくれたが、
これは簡単な曲と、難しい曲が混ざっている、初心者なら、
カルカッシから、きちんとやる方が良いと、アドバイスされ、
そうか、このテキストは、まだ自分には早かったのかと思う。

初級から始まる通信教育で、まだ最初の何冊かだったのに、
もっとギターが上達してからでないと、ダメだと思い込んで、
それから届くテキストは、積ん読状態で、これは性格なのか、
その後、「家出のドリッピー」や、ペン字講座でも繰り返した。

それでいて、カルカッシからやろうと、教則本を買うでもなし、
たまに「NHKギターをひこう」のテキストを、活用するくらい、
次第にギターの興味は、ロックからクロスオーバーへと移り、
クラシックから遠ざかる一方で、ガットギターも押入れの中。

そのときの経験から、カルカッシは初心者向の練習曲だと、
漠然と思っていたが、10年ほど前、クラシックに気合が入り、
「現代ギター」を年間購読した際に、連載講座にあったのが、
ずばり、「万年中級脱出のための、カルカッシ25の練習曲」。

連載は後半で、21~23番を扱ったせいもあり、難しそうで、
何より、16分音符だらけの曲には、早弾きが大好きである、
自分の魂に火がつき、カルカッシは、上級になるためだった、
これは、早速楽譜を買って練習しなくてはと、あまりに単純。

はるか昔、渋谷河合楽器の先生に薦められた、鈴木巌の、
「クラシック・ギター教本」にも、カルカッシ25の練習曲から、
10曲が掲載されていて、16分音符の22番も出ていたが、
25曲全曲を弾くんだと興奮し、現代ギターショップへ向かう。

その頃、現代ギター社のオリジナルCDとして、カルカッシや、
アグアド、コストの練習曲集を出していて、その宣伝文句に、
「模範演奏の域を越えた」とあり、楽譜と一緒にCDも買うぞと、
勇んで出かけたものの、人気だったようで、CDは売り切れ。

とりあえず、楽譜だけでも買って帰ろうと、店内を見て回ると、
巻末に25の練習曲が載り、模範演奏CDも付く、ドレミ出版、
「吉田光三/クラシック・ギター・テクニック・マスター」を見つけ、
これこそ自分のための教本じゃないかと、とびつくように買う。

「CDの演奏は、やや遅めのテンポ」とあり、確かにゆっくりで、
何よりも、早弾きを期待した自分には、ちょっと物足りないが、
曲を把握するには、そのほうが良いのだろうし、テキストにも、
「初めはゆっくりと、徐々に速さを上げて」と、念を押している。

実際、自分で弾いてみると、お手本のテンポでも弾けなくて、
半分くらいから、だんだん速度を上げて、練習していったが、
25曲全曲やる前に飽きてきて、「セゴビア・レパートリー」や、
「ヴィラ・ロボス全曲集」など、次々買っては、どれも中途半端。

今年になり、またクラシックギターに気合が入り、相変わらず、
弾けもしないのに、どんどん、楽譜を買い集めている状態だが、
この歳になると、ちょっと練習をさぼると、指が動かなくなって、
基礎練習の大切さは、身にしみて、カルカッシにも再挑戦する。

「カルカッシの25の練習曲」の第3番は、アルペジオ練習の、
3連符が続く曲で、同型反復パターンの練習曲は、簡単だし、
ゆっくり弾くものと、勝手に思い込み、楽勝と馬鹿にしてたら、
CDのテンポでも無理、鈴木巌のテンポ指定は、はるかに早い。

以前も書いたが、練習曲は、ゆっくり弾くというイメージがあり、
鈴木巌教本の後半も、初見で弾けるから、自分は上級者かと、
うぬぼれていたら、指定のテンポの半分以下で弾いていたと、
ある時、気づいて、単純な半音階でさえ、指定の速度は無理。

今回、この第3番をゆっくりから始め、鈴木巌教本の指定速度、
1拍=108までは、何とか持ってきたものの、弾いているうちに、
次第に遅くなってきて、リズム音痴が顔を出すが、機械的でなく、
演奏として聴かせる形にと、逆にテンポの変化を利用してみた。

半音階練習や、スケール練習、単純なアルペジオ練習などは、
メトロノームで正確を期すべきだし、練習曲も最初のうちは同様、
ただ、ある程度弾けてきたら、強弱やテンポの変化をつける方が、
弾いていても楽しいし、歌わせる練習にもなると、開き直ってる。

鈴木巌教本には、第3番の前のページに、ほとんど同じ形式の、
アルペジオを繰り返す、ディアベリ「プレリュード」が載っていて、
ディアベリって誰だよと調べると、カルカッシよりも11歳年上で、
ギターソナタなどを作曲したそうで、互いに影響しあったのだろう。

その「プレリュード」は、テンポが138と早いので、本来の目的、
右手の親指と薬指を、アポヤンドにして、良い練習になるところ、
速度を上げると、どうしてもアルアイレでないと、追いつかなくて、
ここはテンポ優先、作曲者の意図を無視し、ひたすら早く弾いた。

しばらくの間、カルカッシを始め、練習曲からのやり直しを予定し、
その第一弾として、「カルカッシの25の練習曲」から、第3番を、
さらに、似たようなアルペジオの形を、ひたすら早く弾いてみた、
ディアベリ「プレリュード」を、いつもの未完成のままアップです。






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たかが 練習曲 されど練習曲で・・・(^^;
こんにちは~~~いつの間にか 勘違いって多し 思い込みもありますよね。
そして 一日弾かなかったら元にもどるか -!!

>「セゴビア・レパートリー」や、
「ヴィラ・ロボス全曲集」など、次々買っては、どれも中途半端
あぁ 私がそう。

>ディアベリ「プレリュード」
ほんとうだ!こんな方がいたんですね
ソル パガニーニ ジュリアーニなどと並んでいる!!

私も最近練習曲で再発見をたくさんしています。
私なんかは うぬぼれなんかではなくて 弾けない弾けない症候群で
病気になりそうなんだけど、それでも 初心にかえるってとっても大切ですね
痛感しています。

なんだか ほんとうに 心だけが落ち着かず、テキストを買うことで
安心している私がいて、つい昨日も 今までの楽譜を整理したのです。
あらあ こんな楽譜があったんだ 結構いろいろ弾いているから もう一度やった曲を弾き直して 深めていくのもいいなぁって・・・
ばっさり ぜったいひきっこない楽譜、もっても見ないテキスト捨てました。


持っている本で、そして 教則本の中にある、アグアド、カルカッシ、コスト クフナ こんな方々の何小節かのアルペジオや和音だけでも 指が絡まっている状態です。抜けだしたい!!!私もがんばります。
kao | URL | 2013/12/07/Sat 15:53 [編集]
Re: たかが 練習曲 されど練習曲で・・・(^^;
いつも、コメントありがとうございます。


> こんにちは~~~いつの間にか 勘違いって多し 思い込みもありますよね。
そして 一日弾かなかったら元にもどるか -!!



若い頃に比べて、ちょっとさぼっただけで、落差が大きいです。




> >「セゴビア・レパートリー」や、
「ヴィラ・ロボス全曲集」など、次々買っては、どれも中途半端
> あぁ 私がそう。



おそらく、ギターに限らず、楽器をやる人の大半が、
同じような状態で、やりかけの曲が多い気がします。



> >ディアベリ「プレリュード」
> ほんとうだ!こんな方がいたんですね
ソル パガニーニ ジュリアーニなどと並んでいる!!



曲集など見ていると、まだまだ知らずにいた作曲家が多く、
クラシックの歴史の深さを感じるし、興味もつきないです。




> 私も最近練習曲で再発見をたくさんしています。
私なんかは うぬぼれなんかではなくて 弾けない弾けない症候群で
病気になりそうなんだけど、それでも 初心にかえるってとっても大切ですね
痛感しています。



初級向けだと馬鹿にしていた曲でも、けっこう難しかったり、
すごく上達の役に立つと気づき、テキストを振り返ってます。



> なんだか ほんとうに 心だけが落ち着かず、テキストを買うことで
安心している私がいて、つい昨日も 今までの楽譜を整理したのです。
あらあ こんな楽譜があったんだ 結構いろいろ弾いているから もう一度やった曲を弾き直して 深めていくのもいいなぁって・・・
ばっさり ぜったいひきっこない楽譜、もっても見ないテキスト捨てました。



昔の試験勉強だったり、教養を身につけることにしても、
参考書や専門書を買い込んで、それで安心したりします。


> 持っている本で、そして 教則本の中にある、アグアド、カルカッシ、コスト クフナ こんな方々の何小節かのアルペジオや和音だけでも 指が絡まっている状態です。抜けだしたい!!!私もがんばります。



自分の場合、同じ曲ばかりやると、どうしても煮詰まってしまうので、
どんどんとばし、先に進んだりしますが、それでも、この曲だけはと、
何度も戻って練習する曲があり、それで少しは、ましになれるのかと。
ギターマジシャン | URL | 2013/12/07/Sat 17:02 [編集]
こんばんは
ギターマジシャンさん
こんばんは。
今日はまたクラシックギターの本髄に迫る演奏ですね。
ギターマジシャンさんは教則や一流演奏家の奏法など、広い範囲の事柄を自分のものにしておられるのがすごいですね。

感慨も新たに聴かせていただきました。
ST Rocker | URL | 2013/12/07/Sat 17:25 [編集]
Re: こんばんは
> ギターマジシャンさん
こんばんは。
今日はまたクラシックギターの本髄に迫る演奏ですね。
ギターマジシャンさんは教則や一流演奏家の奏法など、広い範囲の事柄を自分のものにしておられるのがすごいですね。



クラシックギターについては、教則本や楽譜を集めたり、
ネットでもいろいろ調べ、知識だけは増えていきますが、
まだまだ実力が伴わなくて、耳学問、畳の上の水練です。


> 感慨も新たに聴かせていただきました。


久しぶりの、純粋なクラシックギターの演奏でして、
それも古典の練習曲なので、ちょっと単調気味です。
ギターマジシャン | URL | 2013/12/07/Sat 18:47 [編集]
羨ましい悩み
昔から一朝一夕には行かないのが稽古事と言われていますが、初心者の私から見ればプロ並みの腕まえのマジッシャンでも満足ゆかないこともあるのですね。
カルカッシの練習曲など手にしたこともないのですがかなり難しそうですね。
今は以前紹介していただいた舟唄に挑戦中です。これが最初の弾ける曲になってくれればうれしいのですが・・・
トミー | URL | 2013/12/07/Sat 19:43 [編集]
Re: 羨ましい悩み
いつも、コメントありがとうございます。


> 昔から一朝一夕には行かないのが稽古事と言われていますが、初心者の私から見ればプロ並みの腕まえのマジッシャンでも満足ゆかないこともあるのですね。


プロ並みと言っていただくには、お恥ずかしい限りで、
それでも、そのレベルを目指し、練習に励んでいます。


> カルカッシの練習曲など手にしたこともないのですがかなり難しそうですね。


古いギター読本を見たら、難易度の目安が書かれて、
この25の練習曲は、中級レベルとされていました。


> 今は以前紹介していただいた舟唄に挑戦中です。これが最初の弾ける曲になってくれればうれしいのですが・・・


この曲は、初級向とは思えない、和音の響きがきれいですし、
ハイポジションの練習にもなって、やりがいのある曲ですね。
ギターマジシャン | URL | 2013/12/07/Sat 22:34 [編集]



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