僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
クラシックギターを練習するようになって、Youtubeで、
プロからアマまで、いろいろな人達の演奏を聴いたり、
クラシックギター関連のブログを探し、あれこれ見たり、
PC依存症を懸念しつつ、楽しい時間を過ごしている。
あれこれとリンクをたどるから、もう一度読みたくても、
何の検索でヒットしたかも、わからないことも多いが、
どこかの記事に、「最近のギタリストは、新曲ばかりで、
古典を研究しない。」と書いてあり、ハッとさせられた。
クラシックギターを弾く以上、プロは当然、アマでさえも、
入門時、古典の、カルカッシ、ソルの練習曲はさらうし、
近代のタレガから、現代のヴィラ・ロボスの曲と併行して、
バロックの曲や、バッハの曲も、必ず通過しているはず。
クラシックのレベルでは、単に練習した、演奏したでは、
レパートリーとは呼べないし、ましてや、研究となったら、
楽典の分析など、かなり深く掘り下げなくてはいけない、
という恐るべき深淵を見せられたようで、認識を新たに。
ロックやブルース、ジャズは、歴史が浅いせいもあって、
例えば、チャック・ベリーや、ロバート・ジョンソンだったり、
チャーリー・クリスチャンへと遡り、研究していなければと、
若手ギタリストへの批評で、言及することは、そうはない。
自分の場合は、わりとジャンルとかへの節操がないから、
ロックにしても、ジャズにしても、研究とは縁遠いものの、
アコースティックブルースから、黎明期のジャズギターに、
フュージョン、ハイテクのロックギターと、幅は広いつもり。
ただ、クラシックギターとなると話は別で、基礎練習だけは、
毎日続けているが、ソル、タレガの曲は、数曲弾いた程度、
TVで流れる新しめの曲を、弾けそうな部分だけ、やったり、
最近など、ポピュラーギターの名のもと、軽めの曲ばかり。
唯一、20才頃に通ったギター教室で、教材として習った、
バッハの曲集は、折に触れ、何曲か繰り返し弾いていて、
それぞれ、前半部くらいは、今でも暗譜ができているので、
演奏レベルはともかく、自分にとって、掘り下げている曲。
小澤征爾が、NHKニュースに生出演した際、病気療養中、
指揮ができない分、勉強する時間があり、若い頃以上に、
楽譜をうんと読めたと、熱く語って、あの世界のオザワでも、
まだまだスコアから、読み取ることがあるのだと、感動した。
一番すごいのは作曲家であって、指揮者は、楽譜を読み、
この曲を俺はこう思う、みんなはどう思うと、オケの団員に、
投げかけて、曲を作り上げて、聴衆に届けていくと語って、
とにかく説得力があり、貴重な話が聞けたと、感慨に浸る。
自分は演奏に際して、曲の暗譜さえ、できていないうえ、
テクニックが追いつかなかったり、単純ミスも多いのだが、
せめて、多くの人の演奏や、別の楽器の演奏を参考にし、
どう歌わせるか、強弱やテンポはどうか、意識することに。
ギター教室で習った、阿部保夫編曲の「バッハ曲集」には、
チェロ組曲からもいくつか載っていて、チェロの曲としては、
サン・サーンス「白鳥」に次いで、有名な「プレリュード」は、
バッハからのギター編曲としても、かなり、よく耳にする曲。
ニ長調に移調した、セゴビアの編曲が、元祖とも言えるが、
2拍目と4拍目に、八分音符での低音を、付け加えていて、
「クラシックギターのしらべ」も同様だが、自分には難しくて、
チェロ譜のままの、阿部保夫の編曲で、昔から弾いている。
クリストファー・パークニングは、セゴビアの愛弟子なので、
録音では、セゴビア編だったり、ポンセ編曲で演奏するが、
自著による教則本では、初級者への考慮か、低音は省略し、
阿部保夫と、運指が少し違うものの、これが原曲に忠実か。
テレビCMや、ヒーリング・ミュージックのCDでおなじみで、
セゴビアを主とするギター編曲でも、耳にすることが多い曲、
J.S.バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番~プレリュード」を、
昔からの阿部保夫編で、通常より、かなり遅いテンポです。
プロからアマまで、いろいろな人達の演奏を聴いたり、
クラシックギター関連のブログを探し、あれこれ見たり、
PC依存症を懸念しつつ、楽しい時間を過ごしている。
あれこれとリンクをたどるから、もう一度読みたくても、
何の検索でヒットしたかも、わからないことも多いが、
どこかの記事に、「最近のギタリストは、新曲ばかりで、
古典を研究しない。」と書いてあり、ハッとさせられた。
クラシックギターを弾く以上、プロは当然、アマでさえも、
入門時、古典の、カルカッシ、ソルの練習曲はさらうし、
近代のタレガから、現代のヴィラ・ロボスの曲と併行して、
バロックの曲や、バッハの曲も、必ず通過しているはず。
クラシックのレベルでは、単に練習した、演奏したでは、
レパートリーとは呼べないし、ましてや、研究となったら、
楽典の分析など、かなり深く掘り下げなくてはいけない、
という恐るべき深淵を見せられたようで、認識を新たに。
ロックやブルース、ジャズは、歴史が浅いせいもあって、
例えば、チャック・ベリーや、ロバート・ジョンソンだったり、
チャーリー・クリスチャンへと遡り、研究していなければと、
若手ギタリストへの批評で、言及することは、そうはない。
自分の場合は、わりとジャンルとかへの節操がないから、
ロックにしても、ジャズにしても、研究とは縁遠いものの、
アコースティックブルースから、黎明期のジャズギターに、
フュージョン、ハイテクのロックギターと、幅は広いつもり。
ただ、クラシックギターとなると話は別で、基礎練習だけは、
毎日続けているが、ソル、タレガの曲は、数曲弾いた程度、
TVで流れる新しめの曲を、弾けそうな部分だけ、やったり、
最近など、ポピュラーギターの名のもと、軽めの曲ばかり。
唯一、20才頃に通ったギター教室で、教材として習った、
バッハの曲集は、折に触れ、何曲か繰り返し弾いていて、
それぞれ、前半部くらいは、今でも暗譜ができているので、
演奏レベルはともかく、自分にとって、掘り下げている曲。
小澤征爾が、NHKニュースに生出演した際、病気療養中、
指揮ができない分、勉強する時間があり、若い頃以上に、
楽譜をうんと読めたと、熱く語って、あの世界のオザワでも、
まだまだスコアから、読み取ることがあるのだと、感動した。
一番すごいのは作曲家であって、指揮者は、楽譜を読み、
この曲を俺はこう思う、みんなはどう思うと、オケの団員に、
投げかけて、曲を作り上げて、聴衆に届けていくと語って、
とにかく説得力があり、貴重な話が聞けたと、感慨に浸る。
自分は演奏に際して、曲の暗譜さえ、できていないうえ、
テクニックが追いつかなかったり、単純ミスも多いのだが、
せめて、多くの人の演奏や、別の楽器の演奏を参考にし、
どう歌わせるか、強弱やテンポはどうか、意識することに。
ギター教室で習った、阿部保夫編曲の「バッハ曲集」には、
チェロ組曲からもいくつか載っていて、チェロの曲としては、
サン・サーンス「白鳥」に次いで、有名な「プレリュード」は、
バッハからのギター編曲としても、かなり、よく耳にする曲。
ニ長調に移調した、セゴビアの編曲が、元祖とも言えるが、
2拍目と4拍目に、八分音符での低音を、付け加えていて、
「クラシックギターのしらべ」も同様だが、自分には難しくて、
チェロ譜のままの、阿部保夫の編曲で、昔から弾いている。
クリストファー・パークニングは、セゴビアの愛弟子なので、
録音では、セゴビア編だったり、ポンセ編曲で演奏するが、
自著による教則本では、初級者への考慮か、低音は省略し、
阿部保夫と、運指が少し違うものの、これが原曲に忠実か。
テレビCMや、ヒーリング・ミュージックのCDでおなじみで、
セゴビアを主とするギター編曲でも、耳にすることが多い曲、
J.S.バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番~プレリュード」を、
昔からの阿部保夫編で、通常より、かなり遅いテンポです。
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![]() オーケストラの話はよく聞きますよね。
どうしても指揮者の解釈が優先するあまり、カラヤンの様に独裁者的になってしまいますよね。 ただ、多くの優秀な奏者をひとつにまとめる事を考えると指揮者の絶対の指示が、必要不可欠なんでしょうね。 それにしても、人の気持は確実に音に出ますよね。 逆に奏者側が指揮者を解雇なんんて事例もあるくらいですから難しいですよね。 早い話が1個のバンドに全権を持つメンバーが居るような感じでしょうか。 昔”オーケストラ・リハーサル”なんて映画があって面白かったのを思い出します。 小澤征爾の話は深いですよね。いい話ですね。 阿部保夫の名前も忘れてましたが、久し振りに聞きました。 懐かしいですね。 では。 ![]() MIDIを始めたころに、ブラス経験のある私が感じたこと、そしてリアルに表現
させること、まるで楽譜(作曲者)と指揮者&演奏者の話にまで私の中で は発展しました。そのことを思い出します。 今、ギターの生音での録音をしながら、発音の大切さを噛みしめているとこ ろです。マジシャンさんの記事の内容をしみじみ感じながら、良い勉強をさ せてもらっています。もちろん裾の辺りぐらいまでですけどね。(笑) ロッシー | URL | 2013/06/30/Sun 00:36 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> オーケストラの話はよく聞きますよね。 どうしても指揮者の解釈が優先するあまり、カラヤンの様に独裁者的になってしまいますよね。 ただ、多くの優秀な奏者をひとつにまとめる事を考えると指揮者の絶対の指示が、必要不可欠なんでしょうね。 それにしても、人の気持は確実に音に出ますよね。 同じオーケストラでも、指揮者が変わると、演奏が変わったり、 逆に、誰が指揮しても、ほとんど変わらないオケもあったりと、 力関係を反映しているようで、人間らしさを感じる音の差です。 > 逆に奏者側が指揮者を解雇なんんて事例もあるくらいですから難しいですよね。 早い話が1個のバンドに全権を持つメンバーが居るような感じでしょうか。 昔”オーケストラ・リハーサル”なんて映画があって面白かったのを思い出します。 その映画は知らなかったのですが、先ほどネットで調べたら、 フェリーニの作品で、ドキュメントに見せかけて、指揮者と、 オケの関係を皮肉ったような内容で、面白そうな映画ですね。 > 小澤征爾の話は深いですよね。いい話ですね。 阿部保夫の名前も忘れてましたが、久し振りに聞きました。 懐かしいですね。 小澤征爾は、「ボクの音楽武者修行」のエッセイを始め、 すごく納得できて、参考になる話が多くて、良いです。 > では。 Les Paul L-5さんのブログが、久しぶりに再開されると、 興味のある記事が、どんどんアップされ、次も楽しみです。 ギターマジシャン | URL | 2013/06/30/Sun 00:53 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> MIDIを始めたころに、ブラス経験のある私が感じたこと、そしてリアルに表現 させること、まるで楽譜(作曲者)と指揮者&演奏者の話にまで私の中で は発展しました。そのことを思い出します。 ブラスの経験があるのでしたら、まさに実体験の話でしょうし、 作曲、演奏もされているのだから、より深いところでしょうね。 > 今、ギターの生音での録音をしながら、発音の大切さを噛みしめているとこ ろです。マジシャンさんの記事の内容をしみじみ感じながら、良い勉強をさ せてもらっています。もちろん裾の辺りぐらいまでですけどね。(笑) 毎度ながら、記事の内容は、自分への戒めを含むところが多くて、 実際には、できていないことだらけで、お恥ずかしい限りです…。 ギターマジシャン | URL | 2013/06/30/Sun 00:59 [編集]
![]() 和音の音色がとてもきれいです。
抒情的で、軽快かつ、すがすがしいイメージに感じました。 ギターマジシャンさんの最近の演奏は、より安定感が増してますね! 原曲のチェロの演奏はどうなの?と聴くと、弓で弾くので粘りのある強烈な個性の音色で驚きました。 バロック音楽の集大成がバッハなんですね。作曲自体がテクニカルです。 リッチーエリックボーン・ペイジリックス | URL | 2013/06/30/Sun 14:10 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> 和音の音色がとてもきれいです。 抒情的で、軽快かつ、すがすがしいイメージに感じました。 ギターマジシャンさんの最近の演奏は、より安定感が増してますね! セゴビアがニ長調にしたことで、開放弦の美しい響きが鳴らせて、 ギターならではの編曲となって、メジャーの和音も生きています。 このところは、毎日、クラシックギターを練習し続けているので、 少しずつ技術面も克服できてきて、多少は安定してきたようです。 > 原曲のチェロの演奏はどうなの?と聴くと、弓で弾くので粘りのある強烈な個性の音色で驚きました。 バロック音楽の集大成がバッハなんですね。作曲自体がテクニカルです。 チェロの演奏は、どことなく荘厳な響きもしていて、ギターより、 オクターブ低いのですが、弓で奏でる分、音の伸びも違いますね。 ギターマジシャン | URL | 2013/06/30/Sun 19:50 [編集]
![]() きれいにまとまっていますねぇ~~
>バロックの曲や、バッハの曲も、必ず通過しているはず それが・・・とおっていないんです(笑) で、とにかく あぁ きれいにまとめているなぁって そんな単純な感想しか言えません。 いつも 原曲を意識されるギターマジシャンさん さすがです。私も ピアノであろうが、チェロであろうが、かまなわい、原曲と対比しながら、ギター譜を読みなさい。そこから学べとお師匠さんに 注意されます。 でも 注意されても ?・・)状態です。 なにがきれいって ベース音の上に音がきれいに 歌いながらのかっていることでしょうか? バッハの曲って 音をつなげるのも 難しいし、フレーズをどうとらえようかと悩むし、ましてや ベースや上部の音は 弾けても、 内側に流れる音を しっかり出すのは難しような印象を持っています。 一度だけ アンナのための メヌエットをトライして 途中 こんな難しいのは×だーーと挫折した kaoの バッハ観でした 素敵な曲をきかせていただいて そのまま 気持ちよくって おやすみなさい~~ ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> きれいにまとまっていますねぇ~~ >>バロックの曲や、バッハの曲も、必ず通過しているはず それが・・・とおっていないんです(笑) > で、とにかく あぁ きれいにまとめているなぁって そんな単純な感想しか言えません。 ロックやジャズと違い、クラシックギターに関しては、 かくあるべしみたいな思い込みが、自分は激しいので、 誰もがバッハを通るとは、勝手に決めつけすぎですね。 > いつも 原曲を意識されるギターマジシャンさん さすがです。私も ピアノであろうが、チェロであろうが、かまなわい、原曲と対比しながら、ギター譜を読みなさい。そこから学べとお師匠さんに 注意されます。 > でも 注意されても ?・・)状態です。 ギター譜の読み込みは難しくて、自分勝手に解釈しがちなので、 なるべく多くのギタリストの演奏や、ピアノからの編曲ならば、 原曲の演奏を聴くのですが、なかなか演奏には反映しないです。 > なにがきれいって ベース音の上に音がきれいに 歌いながらのかっていることでしょうか? > バッハの曲って 音をつなげるのも 難しいし、フレーズをどうとらえようかと悩むし、ましてや ベースや上部の音は 弾けても、 内側に流れる音を しっかり出すのは難しような印象を持っています。 一度だけ アンナのための メヌエットをトライして 途中 こんな難しいのは×だーーと挫折した kaoの バッハ観でした この曲は、6弦をDに下げて、通奏低音にしているので、 消音を意識せずに鳴らしたまま、メロディを弾いていて、 他の曲に比べると、ベース音が良い感じに鳴らせてます。 有名なメヌエットは、ピアノ(チェンバロ)の曲なので、 左右の手で、メロディを対位法のように、かけあうから、 ギターで弾くとなると、かなり難しいように感じますね。 > 素敵な曲をきかせていただいて そのまま 気持ちよくって おやすみなさい~~ お聴きいただき、ありがとうございます。 眠りを妨げない演奏であれば、幸いです。 ギターマジシャン | URL | 2013/07/05/Fri 02:44 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> トーンがめちゃキレイです。 ガットギターの音色って、本当清々しい感じがします。(^_^) ガットギターのナイロン弦による、やわらかい音色だったり、 アコギのスティール弦の、シャリーンと鈴が鳴るような音と、 それぞれの特徴的な音が好きで、使い分けて練習しています。 ギターマジシャン | URL | 2013/07/06/Sat 07:40 [編集]
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