僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
村治佳織の名演、ヨーク「サンバースト」は、ゆっくりでも弾けない
今日では、若手ギタリストの、定番レパートリーとなった、
「サンバースト」だが、自分がこの曲を知ったのは、99年、
村治佳織の「カヴァティーナ」を買ったとき、1曲目にあり、
開放弦のスラーが特徴的で、今までにない曲調と思った。

当然、作曲したアンドリュー・ヨークも、まったく知らなくて、
本人が曲を録音した86年どころか、大御所ギタリストの、
ジョン・ウィリアムスが89年に録音して、話題となったこと、
以後、取り上げられるようになったことさえ、知らなかった。

いつものことだが、この曲が気に入り、、楽譜を探したが、
ヨークのことも調べると、ウィンダム・ヒルズ・レーベルから、
新進ギタリストの紹介を兼ねて、88年に出されたベスト盤、
「ギター・サンプラー」でも、参加、演奏していた人とわかる。

この中で、ヨークが演奏した曲は、「アンデシー」なのだが、
このCDを買ったときには、まったく印象に残らなかったし、
「サンバースト」を知り、棚から探して、聴き直した時でさえ、
デヴィッド・カレンの曲の方を、ヨークの曲だと、勘違いした。

ウィンダム・ヒルズギタリストと言ったら、思い浮かぶのは、
創立者のウィリアム・アッカーマンや、マイケル・ヘッジス、
アレックス・デ・グラッシで、それぞれの楽譜も出ているが、
クラシックギタリストが、演奏することは、まずないと言える。

何をもって、ある曲が、クラシックギターのレパートリーとされ、
ギタリスト達に演奏されていくのか、自分には、よくわからず、
御大ジョン・ウィリアムスの、お目に(お耳に)かなうかどうか、
というのは極論だが、クラシック音楽の定義自体、難しい。

ヘッジスらの曲が、スチール弦で、変則チューニングだから、
ガットギターのクラシック奏者からは、敬遠されると思いきや、
「サンバースト」は、1と6弦を、EからD音に下げる変則だし、
ヨーク本人の86年の初録音は、スティール弦による演奏だ。

こうなると、現代曲を、クラシックのジャンルとする要素は何か、
みたいな壮大な話にもなり、専門家の分析もあるのだろうが、
ブーニンあたりが、坂本龍一や久石譲の曲を録音でもしたら、
クラシック奏者は、こぞって演奏するか、想像するのも楽しい。

それで、「サンバースト」の楽譜を探した話だが、99年頃は、
輸入ピースしかないうえに、この1曲だけで2千円もしていて、
それでも弾きたいから、意を決して、渋谷のヤマハへ行くと、
自分同様に、村治佳織の影響を受けてか、売り切れていた。

その後、アコギの方に気合が入り、この曲のことも忘れた頃、
掲示板だか質問箱で、リットー「クラシックギターのしらべ」に、
載っているとの情報があり、アコギ関連で、何冊か買い集めた、
「ソロギターのしらべ」に、クラシックギター版があると知った。

このクラシックギターのシリーズは、目玉の曲とでもいうのか、
輸入ピースでしか入手できない曲が、1・2曲収録されていて、
続く4冊も買った程で、ある意味、「サンバースト」のおかげで、
このシリーズと出会えたわけで、1曲から世界が広がっていく。

いざ練習を始めたものの、クラシックギターでは、よく出てくる、
6弦をDに下げるのさえ、面倒な自分は、1弦も下げるとなると、
基礎練習や他の曲を弾くたび、調弦し直すのが、嫌になって、
曲の雰囲気だけつかむと、満足したし、ほとんど弾かなくなる。

今回はアップに向け、集中的に、この曲を練習することにして、
ウォーミングアップの、アルペジオや、スケール練習の時でも、
調弦を戻さないままにし、出てくる音程が違っても、気にせず、
このあたり、絶対音階のないアバウトさが、逆の強みだろうか。

この曲はテンポが早く、譜面で指定されたアレグロの速さは、
一般には、1拍=120前後だが、プロの演奏は、もっと速くて、
若手の木村大が弾く、200は例外として、ヨーク本人や村治、
福田進一も、およそ160くらいで弾き、自分には無理な速度。

自分は、120でも、つっかえつっかえで、ろく弾けないうえに、
次第に遅れて100以下になるので、今回の録音に当たって、
メトロノームで145に合わせるが、かなり厳しくて、それでも、
テンポを落とすと、別の曲みたいだから、強引に弾ききった。

中間部で、5~7フレットで、開放弦とのプリングオフを繰り返し、
ロックのライトハンド奏法のような、音程変化を作り出すあたり、
ヨークの得意とするパターンなのか、他の曲でも使われるが、
ここも難関で、一つ一つの音が、なかなか、きちんと出せない。

やはり、ゆっくりでないと無理で、メトロノームの音にせかされ、
慌てて弾くから、音色も汚くなる一方だと、録音をやり直すが、
自分のテンポでは、情けないくらい遅く、ミスは相変わらずで、
まだ旧テイクが、ましという、実力以上の難曲は、選曲ミスか。

ギタリストのアンドリュー・ヨークが、作曲・自演もした代表曲で、
村治佳織の演奏、さらにはCM起用で、人気となった名曲の、
「サンバースト」を、一般に弾かれる速さより、かなり遅くして、
今の自分のレベルでは、いっぱい、いっぱいの演奏となります。




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軽快でテクニカルな曲ですね。難しい曲にチャレンジされていて、所々詰まり気味(笑)の部分もありますが、全体的に弾きこなされてると思います。いや〜難しそうな曲です。でも凄くいいです。
mar | URL | 2013/05/04/Sat 17:54 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。


> 軽快でテクニカルな曲ですね。難しい曲にチャレンジされていて、所々詰まり気味(笑)の部分もありますが、全体的に弾きこなされてると思います。いや〜難しそうな曲です。でも凄くいいです。



まだまだ演奏するには、かなり無理があって、よくYoutubeコメントにある、
「もっと、ゆっくりから始めて」「まだ弾けるレベルにない」という指摘が、
まんま、あてはまる演奏で、今後も練習して、いずれまたアップしたいです。
ギターマジシャン | URL | 2013/05/04/Sat 18:42 [編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
| | 2013/05/04/Sat 23:23 [編集]
Re:
いつも、コメントありがとうございます。


限定配信の演奏を聴かせていただきました。

また、拍数についてのコメントも、ありがとうございます。


ギターマジシャン | URL | 2013/05/05/Sun 13:11 [編集]
解放弦と複数弦の和音が美しく、軽快な曲ですね。
テンポも落とされての演奏だそうですが、それでも速くとても難しそうです。
ソロ演奏なのに、厚みのあるとってもいい演奏です。
リッチーエリックボーン | URL | 2013/05/05/Sun 21:25 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。


> 解放弦と複数弦の和音が美しく、軽快な曲ですね。
テンポも落とされての演奏だそうですが、それでも速くとても難しそうです。
ソロ演奏なのに、厚みのあるとってもいい演奏です。



クラシックよりは、ニューエイジ系のソロギターという感じで、
明るく躍動感のある曲で、開放弦とハンマリングが決めてです。

テンポを落としても、ほとんど弾けないほど、難易度が高くて、
楽々とテンポを上げて弾いてしまう、クラシックギタリストの、
底力おそるべしで、とにかく地道に、基礎練習をやり続けます。
ギターマジシャン | URL | 2013/05/05/Sun 23:19 [編集]
今回も難解な曲にチャレンジされており、
凄いです!
いつも感じるのですが、音色が凄く凛としていて、
細かなミスなど気になりません。
っていうか、凄く難しいですよね!?この曲も!

少しずつ、技術的な壁を征服され、
数年後には巨匠と呼ばれる存在になるかもしれませんね!
よねちゃん | URL | 2013/05/07/Tue 05:49 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。


> 今回も難解な曲にチャレンジされており、
凄いです!
いつも感じるのですが、音色が凄く凛としていて、
細かなミスなど気になりません。
っていうか、凄く難しいですよね!?この曲も!



おそらく、中級から上級にかけてくらいのレベルの曲なので、
初級の上くらいの、今の自分には、かなりつらいレベルです。


> 少しずつ、技術的な壁を征服され、
数年後には巨匠と呼ばれる存在になるかもしれませんね!



巨匠は無理でしょうが、この年齢でも、毎日練習していけば、
技術面でも、まだまだ進歩できると信じて、がんばります!
ギターマジシャン | URL | 2013/05/07/Tue 07:02 [編集]
いいですね。
クラシック路線突き進んでいる事、羨ましいですね。

早く弾くとかより、クラシック・ギターは表現力や説得力に重きを置いてもいいと思いますよ。
私は昔、アルハンブラの想い出のトレモロを、納得するようにゆっくり弾く村治女史の映像をみた事があります。
やはり、しっかりとした表現力でした。
女史の師匠の、福田進一郎氏も並外れた表現力を持っていますし。

女史は最近、男性ギタリストの様に弾こうとしているように見えてしまいます。
あまり、いい演奏には聞こえませんでした。
アイドルっぽさを脱却しようとして来た過程で、妙に力が入ってしまったんんでしょうか?
私はアイドルである事になんら悪い事は無いと思いますが、ご本人は重荷に感じているんでしょうね。

これからも見守りたいなんて勝手に思う、中年でした。(苦笑)

Les Paul L-5 | URL | 2013/05/08/Wed 23:52 [編集]
Re: いいですね。
いつも、コメントありがとうございます。


> クラシック路線突き進んでいる事、羨ましいですね。


しばらくは、クラシックギター中心に練習して、気分転換に、
アコギの曲だったり、たまにはエレキを弾こうと思ってます。



> 早く弾くとかより、クラシック・ギターは表現力や説得力に重きを置いてもいいと思いますよ。
私は昔、アルハンブラの想い出のトレモロを、納得するようにゆっくり弾く村治女史の映像をみた事があります。
やはり、しっかりとした表現力でした。
女史の師匠の、福田進一郎氏も並外れた表現力を持っていますし。




おっしゃるとおり、アルハンブラは、勢いだけで早く弾くよりも、
ゆっくりと、粒をそろえたトレモロの方が、聴かせる演奏ですね。

また、お二人とも、ギターをすごく歌わせる表現力の持ち主です。



> 女史は最近、男性ギタリストの様に弾こうとしているように見えてしまいます。
あまり、いい演奏には聞こえませんでした。
アイドルっぽさを脱却しようとして来た過程で、妙に力が入ってしまったんんでしょうか?
私はアイドルである事になんら悪い事は無いと思いますが、ご本人は重荷に感じているんでしょうね。



かわいこちゃんアイドルとは、当然違いますが、端正な演奏で、
見た目も美しい、華麗なアイドルで良いと、自分も思ってます。


> これからも見守りたいなんて勝手に思う、中年でした。(苦笑)



ヤングギターに載った高校生が、立派になったと感じる自分も、
演奏はもとより、その動向も含めて、注目していくつもりです。
ギターマジシャン | URL | 2013/05/09/Thu 00:28 [編集]
す、すごい・・・(゚д゚)!
確かに細かいミスはあるのかもしれませんが、めっちゃ音色もキレイですし、素晴らしいです。(^^♪
TK | URL | 2013/05/11/Sat 11:17 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。

> す、すごい・・・(゚д゚)!
確かに細かいミスはあるのかもしれませんが、めっちゃ音色もキレイですし、素晴らしいです。(^^♪



この曲自体の持つ魅力というか、開放弦を生かした編曲が見事で、
多少のミスがあっても、聴かせてしまうところがあると思います。

右の爪を伸ばして、手入れをしつつ、音を探っている状態なので、
音色をほめていただき、すごく嬉しくて、さらに磨きをかけます。
  (実際に、紙やすりで、毎日爪を磨いています)
ギターマジシャン | URL | 2013/05/11/Sat 11:52 [編集]



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