僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
癒し系、ヒーリングミュージックの代表格と言ったら、
エリック・サテイ作曲の、「ジムノペディ第1番」だが、
この曲を最初に聴いたのは、本来のピアノ版でなく、
「スカイ」というバンドの、シンセ中心の演奏だった。
スカイは、クラシックギターの貴公子と呼ばれた天才、
ジョン・ウィリアムスによる、自称(?)ロックバンドで、
ギター、シンセ、ベース、ドラムというメンバーと共に、
自らも、エレガットに加え、エレキギターまでも奏でた。
御大アンドレス・セゴビアは、南米パラグアイの天才、
バリオスの曲を、音楽的水準が低いと、否定した際、
「彼はスチール弦のギターを弾く」とも、非難したから、
愛弟子がエレキギターを弾くのを、どう思っていたか。
スカイは、有名なバッハ「トッカータとフーガ」を編曲し、
それがヒットしたが、FMの来日特集を聴いていたとき、
「ジムノペディ第1番」が、メジャー7thのコードの響きと、
ゆったりとしたシンセのメロディで、すごく印象に残った。
当時、ドビュッシー「月の光」が載っているからと買った、
輸入楽譜「パークニング・アンド・ギター」の、第2巻には、
「ジムノペディ」全3曲のギター編曲も、ちょうど出ていて、
ピアノ演奏は聴かないまま、譜面を見ながら弾いてみた。
この曲を、本来のピアノ演奏で聴いたのは、かなり後で、
89年に、小学館「CDブック・クラシックイン」シリーズが、
解説書付の3枚組で、隔月ごとに出て、話題になった際、
少しはクラシックを聴いてみようかと、買った中にあった。
近年流行、毎週1枚ずつCD付で出す雑誌の元祖だが、
今では、ありえないような、3枚組で7千円という高額で、
それでも、当時は、CD1枚が、3~4千円していたから、
得したような気になり、全13組のうち、7組を買っている。
ピアノ演奏は、かつての流行語、クリスタルではないが、
すごく透明な響きがして、当然ながら、ギターに比べて、
オクターブ高い音で、ころがるように、メロディが流れて、
伴奏の和音も、低い音域から、中間の音域へ飛び移り、
そのうえ、和音が持続しつつ、メロディと溶け合っていた。
やはり、ギターとピアノだと、ぜんぜん違うなと思いつつ、
ないものねだりではないが、何とか雰囲気が出せないか、
あるいは、ギターならではの響き、音色を生かせないか、
他のピアノ曲も含めて、楽譜や模範演奏を探したりする。
今も残る、カワイの電子ピアノを買ったとき、もらった楽譜は、
10曲程度しかない薄い冊子だが、「ジムノペディ」があり、
試しにピアノで弾いてみると、どうやっても指が届かなくて、
連弾のアレンジかと友人に話すと、ペダルを使うと教わる。
左手で低音を弾いた後に、ペダルを踏むと、音が残るので、
また左手で和音を弾いて、高音部のメロディは右手で弾く、
何も難しいことなど、していないよと、友人には言われたが、
これじゃあ、ギター1本で、再現できるわけもないと、納得。
そんなことを思い出しつつ、今回、パークニングの編曲で、
少しでも、雰囲気を出そうと、練習してると、子供たちから、
「ディズニーの曲?」と言われ、昔見た幼児向けビデオで、
図形を覚えるアニメあたりで、すごく効果的に流れていた。
それは、シンセだか、電子ピアノの音色だった気がするが、
ギターでの演奏を聴いたのは、クレジャンスによる編曲を、
村治佳織が、アルバム「リュミエール」で弾いてたくらいで、
今回、どうせだからと、パークニングのCDを見つけて買う。
セゴビアからも賞賛された、クリストファー・パークニングの、
演奏自体、初めて聴いたが、バッハの曲の、音色の見事さ、
端正な演奏は素晴らしく、買って大満足のベスト盤だったし、
「ジムノペディ」も、ギターの響きを生かしきった名演だった。
ただ、自分が昔から弾いているよりも、かなり早いテンポで、
細かい話だが、手持ちのピアノ版は、3分9秒と3分11秒、
村治佳織が3分24秒のところ、パークニングは2分47秒と、
かなり早いが、Youtubeで聴いても、テンポは様々のよう。
ただ、自分の場合は、4分という、かなり遅いテンポになり、
自分の得意というか、慣れたテンポに収束してしまうようで、
早い曲は、その慣れたテンポの倍に近づき、無理が発生し、
遅い曲は間延びして、こうした点も、これからの練習課題。
他の曲だが、早いフレーズが弾けず、ゆっくりから始めたら、
少しずつ、スピードを上げるのができず、倍速になりがちで、
子供のメトロノームを借りたら、音がうるさいと家族から不評、
電子メトロノームを買ったので、夜中でも、リズム練習が可。
癒し系音楽の筆頭、エリック・サティ「ジムノペディ第1番」の、
クリストファー・パークニングに編曲による、ギター演奏ですが、
パークニングや、一般のピアノ演奏よりも、はるかに遅くなり、
かなり間延びしつつ、眠くなるには最適かと(?)アップです。
エリック・サテイ作曲の、「ジムノペディ第1番」だが、
この曲を最初に聴いたのは、本来のピアノ版でなく、
「スカイ」というバンドの、シンセ中心の演奏だった。
スカイは、クラシックギターの貴公子と呼ばれた天才、
ジョン・ウィリアムスによる、自称(?)ロックバンドで、
ギター、シンセ、ベース、ドラムというメンバーと共に、
自らも、エレガットに加え、エレキギターまでも奏でた。
御大アンドレス・セゴビアは、南米パラグアイの天才、
バリオスの曲を、音楽的水準が低いと、否定した際、
「彼はスチール弦のギターを弾く」とも、非難したから、
愛弟子がエレキギターを弾くのを、どう思っていたか。
スカイは、有名なバッハ「トッカータとフーガ」を編曲し、
それがヒットしたが、FMの来日特集を聴いていたとき、
「ジムノペディ第1番」が、メジャー7thのコードの響きと、
ゆったりとしたシンセのメロディで、すごく印象に残った。
当時、ドビュッシー「月の光」が載っているからと買った、
輸入楽譜「パークニング・アンド・ギター」の、第2巻には、
「ジムノペディ」全3曲のギター編曲も、ちょうど出ていて、
ピアノ演奏は聴かないまま、譜面を見ながら弾いてみた。
この曲を、本来のピアノ演奏で聴いたのは、かなり後で、
89年に、小学館「CDブック・クラシックイン」シリーズが、
解説書付の3枚組で、隔月ごとに出て、話題になった際、
少しはクラシックを聴いてみようかと、買った中にあった。
近年流行、毎週1枚ずつCD付で出す雑誌の元祖だが、
今では、ありえないような、3枚組で7千円という高額で、
それでも、当時は、CD1枚が、3~4千円していたから、
得したような気になり、全13組のうち、7組を買っている。
ピアノ演奏は、かつての流行語、クリスタルではないが、
すごく透明な響きがして、当然ながら、ギターに比べて、
オクターブ高い音で、ころがるように、メロディが流れて、
伴奏の和音も、低い音域から、中間の音域へ飛び移り、
そのうえ、和音が持続しつつ、メロディと溶け合っていた。
やはり、ギターとピアノだと、ぜんぜん違うなと思いつつ、
ないものねだりではないが、何とか雰囲気が出せないか、
あるいは、ギターならではの響き、音色を生かせないか、
他のピアノ曲も含めて、楽譜や模範演奏を探したりする。
今も残る、カワイの電子ピアノを買ったとき、もらった楽譜は、
10曲程度しかない薄い冊子だが、「ジムノペディ」があり、
試しにピアノで弾いてみると、どうやっても指が届かなくて、
連弾のアレンジかと友人に話すと、ペダルを使うと教わる。
左手で低音を弾いた後に、ペダルを踏むと、音が残るので、
また左手で和音を弾いて、高音部のメロディは右手で弾く、
何も難しいことなど、していないよと、友人には言われたが、
これじゃあ、ギター1本で、再現できるわけもないと、納得。
そんなことを思い出しつつ、今回、パークニングの編曲で、
少しでも、雰囲気を出そうと、練習してると、子供たちから、
「ディズニーの曲?」と言われ、昔見た幼児向けビデオで、
図形を覚えるアニメあたりで、すごく効果的に流れていた。
それは、シンセだか、電子ピアノの音色だった気がするが、
ギターでの演奏を聴いたのは、クレジャンスによる編曲を、
村治佳織が、アルバム「リュミエール」で弾いてたくらいで、
今回、どうせだからと、パークニングのCDを見つけて買う。
セゴビアからも賞賛された、クリストファー・パークニングの、
演奏自体、初めて聴いたが、バッハの曲の、音色の見事さ、
端正な演奏は素晴らしく、買って大満足のベスト盤だったし、
「ジムノペディ」も、ギターの響きを生かしきった名演だった。
ただ、自分が昔から弾いているよりも、かなり早いテンポで、
細かい話だが、手持ちのピアノ版は、3分9秒と3分11秒、
村治佳織が3分24秒のところ、パークニングは2分47秒と、
かなり早いが、Youtubeで聴いても、テンポは様々のよう。
ただ、自分の場合は、4分という、かなり遅いテンポになり、
自分の得意というか、慣れたテンポに収束してしまうようで、
早い曲は、その慣れたテンポの倍に近づき、無理が発生し、
遅い曲は間延びして、こうした点も、これからの練習課題。
他の曲だが、早いフレーズが弾けず、ゆっくりから始めたら、
少しずつ、スピードを上げるのができず、倍速になりがちで、
子供のメトロノームを借りたら、音がうるさいと家族から不評、
電子メトロノームを買ったので、夜中でも、リズム練習が可。
癒し系音楽の筆頭、エリック・サティ「ジムノペディ第1番」の、
クリストファー・パークニングに編曲による、ギター演奏ですが、
パークニングや、一般のピアノ演奏よりも、はるかに遅くなり、
かなり間延びしつつ、眠くなるには最適かと(?)アップです。
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|
![]() この曲はプリンセスプリンセスのライブのエンディングのSEで
使われていてクラシックっぽいとは思いましたが、最近の曲とばかり思っていました。 ジョン・ウィリアムスはスターウォーズの映画で知りましたが、 ギターを弾いていたのは初めて知りました。 ギターマジシャンさんのギターは、とても味わいのある演奏で雰囲気が良く出ています。 自分に無いテンポで弾くのは至難の業ですね。 リッチーエリックボーン・ペイジリックス | URL | 2013/04/13/Sat 21:14 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> この曲はプリンセスプリンセスのライブのエンディングのSEで 使われていてクラシックっぽいとは思いましたが、最近の曲とばかり思っていました。 Youtubeのピアノ演奏のコメント欄に、プリンセスプリンセスの、 ライブのことが書かれていて、それだけ有名な曲なんでしょうね。 > ジョン・ウィリアムスはスターウォーズの映画で知りましたが、 ギターを弾いていたのは初めて知りました。 実は、作曲家のジョン・ウィリアムスと、ギタリストのジョンとは、 同姓同名の別人でして、自分は逆パターンで、セゴビアの愛弟子が、 スターウォーズとかの映画音楽までやるのかと、勘違いしてました。 > ギターマジシャンさんのギターは、とても味わいのある演奏で雰囲気が良く出ています。 自分に無いテンポで弾くのは至難の業ですね。 ちょっとテンポが遅すぎて、早くすれば良かったと思うのですが、 やり直しても、結局は、自分の弾きなれたテンポに戻っています。 ギターマジシャン | URL | 2013/04/13/Sat 22:01 [編集]
![]() ギターマジシャンさん
こんばんは。 ギターマジシャンさんのピアノとギターの関係のお話、いつも薫陶を受けます。 そしていろんなアーティストや先生のお話。 この分野でもなかなか他の追随を許さない領域ですね。 今日の曲も4分、じっくり聴かせていただきました。 ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> ギターマジシャンさん こんばんは。 ギターマジシャンさんのピアノとギターの関係のお話、いつも薫陶を受けます。 そしていろんなアーティストや先生のお話。 この分野でもなかなか他の追随を許さない領域ですね。 今日の曲も4分、じっくり聴かせていただきました。 ギター以外の楽器、ピアノやバイオリン、サックスなどへ、 昔から憧憬があり、特にピアノに惹かれるところがあって、 ギターは別物と知りつつ、近づきたい思い入れがあります。 ギター教室のこと、自分が好きだった演奏家たちのことを、 とりとめもなく書きながら、関連した曲を弾いてみたりと、 独りよがりな内容なので、いただくコメントが嬉しいです。 ギターマジシャン | URL | 2013/04/17/Wed 23:55 [編集]
![]() サティは80年台半ばに、何処からともなく流行り始めて、気がついたら広く認知されてあちこちで耳にしました。
彼は没後随分たって譜面が見つかり、そこから認められた不遇の作曲家とは思えない、綺麗な曲ですよね。 確かにコンサートのS.Eに多々使われていたのは確かです。 私は3拍子が不得意なので、たった2つのコードを繰り返す冒頭部分のメロディーとコード・チェンジが違和感あるまま今に至っています(笑)。 久しぶりに覗かせてもらったら、路線がガラッと変わっていて引き出しにの多さにびっくりしています。 クラシック・ギターはやはりいいですね。癒されます。欲しい。 ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> サティは80年台半ばに、何処からともなく流行り始めて、気がついたら広く認知されてあちこちで耳にしました。 > 彼は没後随分たって譜面が見つかり、そこから認められた不遇の作曲家とは思えない、綺麗な曲ですよね。 > 確かにコンサートのS.Eに多々使われていたのは確かです。 自分がクラシックに疎かったというより、一般的には知られてなく、 いつのまにか、あちこちで流れて広まった、という印象があります。 プリンセス・プリンセス以外でも、あちこち使われていたのですね。 > 私は3拍子が不得意なので、たった2つのコードを繰り返す冒頭部分のメロディーとコード・チェンジが違和感あるまま今に至っています(笑)。 自分も3拍子だと、もろにワルツになってしまうので、 4拍子に近い感じで、弾いていて、微妙なリズムです。 > 久しぶりに覗かせてもらったら、路線がガラッと変わっていて引き出しにの多さにびっくりしています。 > クラシック・ギターはやはりいいですね。癒されます。欲しい。 最近は、クラシックギター演奏に、気合が入っていて、 退職したら、10万以上のガットを手に入れたいです。 ギターマジシャン | URL | 2013/04/26/Fri 07:24 [編集]
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