僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
リョベートが紡いだカタロニア民謡、「アメリアの遺言」「盗賊の歌」
74年、中2で見た、荘村清志の「ギターをひこう」が、
自分のクラシックギターの原点と、何度も書いてるが、
テレビとラジカセを繋ぎ、カセットテープに録音したり、
荘村清志のLPを買ったりし、何度も繰り返し聴いた。

10年ほど前、クラシックギターに気合いが入った時、
懐かしくテープを聴いていて、すごく良い曲があるが、
テレビからの録音で、曲名などは字幕のみだったか、
演奏の前後で曲の紹介はなく、題名も作者も不明。

「NHK TVコンサート 荘村清志と芳志戸幹雄」だけ、
ラベルに書いてあり、最近のDVD、以前のVHS同様、
番組名が書いてあれば、ましな方で、無記入も多くて、
放送月日や曲名までメモすることなど、ほとんどない。

Dメジャー7のアルペジオや、ハーモニクスが美しくて、
これは弾きたいと、手持ち楽譜を片っ端から、めくって、
それらしき曲を見つけると、カタロニア民謡を採集して、
リョベートがギターに編曲した、「盗賊の歌」とわかる。

この曲ならば、荘村清志のレコードにも入っていたし、
小原聖子が講師の時、80年のテキストにも出ていて、
「この曲には歌詞がついている」と、弾き語りしたのを、
おぼろげに思い出したし、81年荘村のテキストにも。

何度となく、耳にしたであろう、「盗賊の歌」のことが、
なぜ聞き流して、印象に残らなかったか、不思議だが、
昔は、弾けもしない難易度Dの曲ばかり、追い求めて、
歳をとるにつけ、ワビサビ、情緒がわかってきたのか。

近代ギターの父・タレガの高弟、ミゲル・リョベートが、
地方に伝わる歌を採集し、ギターならではの編曲で、
「10のカタロニア民謡」を出したが、一番有名なのが、
おそらく「アメリアの遺言」だろうし、次に「盗賊の歌」。

合わせて演奏されることが多い曲、「聖母と御子」は、
出版された10曲に入らず、原曲は民謡ではあるが、
リョベートでなく、セゴビアが編曲した、という説もあり、
荘村清志のLPには、セゴビア編曲と明記されている。

それで10年前に、「盗賊の歌」を練習してみたところ、
まず、曲名がわかったこと、それだけで達成感があり、
6弦をD音に下げて、イントロが同じような響きになると、
もう大満足となり、いつものことだが、それで終わりに。

今回、昔弾いた曲だし、テンポもゆっくりした曲だから、
楽勝だと思うが、間の取り方が難しく、インテンポだと、
無味乾燥だし、リズムに緩急をつけると、必要以上に、
走ったり、ミスして、手を止めたようになり、聞き苦しい。

初心者の場合、まずは正確なテンポで弾き、その次に、
強弱をつけてみる、そのうえで、作曲者の意図を汲み、
テンポを変えて表現すると、80年に買った、小胎剛の
「ギター教室ただいまレッスン」に出ていて、その通り。

今まで、雑音に無頓着すぎたのか、気づかずにいたが、
弦を弾く時に、まず爪だけ当たり、カチャっと音をたてる、
弾いたあと、不用意に指を戻すせいか、鳴っている弦に、
爪の表面が触れて、ギョーンと振動したり、音を止める。

そもそも、右手のフォームや、角度が間違っているのか、
それには、ギターの構えから、やり直さないと駄目かと、
畳や床に座り、右足にギターを載せる、慣れた姿勢から、
椅子に腰掛けて、足台も使う、クラシックギターの構えに。

それでも、雑音は変わらず、ただ腰が痛くなるだけだが、
どこかが痛むのは、正しい姿勢が、できていないそうで、
人類遺産でもないが、長年のクラシックギターの歴史で、
培われたフォームなのだから、焦らずに取り組むことに。

基礎からやり直そうと買った、DVD付入門書、リットーの、
「はじめてのクラシックギター」には、ハーモニクス練習で、
「アメリアの遺言」の後半が出てて、弾いたことはないが、
名曲CDで聴き、メロディは覚えてるから、合わせて練習。

「アメリアの遺言」は、今、手元になく、確認できないが、
東京音楽アカデミーのテキストに、プレゼント演奏で載り、
「アメリアの誓い」の題名だった気もするが、カナ表記が、
違うのではなく、題名が変わることも、クラシックには多い。

ミゲル・リョベートが、歌い継がれた、カタロニア民謡を、
自作曲と言えるほど、見事にギター曲に紡いだ中から、
「アメリアの遺言」と「盗賊の歌」を、雑音を気にしすぎて、
かなり、ゆっくりになってしまった演奏のまま、アップです。





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落ち着きます
ギターマジシャンさん
おはようございます。
僕はクラシックギターに関してはほとんどコメントできないのですけど、
このところ録音されているクラシックの演奏においては、ギターマジシャンさんの訴えておられる部分を感じ取っています。
TVでの教室やそれに関連した部分をずっと捉えておられるところもすごいですね。
おかげでとてもよい朝を迎えられました。
ところで、今さらではありますが、リンクを貼らさせていただいてよろしいでしょうか。
ST Rocker | URL | 2013/03/24/Sun 09:37 [編集]
Re: 落ち着きます
いつも、コメントありがとうございます。


> ギターマジシャンさん
おはようございます。
僕はクラシックギターに関してはほとんどコメントできないのですけど、
このところ録音されているクラシックの演奏においては、ギターマジシャンさんの訴えておられる部分を感じ取っています。
TVでの教室やそれに関連した部分をずっと捉えておられるところもすごいですね。
おかげでとてもよい朝を迎えられました。
ところで、今さらではありますが、リンクを貼らさせていただいてよろしいでしょうか。




クラシックギターは、自分も専門ではないのですが、
「ギターをひこう」が、すごく印象に残っていたり、
一時的に気合が入ると、耳学問に近いところがあり、
入門書や楽譜を買っては、知識だけは増えています。

リンクのこと、こちらこそ、よろしくお願いします。
ギターマジシャン | URL | 2013/03/24/Sun 11:30 [編集]
正確なテンポやノイズを出さずに弾くのは、ほんとに難しいですね。プロの方は凄いなと思います。
私はソロで録音して客観的に聴くまで、あまり意識してませんでした。
ギターマジシャンさんが基本に戻って、丁寧に弾かれているのがよく伝わります。

盗賊の歌はとてもきれいな響きで、とてもいい演奏でした!
リッチーエリックボーン | URL | 2013/03/24/Sun 23:00 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。


> 正確なテンポやノイズを出さずに弾くのは、ほんとに難しいですね。プロの方は凄いなと思います。
私はソロで録音して客観的に聴くまで、あまり意識してませんでした。
ギターマジシャンさんが基本に戻って、丁寧に弾かれているのがよく伝わります。



エレキギターでも、アンプにつながずに練習していたので、
このブログで録音したら、チョーキング時に開放弦が鳴る、
早弾きで弦移動時に他の弦が鳴ると、悪癖に気づきました。

自分の演奏を録音し、多少なりとも、客観的に聴くことで、
何を直さなければいけないか、いろいろわかってきました。



> 盗賊の歌はとてもきれいな響きで、とてもいい演奏でした!



メジャー7の響きがすごくきれいで、気に入った曲なのですが、
もう少しテンポをあげつつ、歌い上げるよう、また練習します。
ギターマジシャン | URL | 2013/03/25/Mon 01:54 [編集]
すてきな音色をありがとう♪
はじめまして、カタロニア民謡を今週発表会で弾くのですが、ちょっと行き詰っていて
ここに 行き着きました。 あぁ とても きれいに 歌っています。
速さは必要かもしれませんがまずは その方の曲にたいする姿勢なんだと思います。

ありがとう 心洗われました。
guitarrakao | URL | 2013/04/16/Tue 06:51 [編集]
Re: すてきな音色をありがとう♪
コメントをありがとうございます。


> はじめまして、カタロニア民謡を今週発表会で弾くのですが、ちょっと行き詰っていて
ここに 行き着きました。 あぁ とても きれいに 歌っています。
速さは必要かもしれませんがまずは その方の曲にたいする姿勢なんだと思います。

ありがとう 心洗われました。



クラシックギターを再開して、まだ日が浅いので、
なかなか指が動かず、もどかしい日々なのですが、
このようなコメントをいただき、励みになります。

これからも、練習を続けて、アップしていくので、
引き続き、アドバイスいただければ、嬉しいです。
ギターマジシャン | URL | 2013/04/16/Tue 07:23 [編集]
アンダンテ・カンタービレ
今晩は。

勝手ながら恐縮ですが、ギターマジシャンさんはキーボードでの左手音感が在るせいでしょうか?、低音弦音量やリズム、スラーやサステインのバランスも美しく、アダージョな雰囲気と揺籃歌(子守)謳うような優しみ(アンダンテ・カンタービレ)を巧く表現され、とても好感度感じる演奏です。

此の楽曲(アメリア~)はタブ譜など未だ無い頃、譜面上部へ「 タブ譜紛いの図!?」を描き込み何度も練習した事在ります。
其の譜面が、東京音楽アカデミー教則本の第五ステップに掲載された『 アメリア姫の誓い 』で、模範演奏はヘスス・ゴンザレス・モイーノ氏でした。しかしながら、当時私の技量ではハーモニクスとサステインさせる低音弦混在する楽曲に手こずり、難儀の結果演奏諦めた記憶甦りました。

最近のギタマジさんトピック影響なのか?埃にまみれたクラシックギターケース開け、指板擦り減った飴色の楽器を久しぶりに引っ張り出し眺めています。
take10n | URL | 2013/06/30/Sun 22:26 [編集]
Re: アンダンテ・カンタービレ
いつも、コメントありがとうございます。


> 今晩は。
> 勝手ながら恐縮ですが、ギターマジシャンさんはキーボードでの左手音感が在るせいでしょうか?、低音弦音量やリズム、スラーやサステインのバランスも美しく、アダージョな雰囲気と揺籃歌(子守)謳うような優しみ(アンダンテ・カンタービレ)を巧く表現され、とても好感度感じる演奏です。



弾いているうちに、どんどんテンポが遅くなってしまい、
もたっている演奏ですが、ほめていただき、嬉しいです。


> 此の楽曲(アメリア~)はタブ譜など未だ無い頃、譜面上部へ「 タブ譜紛いの図!?」を描き込み何度も練習した事在ります。
其の譜面が、東京音楽アカデミー教則本の第五ステップに掲載された『 アメリア姫の誓い 』で、模範演奏はヘスス・ゴンザレス・モイーノ氏でした。しかしながら、当時私の技量ではハーモニクスとサステインさせる低音弦混在する楽曲に手こずり、難儀の結果演奏諦めた記憶甦りました。



東京音楽アカデミーの教則本に載っていた、この曲のタイトルは、
「遺言」ではなく、「誓い」で、「アメリア姫」だったのですね。

ゴンザレス氏の演奏も懐かしいのですが、CDは出てないようで、
小原安正・聖子親子の演奏などと、どこかで復刻してほしいです。



> 最近のギタマジさんトピック影響なのか?埃にまみれたクラシックギターケース開け、指板擦り減った飴色の楽器を久しぶりに引っ張り出し眺めています。



take10nさんは、何と言っても、小原安正氏の門下生ですから、
基礎がきちんとされていて、昔取った杵柄以上ではないですか。

ギターマジシャン | URL | 2013/07/01/Mon 03:58 [編集]
追伸デス
門下生では在りませんけど、T.O.A通信教育卒業証書の配信時に次ステップ案内が同封されており、年/12回位だった思いますが、著名先生方の講習(今で云うギター・クリニック?)へ通いました。

中でも、小原安正・聖子氏担当の授業は多かった様に記憶します。また中林淳眞氏やゴンザレス氏の講義もあり、受講生からからオーストリア留学した仲間も数名居たようです。

そう云えば、此の楽曲も6弦→Dでしたね!
スペイン民謡の土着性(プリミティヴ)表現するには、此の響き重要なのかも知れません。
take10n | URL | 2013/07/02/Tue 16:28 [編集]
Re: 追伸デス
いつも、コメントありがとうございます。


> 門下生では在りませんけど、T.O.A通信教育卒業証書の配信時に次ステップ案内が同封されており、年/12回位だった思いますが、著名先生方の講習(今で云うギター・クリニック?)へ通いました。



自分は、卒業証書の記憶もなければ、クリニックの案内もなかったようで、
次第に先生方が多忙になってしまい、閉講してしまったのかもしれません。



> 中でも、小原安正・聖子氏担当の授業は多かった様に記憶します。また中林淳眞氏やゴンザレス氏の講義もあり、受講生からからオーストリア留学した仲間も数名居たようです。



すごく貴重な体験だと思いますし、やはり通信講座だけでなく、
近所のクラシックギター教室の門を叩けばと、少し後悔します。



> そう云えば、此の楽曲も6弦→Dでしたね!
スペイン民謡の土着性(プリミティヴ)表現するには、此の響き重要なのかも知れません。


カタロニア民謡は、D弦にする編曲が多く、タレガの作曲でも、
有名な曲の半分近くは、D弦で演奏することが多い気がします。
ギターマジシャン | URL | 2013/07/02/Tue 19:51 [編集]



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