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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
一歩間違うと、ムード歌謡の、「哀愁のヨーロッパ」
高1の頃、ビートルズ目的で買ったヤマハの、
ロック完全コピー譜に載っているギタリストを、
次々と聴いていき、音楽世界が広がっていった。

サンタナも同様で、別冊ライトミュージックに、
君に捧げるサンバ」の楽譜が、掲載されて、
「サンタナの譜面があるけど、どんな音楽だろう」と、
高校で話すと、友人が、カセットに録音してくれた。

ブラック・マジック・ウーマン」や、「君に~」は、
独特のギターの音色と、どこかつっかかるようで、
タメもきいているフレーズが、何より個性的だった。

「ブラック~」などは、もともとフリートウッド・マックが、
ブルース志向だった頃、ピーター・グリーンの名演で、
有名な曲だが、見事にサンタナの曲になっている。

「君に捧げるサンバ」は、クロスオーバーとは違うが、
ギターインストの初期の名曲と、呼んでも良くて、
ささやくようなメロディが、リズムと共に盛り上がり、
気合のチョーキングで、説得力満点の演奏となる。

そして、当時は新曲の「哀愁のヨーロッパ」は、
日本人好みで、一歩間違うとムード歌謡のような、
泣きのフレーズで、ものすごく、気に入った。

井上陽水の「心もよう」の歌いだしに、似ていると、
今でもすごく思うし、邦題に「哀愁」とつくこと自体、
国内のレコード会社は、ムード路線を狙ったのでは。

フイードバック奏法での、ロングサスティンも、心地よく、
コーラスかフェイザー(レズリー?)を効かせた、
ゆったりしたBメロも、うっとりするような調べだった。

その後、エアチェック中心だったが、新譜を追っかけ、
シーズ・ノット・ゼア」の、ワウワウの熱い早弾きや、
ムーンフラワー」のコンプの音を感動して聴いた。

ウッドストックの映画で、若き日のサンタナが出演し、
ラテンロックの真髄という、熱い演奏も良かったし、
マイク・ブルームフィールド「フィルモアの奇蹟」で、
マイクの代役で、演奏したブルースプレイも聴かせる。

右手ピッキングのフォームや、左のフィンガリングも、
独特であって、テクニカルとは、呼べないのだろうが、
個性のすごさ、音の良さ、そして、表現力の豊かさと、
他の追随を許さない、すごさがあり、気に入っている。

本当、サンタナのギターは、聴けば、すぐわかる音で、
ボズ・スキャッグスのCM曲で、フューチャーされた時、
チョーキング1発で、「うわ、サンタナだあ」というほど。

大好きで完コピしたくても、独特の音色が出し切れず、
難しいギタリストばかりで、サンタナは、最たるものです。
(そもそも音つくりには、誰の曲を演奏していても、
 それほど気を使っていない、手抜きなのですが…)


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Europe。
この曲は好きでも嫌いでもないんですが、誰しも一度は弾く冒頭のフレーズ・・・
確かに陽水の曲に似ていますね。
サンタナの場合ヘタウマに近いギタリストなので、似た感じは中々出ませんよね。

この曲はブレイク後のクリーントーンにレスリーを掛けたような音で弾くセカンド・パートは、
結構リズム的に難しいと思います。
付点8分から次のフレーズに繋がる部分は、中々シビアなリズムで弾かないと、ずっこけた感じになりがちです。

この曲はアドリブ部分も完コピしないと雰囲気が出ないのか、殆どのギタリストはアドリブパートも弾き切る曲となっていますね。

エンディングの無い曲なので色々なバージョンのエンディングが存在する不思議な曲でもあります。

私的には、“サンバ・パティ”の方が、曲・ギター共に上回っていると思いますが、代表曲はこの曲になるんでしょうね。
Les Paul L-5 | URL | 2011/02/07/Mon 00:37 [編集]
Re: Europe。
いつも、コメントありがとうございます。

> この曲は好きでも嫌いでもないんですが、誰しも一度は弾く冒頭のフレーズ・・・
確かに陽水の曲に似ていますね。
サンタナの場合ヘタウマに近いギタリストなので、似た感じは中々出ませんよね。


そう、「ヘタウマ」が、一番ぴったりの表現ですね。
あの独特の、もたるような感じが、昔からうまく出せません。


> この曲はブレイク後のクリーントーンにレスリーを掛けたような音で弾くセカンド・パートは、
結構リズム的に難しいと思います。
付点8分から次のフレーズに繋がる部分は、中々シビアなリズムで弾かないと、ずっこけた感じになりがちです。


ブレスが長いというか、何となくつながって弾いているので、リズムの頭を見失いそうです。


> この曲はアドリブ部分も完コピしないと雰囲気が出ないのか、殆どのギタリストはアドリブパートも弾き切る曲となっていますね。


自分も市販カラオケで弾いていた時、フェイドアウトまで、同じようにしか弾けませんでした。
どこからアドリブを始めようか、悩んでしまうほど、元のフレーズが印象的だったし、
自分のアドリブにすると、サンタナの曲でなくなってしまうような感じでした。


> エンディングの無い曲なので色々なバージョンのエンディングが存在する不思議な曲でもあります。


この曲に限らず、フェイドアウトの曲は、本人でも、アドリブからスローテンポにする、
決めのフレーズを出して繰り返す、再度テーマに戻るなど、いろいろありそうです。


> 私的には、“サンバ・パティ”の方が、曲・ギター共に上回っていると思いますが、代表曲はこの曲になるんでしょうね。


サンバの方が、フレーズも豊富ですが、知名度が違うし、何よりマイナーキーの方が好まれるのでは。
ギターマジシャン | URL | 2011/02/07/Mon 01:11 [編集]
おはようございます♪ いつもありがとうございます!

サンタナは、彼だけの持つ柔らかいタッチとあの独特のタメ、チョーキング ビブラートにフィードバック奏法と、感性で弾くタイプのギタリストでなかなかあれを再現するのは難しいと感じます。

ラテン音楽 マリアッチなどがベースにあるようで、内にあるパッションをギターにググっと乗せながらの演奏はほんとに魅力的で、これまでもコピーチャレンジしてきましたが一筋縄ではなかなかいきませんでした。
ももPAPA | URL | 2019/08/05/Mon 10:26 [編集]
Re: タイトルなし
いつも、コメントありがとうございます。


> おはようございます♪ いつもありがとうございます!
サンタナは、彼だけの持つ柔らかいタッチとあの独特のタメ、チョーキング ビブラートにフィードバック奏法と、感性で弾くタイプのギタリストでなかなかあれを再現するのは難しいと感じます。


サンタナは、どのギター、アンプで弾いても、サンタナとわかると、
誰かが言っていましたが、本当に独特のサウンド、フレーズですね。



> ラテン音楽 マリアッチなどがベースにあるようで、内にあるパッションをギターにググっと乗せながらの演奏はほんとに魅力的で、これまでもコピーチャレンジしてきましたが一筋縄ではなかなかいきませんでした。


完全コピー譜のとおりに弾いても、なかなかニュアンスが出なくて、
まさにパッションをのせ、魂のギターで弾かないとダメでしょうね。
ギターマジシャン | URL | 2019/08/05/Mon 18:22 [編集]



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