僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
景品で取った、グローバー・ワシントンJr.「ワインライト」
渋谷駅前のパチンコ屋へ行った父が、
意気揚々とLPを抱えて、帰宅する。

「お前の好きなジャズのレコードを、
取ってきてやったぞ」と渡されたのは、
ジョージ・ベンソン「Give Me The Night」
グローバー・ワシントンJr.「Wine Light」。

80年の新譜だが、こんなものまで、
景品コーナーにあるのかと、驚いた。

ベンソンは、FMで、録音済みだったし、
ますます、ボーカル中心となっていて、
もっとギターを弾きまくってくれよと、
あまり欲しくもなかったLPでした。
(その後、愛聴盤になるのですが…)

グローバーも、全然知らなかったし、
そもそも、サックス奏者じゃないかと、
父に悪いが、ありがたみがなかった。

それでも、せっかくだから聴いてみると、
1曲目の「ワインライト」のイントロは、
エリック・ゲイルの弾くリズムギターが、
いかしているし、マーカス・ミラーや、
スティーブ・ガッドなど、いい雰囲気。

サックスの最初のテーマを聴いて、
なんだか、りんご追分みたいだな、
などと、勝手な感想を抱いたりする。

Just The Two Of Us」は、
イントロのベースから、すごく良くて、
ボーカルといい、間奏のサックスといい、
極上のサウンドという感じだった。

ジャケットの写真そのままの、
ゴージャスな(?)演奏でした。

聴き進むうちに、ささやくような、
ソプラノサックスの音色に魅せられる。

ギターでこんな音は出せないかと、
いつものことながら、すごく憧れた。

荒々しいサックスのブローなどは、
歪ませたギターのほうが、時には、
表現力が勝っているかもしれない。

だが、ギターで、ささやけるのか。

ベックのように弾くことはできるが、
それでも、サックスとまではいかない。

ないものねだりが、こうじてきて、
サックスへの劣等感を抱いてしまう。

いっそ、ジャズやフュージョンをやめて、
ロックギターを、やっていれば良いか、
クラシックギターに、専念するか、
なんだか、すごく迷った時期でした。

それまで、ギターのLPばかりだったが、
パーカーコルトレーンのサックスから
マイルス・デイビスや、ビル・エバンス
他の楽器への憧憬で、LPを買いまくる。

ウエス・モンゴメリーや、ジム・ホール
パット・マルティーノなど、サックスと、
渡り合うような演奏を、探したりする。

ウエスの、オクターブ奏法の表現力や、
サックスのポール・デスモンドと共演した、
ジム・ホールのリリカルな音に、救われた。

結局、ギターはギターなんだからと、
決してあきらめや、開き直りではなく、
その楽器の特性を生かすべきと、気づいた。

そのうち、つきものが落ちたように、
ギターのLPや楽譜を買い集めては、
ギターを弾きまくる日々へ戻れました。


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