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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
メーテルとの別れに涙した、映画版「銀河鉄道999」
映画「銀河鉄道999」を見たのは、
今はなき、渋谷の東急文化会館でした。

漫画も、テレビアニメも見たことがなく
友人に誘われるままに、ついていったので、
鉄郎も、メーテルも予備知識がなかった。

それで、若者の鉄郎にも違和感がなく、
年齢が近いことで、感情移入したくらい。

999が地上を離れて、線路からはずれ、
鉄郎が、バランスを失う場面は、
自分も乗り込んだような、浮遊感があり、
ゴダイゴの歌う、「テイキングオフ」が、
その旅立ちに、ぴったりの感じだった。

ディズニーのピーターパンの冒頭、
ロンドンの上空からの夜景について、
絶賛する声を聞くが、自分は999の、
この旅立ちの夜景が、今も大好きなのです。

鉄郎母との別れ、最後のメーテルとの別れ
どちらも、作り物のストーリーと知りつつ、
やりきれない怒りと、せつなさを感じた。

単に、泣かせるシーンにするために、
こんな設定にして、よいのだろうかと、
脚本への疑問まで、友人に話したほど。

その後、原作の漫画や、テレビ版を見て、
少し、肩の力が抜けたというか、作品を、
客観的に、眺めることができた気がします。

原作のメーテルは、旅先でリラックスしたり、
行動的だったりして、映画のなぞだらけで、
秘密を抱えて、いつも、つらそうにしている、
そんなイメージとは違い、こちらもほっとした。

少年の日々との決別、そんなテーマに沿って、
メーテルとの別れが、ラストに必要だったのか。

だけど、続編で、母親との別れを回想したり、
またまたメーテルと別れたりするにいたって、
感情移入するどころか、どこか冷めてしまった。

それでも、自分が10代で見た映画として、
今も、心に残る作品なのは、事実です。


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