僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
友人を置き去りにして、渡辺香津美のエアチェック
77年末、渡辺香津美のソロ4作目、
「オリーブス・ステップ」が発売された。

渋谷ヤマハのレコード売り場の壁に、
目立つように、ジャケットが飾ってある。

今までの、ジャズ本流ともいえる演奏から、
クロスオーバー路線になったとは言え、
急に話題作となり、もりあがったのは、
クロスオーバーブームのせいでしょう。

まだ情報が少なく、17歳でデビューした
天才ジャズギタリストというくらい。

夕方のFMで特集があるので、急いで下校。

渋谷駅で、友人がマックでも行こうと言うが、
振り切って、放送時間に間に合うよう帰宅。

新作から、2曲程度の放送だったが、
リトナーとも違う、独自のメロディーと、
アレンビックの音色が、すごく気に入った。

同年の「ギターワークショップ」で、
森園勝敏山岸潤史大村憲司と、
共演した演奏も、FM放送で聴いた。

ジェントルアフタヌーンネプチューンは、
後日、ハイテクニックギターという、
カラオケテープに、譜面付で収録。

合わせて弾いてみるが、テーマでさえ、
今一歩、満足いく演奏にならない。

自分が、裏ノリが苦手という以上に、
独特のタイム感のフレージングで、
簡単な音符なのに、完コピはできなかった。

78年2月の、パルコ劇場での生演奏は、
ディストーションにワウワウをからめての、
早弾きあり、バラードありで、ぶっとんだ。

次回作「ロンサムキャット」の発売を待つが、
ディストーションの弾きまくりはなかった。

ライブでは、この中の「ブラックストーン」を、
倍くらいの速さで、弾きまくっていたはず。

ただ、この落ち着いたバージョンも良いし、
渡辺香津美の曲で、一番好きな曲が、
このLP収録の「ミラーズ」なのです。

最初に買った彼のLPで、かなり聴きこんだ、
という、いつもながらの理由なのですが…。

79年、YMOのグリークシアターも、
FM放送を、待ちわびてエアチェック。

YMOのレコードを聴いていなかったので、
テクノというより、KILYNの延長で聴く。

どの曲でも、ギターソロが格好良かった。

アドリブの入り方が、すごくスリリングだし、
ロックでもジャズでもない、見事なフレーズ。

テレビでも放映されたが、バッキングのときも、
コードのボイシングがすごいことに、気づく。

さすが、ジャズコード教本を出すだけある、
なんて思って、指使いを追って見ていた。

細野晴臣がベースに持ち替える、アンコール曲、
「東風」は、まさにライブバンドという感じ。

ライブ盤を楽しみにしていたら、嘘だろーっ、
渡辺香津美のギターは、全部カットされていた。

レーベル問題など、プロが束縛されている、
嫌な面を知ってしまった、18歳でした。


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ロンサム・キャット。
渡辺香津美はフュージョンの先駆けと言うより、ジャズサイドからの
アプローチ・・・みたいな位置付けをされていた思います。
私自身ジャズギタリストが弾くフュージョンに興味津々でした。
「オリーブ~」はそんな印象が強いですね。
参加したメンツがつのだひろ・後の教授・後藤次俊だった事を思うと
明らかに、企画先行で出来たアルバムだと思います。


個人的に「ロンサム~」はジャズのセッション色が強くて、凄く好きです。
アレックス・ブレイク(マントラのライブで見かけてびっくり!)レニー・ホワイトと
スタジオで対等にセッションした感じが伝わります。
多分、アレンビック1本で弾いていると思いますが、一番アレンビックの
いい音がしています。ミラーズは私も好きな曲です。

YMOがアメリカツアーをした際、現地の評価はギターの凄さだった
様です。

ただ残念な事に、あまりリズム的に良くないギタリストだと思うのは
私だけの感想です。
Les Paul L-5 | URL | 2010/09/08/Wed 09:29 [編集]
Re: ロンサム・キャット。
いつも、コメントありがとうございます。

> 渡辺香津美はフュージョンの先駆けと言うより、ジャズサイドからの
アプローチ・・・みたいな位置付けをされていた思います。

クロスオーバーへのジャズ畑からの回答、みたいなところでしょうか。

> 私自身ジャズギタリストが弾くフュージョンに興味津々でした。
「オリーブ~」はそんな印象が強いですね。
参加したメンツがつのだひろ・後の教授・後藤次俊だった事を思うと
明らかに、企画先行で出来たアルバムだと思います。

3作目までは、正統派ジャズギタリストという演奏でした。
アマ時代にロックの経験もあり、「エンドレスウェイ」で、
ディストーションをかけたギターを弾いたことで、
渡辺香津美に、白羽の矢があたったのかもしれません。

> 個人的に「ロンサム~」はジャズのセッション色が強くて、凄く好きです。
アレックス・ブレイク(マントラのライブで見かけてびっくり!)レニー・ホワイトと
スタジオで対等にセッションした感じが伝わります。

ヘッドアレンジで、一発録り、というほどではないのでしょうが、
ノリで一気にやったような、ライブ感があります。

87年だったか、普門館のマントラでは、別のベーシストでした。
直前リリースのライブ盤は、アレックス参加だったのに…。

> 多分、アレンビック1本で弾いていると思いますが、一番アレンビックの
いい音がしています。ミラーズは私も好きな曲です。

エフェクターが最小限で、楽器本来のよい音が出ています。
「ミラーズ」は、オクターブ奏法が、効果的で、大好きです。

> YMOがアメリカツアーをした際、現地の評価はギターの凄さだった
様です。

テクノポップとして、YMOが評価されるのが、これ以後でした。

> ただ残念な事に、あまりリズム的に良くないギタリストだと思うのは
私だけの感想です。

Les Paul L-5さんの、リズムのシビアさは、プロでも、そういないのでは…。

河合楽器の話ですが、クラブなどで演奏するようになったサックス奏者から、
「そんなリズムだから、いつまでたっても、プロになれないんだ」と、言われました。
当時は、「自分は、走る癖があるからなあ」くらいに思っていたのですが、
かなり奥が深いアドバイスだったと、Les Paul L-5さんのブログで、気づきました。
ギターマジシャン | URL | 2010/09/08/Wed 20:11 [編集]



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