僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
77年リー・リトナー、ラリー・カールトンが、
立て続けに来日したのが、日本における、
クロスオーバーギターブームのきっかけで、
さらに後押ししたのがギターワークショップ。
新進気鋭の若手ギタリスト、渡辺香津美、
大村憲司、森園勝敏、山岸潤史の競演は、
クロスオーバーギターの人気に火をつけ、
海外も含めギタリストがどんどんデビュー。
ワークショップ第2弾が六本木ピットインで、
ライブ録音されたのが78年10月だったが、
翌11月には「ニューヨーク」と題したLPが、
やはりギタリストを8名を集めて発売された。
こちらにはベテランの鈴木茂や竹田和夫、
スタジオミュージシャンで編曲でも有名な、
水谷公夫、矢島賢に松木恒秀、若手から
松原正樹、秋山一将、さらに大村憲司も。
松原はハイ・ファイ・セットの伴奏で知られ、
7月にソロデビューしたばかりで、秋山も、
香津美の代役でワークショップのライブで、
脚光を浴び、これまたソロ作を出している。
それぞれが自己のバンドや慣れ親しんだ、
仲間と1曲ずつ録音して、そのメンバーも、
坂本龍一、村上秀一、林立夫、後藤次利、
岡沢章、佐藤準など、すごい面子ばかり。
そのせいかソロでも歌ものメインの鈴木が、
「ケネディ・エアポート」でテーマにサビ、
間奏、エンディングと全部がギターソロで、
ここまで弾きまくったのは、この後もない。
鶏を絞めたような歌声の自分が言うのも、
何だが、歌をやめてギターに専念してよと、
昔から思っているのが、この鈴木茂に加え、
チャーや山本恭司で、インストが聴きたい。
鈴木は全曲インストの「ホワイト・ヒート」を、
翌年出すが、LPの両面で33分しかなくて、
ギターメインだがアドリブパートは少なくて、
やはり、この「ケネディ・エアポート」が一番。
ライナーノーツには使用機材も載っていて、
鈴木には珍しくストラト以外に335も弾き、
おそらくストリングスのサビメロディに絡む、
アドリブがそれっぽいが、自分はストラトで。
このバンドスコアはダウンロードで買えて、
もともとは「クロスオーバージャパン」として、
リットーから様々なバンドを掲載した1冊で、
「ニューヨーク」から唯一鈴木が選曲された。
前回の「ウォーターカラー」の間奏と同様に、
ハンマリング、プリングにスライドを混じえて、
絶妙に歌わせるテーマのギターは難しいし、
オブリガードはもろにジャズフレーズが続く。
このストリングスとホーンがメロディを奏で、
ギターがアドリブする部分では、メロディが、
バリー・ホワイト「愛のテーマ」に似ているし、
リズムギターのカッティングまでそれっぽい。
「愛のテーマ」はキャセイパシフィック航空の、
CMでも有名だから、曲名の「エアポート」と、
通ずるものがあると、あえてパクってみたか、
その遊び心も面白いし、うまくはまっている。
日本のクロスオーバー黎明期、鈴木茂が、
これまでにないくらい弾きまくったインスト、
「ケネディ・エアポート」を、これまた歌より、
ギターの方がましな自分が演奏しています。
立て続けに来日したのが、日本における、
クロスオーバーギターブームのきっかけで、
さらに後押ししたのがギターワークショップ。
新進気鋭の若手ギタリスト、渡辺香津美、
大村憲司、森園勝敏、山岸潤史の競演は、
クロスオーバーギターの人気に火をつけ、
海外も含めギタリストがどんどんデビュー。
ワークショップ第2弾が六本木ピットインで、
ライブ録音されたのが78年10月だったが、
翌11月には「ニューヨーク」と題したLPが、
やはりギタリストを8名を集めて発売された。
こちらにはベテランの鈴木茂や竹田和夫、
スタジオミュージシャンで編曲でも有名な、
水谷公夫、矢島賢に松木恒秀、若手から
松原正樹、秋山一将、さらに大村憲司も。
松原はハイ・ファイ・セットの伴奏で知られ、
7月にソロデビューしたばかりで、秋山も、
香津美の代役でワークショップのライブで、
脚光を浴び、これまたソロ作を出している。
それぞれが自己のバンドや慣れ親しんだ、
仲間と1曲ずつ録音して、そのメンバーも、
坂本龍一、村上秀一、林立夫、後藤次利、
岡沢章、佐藤準など、すごい面子ばかり。
そのせいかソロでも歌ものメインの鈴木が、
「ケネディ・エアポート」でテーマにサビ、
間奏、エンディングと全部がギターソロで、
ここまで弾きまくったのは、この後もない。
鶏を絞めたような歌声の自分が言うのも、
何だが、歌をやめてギターに専念してよと、
昔から思っているのが、この鈴木茂に加え、
チャーや山本恭司で、インストが聴きたい。
鈴木は全曲インストの「ホワイト・ヒート」を、
翌年出すが、LPの両面で33分しかなくて、
ギターメインだがアドリブパートは少なくて、
やはり、この「ケネディ・エアポート」が一番。
ライナーノーツには使用機材も載っていて、
鈴木には珍しくストラト以外に335も弾き、
おそらくストリングスのサビメロディに絡む、
アドリブがそれっぽいが、自分はストラトで。
このバンドスコアはダウンロードで買えて、
もともとは「クロスオーバージャパン」として、
リットーから様々なバンドを掲載した1冊で、
「ニューヨーク」から唯一鈴木が選曲された。
前回の「ウォーターカラー」の間奏と同様に、
ハンマリング、プリングにスライドを混じえて、
絶妙に歌わせるテーマのギターは難しいし、
オブリガードはもろにジャズフレーズが続く。
このストリングスとホーンがメロディを奏で、
ギターがアドリブする部分では、メロディが、
バリー・ホワイト「愛のテーマ」に似ているし、
リズムギターのカッティングまでそれっぽい。
「愛のテーマ」はキャセイパシフィック航空の、
CMでも有名だから、曲名の「エアポート」と、
通ずるものがあると、あえてパクってみたか、
その遊び心も面白いし、うまくはまっている。
日本のクロスオーバー黎明期、鈴木茂が、
これまでにないくらい弾きまくったインスト、
「ケネディ・エアポート」を、これまた歌より、
ギターの方がましな自分が演奏しています。
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![]() こんばんは。音源ありがとうございます。
恥ずかしながら、この曲、というかアルバム自体知りませんでした。「ワークショップ」の方は聴いたことありますが。 どうしてもアルバム全体が気になって、今動画サイトでひととおり聴いてきました。やはり1、2曲目が好みです。中でもこの1曲目がダントツかっこいいですね。それぞれの曲誰が弾いているのか確認できないのですが、2曲目が松原氏、そしてアルバム最後が竹田氏ですかね?あとはわかりませんでした。すると後ろのミュージシャンも気になってきて(笑)こっちの方はあるサイトで紹介されていましたが、すごいメンバーですね。達郎でお馴染みの松木氏はいるわ矢島氏はいるわ、ドラムも日本人有名ドラマーたちに混ざって、ロバート・ブリル!! ギターマジシャンさんの音源は毎度感動ですが、やはり光っているのがノリがすごい16のカッティングですね。心地よすぎます。 アルバム買うか・・・と思ったら、すごい値段でした(笑) ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> こんばんは。音源ありがとうございます。 恥ずかしながら、この曲、というかアルバム自体知りませんでした。「ワークショップ」の方は聴いたことありますが。 「ワークショップ」はシリーズ化され有名ですが、 こちらは二番煎じ的で、話題にならなかったです。 > どうしてもアルバム全体が気になって、今動画サイトでひととおり聴いてきました。やはり1、2曲目が好みです。中でもこの1曲目がダントツかっこいいですね。それぞれの曲誰が弾いているのか確認できないのですが、2曲目が松原氏、そしてアルバム最後が竹田氏ですかね?あとはわかりませんでした。すると後ろのミュージシャンも気になってきて(笑)こっちの方はあるサイトで紹介されていましたが、すごいメンバーですね。達郎でお馴染みの松木氏はいるわ矢島氏はいるわ、ドラムも日本人有名ドラマーたちに混ざって、ロバート・ブリル!! おっしゃるようにギターもバックもすごい面子で、 チャーのバンドでも活躍したロバート・ブリルは、 この鈴木茂の曲と松原正樹でも叩いていますよね。 > ギターマジシャンさんの音源は毎度感動ですが、やはり光っているのがノリがすごい16のカッティングですね。心地よすぎます。 16のカッティングは弾いていても楽しいです。 > アルバム買うか・・・と思ったら、すごい値段でした(笑) 今回のためにCDで買い直したのですが、Amazonの販売で、 新品で1800円で買えるものが、うます探すと出ますよ。 (しかも自分が買った翌日に値下がりまでしましたし) お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2023/06/12/Mon 02:45 [編集]
![]() LP「ニューヨーク」が発売されたのはフュージョンブームど真ん中の頃、
ギター好きのギターマジシャンさんなら、穴が開くほど聞いたと思います。 秋山一将さんの名前が見当たりませんが、彼の曲が一番好きでしたね。 このLPは結構、ファンク、ソウルテイストだったのですが、秋山一将だけが純クロスオーバーサウンドで攻めていた記憶があります。 鈴木茂は、歌伴やサイドプレイヤーとしていぶし銀の素晴らしさなので、この曲のように弾きまくったのは、最初で最後かも。弾きまくりの曲を選んだのがギターマジシャンさんらしいと思いました。 プロも熱に浮かされていたような、そんな時代だったのでしょうね、70年代後半は。 AKISSH | URL | 2023/06/13/Tue 19:18 [編集]
![]() いつもコメントありがとうございます。
> LP「ニューヨーク」が発売されたのはフュージョンブームど真ん中の頃、 ギター好きのギターマジシャンさんなら、穴が開くほど聞いたと思います。 カセットに録音して、繰り返し聴きましたし、 その後のウォークマンの時代もヘビロテです。 > 秋山一将さんの名前が見当たりませんが、彼の曲が一番好きでしたね。 このLPは結構、ファンク、ソウルテイストだったのですが、秋山一将だけが純クロスオーバーサウンドで攻めていた記憶があります。 秋山一将は、このアルバムではセカンドのメンバーら、 ジャコ研究の濱瀬や笹路に山木とクロスオーバー路線、 渡辺香津美以上のジャズアプローチがすごかったです。 > 鈴木茂は、歌伴やサイドプレイヤーとしていぶし銀の素晴らしさなので、この曲のように弾きまくったのは、最初で最後かも。弾きまくりの曲を選んだのがギターマジシャンさんらしいと思いました。 ここまでの鈴木茂のギター弾きまくりは珍しく、 ちょうどスコアもあったので、取りくみました。 > プロも熱に浮かされていたような、そんな時代だったのでしょうね、70年代後半は。 本当にクロスオーバーギターの熱気に溢れて、 これでもかという演奏を聴かせてくれました。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2023/06/13/Tue 22:41 [編集]
![]() ギターワークショップというアルバムがあることは知っていましたが、まだ聴いたことがないです。ニューヨークというLPもあるのですね。
鈴木茂自身はアドリブソロよりも歌もののバッキングの方が好きなのかもしれませんね。 ギターマジシャンさん、とても気持ちよさそうに演奏しておられましたね。 ![]() これこれ!この曲だ、と謎が解けました。
学生時代によく聴いていたオールナイトニッポン。 有名ではないけれど、流行の一歩先をいっている曲が コーナーのつなぎによく流れておりました。 当然ながら曲の紹介もなく、 プレイヤーも曲名もわからずでしたが その中の一曲が、確かにこの曲だったのです! 16ビート、クロスオーバー・・・ 当時は、明日が来るのが楽しみな毎日を送っていました。 今もたぶんそうです、おそらくそうです、 ホントかな?(笑)。 いいだひろゆき | URL | 2023/06/15/Thu 17:00 [編集]
![]() こんばんは。
「ニューヨーク」、鈴木さん以外のトラックもいくつか聴いてみました。 水谷さんや松木さんはいわゆる「和ジャズ」アルバムにサイドマンとして参加されているのを聴いたことはありましたが、メインで演奏されているのは初めて聴きました。 面白い企画アルバムですね。 ギターマジシャンさんの演奏はいつもながら完璧と思います。 バッキングのキレ、素晴らしいですね。 ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> ギターワークショップというアルバムがあることは知っていましたが、まだ聴いたことがないです。ニューヨークというLPもあるのですね。 クロスオーバーギターのブームに便乗したように、 ギタリストを集めたアルバムが出てきた時代です。 > 鈴木茂自身はアドリブソロよりも歌もののバッキングの方が好きなのかもしれませんね。 本当、自分のソロアルバムでも歌ものが多いし、 ユーミンを始め存在感のあるバッキングですね。 > ギターマジシャンさん、とても気持ちよさそうに演奏しておられましたね。 やっぱり昔のクロスオーバー、フュージョンが好きです。 お聴きいただき、ありがとうございました。 犬の世話で実家に2晩泊まり込んでいたので、 コメントの返信が遅くなり申し訳ありません。 ギターマジシャン | URL | 2023/06/16/Fri 19:49 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> これこれ!この曲だ、と謎が解けました。 学生時代によく聴いていたオールナイトニッポン。 有名ではないけれど、流行の一歩先をいっている曲が コーナーのつなぎによく流れておりました。 当然ながら曲の紹介もなく、 プレイヤーも曲名もわからずでしたが その中の一曲が、確かにこの曲だったのです! ジングルというか、コーナーのつなぎの曲とか、 天気予報や交通情報のバックで流れている曲が、 誰の何ていう曲かと気になることがありますね。 > 16ビート、クロスオーバー・・・ 当時は、明日が来るのが楽しみな毎日を送っていました。 今もたぶんそうです、おそらくそうです、 ホントかな?(笑)。 新しい音楽が確かに始まっていましたし、 どう発展するのか、本当楽しみでしたし、 今も新しい発見があるか待ち遠しいです。 お聴きいただき、ありがとうございました。 実家に行っていて、スマホからは管理画面に入れず、 コメントの返信ができないままで申し訳ありません。 ギターマジシャン | URL | 2023/06/16/Fri 19:57 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> こんばんは。 「ニューヨーク」、鈴木さん以外のトラックもいくつか聴いてみました。 水谷さんや松木さんはいわゆる「和ジャズ」アルバムにサイドマンとして参加されているのを聴いたことはありましたが、メインで演奏されているのは初めて聴きました。 面白い企画アルバムですね。 クロスオーバーギターの発生の流れの一つとして、 リトナー、カールトンにエリック・ゲイルなどの、 スタジオミュージシャン出身が多かったことから、 腕利きバックミュージシャンを集めた気がします。 > ギターマジシャンさんの演奏はいつもながら完璧と思います。 バッキングのキレ、素晴らしいですね。 かなり細かいミスもあって、恐縮ですが、 バッキングは弾いていて楽しかったです。 お聴きいただき、ありがとうございました。 実家の留守番で14日から不在にしていて、 返信が遅くなってしまい申し訳ありません。 ギターマジシャン | URL | 2023/06/16/Fri 20:04 [編集]
![]() 私はこれらのアルバムを再編集したコンピレーションを持っていてそこでケネディエアポートを知りました。「ホワイト・ヒート」も持っていますが確かにリードギター全開なのはこの曲かもしれません。ソリッドな演奏とてもよかったです!
面白半分 | URL | 2023/06/18/Sun 06:10 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> 私はこれらのアルバムを再編集したコンピレーションを持っていてそこでケネディエアポートを知りました。「ホワイト・ヒート」も持っていますが確かにリードギター全開なのはこの曲かもしれません。ソリッドな演奏とてもよかったです! この曲を含むコンピ盤もあったのですね。 「ホワイトヒート」もインストで良いのですが、 アドリブや間奏が短い曲が多いように感じます。 お聴きいただき、ありがとうございました。 ギターマジシャン | URL | 2023/06/18/Sun 07:14 [編集]
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