僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
高中正義は高2の77年にソロ2作目で、
ファンになり、次作も買ったが、その後は、
ブランクとなり、多少のエアチェックのみ、
大ヒット「ブルーラグーン」も買ってない。
テレビ虹伝説ライブで、また盛り上がり、
特集ムック本を買って全曲を練習したり、
そのスコアに出ていた4曲入レコードも
手に入れ、高中ばかり弾きまくっていた。
すぐ飽きる性格で、また聴かなくなるが、
渋谷河合楽器ピアノ発表会の伴奏を、
頼まれた際に、カシオペアやスクエア、
高中もあり、原曲の確認にとLPを買う。
「渚モデラート」が入った「極東探偵団」、
さらに同じCM曲「エピダウロスの風」は、
アルバム未収録なのでシングルを買い、
楽譜ではわからない音色の切替を確認。
これでまた安直に、高中のファンに戻り、
ちょうどレコードからCDに切り替える頃、
「ジャングルジェーン」とそのライブ盤は、
CDで、スクエアやカシオペアでも同様。
「夏だ、海だ、達郎だ!」の山下達郎は、
「クリスマス・イヴ」で冬の定番になるが、
高中の「極東探偵団」でも夏とは違った
イメージの曲も多くて、新境地を感じた。
それでもシングルカット「渚モデラート」
真夏とは少し違うがCMは海の場面で、
いつもの高中のイメージで、同じCMの
「エピダウロス」は、もろに真夏っぽい。
流行なのか、伴奏は打ち込みのようで、
かなり機械的だが、シャッフルのノリで、
クリーントーンから始まったメロディは、
これまでの夏が全開の高中のそのまま。
この頃の高中はシャカタクを意識してか、
歌ものを連発していて、イブ三姉妹を、
作詞も含めて起用し、テレビやライブは、
イブ以外にアマゾンズと組んだりした。
「ジャングルジェーン」ツアーの映像は、
アマゾンズからの2人が全曲で活躍し、
衣装を変えながらの派手な振り付けで、
ギターソロの間でも演奏に花を添えた。
YouTubeにあるオールナイトフジでは、
伴奏こそカラオケだがギターは生演奏、
「イリュージョン」に「エピダウロス」と、
AB面の2曲をほぼフルコーラスで披露。
この頃はバラエティ番組でも、生演奏が、
基本で、きちんとやっていたのに、昨今、
歌番組と銘打ちながら、口パクだったり、
充てフリが横行するのは本当嘆かわしい。
ただオールナイトフジの映像をよく見ると、
コーラスはイブでもアマゾンズでもなくて、
女子大生に踊らせての口パクかもしれず、
このあたりがフジテレビだなあと思ったり。
自分の演奏は、口パクと逆に無理やりに、
女声コーラス部を鶏を絞めた声で歌ったり、
弓矢のような効果音は口笛で真似したり、
宅録にしても、あまりに時代遅れアナログ。
せめてギターだけはと、クリーントーンは、
SG代用でレスポール、続くアコギも弾き、
トレモロアームを使う歪んだアドリブには、
ミニハム搭載カシオギターと使い分ける。
歌ものヒットをとばし、テレビにも出まくり、
ライブでも完璧な演奏を披露していた頃、
高中の定番の夏の「エピダウロスの風」、
とにかくギターには気合を入れています。
ファンになり、次作も買ったが、その後は、
ブランクとなり、多少のエアチェックのみ、
大ヒット「ブルーラグーン」も買ってない。
テレビ虹伝説ライブで、また盛り上がり、
特集ムック本を買って全曲を練習したり、
そのスコアに出ていた4曲入レコードも
手に入れ、高中ばかり弾きまくっていた。
すぐ飽きる性格で、また聴かなくなるが、
渋谷河合楽器ピアノ発表会の伴奏を、
頼まれた際に、カシオペアやスクエア、
高中もあり、原曲の確認にとLPを買う。
「渚モデラート」が入った「極東探偵団」、
さらに同じCM曲「エピダウロスの風」は、
アルバム未収録なのでシングルを買い、
楽譜ではわからない音色の切替を確認。
これでまた安直に、高中のファンに戻り、
ちょうどレコードからCDに切り替える頃、
「ジャングルジェーン」とそのライブ盤は、
CDで、スクエアやカシオペアでも同様。
「夏だ、海だ、達郎だ!」の山下達郎は、
「クリスマス・イヴ」で冬の定番になるが、
高中の「極東探偵団」でも夏とは違った
イメージの曲も多くて、新境地を感じた。
それでもシングルカット「渚モデラート」
真夏とは少し違うがCMは海の場面で、
いつもの高中のイメージで、同じCMの
「エピダウロス」は、もろに真夏っぽい。
流行なのか、伴奏は打ち込みのようで、
かなり機械的だが、シャッフルのノリで、
クリーントーンから始まったメロディは、
これまでの夏が全開の高中のそのまま。
この頃の高中はシャカタクを意識してか、
歌ものを連発していて、イブ三姉妹を、
作詞も含めて起用し、テレビやライブは、
イブ以外にアマゾンズと組んだりした。
「ジャングルジェーン」ツアーの映像は、
アマゾンズからの2人が全曲で活躍し、
衣装を変えながらの派手な振り付けで、
ギターソロの間でも演奏に花を添えた。
YouTubeにあるオールナイトフジでは、
伴奏こそカラオケだがギターは生演奏、
「イリュージョン」に「エピダウロス」と、
AB面の2曲をほぼフルコーラスで披露。
この頃はバラエティ番組でも、生演奏が、
基本で、きちんとやっていたのに、昨今、
歌番組と銘打ちながら、口パクだったり、
充てフリが横行するのは本当嘆かわしい。
ただオールナイトフジの映像をよく見ると、
コーラスはイブでもアマゾンズでもなくて、
女子大生に踊らせての口パクかもしれず、
このあたりがフジテレビだなあと思ったり。
自分の演奏は、口パクと逆に無理やりに、
女声コーラス部を鶏を絞めた声で歌ったり、
弓矢のような効果音は口笛で真似したり、
宅録にしても、あまりに時代遅れアナログ。
せめてギターだけはと、クリーントーンは、
SG代用でレスポール、続くアコギも弾き、
トレモロアームを使う歪んだアドリブには、
ミニハム搭載カシオギターと使い分ける。
歌ものヒットをとばし、テレビにも出まくり、
ライブでも完璧な演奏を披露していた頃、
高中の定番の夏の「エピダウロスの風」、
とにかくギターには気合を入れています。
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ナイアガラ・トライアングルへの抜擢は、
第1期では山下達郎に伊藤銀次で、
第2期は佐野元春と杉真理となって、
誰もがその後の音楽業界で活躍した。
第1期のリアルタイムは記憶になくて、
ギター雑誌のエフェクター試奏とかに、
シュガーベイブのギタリストと紹介され、
伊藤銀次と村松邦夫を見かけた程度。
そのバンドに山下達郎がいたことなど、
知らなかったし、達郎の名前の記憶は、
「ゴー・アヘッド」が出た頃、多重録音、
マルチミュージシャンと紹介されてから。
それと比べると、第2期の佐野と杉は、
佐野はすでに「サムデイ」をリリースし、
杉はすぐに堀ちえみのグリコのCMで、
「バカンスはいつも雨」のヒットをとばす。
ちょうど自分の聴く音楽の幅が広がり、
情報量も多くなったせいもあるだろうが、
佐野と杉は少しずつ売れてきたところ、
ナイアガラの参加で一気にメジャーに。
もともと杉真理は慶応大学のサークル、
リアルマッコイズでコンテストに出たり、
後輩の竹内まりやを従えたバンドとして、
デビューし、その後にソロで再デビュー。
その5枚目シングルはナイアガラから、
「夢みる渚」となり、これだけの名曲を、
セッションに惜しみなく提供するほどに、
杉は作詞・作曲の才能に溢れていた。
夏の海辺の情景を見事に歌詞にして、
自分はナンパとは無縁だが、就職後、
大学の友人と千葉、就職の同期とは、
江ノ島に行った際、こんな情景だった。
杉の歌詞にはカセットで大瀧詠一の、
「ロングバケイション」をかけていたり、
ウォークマンを聴いていると話し声が、
大声になったりして、リゾートあるある。
陽が沈み、街へと皆帰っていく歌詞も、
暗くなってきた海岸を後にして駅へと、
向かって歩いた場面がすごく浮かんで、
今も懐かしくビーチの風景を思い出す。
ちなみに自分はせっかく海に来たから、
日に焼けないと損した気分と、延々と、
砂浜に横たわったら、熱中症のうえに、
皮膚が大やけどで、医者に通うはめに。
月9の「真夏のシンデレラ」の挿入歌に、
使って欲しいくらいのリゾート・ソングで、
あのドラマ自体、ツッコミどころ満載だが、
昔ならこんな世界もあるかと憧れたろう。
関東もようやく梅雨明けとなり夏も本番、
「ナイアガラ・トライアングルvol.2」から、
杉真理「夢みる渚」は、キーが高いので、
鶏を絞めた歌声で恐縮しつつアップです。
第1期では山下達郎に伊藤銀次で、
第2期は佐野元春と杉真理となって、
誰もがその後の音楽業界で活躍した。
第1期のリアルタイムは記憶になくて、
ギター雑誌のエフェクター試奏とかに、
シュガーベイブのギタリストと紹介され、
伊藤銀次と村松邦夫を見かけた程度。
そのバンドに山下達郎がいたことなど、
知らなかったし、達郎の名前の記憶は、
「ゴー・アヘッド」が出た頃、多重録音、
マルチミュージシャンと紹介されてから。
それと比べると、第2期の佐野と杉は、
佐野はすでに「サムデイ」をリリースし、
杉はすぐに堀ちえみのグリコのCMで、
「バカンスはいつも雨」のヒットをとばす。
ちょうど自分の聴く音楽の幅が広がり、
情報量も多くなったせいもあるだろうが、
佐野と杉は少しずつ売れてきたところ、
ナイアガラの参加で一気にメジャーに。
もともと杉真理は慶応大学のサークル、
リアルマッコイズでコンテストに出たり、
後輩の竹内まりやを従えたバンドとして、
デビューし、その後にソロで再デビュー。
その5枚目シングルはナイアガラから、
「夢みる渚」となり、これだけの名曲を、
セッションに惜しみなく提供するほどに、
杉は作詞・作曲の才能に溢れていた。
夏の海辺の情景を見事に歌詞にして、
自分はナンパとは無縁だが、就職後、
大学の友人と千葉、就職の同期とは、
江ノ島に行った際、こんな情景だった。
杉の歌詞にはカセットで大瀧詠一の、
「ロングバケイション」をかけていたり、
ウォークマンを聴いていると話し声が、
大声になったりして、リゾートあるある。
陽が沈み、街へと皆帰っていく歌詞も、
暗くなってきた海岸を後にして駅へと、
向かって歩いた場面がすごく浮かんで、
今も懐かしくビーチの風景を思い出す。
ちなみに自分はせっかく海に来たから、
日に焼けないと損した気分と、延々と、
砂浜に横たわったら、熱中症のうえに、
皮膚が大やけどで、医者に通うはめに。
月9の「真夏のシンデレラ」の挿入歌に、
使って欲しいくらいのリゾート・ソングで、
あのドラマ自体、ツッコミどころ満載だが、
昔ならこんな世界もあるかと憧れたろう。
関東もようやく梅雨明けとなり夏も本番、
「ナイアガラ・トライアングルvol.2」から、
杉真理「夢みる渚」は、キーが高いので、
鶏を絞めた歌声で恐縮しつつアップです。

ジャズとロックとの融合の歴史は古いし、
どこから発端とするかも諸説あるのだが、
日本のクロスオーバーギターのブームは、
自分のリアルタイムの77年と思っている。
ラリー・カールトン、リー・リトナーが来日し、
フォーク中心だった月刊誌ヤングギターが、
2人や渡辺香津美の特集まで組むほどで、
当時のギターキッズはこぞってコピーした。
ジャズの要素が大きいクロスオーバーに、
ロックを弾いていた自分らが馴染めたのは、
ジェフ・ベックでインストに親しんでいたのと、
ジョージ・ベンソンがヒットしたのも大きい。
ジャズと言うと難解、テクニック至上主義、
そんなイメージが自分にはあって、実際に、
道玄坂のジャズ喫茶の前を通ったりすると、
わけのわからない不気味な音が聴こえた。
それに対してベンソンの76年の新譜では、
イージーリスニングのオーケストラのような、
サウンドに載せて、すごくポップなメロディ、
わかりやすいアドリブはハードルが低い。
もちろん、それでも当時の自分にとっては、
これはロックではなく、ジャズギターだなと、
十分感じさせるテクニック満載で、FMで、
別のLPがかかったら、もろにジャズだった。
高校に本物のフェンダーストラトを買ったと、
持ってきた同級生がいて、休み時間には、
自分もそのクラスに見に行くが、そのうち、
何人か交代でおそるおそる弾かせてもらう。
自分は傷つけたらいけないと遠慮したが、
堂々とジャズフレーズを弾きまくる奴もいて、
「あいつ、うまいなあ」と言うと、友人からは
「彼はベンソンをコピーしているからね」と。
単純な自分は、やっぱりベンソンを弾けば、
ジャズギターが上手くなるのかと思い込み、
「ブリージン」のレコードと楽譜を買ってきて、
練習するが、当時の自分には難しすぎた。
バックの音が16ビートで、オーケストラが、
加わり、ポピュラーな味付けはしていても、
ベンソンの弾くギターはフルアコの生音で、
フレーズもジャズの頃と変わってはいない。
ベンソンは王道のビバップ・フレーズよりは、
ペンタトニックやクロマチックを多用するが、
それでも、ジャズギター入門には十分すぎ、
アルバム全曲を弾けば、かなりのレベル。
ただ、あとでストラトを弾いた本人に聞くと、
ジャズギターが好きで、フルアコも買ったが、
特段ベンソンを練習したことなどないそうで、
ガセネタだったが、自分には怪我の功名。
おかげでベンソンのバンドスコアを買って、
こうして演奏もできるのだが、大学の頃に、
渋谷河合楽器のジャズギター教室に通い、
いろいろ学んだはずなのに今も弾けない。
せめて、オケくらいは本物に近づけようと、
昔のスコアはリズム隊の省略が多いので、
同じシンコーが輸入楽譜にカバーをつけ、
発売したスコアを、先日ヤフオクで買った。
ところがベースやドラムのフィルはわりと、
きちんと採譜しているが、鍵盤は手抜き、
ストリングスはトップの単音程度、さらに、
ピアノは丸々載っていない曲まであった。
昔の楽譜の「ブリージン」も鍵盤はなしで、
原曲でもフルートやストリングスは鳴るが、
いつものメンバーによるエレピもクラビも、
聴こえないので、もともと鍵盤なしのよう。
それよりも、せっかくリズムギターが載り、
TAB譜まであるのに、イントロの最初から、
オクターブ高いポジションで、音感のない、
自分でも明らかに間違いだとわかるほど。
いつものことで、2冊のスコアを見比べて、
なるべく本物に近いオケを作ってはみたが、
ギターが難しくて、オクターブに1音加える、
ベンソン特有のフレーズはかなり間違えた。
当然ながら、フルアコもセミアコもないので、
レスポールで弾くが、パワーがありすぎて、
生音セッティングでも低音が歪んでしまい、
ゲインを下げたが、それでも汚い音になる。
テクニックに走りがちなクロスオーバーで、
ソフト&メロウと呼ばれ、スムースジャズの、
元祖の「ブリージン」で、爽やかな微風でも、
お届けするつもりが、少し暑苦しい演奏です。
どこから発端とするかも諸説あるのだが、
日本のクロスオーバーギターのブームは、
自分のリアルタイムの77年と思っている。
ラリー・カールトン、リー・リトナーが来日し、
フォーク中心だった月刊誌ヤングギターが、
2人や渡辺香津美の特集まで組むほどで、
当時のギターキッズはこぞってコピーした。
ジャズの要素が大きいクロスオーバーに、
ロックを弾いていた自分らが馴染めたのは、
ジェフ・ベックでインストに親しんでいたのと、
ジョージ・ベンソンがヒットしたのも大きい。
ジャズと言うと難解、テクニック至上主義、
そんなイメージが自分にはあって、実際に、
道玄坂のジャズ喫茶の前を通ったりすると、
わけのわからない不気味な音が聴こえた。
それに対してベンソンの76年の新譜では、
イージーリスニングのオーケストラのような、
サウンドに載せて、すごくポップなメロディ、
わかりやすいアドリブはハードルが低い。
もちろん、それでも当時の自分にとっては、
これはロックではなく、ジャズギターだなと、
十分感じさせるテクニック満載で、FMで、
別のLPがかかったら、もろにジャズだった。
高校に本物のフェンダーストラトを買ったと、
持ってきた同級生がいて、休み時間には、
自分もそのクラスに見に行くが、そのうち、
何人か交代でおそるおそる弾かせてもらう。
自分は傷つけたらいけないと遠慮したが、
堂々とジャズフレーズを弾きまくる奴もいて、
「あいつ、うまいなあ」と言うと、友人からは
「彼はベンソンをコピーしているからね」と。
単純な自分は、やっぱりベンソンを弾けば、
ジャズギターが上手くなるのかと思い込み、
「ブリージン」のレコードと楽譜を買ってきて、
練習するが、当時の自分には難しすぎた。
バックの音が16ビートで、オーケストラが、
加わり、ポピュラーな味付けはしていても、
ベンソンの弾くギターはフルアコの生音で、
フレーズもジャズの頃と変わってはいない。
ベンソンは王道のビバップ・フレーズよりは、
ペンタトニックやクロマチックを多用するが、
それでも、ジャズギター入門には十分すぎ、
アルバム全曲を弾けば、かなりのレベル。
ただ、あとでストラトを弾いた本人に聞くと、
ジャズギターが好きで、フルアコも買ったが、
特段ベンソンを練習したことなどないそうで、
ガセネタだったが、自分には怪我の功名。
おかげでベンソンのバンドスコアを買って、
こうして演奏もできるのだが、大学の頃に、
渋谷河合楽器のジャズギター教室に通い、
いろいろ学んだはずなのに今も弾けない。
せめて、オケくらいは本物に近づけようと、
昔のスコアはリズム隊の省略が多いので、
同じシンコーが輸入楽譜にカバーをつけ、
発売したスコアを、先日ヤフオクで買った。
ところがベースやドラムのフィルはわりと、
きちんと採譜しているが、鍵盤は手抜き、
ストリングスはトップの単音程度、さらに、
ピアノは丸々載っていない曲まであった。
昔の楽譜の「ブリージン」も鍵盤はなしで、
原曲でもフルートやストリングスは鳴るが、
いつものメンバーによるエレピもクラビも、
聴こえないので、もともと鍵盤なしのよう。
それよりも、せっかくリズムギターが載り、
TAB譜まであるのに、イントロの最初から、
オクターブ高いポジションで、音感のない、
自分でも明らかに間違いだとわかるほど。
いつものことで、2冊のスコアを見比べて、
なるべく本物に近いオケを作ってはみたが、
ギターが難しくて、オクターブに1音加える、
ベンソン特有のフレーズはかなり間違えた。
当然ながら、フルアコもセミアコもないので、
レスポールで弾くが、パワーがありすぎて、
生音セッティングでも低音が歪んでしまい、
ゲインを下げたが、それでも汚い音になる。
テクニックに走りがちなクロスオーバーで、
ソフト&メロウと呼ばれ、スムースジャズの、
元祖の「ブリージン」で、爽やかな微風でも、
お届けするつもりが、少し暑苦しい演奏です。

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