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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
ベスト盤にのみ収録された幻の名曲のスクエア「トゥー・ヤング・トゥー・ラブ」
何度か書いたが、スクエアのデビュー当時、
学生バンド出身、ジャズ研の強者揃いだと、
宣伝されたので、自分も高校生だったのに、
アマチュアに毛が生えた奴らと馬鹿にした。

ラジオのライブを聴いたが、ギターは地味で、
サックスがメインで、渡辺貞夫グループや、
ネイティブ・サンのように感じ、スタジオ盤は、
エアチェックもレンタルもせずにスルーした。

その後、安藤がロック風に早弾きしまくる、
「トゥモローズ・アフェア」がすごく気に入り、
その収録アルバムを買ったり、昔の曲でも、
少しは聴いておこうと、ベスト盤まで買った。

そのベスト盤に唯一の新曲、新録音として、
「トゥー・ヤング・トゥー・ラブ」が収録されて、
最新アルバムの余り曲というよりは名曲で、
あえてベスト盤のために書き下ろしたのか。

ベスト盤には最新作「うち水に~」を除いた、
1~6枚目のアルバムから、1・2曲ずつを、
収録していて、現メンバーは6枚目からで、
その黄金期メンバーでの新曲は目玉商品。

珍しく伊東がフルートを吹いていて、これが、
曲調にぴったりだが、渡辺貞夫の雰囲気で、
まあ伊東はサックスにしても貞夫フォロワー、
初期のスクエアはサウンド自体そんな感じ。

ただ、一新したリズム隊はジャズ出身でなく、
ロックからフュージョンという面子だろうから、
初期のスクエアとは一味違った演奏になり、
イブのコーラスも売れ線フュージョンの狙い。

安藤のギターは生音で初期スタイルに近く、
いかにもジャズ研出身のビバップ・フレーズ、
クロマチックのアプローチやアルペジオあり、
ジャズ系フュージョンギターのお手本のよう。

自分もいつものようにエンディングを伸ばし、
昔取った杵柄で、渋谷河合楽器の教室で、
教わったジャズギターを披露しようと思うが、
いかんせんアドリブがお粗末なのでやめた。

フルートやエレピをギターシンセで弾いたが、
専用ピックアップが不調で6弦は鳴らないし、
本体のパッチ選択ボタンの反応も鈍くなり、
いよいよもって買替え時なのかもしれない。

何年も前からAmazonのあとで買うに入れ、
迷ってはいるが、いかんせん軍資金もなく、
さらに、製造中止らしくメーカー在庫もなく、
案の定、売り切れ続出で高額出品ばかり。

楽器屋さんに店頭在庫や倉庫にないかと、
メールで問い合わせても入荷未定の返事、
ただ、なぜか、先週あたりからAmazonで、
数社が定価で出品、少し様子を見ている。

だましだましのギターシンセで何とか録音、
スクエアが一大ヒットする前のベスト盤に、
ひっそりと収録された新録音ながら名曲の、
「トゥー・ヤング・トゥー・ラブ」のアップです。





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こんな季節に合いそうなキャロル・キング「ソー・ファー・アウェイ」
新年が明けたと思っていたら、もう早くも、
4月の新年度で、出会いと別れの季節、
自分は残留したが、転勤する人も多いし、
定年退職で再雇用、そのまま辞める人も。

何かちなんだ曲でも演奏しようかと思って、
邦題は「去りゆく恋人」となって微妙だが、
キャロル・キング「ソー・ファー・アウェイ」を、
キーが高いのにも懲りずにオケを作り出す。

去年の今頃、キャロル・キングのスコアを、
検索し、輸入のバンドスコアにシンコーが、
カバーを付け発売していたのが見つかって、
とりあえずAmazonの「あとで買う」に登録。

シンコー版も輸入楽譜もすでに絶版になり、
出品者販売で、定価と大差なかったものが、
ほどなく売れてしまい、千円増しのが出品、
さらに高騰する前にクリックして無事届いた。

このスコアは「つづれおり(タペストリー)」の、
ほぼ全曲で、実際に自分が持っているのも、
この1枚のみ、他の曲はエアチェックもせず、
ファンとは言えないが、間違いなく愛聴した。

もともとギター曲ばかり聴いていた自分には、
ラリー・カールトンと五輪真弓がFMライブで、
キャロル・キングをカバーしたのがきっかけ、
その時のカールトンのギターソロも良かった。

そのカセットはテープがちぎれて聴けないが、
たしか「ソー・ファー・アウェイ」で延々と弾き、
そのカールトンは、クルセイダーズの在籍時、
スタジオ盤や名演とされるライブ盤でも演奏。

「イッツ・トゥー・レイト」も五輪が歌ったのか、
不明だが、やはりFMのライブで松原みきや、
高樹澪が歌ったのはエアチェックしているし、
「君の友だち」はジェイムス・テイラーで知る。

フォーク入門に、ジェイムス版のイントロが、
載っていて、原曲を知らないまま練習したし、
後に聴いた際は、こんなに声が低いのかと、
驚いたり、キャロルのピアノイントロも後追い。

「タペストリー」は名曲ばかりと、名盤解説で、
読んだりして、CDで廉価版が出たので購入、
本当にどれも素晴らしくて愛聴盤になったし、
なじみの「ソー・ファー・アウェイ」を聴き込む。

キャロルの演奏は、ピアノ、アコギ、ベースに、
パーカッションのシンプルな編成、それだけに、
ジェイムス・テイラーの弾くアコギが目立って、
時折入れてくるオブリガードが何とも言えない。

YouTubeには、ジェイムスを嬉しそうに紹介し、
ピアノ、アコギ、ベースで演奏する古い映像が、
本当に素晴らしく、他にキャロルの単独ライブ、
ジェイムスとの再演もあるが、昔のに魅かれる。

エンディングのフルートソロも良いが、恒例の、
小節を伸ばして、ギターでアドリブしたところ、
いつもの早弾きは場違いすぎるし、あまりも、
センスがないので、カールトンのフレーズに。

「スクラッチ」では、ブレイクでホーンが延々と、
吹き続け、次第に客席が盛り上がってくると、
リズム隊が加わり、ギターソロも始まるという
粋な演出で、カールトンの名演の一つになる。

ただキャロルの原曲に比べて、テンポは速く、
9小節パターンと変則的に演奏しているので、
そのまま弾くと、ちょっと間が抜けた感じだが、
自分のアドリブより遥かにましなので拝借を。

シンガーソングライター・ブームのきっかけの、
「つづれおり」から「ソー・ファー・アウェイ」を、
この春先での別れに、ちなんでみた演奏は、
いつものひっくり返る歌声は申し訳ないです。






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