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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
まるでサンタナのように哀愁が漂うメロディの高中正義「アローン」
耳コピが苦手で、昔から楽譜に頼り切りで、
今年になってからでもバンドスコアを10冊、
単品のピースやダウンロードが6曲ほどと、
相変わらず演奏するペースを上回っている。

さらに、昔から演奏したいと思っている曲が、
掲載されていた古いバンドスコアがないか、
あるいは、何かのきっかけで新しく出ないか、
毎日ではないが、何かとネット検索している。

春先には、村下孝蔵「初恋」が見つかったし、
最近も山本達彦、村田和人、稲垣潤一など、
オムニバス集に入っているのを見つけたが、
それぞれ1万円以上して、さすがに買えない。

つい先日も、リー・リトナーのバンドパート譜、
杉山清貴&オメガトライブの3rdアルバムの、
バンドスコアを5~6千円で落札できたので、
いつか演奏しようと、構想だけは膨らむ一方。

高中の楽譜は、もともと持っていたのが1冊、
人生初のオークションで買ったベスト集1冊、
さらに、大枚をはたいて買った虹伝説があり、
他にもいろいろと欲しいが、いかんせん高額。

高中ではないが、アコギのインストの2人組、
山弦の楽譜は、20年前に出た1冊しかなく、
ライブDVD付が2万円、本体のみは1万円と、
定価は約4千円なのに、かなり高騰している。

それが、本体のみ千円でヤフオクに出品され、
終了当日でも入札がないので出勤前に入札、
すると昼休み中に数名が競り合って2千円、
終了間際には8千円となり自分はあきらめた。

もともと演奏したい曲は1曲のみで、そのうえ、
楽譜はギタースコアで、実際のCDの演奏の、
シンセ、ベース、ドラム等は載っていないから、
5千円でも、ちょっと買うにはもったいない気分。

そんな中、いつもダウンロードで利用している、
アットエリーゼやヤマハとは別のサイトがあり、
高中のバンドスコアが1曲400円という安価、
これは、バンバンダウンロードしたくなってくる。

「アローン」は、LP発売時にエアチェックして、
まんまサンタナで、途中のナチュラルトーンは、
「ムーンフラワー」のパクリかと思ったほどだが、
けっこう気に入り、ヤングギターで練習した曲。

サンタナの「Europa」が「哀愁のヨーロッパ」と、
邦題がついたように、「哀愁のアローン」とか、
「ひとりぼっちのギター」にでもすれば良いさと、
友人と笑いながら、曲自体は感動して聴いた。

懐かしくなって、すぐダウンロードしたのだが、
スコアをプリントして、ドラム入力から始めると、
エレピ伴奏が簡略化されて、リズムギターも、
片チャンネルのみ、しかもコードが違っている。

市販のスコアをヤフオクで買おうか検索すると、
アルバム「アローン」のスコアが約9千円して、
「アローン」を含むベスト集が5,500円なので、
安い方にすると、入札は自分だけで落札した。

このベスト集から、いずれ何曲か演奏するが、
まずは、目的だった「アローン」のオケ作りで、
こちらのエレピはコード表記のみだが、たぶん、
間違っていないし、リズムギターは左右ある。

2つのスコアをよく見比べると、ベースラインも、
ダウンロード版は間違いだらけだし、せっかく、
エレピは和音が音符で採譜されているのに、
構成音が違うし、オブリフレーズは無視される。

スクエアやカシオペアでも、リットーとシンコー、
ドレミに全音と、それぞれに一長一短あるので、
入手できれば、2種類以上を比較しオケ作り、
耳コピができない分、本当に出費が嵩む一方。

スクエアのある曲もドレミ出版のベスト集では、
エンディングでのピアノが省略されているので、
ヤフオクで日音とエイプリル出版の2種類を、
先週落札して、いいとこ取りで演奏する予定。

「アローン」は、アドリブをせずにメロディのみ、
それもすごく丁寧に弾いているので、前回の、
「渚・モデラート」と同様、スライドのニュアンス、
休符のタイミングを意識して、何度もやり直す。

そのうち、どれが正解かわからなくなってきて、
気分転換でYouTubeのライブ映像を眺めたり、
原曲を再度聴き込んだが、高中はライブでも、
アドリブせずに、メロディを聴かせることを重視。

自分も原曲にできるだけ近いニュアンスをと、
最初の歪ませて弾く1コーラスだけで1時間、
何度も何度もやり直して、それでも納得できず、
いったん次のクリーントーンに移るが同じこと。

あまり完コピにこだわることもないのだろうが、
とにかく、ギターが歌い上げるように弾こうと、
それだけ心がけつつ、それでも楽譜を手元に、
にらめっこしながら、何とか最後まで録音する。

エンディングは、一つのコードで延々と続いて、
普通はここでアドリブだよなあと、いつもながら、
原曲無視で、好き勝手にアドリブを弾いたが、
多少は、サンタナを意識したフレーズも混ぜた。

400円のスコアで演奏するつもりが、結局は、
ヤフオクで買い直して、ついでにスクエアまで、
3冊も買うことになって、高くついた高中の曲、
「アローン」は、できるだけ丁寧に弾きました。


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シャカタクの売れ線を意識してボーカルが目立つ高中正義「渚・モデラート」
高中正義のファンでカバー演奏しているが、
実は高中のアルバムが30枚以上あるうち、
買ったのはLP4枚、CD2枚のみで、あとは、
ベスト盤、ライブ盤と、LPのCDで買い直し。

高2の時、高中の2枚目のアルバムを買い、
気に入って、3枚目は発売と同時に買うが、
次作以降は数曲をエアチェックした程度で、
「虹伝説」には盛り上がったが、また休止。

これまた、ラジオで数曲を録音する程度で、
発表会で「渚・モデラート」を演奏するからと、
「極東探偵団」のLPを買い、その流れから、
「ジャングル・ジェーン」のCD、ライブ盤を。

「渚・モデラート」の頃の高中は、シングルで、
「エピダウロスの風」や、「シェイク・イット」、
「チャイナ」と歌ものを連発していて、これは、
大ヒットしたシャカタクを意識した気がする。

以前も書いたが、ミュージックフェアに出て、
シャカタクと共演した際に、あの大ヒット曲、
「ナイトバード」についての感想を聞かれて、
「ああ、やられたと思った」と切実に答えた。

「スイート・アグネス」のような歌ものだとか、
「ブルー・ラグーン」のキャッチーな曲とかで、
お茶の間にも浸透した高中にとって、さらに、
大衆受けしたシャカタクに、してやられたと。

デビュー当時から自分がやってきた路線で、
女性二人のコーラスを見事なまでに導入し、
それでいて、ピアノやギターのアドリブでは、
フュージョンの王道のようなソロまでも披露。

自分がやろうとしていたことを、シャカタクが、
あっさりと実現してしまったことのショックと、
自分の目指した方向性は間違っていない、
そんな手ごたえさえ感じたのではと思った。

「ジャングル・ジェーン」のライブDVDでは、
アマゾンズからの2人をコーラスに配置して、
歌わない時もバックで踊らせたり、この辺も、
シャカタクを意識したのかと邪推してしまう。

そんな一連の歌ものから、一番好きな曲で、
かつて渋谷河合楽器の発表会でも演奏し、
目をつぶっていても弾けると自惚れている、
「渚・モデラート」をカバーすることに決めた。

このバンドスコアもヤフオクで買ったもので、
元を取るために何曲かやるつもりでいるし、
高中だけで20曲くらいスコアがあるわけで、
スクエア、カシオペアなどと曲には困らない。

オケは、クラビネットを左右にパンする以外、
あまり苦労せずに作れたが、よく考えると、
女声コーラスがあるわけで、発表会の時は、
ボーカル教室の女性が歌ってくれたのだが。

もともとひどい歌声を、裏声で高い声を出し、
さらに途中のウィスパー・ボイスまであって、
ストリングスの音量を上げたり、ごまかして、
とにかく、何としてでもギターを弾きたい曲。

そのギターが、久々に原曲を聴いてみると、
思ったより音が歪んでいなくて、MTRでの、
ブギーのアンプシュミレーターのゲインを、
プリセットの98を20に下げてちょうど良い。

最初は50くらいで録音したので、やり直し、
さらに原曲に比べて、ハンマリングオンや、
スライド、チョーキングをごっちゃにしていて、
スタッカートもひどいので、そこも練習し直す。

タイミングやニュアンスが気になりだしたら、
全然弾けていないのに気づいて、これまた、
発表会でうけて天狗になっていたけれども、
お世辞を真に受けていたいつものパターン。

スタジオ盤は、エンディングはすぐ終わるが、
ライブ盤では、そこから延々と弾きまくるので、
いつもの指癖の早弾きで好き勝手に弾いて、
時々、ライブでの印象的なフレーズを混ぜた。

高中がシャカタクを意識したと自分は感じた、
歌もの路線から、泣きのギターが見事な曲、
「渚・モデラート」を、苦手な歌は置いといて、
ギターは、かなり、なりきって弾いています。







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