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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
五島プラネタリウムで流れていたはずの名曲「タイスの瞑想曲」
「私をスキーに連れてって」を見て、スキー板とウエアを買って、
スキー合宿に行ったのと同じように、映画「メッセンジャー」でも、
影響されやすい自分は、マウンテンバイクにバッグなどを買って、
自転車通勤をするという、今考えると間抜けなことをやっていた。

車道を走るから、何度となく危ない目に遭い、電車通勤に戻して、
その後は、ずっと毎日の通勤地獄に耐えながらの出勤が続いて、
人身事故や信号故障・点検で電車が遅れることは、日常茶飯事、
台風や大雪の際は、何時間にも渡り電車が動かなかったりする。

先日の雪の日も、渋谷駅に着くと入場制限で改札前は長蛇の列、
4年前の積雪では、電車は動いているというアナウンスを信じて、
改札口の真ん前で待っていたが、結局3時間もホームに入れず、
今回は、その教訓を生かし、電車は無理だろうとバス停へ向かう。

ただ、バスでも事情は同じで、これまた台風が直撃した数年前に、
電車が止まったせいで、駅のロータリーには溢れんばかりの人で、
しばらく待った後に、歩いて帰ったことがあり、今回も同じパターン、
まだ雪はやまなかったが、246を1時間以上かけて歩いて帰宅。

普段は通らない東急プラザの跡地を抜け、首都高の下へ回るが、
紀伊国屋書店やレコードのコタニと、よく通っていた東急プラザは、
次にどんな建物になるのか、三省堂や映画館の東急文化会館は、
ヒカリエになって、食品やファッションの店が入ったなあと振り返る。

今は劇場が上の方にあるようだが、かつては1階がパンテオンで、
地下に東急レックス、上の階にも渋谷東急と名画座が入っていて、
今でいうシネコンみたいなものだったなあ、東急ストアもあったし、
五島プラネタリウムもあり、複合施設だったと、いろいろ思い出す。

246を世田谷方面に上っていくが、確か、坂の途中あたりにある、
渋谷文化総合センター大和田だったか、プラネタリウムが開館して、
その際に、五島プラネタリウムのスタッフを呼び戻したなんてのを、
ニュースで見た気がするが、かつてと同じような上映なのだろうか。

五島プラネタリウムへは、自宅が渋谷でも、まったく行かないままで、
小学校の社会科見学で初めて行き、ドームに投影される満天の星、
北極星の見つけ方、星座の伝説の話と、どれも、ものすごく感動し、
すぐにまた友人たちと出かけたり、星座の本を親に買ってもらった。

リクライニングのような椅子に座り、東西南北の方角が表示された、
ドームを見ていると、次第に空が暗くなっていき、星が瞬き始める、
下校時の音楽や、キャンプファイヤーで「遠き山に~」と歌った曲、
ドボルザークの交響曲「新世界より」の「家路」が流れたように思う。

説明が終了し、東の空が白んでくるときに流れたのは、何だったか、
メロディを覚えていて、成人してから曲名を知る「タイスの瞑想曲」は、
これから瞑想に入るという曲だから、夜明けでなく日没だったろうか、
それとも、「星と音楽の夕べ」の時に聴いたのか、記憶は遠く曖昧。

「タイスの瞑想曲」は、ギター教室で、フルートとギターの二重奏を、
教材に使用して、練習した時に、「あ、この曲は知っているぞ。」と、
思い出した曲で、先生からテープをもらったマクンサス・ラリューの、
フルート演奏でも聴いたと思うが、これまた記憶は曖昧になっている。

渋谷河合楽器ジャズギター教室では、ジャズのアドリブを学ぶのも、
ギタリストの曲だけでは、ギター特有の指癖ばかりになってしまうと、
サックスのアドリブコピー曲集や、フルート用のアドリブ教本を使い、
さらにクラシックのフルート演奏で、表現力を身につけるよう教わる。

ジャズに限らず、クラシックギター、ポピュラーギターも教わったから、
今の自分のジャンルを問わないギター演奏の下地ができたと思うし、
いろいろなミュージシャンを教わったり、まして、クラシックの曲を聴き、
それがプラネタリウムの曲だと、気づいたりすることもなかったと思う。

クラシック音楽への興味も沸いたから、後に小学館が出すCDブックで、
フルート名曲、バイオリン名曲が入った号を買おうと思い、その時にも、
どうせだから他の号もと思って、各3枚組全13巻に渡るシリーズのうち、
約半分の7巻分を買い集め、それが唯一我が家にあるクラシック曲集。

クラシック・イン第2巻のうち、3枚目「ヴァイオリン&ピアノ小品集」は、
ヴァイオリンの「ツィゴイネル・ワイゼン」や「愛の喜び」、「愛の哀しみ」、
ピアノでは「乙女の祈り」「月の光」「ジムノペディ」という名曲ばかりで、
そこに、ヴァイオリン演奏で、「タイスの瞑想曲」もあり、懐かしく聴いた。

「タイスの瞑想曲」という題名は、長い間、「パッヘルベルのカノン」や、
「シューベルトのセレナーデ」のように、作曲したのがタイスという人で、
ボサノバにもあるほど数多い曲名「メディテーション」を区別するため、
つけた呼び名だと思ったのが、作曲はマスネだと、かなり後で知った。

クラシックインのシリーズは、各巻に、60頁程度の解説書が付属して、
その巻の主な作曲者に関するエッセイや、曲目解説、演奏者解説と、
ブックレットが充実していて、これも我が家では唯一に近いクラシックの、
解説書なので、重宝していて、全巻揃えても良かったかと後悔している。

クラシックインでは「タイース」の表記だが、解説によると、作曲者である、
マスネは、フランス歌劇の作曲が多く、アナトール・フランスの原作となる、
オペラ「タイス」の第2幕に出てくる間奏曲が、「タイスの瞑想曲」の題名で、
ヴァイオリン編曲されたそうで、まあ挿入歌に映画名をつけたようなもの。

ちなみに題名が作曲者でないというと、「アルビノーニのアダージョ」も、
実際の作曲者はレモ・ジャゾットなる人で、バロック時代の作曲家である、
アルビノーニの残された断片をモチーフに作ったとされるが、実際には、
そんな断片は存在しない、ジャゾットによる偽作だとか諸説あるらしい。

クラシックギターを、スペインの民族楽器からクラシック音楽の楽器へと、
地位の向上に努めたアンドレス・セゴビアは、レパートリーの不足から、
知人のポンセに作曲を依頼したが、同年代の人の曲ばかりではまずいと、
バロック時代の作曲者の名前を拝借したそうで、それに近いのだろうか。

ビートルズに関しては、ついこの間のことなのに、いろいろ謎もあるし、
日本史にしても世界史にしても、「歴史再発見」だの「諸説あり」があり、
クラシック音楽でも、そうしたことも多くて、鑑賞・演奏とは別に調べても、
楽しいことが多く、趣味として音楽に関わってきて良かったと実感する。

「タイスの瞑想曲」に話を戻すと、この曲を演奏したのは、ギター教室で、
小胎剛編曲の「魅惑のアンサンブル フルートとギター」の二重奏だが、
つい先日買ったギター二重奏は、同じ小胎剛編曲だし、数年前に買った、
ヤマハのソロギター曲集には、江部賢一の編曲によるソロ演奏版もある。

江部賢一は、やはりギター教室で、「華麗なるソロギターアルバム」で、
ポピュラーギターの練習をしていて、今でも愛用している曲集なのだが、
ヤマハのソロアレンジは、けっこう難しくて、かなり練習しないと無理で、
ここは二重奏にして、メロディと伴奏を別々に録音する安直パターンに。

フルート&ギターもギター二重奏も、同じ小胎剛編曲なので似ているが、
フルートとギターでは音域がオクターブ違うし、ギター同士の二重奏では、
メロディに和音を加えたり、伴奏をD弦に下げたりと、変化をつけていて、
その違いも面白いから、フルートをギターシンセで弾き、両方とも演奏する。

このところ、どうもエレガットの音色が気に入らなくなっていて、アコギでも、
ライン入力はせず、ボーカルマイクで録音し、録音時のエフェクトはなしで、
なるべく生楽器の音をそのまま録音し、ミキシングでエコーを加えていて、
実はエレキでもエフェクトが嫌いになってきて、偏屈爺いになってきた模様。

雪の中、延々と歩き、「雪の降る街を」やユーミンの「ブリザード」を歌うが、
暗くて景色も見えない中、かつての渋谷駅界隈の面影がどんどん浮かび、
中でもプラネタリウムが妙に懐かしくなった今週は、ひどいこじつけだが、
マスネ「タイスの瞑想曲」を、迷走しながら、2パターンで演奏してみました。

















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諸般の事情により更新がほんの少し遅れます
ブログ記事と演奏の更新は、毎週末を心がけていて、
今回も夕方までには演奏を何とか仕上げたのだが、
パソコンを子供がずっと使用中で終わりそうになく、
無理やりどかしてまで、更新することもないかなと。

とりあえず、スマホから、遅れることだけ書いて、
演奏がこけたり、体調を崩したわけではないので、
日曜のうちには、YouTubeへの音源のアップと、
ブログ記事の更新も、何とかなると思っています。

パソコンから入力するよりは、使い勝手は悪いが、
こうして記事を書くのは、スマホでもできるから、
MTRで作成した音源データを変換するアプリとか、
写真に音声を貼り付けるアプリがあれば良いのだが。

どうも、自分のスマホの使いこなしは上手くなく、
もともと携帯電話も、たまに家族とメールする程度、
ウォークマンに代わり、愛用していたiPodが壊れて、
買い換えるよりはと、無料スマホにしたという経緯。

初のスマホは、NECカシオ製の薄型メディアスで、
薄型の分だけ電池の容量も少ないようで、昼休みに、
ちょっと音楽を聴き続けると、夕方には電池切れで、
予備を持ち歩いたが、あまり操作しないようになる。

今は、ソニーのエクスペリアにして、電池はもつし、
予備の大容量充電バッテリーも2個持ち歩いていて、
いくらでも活用し放題だが、ライン、インスタだの、
ツイッターはやらず、中のアプリもよくわからない。

音楽生活だけは充実したいと、128GBのカードを入れて、
暇を見つけては、手持ちのCDをひたすら取り込んだり、
図書館から毎週借りたりするが、これもパソコン上で、
iTunesに入れては、ファイルをコピーする昔のやり方。

パソコンは、昨年夏にデスクトップが起動しなくなり、
ウィンドウズ10モデルに買い換えたので、音楽ソフトも、
メディアプレイヤー以外にあるから、もっと効率よく、
スマホに取り込む方法もあるだろうが、まだ勉強不足。

だいたい、演奏のアップにしても、旧式のMTRではなく、
スマホのアプリで、オケの打ち込みを完成させてみたり、
ガレージバンドとかで、ギター録音もできるだろうし、
宝の持ち腐れのようで、どんどん世間に取り残される。

それでも、ギターの演奏だけは、アプリが進化しても、
自分が毎日練習しないことには、話にならないわけで、
スマホやアプリ活用を覚える暇があれば、その時間は、
ギター練習に充てたいと、捨て台詞を吐いてたみたり。

昨年の夏に続き、河合楽器のピアノの先生を囲む会で、
昔の仲間と会う機会があり、今もバンド活動していたり、
ピアノ教室を開いたり、シャンソン歌手の人もいて、
今の自分のギターのレベルの低さに恥ずかしくなる。

ブログの更新を通して、ギターの練習を続けたから、
まだまだ自分も捨てたもんじゃないと思っていたが、
単なる自惚れで、趣味とはいえ、こうして公開する以上、
もっともっと練習しないといけないと、刺激になった。

ちゃんとチェックするから、がんばってよと励まされ、
早速YouTubeをチャンネル登録してくれた仲間もいて、
その矢先の更新遅れには、出鼻をくじかれたようだが、
家庭の事情という事で、しばしお待ちをと言い訳です。


早弾きの連続で教則本のようなヴィニー・ムーア「N.N.Y」
あと数年もすれば定年退職という、いい年をした大人というか、
もう中年から老人へと向かっているので、少しは落ちつくべきと、
いろいろと自制はしているが、ことギターということになってくると、
ますます盛んになっているし、早弾きへの憧れは尽きることない。

最初に早弾きを意識したのはいつのことだろうか、中学時代は、
ビートルズばかり聴いていて、もちろんリードギターを練習したし、
「タックス・マン」や「ジ・エンド」は、早いフレーズで難しかったし、
すごく格好良いソロと思ったが、早弾きという感覚ではなかった。

高校に入り、同級生にギターの上手い連中がゴロゴロしていて、
ディープパープルの「ハイウェイ・スター」を弾いて見せてくれて、
それに圧倒されたのが、早弾きを意識した最初になるのだろうか、
ドレミファソラシドを、ひたすら早く弾いて見せる友人にも驚いた。

ビートルズを全曲コピーするまでは、他の曲には脇目もふれず、
なんて思いつつ、ウイングスのジミー・マックロウのギターソロに、
感動して練習していたが、もっと上手いギタリストを聴かないと、
ビートルズばかりでは、ギターそのものが上達しないと方針転換。

ディープ・パープルやレッド・ツェッペリンは、友人たちが得意にし、
何だか真似するみたいで、それにギターがうまくなりたいのなら、
歌もので短いギターソロでなく、全面弾きまくるインストが良いと、
ギター誌のレコード評で目星をつけ、ジェフ・ベックのLPを買った。

その「ギター殺人者の凱旋」は、16ビートの早い曲ばかりだったし、
変拍子のリフをひたすら早く弾いていく「スキャッターブレイン」が、
アドリブも早弾きの連続で、一方スローな「哀しみの恋人たち」は、
泣きのギターに、盛り上がっての早弾きと、とにかく大満足だった。

77年のクロスオーバーブームでも、ギタリスト中心に聴いていたし、
リー・リトナーの「キャプテン・フィンガー」の早いユニゾンのリフ大会、
ラリー・カールトンでは、クルセイダースでの「スパイラル」の早弾き、
翌年出た「夜の彷徨」でも、「ポイント・アップ」の32分音符に興奮。

和田アキラのプリズムがデビューし、バンド名をタイトルにした曲を、
雑誌プレイヤーのラジオ番組で聴いたときは、もう大興奮していたし、
その和田アキラが薦めるギタリスト、しかも「ベックより良いかも。」と、
自分が食いつく名前も出たアル・ディメオラもLPを買い、大ファンに。

アラン・ホールズワース、ゲイリー・ムーアというジャズロック出身や、
ジャズからフュージョンへと道を切り開いたジョージ・ベンソンに加え、
純粋なジャズギタリスト、ジョー・パスとハーブ・エリスのギターバトル、
早いと有名なタル・ファーロウやパット・マルティーノのLPまで集めた。

クラシック音楽のフレーズ、バッハやパガニーニのフレーズを使って、
これまでにないくらいスピードの早弾きで、圧倒的テクニックを誇る、
イングヴェイ・マルムスティーンが出てきた時も、すごく嬉しかったし、
それを真似て大量に出てきたギタリストのアルバムも、かなり買った。

イングヴェイをスウェーデンからアメリカへ呼び、デビューさせのが、
マイク・ヴァーニーという人で、シュラプネルレコーズを立ち上げると、
トニー・マカパイン、ヴィニー・ムーア、ポール・ギルバートらを発掘、
多少の違いはあるものの、ほとんどイングヴェイに近いスタイルの、
ギタリストを次々とデビューさせ、ネオ・クラシカルブームを作り出す。

早弾きギタリストのオンパレードで、自分にうってつけだったのだが、
イングヴェイと比べると、シングルコイルとハムバッキングの違いか、
シュラプネルのギタリストは、誰もが、音が歪みすぎて、すごく汚いし、
音色もエッジがきつくて、イングヴェイの太く甘い音色には及ばない。

そうやって、イングヴェイと比べられるのが、嫌だと思うのは当然で、
ほとんどのギタリストは、よりフュージョン系のインスト路線になるか、
クラシック色のないメタルや、よりポップな歌ものと変わっていったし、
日本でも有名なマーティ・フリードマンは、演歌と共演するようになる。

何でも昔が良かったとなる自分は、イングヴェイでも、最初に聴いた、
グラハム・ボネットと組んだバンド「アルカトラス」や、初ソロアルバム、
「ライジング・フォース」が一番気に入っていて、シュラプネル関連でも、
トニー、ヴィニーに、ポール加入の「レーサーX」ともファーストが良い。

特にヴィニーのファースト「マインズ・アイ」は、バンドスコアを入手して、
渋谷河合楽器のアンサンブル・コンサートで、いくつかを演奏したので、
イングヴェイよりも練習した曲で、インギーは半音下げチューニングで、
いちいち下げるのが面倒で、それもあり、ヴィニーばかりを弾いていた。

それと、イングヴェイのアドリブは、5・7・11連符という奇数の連符が、
けっこうあり、独特のタイム感覚で、弾こうとする音程を詰め込むから、
結果的に楽譜にすると、端数になるのも多いだろうが、それに比べて、
ヴィニーはフレーズも機械的、教則本のスケール練習みたいのが多い。

ジャズギター教室のテキストだった、バークリー教本に出てくるまんま、
やはり教室で特訓した、バッハの無伴奏バイオリンにも似ていたりで、
これは、習ったまんまだよと、当時だと、けっこう初見で弾けたのだが、
今スコアを出してくると、指がもつれるし、まったく楽譜に追いつけない。

高校になった時、ビートルズばかりだとギターが上手くならないと思い、
ジェフ・ベックとかを聴くようになったのと同様、近年宅録をやりながら、
ビートルズや歌ものばかりやっていたら、早弾きの方がどんどん衰え、
初見にも弱くなったり、クラシックギターのレパートリーも弾けなくなる。

今でもビートルズについては、やはり一番好きだし、全曲のコピーは、
何とか達成したいし、単に毎日のギターの練習をさぼっていただけで、
ビートルズのせいでも、歌もののせいでもなく、ギターに気合を入れて、
かなりの難曲にも、めげずに取り組もうと、新たに決意し直した次第。

ヴィニー・ムーア「N.N.Y」は、メインのリフから教則本的フレーズだが、
ハモリが5連符だったり、ドラムやベースとユニゾンの11連符まであり、
けっこうやっかいで、なめていた教則本フレーズも、かなり練習が必要、
この1週間練習したものの、まだまだ指がもつれ、ハモリもずれてます。









メロディアスでもあり早弾きもたっぷり聴かせるデパペペ「フロー」
昨年11月に手に入れたイエスのバンドスコアは、とりあえず、
ドラム入力が簡単な「ロンリー・ハート」から演奏しようと思って、
オケを作ったものの、ジョン・アンダーソンの歌はキーが高いし、
声枯れもひどかったので、あきらめて没にしたまま今日に至る。

それなのに、凝りもせず、年末年始の休みを利用して少しずつ、
複雑なビル・ブラッフォードのドラムを入力すれば、昔のイエスの、
大作も演奏できるかもしれないと、まずはあまり曲が複雑でない、
「遥かなる思い出」に取り組み、今週、何とかオケのめどが立つ。

そして、当然ながら、歌を入れようとしたら、ほとんど裏声になり、
しかも風邪気味で喉が腫れてきて、声が出にくくなっているから、
イエスの曲なんて無理な話で、さらに声枯れがますます悪化して、
得意な(?)ビートルズの曲でさえも、歌は、しばらくは無理のよう。

そんな時は、もともと下手な歌はやめて、インスト曲にすれば良いし、
ドラムやギターシンセの伴奏が間に合わなければ、ギターだけで、
ソロギターでも二重奏でもやればよいさと、いつもの安直パターン、
早めにとまではいかないが、昨日のうちに歌ものに見切りをつける。

イエスつながりで、スティーブ・ハウのソロギターの名演で有名な曲、
クラシックギターのような「ムード・フォー・ア・デイ」、ラグタイム調で、
チェット・アトキンス奏法を駆使した「ザ・クラップ」は楽譜もあるので、
ちょうど良いのだが、いかんせん、相当練習しないと、どちらも無理。

そもそもエレキの曲にしても、アコギやクラシックギターの曲にしても、
ギターをパッと手に取るなり、ササっと弾けるレパートリーは少なくて、
毎週のブログにアップするのも、かなり必死で練習しないと無理だし、
自分の実力以上の曲で、あきらめて、先延ばしにすることも多々ある。

それでも、ソロギターに比べると、ギター二重奏は、多少は楽というか、
メロディと伴奏を分担し、それぞれ弾けばよいから、そう練習しなくても、
そこそこのレベルの演奏はできるし、しかも、指弾きのクラシックでなく、
ピックで弾けるポピュラー曲とかになれば、1日練習すれば何とかなる。

先日購入し、早速利用した「魅惑のギター・デュエット」の目ぼしい曲、
同時期に購入した横尾編曲の二重奏選集、クラシックギターのデュオ、
いちむじんのスコアなどパラパラめくって、試しに弾いていってみるが、
伴奏の和音が難しかったり、曲のメロディがピンと来なかったり難しい。

トランクルームまで行って、奥の方の段ボール箱を潜り込んで探したら、
河合楽器のジャズギター教室で、テキストに利用した楽譜も見つかり、
ロス・インディオス・タバハラスの曲集や、フルートとギターの合奏集も、
あったので持ち帰り、これまたパラパラ眺めるが、好きな曲は少ない。

そんな時に重宝するのが、アコギをピックで弾いているデパペペの曲で、
先輩格の山弦も同様だが、こちらは楽譜がほとんどなくて、昔のムック、
「アコギマガジン」で特集された数曲は、とっくのとうに演奏しているから、
3冊スコアを持っているデパペペが、まだまだ困った時には頼りになる。

どれにしようかとアルバムを聴いていくと、やっぱり彼らの特徴でもある、
元気いっぱいにコードをかき鳴らし、口ずさめるようなメロディックな曲で、
それぞれのアドリブも交互に取り合う曲が気に入り、メジャーデビューの、
「レッツ・ゴー」の最後を飾る「フロー」は、早弾きも格好良く、それにする。

いつも、こんな曲ばかり、自分はブログにアップしてるので、デパペペは、
ワンパターンじゃないかと誤解が生じそうで、どことなく心苦しいのだが、
彼らのレパートリーには、しっとりした曲もヒーリング系の曲も多いですと、
申し添えておきたいし、いずれ、そうした曲も、どんどん演奏したいと思う。

「フロー」は、彼らのよく使うサンバのパターンで、バッキングを互いにやり、
マイナー9thやメジャー7thのコードで、5弦と6弦のベース音を使い分け、
そこへ、いかにもフュージョンのインストにあるそうなパターンのメロディや、
アドリブがのるので、ものすごく自分と相性が合うというか、流れが掴める。

ワンコードの繰り返しや、2つくらいのコードで、モード奏法でアドリブする、
そんな感じのフレーズが多いので、自分の指癖とも同じような展開になり、
けっこう初見でもいけるのだが、ところどころ、フレーズがひねってあったり、
シンコペーションが入るので、やっぱりプロは違うよと、必死に楽譜を追う。

デパペペは、基本はアコギの二重奏だが、バンドが加わる曲も増えてきて、
インディーズ時代と違って、レコーディングにお金をかけれるようになって、
バックを雇えるようになったのか、それでも、メジャーデビューの段階では、
何曲かにパーカッションが入るくらいで、自分たちで演奏した可能性もある。

「フロー」も、シンバルやマラカス、ティンバレスかドラムのタムが入っていて、
けっこう賑やかな伴奏で、YouTubeでは2人だけで演奏している映像もあり、
自分もギターだけで録音するが、ギター伴奏だけで、リズムをひっぱるのは、
かなり厳しくて、スコアにないが、それっぽくパーカッション類を叩いておく。

声が回復するまでは、ソロギターや二重奏をしばらく続けようかと思いつつ、
やっぱり、下手な歌でも、演奏したい歌ものがたくさんあるなと迷う自分で、
とりあえず今回は、声が出ないので、ピックで弾けて、フュージョンっぽい曲、
デパペペ「フロー」は、1日で仕上げたので、反省点は多いままのアップです。









今年最初の曲は初日の出にこじつけて「ヒヤ・カムズ・ザ・サン」
謹賀新年

あけましておめでとうざいます。
今年も、このブログをよろしくお願いいたします。


ブログは週末更新を目標にしているので、今年最初の週末は、
1月6日となってしまい、関東での松の内が明けるぎりぎりだし、
年賀状の切手代も、この週末を過ぎると10円値上がりという、
年始の挨拶としては遅いうえに、夜中近くの押せ押せの状態。

今年も、ブログの週末更新を何とか続けたいし、少しくらいは、
早めの時間に切り上げたいが、どうもお尻から逆算してしまい、
日曜に多少オケを作ると、平日はのんびりしてしまい、金曜に、
あせってギターを練習、土曜日の夜までかかり曲を仕上げる。

ブログ記事については、その週に取り組んでいる曲について、
通勤中にスマホにメモ書きして、それは半分は満員電車内で、
両手を上に出して入力するアピールで、痴漢冤罪防止が目的、
そのメモを元に、土曜の夜中近くになると、文章を整えている。

夏休みの宿題を最終日に集中したり、中間・期末テストの時は、
翌日のテストの時間割から逆算し、科目に優先順位をつけては、
一夜漬けでやっていた中学時代からの癖が、今でも変わらずに、
付け焼刃の更新ばかりになりますが、どうぞお付き合いください。

年の初めの1曲というのは、クリスマスや年末の最後の曲と同様、
だんだんネタも尽きてきて、こじつけばかりになっていて、今年は、
「初日の出とかけまして~」という程の、謎かけレベルではないが、
ビートルズ、それもジョージの名曲「ヒヤ・カムズ・ザ・サン」にする。

歌詞を見れば明らかだが、「長い冬だったが、陽が射してきた。」、
「氷も溶け始めている。」と、春の訪れを歌ったもので、これからが、
冬も本番、本格的な寒波到来、冬将軍が訪れる時期にあっては、
場違いなのも承知の上で、新春だし、初日の出だしと、こじつける。

この曲自体、実は以前に演奏していて、まだ、ビートルズも含めて、
自分の下手くそな歌はNGだと分別があった頃、クラシックギターに、
編曲されたものを弾いたり、「ひき語りビートルズ」のアコギ伴奏に、
ガットギターでメロディという二重奏をやったが、今回はフルバンド。

愛用のビートルズ全曲バンドスコアを頼りに、メインとなるアコギに、
ベース、ドラムのベーシックトラックに、本人たちのダビングと同様、
コーラスと手拍子に、追加のアコギとエレキギター、オーケストラや、
当時の最新機材、ムーグシンセサイザーによる対旋律をダビング。

ビートルズは、コンサートを中止、レコーディングバンドとなってから、
ライブを意識せず、オーケストラやホーンセクションなど活用するが、
メロトロンやシンセの最新機材の導入も積極的で、半ば遊び半分に、
スタジオにあるものはいじっては、それなりの音に作り上げてしまう。

ムーグは、ジョージが手に入れると、あれこれ試しに鳴らしたようで、
それだけをアルバムにした、前衛音楽っぽい「電子音楽の世界」を、
ソロ作として発表していて、その成果というか、「アビー・ロード」では、
かなりまともに、メロディや効果音として、ムーグを使いこなしている。

ところで、自分はずっとムーグと呼んでいたら、今ではモーグの方が、
一般的な名称で、考案者本人の名前ということもあり、正しい発音に、
改めたそうだが、人名や呼称が、いつのまにか変わることは多すぎて、
ジャン・レノは、ジョン・レノンの正しい発音だと言われても納得しそう。

そのムーグの音は、メロトロンがサンプリング音源だったのに比べると、
いかにも電子音楽、シンセといった音で、初期のゲーム音楽にも多い、
特有の音色なのだが、自分のギターシンセは、ピアノやストリングスの、
リアル音源は多いが、こうした作り物の音は少なくて似せられなかった。

リアル音源を組み合わせて、エフェクト加工して、波形をいじっていくと、
それっぽい音になるのか、ビートルズに限らず、今後予定している曲、
プログレにしても、フュージョンにしても、ムーグはよく使われてるので、
少し時間をかけて、ギターシンセの音作りにも取り組めればよいと思う。

日経「全曲バイブル」には、ムーグ以外に、ハーモニウム、リコーダーと、
使用楽器が書いてあるが、どのフレーズがムーグでなく、生楽器なのか、
オーケストラもストリングス系だけと思ったら、フルート、クラリネットまで、
総勢17名だそうで、とりあえず、スコアの4声パートはストリングス音色。

「ヒヤ・カムズ・ザ・サン」は、それまで作詞作曲するのが少ないうえに、
傾倒したインド音楽ばかりやっていたジョージが、ホワイトアルバムで、
「ホワイル・マイ・ギター~」を作って、才能の片鱗を見せたのに続いて、
一気に開花したかのように、「サムシング」と共に2大名曲を上梓した。

「ホワイル・マイ~」のリードを任せた、親友のエリック・クラプトンの家に、
遊びに行っていた時に、庭で日向ぼっこしながら、ギターを弾いていて、
「ヒヤ・カムズ~」を作ったそうで、アップルの経営という仕事に疲れはて、
やっとのんびりできたという気分だから、曲調も明るくなっている模様。

中学時代から愛用している「ひき語りビートルズ」には、ほぼ完コピで、
7フレットにカポタストを付けて、Dのコードを中心に展開するのが載り、
昔からの得意なつもりでいたが、イントロ一つとっても、実際は複雑で、
低音弦と高音弦を交互にかき鳴らすのではなく、単音や和音が混じる。

きらびやかな高音と、ずっしりとボトムを支える低音とを響かせるようで、
5・6弦はミュート気味に音をコントロールしつつ、ピックのこすれる音が、
すごくリズミカルにアクセントを添えていて、この再現はかなり難しくて、
使用するギターや録音環境もあるのだろうが、何年弾いても似てこない。

ジョージが日本公演で弾いた「恋をするなら」は、12弦ギター使用だが、
これも7フレのカポタストで、Dコード中心なので、どっちを弾いていても、
途中でわからなくなって、別の曲になったり、アクセントを間違えてしまい、
ジョージ本人の曲だからパクリも何もないが、ちょっと似すぎている気も。

エレキギターは、レスリースピーカーを通したような音で、アコギで弾く、
3拍フレーズの部分をユニゾンに弾くくらいだが、YouTubeを見ていると、
幻のギターソロという音源があって、残されたマルチトラックテープから、
ミキシングでカットされたジョージのリードギターの音が聴こえたそうだ。

ビートルズは著作権に厳しいので、すぐに音源は消されてしまうらしくて、
発見したテープを聴くジョージの息子、ダーニ・ハリスンとマーティンとの、
映像に別の音をかぶせたり、違う映像に、幻のギターソロの載せたりと、
いろいろ工夫してくれて、何とかそれでジョージのアドリブソロを聴けた。

途中の変拍子を繰り返す部分でリードギターを弾いていて、この部分が、
しつこいくらいに繰り返すのは、アドリブを想定していたからかもしれず、
結果的には、ムーグの音色を次々に変えながら、1オクターブずつ上げ、
アコギと同じフレーズを弾いたのは、シンセの方が楽しかったのだろうか。

ジョージの曲というと、ポールが張り切ってベースをやたら弾くというのが、
定番になっていて、同じLP「アビー・ロード」収録の「サムシング」なんかは、
ものすごく動き回るベースラインだが、「ヒア・カムズ~」はルート音メインで、
八分音符を刻むシンプルなベースで、変拍子部分でも、遊んだりはしない。

何でも、ベースも含めて、ポールがいろいろな編曲のアイデアを出したら、
ジョージが却下したそうで、もうポールの好きにさせないという意地に加え、
もともとが、ギターの弾き語りで成立する曲で、そうそう凝る必要はなくて、
バングラデシュでは、ジョージとピート・ハムのギター2台のみで演奏した。

途中の変拍子部分、バンドスコアでは、2/4拍子、3/8拍子が3回、5/8拍子、
4/4拍子の繰り返しで、足していくと、3小節と1拍になり、「ひき語り~」では、
2小節と5/4拍子の記譜で、フレーズをわかりやすく表示するか、リズムが、
続いていくのを重視するかの違いだろうが、どちらにしても覚えないと無理。

一番苦労したのはドラム入力で、よくリンゴは変拍子を平気で叩けると感心、
ジョンが作った「グッド・モーニング~」も、5拍子になったりシャッフルになり、
それを難なく叩くのだから、やはりリンゴはビートルズにふさわしいドラマー、
プログレやジャズの技巧派には劣るとしても、その曲も叩けそうな気がする。

この曲はジョンが交通事故で参加していないそうで、「レット・イット・ビー」でも、
ジョン抜きの曲はあるし、「ホワイトアルバム」以降に目立った1人でやったり、
一部のメンバーだけで録音するのは、ゲットバック・セッションでも元に戻せず、
最後のアルバムだと再集結し、力を出しきった「アビー・ロード」もそうだった。

今年最初の演奏となる「ヒヤ・カムズ・ザ・サン」は、得意な(?)ジョンでなく、
ハモリもポールの高音だし、ジョージも意外とハモリの高音を出せるだけに、
コーラス部分が厳しいうえに、ムーグの音色も今一歩で、イントロのアコギも、
ニュアンスが出ず、こいつぁ春から縁起が悪いわいと反省しつつアップです。









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