僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
94年に公式盤として発売された、「ライブ・アット・ザ・BBC」は、
約20年後の13年に出た、「vol.2」も合わせると、CD4枚になり、
BBCラジオで放送された、ビートルズのスタジオライブの音源は、
ほぼ網羅されたが、当然、70年代はその存在さえ知らなかった。
以前も書いたが、海賊盤の名盤「イエロー・マター・カスタード」は、
レコードで没になったカバー曲を収録して、「アウト・テイクス」も、
オリジナル曲をレコーディングした際の、没テイクや別テイクだと、
ビートルズ事典や、海賊盤特集号の音楽専科にも書いてあった。
「スタジオ・セッション」の解説でも、「『アウトテイクス』と同じ曲で、
リハーサルを収録し~」などと書かれ、「ライブ・イン・イタリー」や、
「イン・アトランタ・ウイスキー・フラット」、「ストックホルム」なども、
「明らかに別の場所だが、どこかは不明」のライブ音源とされた。
何曲かは、「BBCテレビで放映」と書いてあり、BBCということは、
わかっても、アメリカの「エド・サリバン・ショー」のようなTV番組で、
放送されたのを録音した音源だとされ、実際にはラジオ番組とは、
思いつかなかったようで、専門家であっても情報が限られていた。
そんなわけで、自分はBBCライブが出るまでは、愛聴した海賊盤、
「イエロー~」は、スタジオでレコーディングしたのに、没になった、
カバー曲を集めたものと思い、当時は、日本編集盤で聴いたから、
「ビートルズNo.5」や「フォーセール」の頃の没テイクと思っていた。
このLPで特徴的だったのは、全13曲のうち、ジョージが歌う曲が、
5曲もあったことで、初期のアルバムでは、14曲のうち2曲くらい、
カバー曲やジョンが書いた曲を歌っていたが、その倍以上はあり、
それだけ、没にされた曲が多いということかと、ジョージには同情。
今は、これは没テイクでなく、BBCライブと判明し、CD解説では、
全92曲中、オリジナル曲では、ジョンとポールが圧倒的なのだが、
カバー曲となると、ジョンが30曲、ポール18曲、ジョージ16曲と、
リーダーのジョンは別格として、ポールと大差なく、ジョージも歌う。
ジョージのボーカルは、デッカ・オーディションやスター・クラブでも、
けっこうあって、アマ時代には、ジョンやポールがメインボーカルの、
オリジナル曲が少なかったし、カバー曲では、ジョージも対等扱い、
BBCライブは、レコードで出番が少ない分、歌わせてもらったか。
ジョージが歌い、間奏のギターソロも、ビートルズの曲では破格の、
16小節とかなり長い、「クライング・ウェイティング・ホーピング」は、
ラジオの海賊盤特集で聴いた時から、気に入って、デビューLPは、
「チェインズ」より、こっちにしてあげても良かったのではと思うほど。
ギターソロが長いのは、原曲でも、この長さで延々と弾くからであり、
ジョージは、ほぼ完全コピーで弾くから、自然と、こうなるしかないが、
歌にギターに、フィーチャリング・ジョージという貴重な曲で、珍しく、
アレンジも原曲に近くて、完コピのカバーゆえにLPからは外したか。
原曲を歌うバディ・ホリーは、ジョンがメガネを真似るほど敬愛して、
ポールは70年代になってからだが、曲の版権を買い集めるほどで、
そもそも、ビートルズというバンド名も、バディ・ホリーのバンド名の、
クリケッツに影響されて、昆虫の名前で、二重の意味にしたともいう。
そのホリーの曲は、公式録音では、「ワーズ・オブ・ラブ」の1曲だけ、
ホリーを敬愛するゆえに、安易にカバーしなかったとも言われるなか、
「クライング~」をジョージが歌い、さらにジョンとポールのコーラスで、
支えて、かわいい弟分に花を持たせたのは、ライブならではだろうか。
初期のコンサートの定番レパートリーで、ジョージの代名詞のような、
「ロール・オーバー・ベートーベン」は、もともとは、ジョンが歌っていて、
歌い飽きたので、ジョージへと譲ったと、ビートルズ本にはあるのだが、
これも、歌いながらリードギターも弾くスタイルを、やらせてくれた気も。
「クライング~」は、デッカ・オーディションでも演奏、早いテンポなのに、
ジョージは、完コピで弾ききっていて、やはりギターの腕前、実力では、
かなりのものだったが、作曲が苦手だったように、自分でアドリブして、
ソロを組立てるのができず、そのうちポールが弾くようになったのでは。
それでも、バンドスコアが手に入ったから、何とか演奏する自分に比べ、
ヒット曲や気に入った曲を、耳コピでカバーして、どんどん自分たちの、
レパートリーしていったビートルズは、聴音・ソルフェージュの能力から、
完コピする演奏能力といい、20代前後から、ライブで鍛えられていた。
驚いたことに、YouTubeには、ゲット・バック・セッションの演奏もあって、
何とも全体にゆるい演奏で、ジョンが主旋律に下のハモをつけみてり、
ポールも一緒になって、歌詞を変えて笑ったり、ほとんどお遊びに近く、
ジョージも完コピフレーズにしつつ、アマ時代とは別人に思えるほど雑。
マニアの絶叫の中のライブは、次第に、演奏してもしなくても同じだと、
だんだん手抜きになり、ジョージは間違えても気にしなくなっていって、
静かな日本公演で、下手になっていたと気づき、あせるポールに比べ、
ジョージはマイペース、レコーディング時代で、さらに下手になったか。
BBCライブのうち、「クライング・ウェイティング・ホーピング」は、昔から、
聴き込んでいたから、間奏のギターソロも鼻歌で歌えるほどだったが、、
間違えて覚えている箇所があり、歌詞も同様、ついつい、覚えたままに、
歌ったり、弾いてしまい、何度もやり直して、手癖の修正に苦労しました。
約20年後の13年に出た、「vol.2」も合わせると、CD4枚になり、
BBCラジオで放送された、ビートルズのスタジオライブの音源は、
ほぼ網羅されたが、当然、70年代はその存在さえ知らなかった。
以前も書いたが、海賊盤の名盤「イエロー・マター・カスタード」は、
レコードで没になったカバー曲を収録して、「アウト・テイクス」も、
オリジナル曲をレコーディングした際の、没テイクや別テイクだと、
ビートルズ事典や、海賊盤特集号の音楽専科にも書いてあった。
「スタジオ・セッション」の解説でも、「『アウトテイクス』と同じ曲で、
リハーサルを収録し~」などと書かれ、「ライブ・イン・イタリー」や、
「イン・アトランタ・ウイスキー・フラット」、「ストックホルム」なども、
「明らかに別の場所だが、どこかは不明」のライブ音源とされた。
何曲かは、「BBCテレビで放映」と書いてあり、BBCということは、
わかっても、アメリカの「エド・サリバン・ショー」のようなTV番組で、
放送されたのを録音した音源だとされ、実際にはラジオ番組とは、
思いつかなかったようで、専門家であっても情報が限られていた。
そんなわけで、自分はBBCライブが出るまでは、愛聴した海賊盤、
「イエロー~」は、スタジオでレコーディングしたのに、没になった、
カバー曲を集めたものと思い、当時は、日本編集盤で聴いたから、
「ビートルズNo.5」や「フォーセール」の頃の没テイクと思っていた。
このLPで特徴的だったのは、全13曲のうち、ジョージが歌う曲が、
5曲もあったことで、初期のアルバムでは、14曲のうち2曲くらい、
カバー曲やジョンが書いた曲を歌っていたが、その倍以上はあり、
それだけ、没にされた曲が多いということかと、ジョージには同情。
今は、これは没テイクでなく、BBCライブと判明し、CD解説では、
全92曲中、オリジナル曲では、ジョンとポールが圧倒的なのだが、
カバー曲となると、ジョンが30曲、ポール18曲、ジョージ16曲と、
リーダーのジョンは別格として、ポールと大差なく、ジョージも歌う。
ジョージのボーカルは、デッカ・オーディションやスター・クラブでも、
けっこうあって、アマ時代には、ジョンやポールがメインボーカルの、
オリジナル曲が少なかったし、カバー曲では、ジョージも対等扱い、
BBCライブは、レコードで出番が少ない分、歌わせてもらったか。
ジョージが歌い、間奏のギターソロも、ビートルズの曲では破格の、
16小節とかなり長い、「クライング・ウェイティング・ホーピング」は、
ラジオの海賊盤特集で聴いた時から、気に入って、デビューLPは、
「チェインズ」より、こっちにしてあげても良かったのではと思うほど。
ギターソロが長いのは、原曲でも、この長さで延々と弾くからであり、
ジョージは、ほぼ完全コピーで弾くから、自然と、こうなるしかないが、
歌にギターに、フィーチャリング・ジョージという貴重な曲で、珍しく、
アレンジも原曲に近くて、完コピのカバーゆえにLPからは外したか。
原曲を歌うバディ・ホリーは、ジョンがメガネを真似るほど敬愛して、
ポールは70年代になってからだが、曲の版権を買い集めるほどで、
そもそも、ビートルズというバンド名も、バディ・ホリーのバンド名の、
クリケッツに影響されて、昆虫の名前で、二重の意味にしたともいう。
そのホリーの曲は、公式録音では、「ワーズ・オブ・ラブ」の1曲だけ、
ホリーを敬愛するゆえに、安易にカバーしなかったとも言われるなか、
「クライング~」をジョージが歌い、さらにジョンとポールのコーラスで、
支えて、かわいい弟分に花を持たせたのは、ライブならではだろうか。
初期のコンサートの定番レパートリーで、ジョージの代名詞のような、
「ロール・オーバー・ベートーベン」は、もともとは、ジョンが歌っていて、
歌い飽きたので、ジョージへと譲ったと、ビートルズ本にはあるのだが、
これも、歌いながらリードギターも弾くスタイルを、やらせてくれた気も。
「クライング~」は、デッカ・オーディションでも演奏、早いテンポなのに、
ジョージは、完コピで弾ききっていて、やはりギターの腕前、実力では、
かなりのものだったが、作曲が苦手だったように、自分でアドリブして、
ソロを組立てるのができず、そのうちポールが弾くようになったのでは。
それでも、バンドスコアが手に入ったから、何とか演奏する自分に比べ、
ヒット曲や気に入った曲を、耳コピでカバーして、どんどん自分たちの、
レパートリーしていったビートルズは、聴音・ソルフェージュの能力から、
完コピする演奏能力といい、20代前後から、ライブで鍛えられていた。
驚いたことに、YouTubeには、ゲット・バック・セッションの演奏もあって、
何とも全体にゆるい演奏で、ジョンが主旋律に下のハモをつけみてり、
ポールも一緒になって、歌詞を変えて笑ったり、ほとんどお遊びに近く、
ジョージも完コピフレーズにしつつ、アマ時代とは別人に思えるほど雑。
マニアの絶叫の中のライブは、次第に、演奏してもしなくても同じだと、
だんだん手抜きになり、ジョージは間違えても気にしなくなっていって、
静かな日本公演で、下手になっていたと気づき、あせるポールに比べ、
ジョージはマイペース、レコーディング時代で、さらに下手になったか。
BBCライブのうち、「クライング・ウェイティング・ホーピング」は、昔から、
聴き込んでいたから、間奏のギターソロも鼻歌で歌えるほどだったが、、
間違えて覚えている箇所があり、歌詞も同様、ついつい、覚えたままに、
歌ったり、弾いてしまい、何度もやり直して、手癖の修正に苦労しました。
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アマ時代のビートルズは、当然ながら、自分たちで作った曲、
オリジナル曲は少なくて、一説には、デビューする頃までに、
100曲は作ったと豪語したらしいが、仮にそうだったとしても、
人前で演奏できるレベルの曲は、そうそうは、なかったと思う。
ハンブルクなどの酔客にしてみれば、無名バンドの新曲よりも、
ラジオかかるヒット曲やなじんだ曲、時には、ロック以外の曲を、
聴きたがったろうし、地元リバプールのキャバーンの常連でも、
事情は同じ、カバー曲のほうが、食いつきが良かった気がする。
デビューLPで、「蜜の味」という、毛色の違う曲を演奏したのも、
ライブハウスでは、映画音楽やスタンダード曲に、ムード音楽と、
ロックに疎い客層をも喜ばせるように、幅広くカバーしたからで、
「ティル・ゼア・ワズ・ユー」での名演も、下積時代があってこそ。
オリジナル曲が足りないことよりも、ライブバンドとしての実力を、
嫌というほど演奏してきたカバーで、聴かせようという目論見で、
デビュー作と2枚目は、どちらも全14曲のうち、約半分の6曲が、
カバー曲で占められて、オリジナルより演奏が安定しているほど。
正式レコーディングされなかったカバー曲は、BBC音源を始め、
デッカのオーディションテープ、ハンブルグのスタークラブ実況と、
数多くあり、ライブ録音の残っていない曲や、リハのみの曲まで、
合わせれば、それこそ、カバー曲も100曲以上はあったのでは。
そうしたレパートリーの大半は、主にBBCライブで聴けるのだが、
94年に出た最初の2枚組の解説には、BBCラジオでの演奏は、
延べ270曲以上で、曲目としては92曲、さらに、レコードにない、
未発表曲は40曲あって、そのうちカバー曲が38曲と書かれる。
その最初のCDには、未発表のカバー曲が29曲収録されていて、
海賊盤やラジオの特集でも聴いていない曲が、大半だったので、
「つのる想い」や「ア・ショット・オブ・リズム・アンド・ブルース」など、
聴き慣れた曲に比べると、当初は、違和感があり、とばしていた。
やがて、ビートルズ本で、BBCライブは、ビートルズの演奏能力、
ライブバンドとしての実力が、いかんなく発揮されていると読んで、
すぐに感化される自分は、かなり真剣に全曲を聴き込むわけで、
実際に、迫力ある演奏も多いし、コーラスが見事な曲も多かった。
そうやって聴いた、新曲ともいえるカバー曲は、これまでの持論の、
「ビートルズに捨て曲なし」が、ぶれることなく、どれも気に入るが、
自分が、ジョン派ということもあり、ジョンのボーカル曲は特に良く、
初期のビートルズは、ジョンの歌唱力だけでも、充分もったと実感。
ジョンが歌う、「ソルジャー・オブ・ラヴ」は、ジョンが敬愛する歌手、
アーサー・アレクサンダーによる曲で、彼の曲は、デビューLPでも、
アーサーの自作曲「アンナ」をカバーしているし、BBCライブでも、
「ア・ショット・オブ・リズム・アンド・ブルース」を歌うほど、力が入る。
デビュー前後のビートルズは、典型的な4人編成のギターバンドで、
BBCでも、マーティンのピアノや、他の楽器のダビングは行わずに、
ギター2本にベース、ドラムの編成で、ボーカルもメインボーカルに、
あとの2人がハモリをつけるという、初期の鉄板アレンジ曲が多い。
カバー曲も、原曲の大半が、ホーンセクションやピアノが入ったり、
何人もの女性コーラスが加わるような曲を、ギターで再現するよう、
見事にアレンジし、3人のコーラスでも、ハーモニーが厚くなるよう、
低音・中音・高音をうまく使い分け、原曲以上の出来栄えを聴かす。
10時間に及ぶ録音の最後、ジョンが声を振り絞って歌った伝説の、
「ツイスト・アンド・シャウト」の名演は、ジョンのシャウトも見事だが、
間奏のホーンセクションを、トリプルリードと言うと大げさすぎるが、
ギター2本とベースでハモって再現していて、アレンジも見事すぎる。
「ソルジャー・オブ・ラブ」も、イントロは、原曲のホーンセクションを、
ジョージとポールのリフから始めて、ジョンが途中から加わるという、
うまくギターで再現していて、歌の部分も、ジョンのメロディを挟み、
2人が、3度から6度と変化して、スカスカにならない厚みをつける。
この歌詞は、恋愛を争いに例えて、「振り上げた腕を下ろしてくれ」、
「降伏して穏やかに愛してくれ」と歌うが、、実際の戦場・戦争をも、
暗喩しているとも解釈でき、人類みな兄弟でもないが、武器を捨て、
平和のうちに愛し合おうという、メッセージが隠されているようにも。
ただ、ジョンが書いた歌詞ならともかく、原曲を歌うアーサーによる、
自作曲でもなく、いわゆる分業体制の職業作家が書いた曲だから、
恋愛にまつわる諍いを、愛の戦士になぞらえたというところだろうが、
いつもの悪い癖で、ついつい、想像が膨らみ、物語を作ってしまう。
愛し合った彼女が、実はスパイだったとか、それぞれの祖国同士が、
戦争状態となってしまい、偶然、戦場で2人が出会ってしまったとか、
漫画や映画の見すぎじゃないかというほど、陳腐な話を思いつくが、
こういうのは、小学生の頃、落語家や漫画家を目指した名残だろう。
石森章太郎が、まだ石ノ森ではない頃、マンガ家入門を2冊出して、
台詞のない漫画の例で、戦場で銃を向けあう兵士の漫画があって、
いつ撃ち合ってもおかしくない状態で、互いに、幼い頃の出来事や、
故郷の恋人を思い出すうちに、銃を置いて、少しずつ近寄っていく。
戦場の兵士であっても、帰るべき故郷があり、待ってくれている恋人、
家族があるんだ、俺もそうだし、敵のあいつだって、そうじゃないか、
そんな気持ちが互いに芽生えて、手を差し伸べあうと、爆弾が投下、
おそらく2人とも助かるまいと、何とも皮肉な結末を突きつけてくる。
「夜は千の目を持っている」という漫画も、マンガ家入門に出ていて、
「サウンド・オブ・ミュージック」をモチーフにしたようだが、もっと重く、
歌の好きな家庭教師と、兄弟姉妹とが交流していく中、その父親は、
スナイパーの過去を持ち、昔の仲間に脅されるという社会派物語。
ついつい、この曲の歌詞で想像が広がるが、バンドスコアの解説に、
「歌詞がイカしているこのナンバーを、ジョンが誠実に情感を込めて、
歌っているのが伝わって~」とあり、それだけ、歌詞が大切な曲らしく、
恋愛と、戦場と、どちらの意味もくみつつ、自分も歌詞を覚えこんだ。
ただし、ビートルズの歌詞カードは、初期の曲、それもカバー曲では、
いまだに間違いが多くて、ましてBBCライブだと、かなりいい加減で、
CDブックレットの最後には、「ライブ録音のため、歌詞及び対訳に、
一部異なる箇所があります。ご了承下さい。」と、開き直りの一言が。
もちろん、ジョンが誠実に歌ったというこの曲も、歌詞の順番とかが、
原曲と変わっているが、それ以上に、単語の聞き取り間違いが多く、
歌詞カード、バンドスコアの歌詞、YouTubeの歌詞つきの動画と、
それぞれ見比べ、聴き比べして、何とか正しい歌詞に近づける次第。
書き取った歌詞を必死で見るが、センテンスの切れ目でない部分で、
メロディが切れたり、裏拍から入って、早口になったり、難しいうえに、
さらに、この曲でも、ジョン節という、こぶしに近い独特の歌い回しが、
ところどころ出てきたり、40年前から歌っている曲でもないから大変。
何度も出てくる、「レイ・ダウン・ユア・アームズ」の「ア~ア・ム~ズ」と、
原曲のメロディにもある抑揚を、ついつい、ジョン節を意識し過ぎて、
さらにひねったこぶしを加える癖が出て、バックコーラスに紛れるから、
歌っているときは気づかないが、再生すると、ひどくて、録音し直した。
BBCライブから、ジョンの名演と言われる「ソルジャー・オブ・ラヴ」は、
ポールとジョージのコーラスは、高音が少なく、いつもよりましだが、
やはり、ジョンの歌いまわしが難しすぎて、音程が危なっかしいうえに、
最後のシャウトも、声がひっくり返り、まだまだジョンには近づけません。
オリジナル曲は少なくて、一説には、デビューする頃までに、
100曲は作ったと豪語したらしいが、仮にそうだったとしても、
人前で演奏できるレベルの曲は、そうそうは、なかったと思う。
ハンブルクなどの酔客にしてみれば、無名バンドの新曲よりも、
ラジオかかるヒット曲やなじんだ曲、時には、ロック以外の曲を、
聴きたがったろうし、地元リバプールのキャバーンの常連でも、
事情は同じ、カバー曲のほうが、食いつきが良かった気がする。
デビューLPで、「蜜の味」という、毛色の違う曲を演奏したのも、
ライブハウスでは、映画音楽やスタンダード曲に、ムード音楽と、
ロックに疎い客層をも喜ばせるように、幅広くカバーしたからで、
「ティル・ゼア・ワズ・ユー」での名演も、下積時代があってこそ。
オリジナル曲が足りないことよりも、ライブバンドとしての実力を、
嫌というほど演奏してきたカバーで、聴かせようという目論見で、
デビュー作と2枚目は、どちらも全14曲のうち、約半分の6曲が、
カバー曲で占められて、オリジナルより演奏が安定しているほど。
正式レコーディングされなかったカバー曲は、BBC音源を始め、
デッカのオーディションテープ、ハンブルグのスタークラブ実況と、
数多くあり、ライブ録音の残っていない曲や、リハのみの曲まで、
合わせれば、それこそ、カバー曲も100曲以上はあったのでは。
そうしたレパートリーの大半は、主にBBCライブで聴けるのだが、
94年に出た最初の2枚組の解説には、BBCラジオでの演奏は、
延べ270曲以上で、曲目としては92曲、さらに、レコードにない、
未発表曲は40曲あって、そのうちカバー曲が38曲と書かれる。
その最初のCDには、未発表のカバー曲が29曲収録されていて、
海賊盤やラジオの特集でも聴いていない曲が、大半だったので、
「つのる想い」や「ア・ショット・オブ・リズム・アンド・ブルース」など、
聴き慣れた曲に比べると、当初は、違和感があり、とばしていた。
やがて、ビートルズ本で、BBCライブは、ビートルズの演奏能力、
ライブバンドとしての実力が、いかんなく発揮されていると読んで、
すぐに感化される自分は、かなり真剣に全曲を聴き込むわけで、
実際に、迫力ある演奏も多いし、コーラスが見事な曲も多かった。
そうやって聴いた、新曲ともいえるカバー曲は、これまでの持論の、
「ビートルズに捨て曲なし」が、ぶれることなく、どれも気に入るが、
自分が、ジョン派ということもあり、ジョンのボーカル曲は特に良く、
初期のビートルズは、ジョンの歌唱力だけでも、充分もったと実感。
ジョンが歌う、「ソルジャー・オブ・ラヴ」は、ジョンが敬愛する歌手、
アーサー・アレクサンダーによる曲で、彼の曲は、デビューLPでも、
アーサーの自作曲「アンナ」をカバーしているし、BBCライブでも、
「ア・ショット・オブ・リズム・アンド・ブルース」を歌うほど、力が入る。
デビュー前後のビートルズは、典型的な4人編成のギターバンドで、
BBCでも、マーティンのピアノや、他の楽器のダビングは行わずに、
ギター2本にベース、ドラムの編成で、ボーカルもメインボーカルに、
あとの2人がハモリをつけるという、初期の鉄板アレンジ曲が多い。
カバー曲も、原曲の大半が、ホーンセクションやピアノが入ったり、
何人もの女性コーラスが加わるような曲を、ギターで再現するよう、
見事にアレンジし、3人のコーラスでも、ハーモニーが厚くなるよう、
低音・中音・高音をうまく使い分け、原曲以上の出来栄えを聴かす。
10時間に及ぶ録音の最後、ジョンが声を振り絞って歌った伝説の、
「ツイスト・アンド・シャウト」の名演は、ジョンのシャウトも見事だが、
間奏のホーンセクションを、トリプルリードと言うと大げさすぎるが、
ギター2本とベースでハモって再現していて、アレンジも見事すぎる。
「ソルジャー・オブ・ラブ」も、イントロは、原曲のホーンセクションを、
ジョージとポールのリフから始めて、ジョンが途中から加わるという、
うまくギターで再現していて、歌の部分も、ジョンのメロディを挟み、
2人が、3度から6度と変化して、スカスカにならない厚みをつける。
この歌詞は、恋愛を争いに例えて、「振り上げた腕を下ろしてくれ」、
「降伏して穏やかに愛してくれ」と歌うが、、実際の戦場・戦争をも、
暗喩しているとも解釈でき、人類みな兄弟でもないが、武器を捨て、
平和のうちに愛し合おうという、メッセージが隠されているようにも。
ただ、ジョンが書いた歌詞ならともかく、原曲を歌うアーサーによる、
自作曲でもなく、いわゆる分業体制の職業作家が書いた曲だから、
恋愛にまつわる諍いを、愛の戦士になぞらえたというところだろうが、
いつもの悪い癖で、ついつい、想像が膨らみ、物語を作ってしまう。
愛し合った彼女が、実はスパイだったとか、それぞれの祖国同士が、
戦争状態となってしまい、偶然、戦場で2人が出会ってしまったとか、
漫画や映画の見すぎじゃないかというほど、陳腐な話を思いつくが、
こういうのは、小学生の頃、落語家や漫画家を目指した名残だろう。
石森章太郎が、まだ石ノ森ではない頃、マンガ家入門を2冊出して、
台詞のない漫画の例で、戦場で銃を向けあう兵士の漫画があって、
いつ撃ち合ってもおかしくない状態で、互いに、幼い頃の出来事や、
故郷の恋人を思い出すうちに、銃を置いて、少しずつ近寄っていく。
戦場の兵士であっても、帰るべき故郷があり、待ってくれている恋人、
家族があるんだ、俺もそうだし、敵のあいつだって、そうじゃないか、
そんな気持ちが互いに芽生えて、手を差し伸べあうと、爆弾が投下、
おそらく2人とも助かるまいと、何とも皮肉な結末を突きつけてくる。
「夜は千の目を持っている」という漫画も、マンガ家入門に出ていて、
「サウンド・オブ・ミュージック」をモチーフにしたようだが、もっと重く、
歌の好きな家庭教師と、兄弟姉妹とが交流していく中、その父親は、
スナイパーの過去を持ち、昔の仲間に脅されるという社会派物語。
ついつい、この曲の歌詞で想像が広がるが、バンドスコアの解説に、
「歌詞がイカしているこのナンバーを、ジョンが誠実に情感を込めて、
歌っているのが伝わって~」とあり、それだけ、歌詞が大切な曲らしく、
恋愛と、戦場と、どちらの意味もくみつつ、自分も歌詞を覚えこんだ。
ただし、ビートルズの歌詞カードは、初期の曲、それもカバー曲では、
いまだに間違いが多くて、ましてBBCライブだと、かなりいい加減で、
CDブックレットの最後には、「ライブ録音のため、歌詞及び対訳に、
一部異なる箇所があります。ご了承下さい。」と、開き直りの一言が。
もちろん、ジョンが誠実に歌ったというこの曲も、歌詞の順番とかが、
原曲と変わっているが、それ以上に、単語の聞き取り間違いが多く、
歌詞カード、バンドスコアの歌詞、YouTubeの歌詞つきの動画と、
それぞれ見比べ、聴き比べして、何とか正しい歌詞に近づける次第。
書き取った歌詞を必死で見るが、センテンスの切れ目でない部分で、
メロディが切れたり、裏拍から入って、早口になったり、難しいうえに、
さらに、この曲でも、ジョン節という、こぶしに近い独特の歌い回しが、
ところどころ出てきたり、40年前から歌っている曲でもないから大変。
何度も出てくる、「レイ・ダウン・ユア・アームズ」の「ア~ア・ム~ズ」と、
原曲のメロディにもある抑揚を、ついつい、ジョン節を意識し過ぎて、
さらにひねったこぶしを加える癖が出て、バックコーラスに紛れるから、
歌っているときは気づかないが、再生すると、ひどくて、録音し直した。
BBCライブから、ジョンの名演と言われる「ソルジャー・オブ・ラヴ」は、
ポールとジョージのコーラスは、高音が少なく、いつもよりましだが、
やはり、ジョンの歌いまわしが難しすぎて、音程が危なっかしいうえに、
最後のシャウトも、声がひっくり返り、まだまだジョンには近づけません。

94年11月に、未発表曲を含む新作として、大々的に出た、
2枚組のCD、「ザ・ビートルズ・ライブ!!・アット・ザ・BBC」は、
フュージョンばかり聴いていた自分も、飛びつくように買うと、
いくつかは海賊盤で聴いていた曲、それも同じテイクだった。
アルバムに未収録のカバー曲を集めたとされた、海賊盤の、
「イエロー・マター・カスタード」も、BBC音源なら、アルバムの、
別テイク集とされた「アウト・テイクス」も、BBCで演奏したうち、
公式盤の曲を選んだに過ぎず、どちらもラジオ録音とわかる。
自分が持っている初期の音源の海賊盤は、「イエロー~」に、
「ウイスキー・フラット」、ゲット・バック・セッションの曲も含む、
「ピース・オブ・マインド」だが、ハリウッドボウルのライブ盤の、
別テイクとされた「ウイスキー~」も、どうやらBBC音源のよう。
BBCライブ音源が正規盤で出て、ラジオで放送された曲目の、
ほぼ全貌もリスト等で明らかになったが、カバー曲について、
CD解説やビートルズ本で、昔からのレパートリーとか書かれ
「60から62年のステージで」など、かなり詳しい記述もある。
ビートルズのアマ時代の演奏は、録音の形で残っているのは、
61年6月のトニー・シェルダンのバックバンド、62年元日の、
デッカのオーディションテープと、62年12月末ハンブルグの、
スタークラブの実況録音で、実質の曲数は50曲くらいになる。
BBCライブでは、それ以外のカバー曲が、かなり演奏されて
何年のステージの曲とか、BBCで一度演奏しただけと書かれ、
どこかにセットリストの記録があるのか、マニアの記憶頼みで、
「ああ、やってた、やってた」とかで、解説には書かないだろう。
ネット時代だから、検索すると、海外のサイトで、記入方式の、
セットリストがあるが、アマ時代は、ほとんど書き込みがなく、
マーク・ルウィソーンの力作「全記録」や、日経ムックあたりを、
ひも解けば、渾身のコンサート全曲リストが、あるのだろうか。
BBCライブで初めて聴いた曲の一つで、特に気に入ったのが、
「キープ・オフ・ユア・ハンズ・オフ・マイ・ベイビー」で、この曲は、
作曲家時代のキャロル・キングの作品で、原曲を歌ったのは、
「ロコモーション」が大ヒットした、リトル・エヴァという女性歌手。
この曲は、62~63年にかけてヒットしたそうで、ビートルズは、
63年1月のBBCで演奏し、アマ時代からの曲のわけはないが、
逆に、「最新のヒット曲をカバーしたのは、これが最後」と書かれ、
オリジナルが少ない頃は、こうしてレパートリーを増やしたのか。
CDに、「コンサートでも演奏したことはない貴重な曲」とあるが、
ビートルズ本に、当時ツアーで演奏した、デビューアルバムで、
録音したとかあり、ジョージが、「曲をさらって、1・2回やったが、
あきらめた。」と語ったのは、ライブなのかレコーディングなのか。
この曲は、かなり録音が悪く、BBCのテープの大半は破棄され、
海外の放送用に作ったレコードや、ファンのラジオ録音を集め、
さらに、海賊盤の音源まで使ったようだが、同じ日の放送でも、
この曲だけがとりわけ音質がひどくて、楽器の音も聴こえにくい。
何箇所か、オルガンがヒャーっと鳴っているようにも聴こえるが、
マーティンがピアノを、一緒に演奏するのは、翌月になってから、
デビューアルバムの数曲へのダビングが最初で、1月の段階で、
ラジオ用にジョンかポールがダビングすることも、ないと思える。
どの資料でも、オルガンのことは触れていないし、YouTubeも、
カバー演奏に、オルガンを使う人はいないから、ウーと伸ばした、
コーラスにベース、ギターの残響が混じって、そう聴こえたのか、
録音が悪いことで音が団子になった、マジックと言えばマジック。
イントロのドラムに関して、オルガンについてネットで調べた際、
海外の記事で、そこだけテープが紛失して、追加録音したとか、
意見を交わしていて、達人コピーバンドの甲虫楽団のブログも、
「打ち込みのようで違和感」とあり、BBC特集雑誌にもあるとか。
続くジョンの歌は、ちゃんとあるだから、イントロが切れていても、
ジョンの歌声から始まれば良いだけで、たった2小節のドラムと、
カチャカチャ鳴るギターを勝手に録音して、加える必要があるか、
もしそうなら、実際にリンゴを呼べば良いし、どこまで真実か謎。
音質が悪いから、ジョンのリズムギターも、あまりよく聴き取れず、
ジョージのリード以外の部分は、ジョンとユニゾンのコードなのか、
コードを流しているのか、わからないが、ジョンはミュートを主体に、
低音を強調しているようなので、もう1本は、1~3弦の高音を弾く。
このコード進行は、よくあるパターンというか、循環コードだから、
ギターをかき鳴らし、歌の練習をすると、別のメロディが浮かび、
鼻歌交じりで続けると、「ユア・オンリー・ロンリー」になってくるし、
ユーミンの「スイートドリーム」まで出て、スペクターサウンドかと。
中学時代から聴いて、歌いこんでいる、ビートルズの公式曲や、
「イエロー・マター・カスタード」のカバー曲と違い、BBCライブで、
初めて聴いた曲は、まだ(?)22年という、付き合いが半分だし、
弾き語りなどしなくなってから出会った曲なので、メロディに疎い。
歌入れで、ギターのコードが、メロディーとぶつかる音が多くて、
音程が取りにくいうえ、自分が音痴なので、高い音がフラットして、
そこから、低い音に戻ると、さらに音程を外すので、空トラックに、
ガイドメロディーを入れると、音程は安定するも、どうも味気ない。
ジョンは、音程を外すことはしないが、いわゆるジョン節と呼べる、
こぶしのような、独特の節回しがあって、楽譜のメロディを忠実に、
ギターで弾いて、それに合わせて歌うのは、ジョンと違いすぎると、
半ば音痴の言い訳で開き直り、何度も曲を聴いて、歌いなおした。
BBCライブで、チャートをにぎわしている最新曲をカバーしても、
持ち歌かのように思えるジョンの歌唱力と、ジョン節が見事な曲、
「キープ・オフ・ユア・ハンズ・オフ・マイ・ベイビー」は、音程やら、
シャウトがひっくり返ったり悲惨ですが、気分はなりきりジョンです。
2枚組のCD、「ザ・ビートルズ・ライブ!!・アット・ザ・BBC」は、
フュージョンばかり聴いていた自分も、飛びつくように買うと、
いくつかは海賊盤で聴いていた曲、それも同じテイクだった。
アルバムに未収録のカバー曲を集めたとされた、海賊盤の、
「イエロー・マター・カスタード」も、BBC音源なら、アルバムの、
別テイク集とされた「アウト・テイクス」も、BBCで演奏したうち、
公式盤の曲を選んだに過ぎず、どちらもラジオ録音とわかる。
自分が持っている初期の音源の海賊盤は、「イエロー~」に、
「ウイスキー・フラット」、ゲット・バック・セッションの曲も含む、
「ピース・オブ・マインド」だが、ハリウッドボウルのライブ盤の、
別テイクとされた「ウイスキー~」も、どうやらBBC音源のよう。
BBCライブ音源が正規盤で出て、ラジオで放送された曲目の、
ほぼ全貌もリスト等で明らかになったが、カバー曲について、
CD解説やビートルズ本で、昔からのレパートリーとか書かれ
「60から62年のステージで」など、かなり詳しい記述もある。
ビートルズのアマ時代の演奏は、録音の形で残っているのは、
61年6月のトニー・シェルダンのバックバンド、62年元日の、
デッカのオーディションテープと、62年12月末ハンブルグの、
スタークラブの実況録音で、実質の曲数は50曲くらいになる。
BBCライブでは、それ以外のカバー曲が、かなり演奏されて
何年のステージの曲とか、BBCで一度演奏しただけと書かれ、
どこかにセットリストの記録があるのか、マニアの記憶頼みで、
「ああ、やってた、やってた」とかで、解説には書かないだろう。
ネット時代だから、検索すると、海外のサイトで、記入方式の、
セットリストがあるが、アマ時代は、ほとんど書き込みがなく、
マーク・ルウィソーンの力作「全記録」や、日経ムックあたりを、
ひも解けば、渾身のコンサート全曲リストが、あるのだろうか。
BBCライブで初めて聴いた曲の一つで、特に気に入ったのが、
「キープ・オフ・ユア・ハンズ・オフ・マイ・ベイビー」で、この曲は、
作曲家時代のキャロル・キングの作品で、原曲を歌ったのは、
「ロコモーション」が大ヒットした、リトル・エヴァという女性歌手。
この曲は、62~63年にかけてヒットしたそうで、ビートルズは、
63年1月のBBCで演奏し、アマ時代からの曲のわけはないが、
逆に、「最新のヒット曲をカバーしたのは、これが最後」と書かれ、
オリジナルが少ない頃は、こうしてレパートリーを増やしたのか。
CDに、「コンサートでも演奏したことはない貴重な曲」とあるが、
ビートルズ本に、当時ツアーで演奏した、デビューアルバムで、
録音したとかあり、ジョージが、「曲をさらって、1・2回やったが、
あきらめた。」と語ったのは、ライブなのかレコーディングなのか。
この曲は、かなり録音が悪く、BBCのテープの大半は破棄され、
海外の放送用に作ったレコードや、ファンのラジオ録音を集め、
さらに、海賊盤の音源まで使ったようだが、同じ日の放送でも、
この曲だけがとりわけ音質がひどくて、楽器の音も聴こえにくい。
何箇所か、オルガンがヒャーっと鳴っているようにも聴こえるが、
マーティンがピアノを、一緒に演奏するのは、翌月になってから、
デビューアルバムの数曲へのダビングが最初で、1月の段階で、
ラジオ用にジョンかポールがダビングすることも、ないと思える。
どの資料でも、オルガンのことは触れていないし、YouTubeも、
カバー演奏に、オルガンを使う人はいないから、ウーと伸ばした、
コーラスにベース、ギターの残響が混じって、そう聴こえたのか、
録音が悪いことで音が団子になった、マジックと言えばマジック。
イントロのドラムに関して、オルガンについてネットで調べた際、
海外の記事で、そこだけテープが紛失して、追加録音したとか、
意見を交わしていて、達人コピーバンドの甲虫楽団のブログも、
「打ち込みのようで違和感」とあり、BBC特集雑誌にもあるとか。
続くジョンの歌は、ちゃんとあるだから、イントロが切れていても、
ジョンの歌声から始まれば良いだけで、たった2小節のドラムと、
カチャカチャ鳴るギターを勝手に録音して、加える必要があるか、
もしそうなら、実際にリンゴを呼べば良いし、どこまで真実か謎。
音質が悪いから、ジョンのリズムギターも、あまりよく聴き取れず、
ジョージのリード以外の部分は、ジョンとユニゾンのコードなのか、
コードを流しているのか、わからないが、ジョンはミュートを主体に、
低音を強調しているようなので、もう1本は、1~3弦の高音を弾く。
このコード進行は、よくあるパターンというか、循環コードだから、
ギターをかき鳴らし、歌の練習をすると、別のメロディが浮かび、
鼻歌交じりで続けると、「ユア・オンリー・ロンリー」になってくるし、
ユーミンの「スイートドリーム」まで出て、スペクターサウンドかと。
中学時代から聴いて、歌いこんでいる、ビートルズの公式曲や、
「イエロー・マター・カスタード」のカバー曲と違い、BBCライブで、
初めて聴いた曲は、まだ(?)22年という、付き合いが半分だし、
弾き語りなどしなくなってから出会った曲なので、メロディに疎い。
歌入れで、ギターのコードが、メロディーとぶつかる音が多くて、
音程が取りにくいうえ、自分が音痴なので、高い音がフラットして、
そこから、低い音に戻ると、さらに音程を外すので、空トラックに、
ガイドメロディーを入れると、音程は安定するも、どうも味気ない。
ジョンは、音程を外すことはしないが、いわゆるジョン節と呼べる、
こぶしのような、独特の節回しがあって、楽譜のメロディを忠実に、
ギターで弾いて、それに合わせて歌うのは、ジョンと違いすぎると、
半ば音痴の言い訳で開き直り、何度も曲を聴いて、歌いなおした。
BBCライブで、チャートをにぎわしている最新曲をカバーしても、
持ち歌かのように思えるジョンの歌唱力と、ジョン節が見事な曲、
「キープ・オフ・ユア・ハンズ・オフ・マイ・ベイビー」は、音程やら、
シャウトがひっくり返ったり悲惨ですが、気分はなりきりジョンです。

中学時代、ビートルズを聴くようになると、当たり前のように、
自分でもビートルズの曲を、ギターを弾いて歌いたくなって、
そんな中、最初に買った楽譜は、たしか「ビートルズ80」で、
当時は、何をおいても、この1冊からという感じだったと思う。
日本におけるビートルズの楽譜は、今でもシンコーが独占し、
そんなに何種類も、出してはいないはずだから、70年代に、
ビートルズのファンになって、自分でも演奏しようと思ったら、
まずは、これで、その後全曲集やバンドスコアを買ったと思う。
自分の「ビートルズ80」は、昭和49年7月20日という奥付で、
第21版とあり、初版はいつ出たか不明だが、ちょうど自分が、
ビートルズを好きになった夏休みの頃に、この版に改訂され、
東急本店とかのレコード売り場に並んだのを、見つけて買う。
この曲集は、メロディーに歌詞とコードが付いた簡単なもので、
キーが違ったり、コードの間違いもあるが、初心者の自分には、
全部のコードに、コードダイアグラム、左手の押さえ方の図が、
ついているのが便利で、コードを覚えるのには、すごく役立つ。
中1の秋に、ガットギターを買ってもらったものの、すぐ飽きて、
押入れにしまい込んだが、ユースホステルで弾き語りをする、
スタッフの人やら、中学の部活動合宿のキャンプファイヤーで、
演奏する先輩らを見て、再び出してきたのが、中2の夏だった。
雑誌「ギターライフ」など買って、ギター入門のページを見るが、
練習曲は「雪山賛歌」とかだし、憧れた弾き語りしている人らが、
こぞって演奏した吉田拓郎、かぐや姫には、あまり興味がなく、
そのタイミングで、ビートルズと出会ったのは、ちょうど良かった。
「ビートルズ・ビッグヒットコレクション」は、昭和50年5月1日付、
その春休み、二光通販のエレキギターとアンプを買ってもらい、
ますますビートルズの演奏に、のめり込んだ頃、それも第2巻、
ペパーズ以降の後期の曲集の方だけ買ったのは、通ぶったか。
面白いのは、「ひき語りビートルズ」が、50年8月1日第5版で、
その夏休み、やはり二光通販のフォークギターを買ってもらい、
アコギに挑戦とばかり、「ジュリア」、「ブラックバード」が出ている、
「ひき語り」を手に入れて、中学時代の自分は、あまりにも単純。
それと前後し、3冊のバンドスコア、黒表紙で手書き譜面のもの、
表紙は赤盤と青盤だが、曲はまったく違う内容の2冊を買ったり、
国内盤LPに準拠したピアノ譜も、ピアノはなく、弾けもしないが、
イントロや間奏がついているので、コピーの参考に何冊か買う。
「ビートルズ大全集」は、カバーを除くオリジナルと、他者への曲、
「愛なき世界」の数曲も収録し、他の楽譜は700円前後なのに、
3千円もしたから、最後の最後になって、ようやく決心して買って、
それで満足し、これ以降、ビートルズの楽譜を買うことはなかった。
80年代、全曲バンドスコアが、アルバムごとに順次出たときも、
ペパーズくらい買おうかと思いながら、結局買わずじまい、逆に、
ちゃんとしたバンドスコアが出たのだから、ページが取れている、
昔のバンドスコアは、実家に残したままで、その後処分してしまう。
このブログを始めて、またギターを弾いたり、多重録音までやり、
いろいろなバンドスコアを買ううちに、アマゾンで、ビートルズの、
全曲バンドスコアが、洋書だと、数千円で買えると知って、しかも、
アベノミクス円安のせいか、毎日値上がりするから、慌てて購入。
この全曲バンドスコアは、カバー曲も収録して、公式全213曲を、
ほぼ網羅しているので、これ一冊で十分だが、不満な点も多くて、
オーケストラやホーンが省略されたり、1番と2番とでは、伴奏が、
違っているのに、繰り返し記号になっていて、完全コピーではない。
ただ、現時点で、これ以上のスコアはないし、213曲以降に出た、
「フリー・アズ・ア・バード」、「リアル・ラブ」は、何が何でも楽譜が、
欲しいという曲でもないから、遥か昔、大全集を買った時と同様、
さらにビートルズの楽譜を買うこともないと、収集癖は満足する。
ところが、先年、「BBCライブ」の続編が出た際に、シンコーから、
「BBC1&2・セレクション」のバンドスコアが発売し、これ自体は、
旧作のBBCと合わせたCD4枚から、たった18曲のみの収録で、
BBCでしか演奏していない、全曲スコアにない曲は、僅か5曲。
このスコアを買おうと思わないが、94年にBBCライブが出た際、
全曲を2冊に分けて出していたと、アマゾンの関連情報で知って、
「つのる想い」を演奏したくなるが、著作権の関係で未収録らしく、
そもそも絶版になっているから、古本でも定価の倍以上はする。
そこまでして買う楽譜でないと、そのままになっていたが、先日、
近所の楽器屋を覗いて、ここは、売れ残った古い楽譜が多いと、
手の届かない上の棚を見ると、変色して見えにくい背表紙には、
「ビートルズ」「BBC」と読めて、vol.1の方だけだが残っていた。
「BBCライブ」が出た時、聴いたことのある曲が、けっこうあって、
未発表曲集、スタジオのアウトテイク集とされた、海賊盤の名盤、
「イエロー・マター・カスタード」が、もともとは、BBCライブと知り、
すごく驚いたが、新たに聴いた曲よりも、思い入れがずっと強い。
ジョンがリッケンをかき鳴らしながら、弾き語りのように始まった、
「アイ・ゴット・ア・ウーマン」は、ポールやジョージのハモもなくて、
若き日のジョンの歌声、ドスのきいた低音、ハスキーな高音とが、
存分に堪能できる曲で、中学時代、レコードに合わせて真似した。
原曲はレイ・チャールズだが、エルビス・プレスリーのカバー版を、
ビートルズは参考にしたとCD解説にあり、YouTubeで確認すると、
レイ・チャールズは、テンポもゆっくりで、ピアノやホーンも加わり、
プレスリーはギターがメインで、アップテンポと、確かにそうだった。
ジョージのギターは、ルート音中心のリフで始まり、間奏になると、
チェット・アトキンス奏法のソロで、後半部は、チェット奏法のまま、
高音弦のアルペジオで伴奏と、変化をつけているが、このあたり、
エンディングのソロも含めて、プレスリー版の完コピに近い演奏。
ポールは、8ビートを弾きつつ、ジャズのランニングベースも交え、
リンゴは、トップシンバルで、早いビートのシャッフルを難なく刻み、
時おり、スネアの3連でアクセントを出し、ジャズブルースの曲も、
楽々と演奏できる実力派だと言ったら、身びいきすぎるだろうか。
ただ、何と言っても素晴らしいのはジョンの歌声で、中期以降の、
エフェクト処理した声でもなく、後期のトッポジージョ声でもない、
ストレートなジョンの若き声は、この曲が持ち歌であるかのように、
本当に見事に歌っていて、初期のジョンは歌だけでも他を圧倒。
歌詞は、レイ・チャールズの原曲と一部変えたプレスリーを踏襲、
後半のブレイク部分も、そのまま「ブルー・スエード・シューズ」に、
なりそうなくらいに、ちょっとプレスリーっぽいが、全体の節回しに、
ジョンらしさが出ていて、繰り返しで、変化していくのが絶妙な程。
BBCでは、63年に続いて、64年も演奏し、BBC2に収録され、
演奏は、さらにパワーアップし、ジョンも叫びまくるが、エコーか、
ダブルトラックの歌声で、最初のほうを、昔から聴いた自分には、
違和感を感じてしまい、いつもながら、最初の刷り込みが大きい。
海賊盤でも聴きまくった、「BBCライブ」からの、ジョンのカバー曲、
「アイ・ゴット・ア・ウーマン」は、同じカバーでも、ポールの曲より、
キーが低いし、何より自分はジョン役なのだからと、調子に乗り、
なりきりジョンで歌いましたが、節回しの変化についていけません。
自分でもビートルズの曲を、ギターを弾いて歌いたくなって、
そんな中、最初に買った楽譜は、たしか「ビートルズ80」で、
当時は、何をおいても、この1冊からという感じだったと思う。
日本におけるビートルズの楽譜は、今でもシンコーが独占し、
そんなに何種類も、出してはいないはずだから、70年代に、
ビートルズのファンになって、自分でも演奏しようと思ったら、
まずは、これで、その後全曲集やバンドスコアを買ったと思う。
自分の「ビートルズ80」は、昭和49年7月20日という奥付で、
第21版とあり、初版はいつ出たか不明だが、ちょうど自分が、
ビートルズを好きになった夏休みの頃に、この版に改訂され、
東急本店とかのレコード売り場に並んだのを、見つけて買う。
この曲集は、メロディーに歌詞とコードが付いた簡単なもので、
キーが違ったり、コードの間違いもあるが、初心者の自分には、
全部のコードに、コードダイアグラム、左手の押さえ方の図が、
ついているのが便利で、コードを覚えるのには、すごく役立つ。
中1の秋に、ガットギターを買ってもらったものの、すぐ飽きて、
押入れにしまい込んだが、ユースホステルで弾き語りをする、
スタッフの人やら、中学の部活動合宿のキャンプファイヤーで、
演奏する先輩らを見て、再び出してきたのが、中2の夏だった。
雑誌「ギターライフ」など買って、ギター入門のページを見るが、
練習曲は「雪山賛歌」とかだし、憧れた弾き語りしている人らが、
こぞって演奏した吉田拓郎、かぐや姫には、あまり興味がなく、
そのタイミングで、ビートルズと出会ったのは、ちょうど良かった。
「ビートルズ・ビッグヒットコレクション」は、昭和50年5月1日付、
その春休み、二光通販のエレキギターとアンプを買ってもらい、
ますますビートルズの演奏に、のめり込んだ頃、それも第2巻、
ペパーズ以降の後期の曲集の方だけ買ったのは、通ぶったか。
面白いのは、「ひき語りビートルズ」が、50年8月1日第5版で、
その夏休み、やはり二光通販のフォークギターを買ってもらい、
アコギに挑戦とばかり、「ジュリア」、「ブラックバード」が出ている、
「ひき語り」を手に入れて、中学時代の自分は、あまりにも単純。
それと前後し、3冊のバンドスコア、黒表紙で手書き譜面のもの、
表紙は赤盤と青盤だが、曲はまったく違う内容の2冊を買ったり、
国内盤LPに準拠したピアノ譜も、ピアノはなく、弾けもしないが、
イントロや間奏がついているので、コピーの参考に何冊か買う。
「ビートルズ大全集」は、カバーを除くオリジナルと、他者への曲、
「愛なき世界」の数曲も収録し、他の楽譜は700円前後なのに、
3千円もしたから、最後の最後になって、ようやく決心して買って、
それで満足し、これ以降、ビートルズの楽譜を買うことはなかった。
80年代、全曲バンドスコアが、アルバムごとに順次出たときも、
ペパーズくらい買おうかと思いながら、結局買わずじまい、逆に、
ちゃんとしたバンドスコアが出たのだから、ページが取れている、
昔のバンドスコアは、実家に残したままで、その後処分してしまう。
このブログを始めて、またギターを弾いたり、多重録音までやり、
いろいろなバンドスコアを買ううちに、アマゾンで、ビートルズの、
全曲バンドスコアが、洋書だと、数千円で買えると知って、しかも、
アベノミクス円安のせいか、毎日値上がりするから、慌てて購入。
この全曲バンドスコアは、カバー曲も収録して、公式全213曲を、
ほぼ網羅しているので、これ一冊で十分だが、不満な点も多くて、
オーケストラやホーンが省略されたり、1番と2番とでは、伴奏が、
違っているのに、繰り返し記号になっていて、完全コピーではない。
ただ、現時点で、これ以上のスコアはないし、213曲以降に出た、
「フリー・アズ・ア・バード」、「リアル・ラブ」は、何が何でも楽譜が、
欲しいという曲でもないから、遥か昔、大全集を買った時と同様、
さらにビートルズの楽譜を買うこともないと、収集癖は満足する。
ところが、先年、「BBCライブ」の続編が出た際に、シンコーから、
「BBC1&2・セレクション」のバンドスコアが発売し、これ自体は、
旧作のBBCと合わせたCD4枚から、たった18曲のみの収録で、
BBCでしか演奏していない、全曲スコアにない曲は、僅か5曲。
このスコアを買おうと思わないが、94年にBBCライブが出た際、
全曲を2冊に分けて出していたと、アマゾンの関連情報で知って、
「つのる想い」を演奏したくなるが、著作権の関係で未収録らしく、
そもそも絶版になっているから、古本でも定価の倍以上はする。
そこまでして買う楽譜でないと、そのままになっていたが、先日、
近所の楽器屋を覗いて、ここは、売れ残った古い楽譜が多いと、
手の届かない上の棚を見ると、変色して見えにくい背表紙には、
「ビートルズ」「BBC」と読めて、vol.1の方だけだが残っていた。
「BBCライブ」が出た時、聴いたことのある曲が、けっこうあって、
未発表曲集、スタジオのアウトテイク集とされた、海賊盤の名盤、
「イエロー・マター・カスタード」が、もともとは、BBCライブと知り、
すごく驚いたが、新たに聴いた曲よりも、思い入れがずっと強い。
ジョンがリッケンをかき鳴らしながら、弾き語りのように始まった、
「アイ・ゴット・ア・ウーマン」は、ポールやジョージのハモもなくて、
若き日のジョンの歌声、ドスのきいた低音、ハスキーな高音とが、
存分に堪能できる曲で、中学時代、レコードに合わせて真似した。
原曲はレイ・チャールズだが、エルビス・プレスリーのカバー版を、
ビートルズは参考にしたとCD解説にあり、YouTubeで確認すると、
レイ・チャールズは、テンポもゆっくりで、ピアノやホーンも加わり、
プレスリーはギターがメインで、アップテンポと、確かにそうだった。
ジョージのギターは、ルート音中心のリフで始まり、間奏になると、
チェット・アトキンス奏法のソロで、後半部は、チェット奏法のまま、
高音弦のアルペジオで伴奏と、変化をつけているが、このあたり、
エンディングのソロも含めて、プレスリー版の完コピに近い演奏。
ポールは、8ビートを弾きつつ、ジャズのランニングベースも交え、
リンゴは、トップシンバルで、早いビートのシャッフルを難なく刻み、
時おり、スネアの3連でアクセントを出し、ジャズブルースの曲も、
楽々と演奏できる実力派だと言ったら、身びいきすぎるだろうか。
ただ、何と言っても素晴らしいのはジョンの歌声で、中期以降の、
エフェクト処理した声でもなく、後期のトッポジージョ声でもない、
ストレートなジョンの若き声は、この曲が持ち歌であるかのように、
本当に見事に歌っていて、初期のジョンは歌だけでも他を圧倒。
歌詞は、レイ・チャールズの原曲と一部変えたプレスリーを踏襲、
後半のブレイク部分も、そのまま「ブルー・スエード・シューズ」に、
なりそうなくらいに、ちょっとプレスリーっぽいが、全体の節回しに、
ジョンらしさが出ていて、繰り返しで、変化していくのが絶妙な程。
BBCでは、63年に続いて、64年も演奏し、BBC2に収録され、
演奏は、さらにパワーアップし、ジョンも叫びまくるが、エコーか、
ダブルトラックの歌声で、最初のほうを、昔から聴いた自分には、
違和感を感じてしまい、いつもながら、最初の刷り込みが大きい。
海賊盤でも聴きまくった、「BBCライブ」からの、ジョンのカバー曲、
「アイ・ゴット・ア・ウーマン」は、同じカバーでも、ポールの曲より、
キーが低いし、何より自分はジョン役なのだからと、調子に乗り、
なりきりジョンで歌いましたが、節回しの変化についていけません。

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